第38話


 剣崎君の渡したカードで登場となったワイルドカリス。
両手のワイルドスラッシャーで人造アンデッドを斬り付け圧倒、
しかも人造アンデッドが反撃で放ったビームは全く効いている様子がありません。
剣崎君から人造アンデッドが封印できないと聞いたカリスは2つのワイルドスラッシャーを弓状に組み合わせ、
更に13枚のカードを1枚のワイルドカードにしてラウズ。
出てきた緑色のビームみたいなので人造アンデッドは消滅、近くに居た剣崎君も凄まじい衝撃の余波で吹っ飛ばされます。

「剣崎。」と歩み寄ってくるカリスに「始…。」と笑いかけるものの気絶する剣崎君。
でももう怪我とか全然心配じゃないです。絶対平気です。

そこにやって来た橘さん、剣崎君を助け起こそうとしているカリスを見てビックリ。
大慌てでギャレンに変身して大慌てでカリスを殴り飛ばし
大慌てでカリスを撃ちながら大慌てで剣崎君を連れて行ってしまいます。

ちなみにギャレンの射撃はカリスには全然効いていなかったですが、
カリスはギャレンを追いかけたりとかする様子はありませんでした。

ちなみに剣崎君は気絶しているようで足がチョコチョコ動いていたので
半分寝ぼけたような状態ですが自走したのだと思います。
バイクで気絶している奴を運ぶのはテクニックがいりそうなので多分やらないです。


 スピリットのカードで人間の姿になった始さん、ちょっと嬉しそうです。
しかしすぐには帰らず、日か傾きかけた時間帯になって川で顔とか洗っています。
家出期間が長かったのでかなり汚れが溜まっていると思いますが、
昨今の川で洗ってきれいになるのかは不明です。
ていうか結膜炎とか罹りそうです。


 剣崎君を広瀬パパの居る部屋に連れてくる橘さん。
剣崎君は橘さんに肩を貸してもらっている感じでグロッキーそうですが
自力でバイク動かしてきたと思います。

剣崎君に広瀬パパを紹介する橘さん。
剣崎君は広瀬さんからパパがアンデッドを解放したと聞いていたので
本人に食って掛かりますが、広瀬ママを蘇らせるためという事情を聞かされて大人しくなってしまいます。

回想シーンの広瀬パパは、他の職員の制止を振り切り
機械みたいなのにカードを束で放り込んでしまいます。
何枚までいっぺんに処理できるのか良く分かりませんが、機械はスパークしながらも
ちゃんとアンデッドが解放されます。

施設の警報が鳴り、部屋に入ってくる偉そうなお方。
倒れている研究員がどこかへ運ばれる中、広瀬パパの姿は消えているようです。
後から部屋に来た橘さんに、事故が発生したとした上で広瀬パパが亡くなったと伝える偉そうなお方。
この時期の橘さんのポジションが何なんだか良く分からないのですが
まだライダーじゃない筈ですので野次馬で部屋に来たのでしょう。

あとついでに、後に「解放されていない」ハートのキングから人造アンデッドを作っていたりしているので
ここで研究の為にとアンデッドを解放したのが無駄な労力だったかも知れないのが辛い所です。


「確かに広瀬さんのした事は過ちだった。だが、人の過ちを正せるのは同じ人だけだ。」
と剣崎君に広瀬パパのフォローをする橘さん。
広瀬パパは続けて剣崎君がライダーシステムの使い過ぎで、やがてジョーカーになると教えます。
ショックを受けているっぽい剣崎君ですが、剣崎君の場合ジョーカーになっても
すぐに治りそうです。


 剣崎君から貰ったアブゾーバーを弄っている睦月。
「それの事は分かったの?」と声を掛けながら同じテーブルに付くお姉さん。
そう言えば説明書とか無いです。
「使うにはカテゴリークイーンが足りないんだ。」と言う睦月。
それを聞いて笑うお姉さん。「私か。封印する?私を。」
睦月は無回答です。どうやら相当お姉さんに懐いてしまっているようです。
少なくとも橘さんとかよりはこの人に構って貰う方が幸せだと思います。

睦月達の会話を聞いている虎太郎の姪。
変な会話なので理解できないようです。
その時多分南西400メートルぐらいに始さん反応。
虎太郎の姪の始さんサーチャーは一片の誤差も無いです。

テーブルなどの障害物がある上に初めて来た場所なのですが心眼で表まで出る姪。
姪が出て行ったのに気付いて席を立つお姉さんに
「手荒な事はするなよ。」と声を掛ける睦月。
睦月意外と子供に優しいです。
お姉さんが居るこの状況でロ●コンに目覚めるのは職人芸ですので
多分普通に子供に甘いだけだと思います。

目が見えないけど外の階段とか使う虎太郎の姪。
ちょっと滑って尻餅をついたりしながらも始さんが近くに居る事を察知して頑張って歩きます。
始さんも虎太郎の姪を探してここまで来た様で、本格的に転びそうになる姪をキャッチ。
そして回収してトットト帰りました。

しかし虎太郎の姪が外で困っていると分かっていたと言う事は
始さんはジョーカーの時の周囲の状況とか割と覚えているっぽいです。
多分睦月が連れて行っていた事もどこかで見ていて知っていたのでしょう。
但し睦月のアジトを知っていたのかは微妙な所です。

あと始さん、近くにお姉さんとかいますが全然気にしている様子がありません。
大人に興味はありません。
お姉さんも、アンデッドの気配がしない始さんをそのまま行かせてしまいます。

そう言えば睦月は「ジョーカーをおびき出す餌」として虎太郎の姪を連れてきた訳ですが
結果的に普通に保護してただけになってしまいました。


 橘さんに剣崎君の血液サンプルを渡す広瀬パパ。
橘さんがそれを分析するそうです。ちなみに剣崎君は寝てしまっているとの事。
そう言えば橘さん自身もサンプルとか寝ている間に取られていた訳ですが
ここで何とも思わないのが橘さんの大らかな所です。

剣崎君をジョーカーにしたくない一心で早速サンプルを遠心分離機にかける橘さん。
機械の動きをずっと見ています。
橘さんが目が回って気持ち悪くならないよう祈ります。


 広瀬パパに呼ばれて施設に来た睦月。
睦月の前に眠っている剣崎君が「あちらのお客様から」って感じで台車で滑らされて来ます。
剣崎君を倒して封印すればアブゾーバー無しでジョーカーの力が手に入ると
睦月をスピーカーを通してけしかける広瀬パパ。
睦月やっぱりアブゾーバー使いたくないのでしょうか。お姉さんを封印したくないのでしょうか。
そういえば睦月の彼女を最近見ていませんが気のせいでしょうか。

睦月が広瀬パパに何故橘さんに剣崎君封印をさせないのか聞くと、
広瀬パパは橘さんが優し過ぎるのと睦月の方が強いからと答えます。
この遣り取りが橘さんに聞かれていたらちょっと可哀想です。


 睦月は広瀬パパの言葉に納得したようで、台車を蹴り倒して剣崎君を目覚めさせ、
自分はレンゲルに変身しキックを出して威嚇しながら剣崎君に変身するように言います。
バックルを拾って剣崎君もブレイドに変身。
あと変身する時に出る方形の光がレンゲルを吹っ飛ばしたりしていて、
まだ最強の座から降りていない感じで


 ハカランダでハートのキングのカードを見ている始さん。
店は相変わらず休業のようです。
「天音ちゃんを見つけてくれたんだって?」
と虎太郎が訪ねて来ます。

「病院に寄って来た。埃の所為で視力が弱っただけで、すぐに治るそうだ。」
と報告する始さん。
多分病院で電話を借りて虎太郎の姉に保険証と治療費を持ってきてもらったのでしょう。
睦月と戦う為に出た時に財布もってってたらそれはそれで嫌かも知れないです。

始さんにお礼を言う虎太郎ですが、始さんは元はと言えば自分の所為と落ち込んでいます。
「そうだよな、御礼言って損した。
 どうやら元の君に戻ったようだね、剣崎君のお陰?」
と大分始さんに対しフレンドリーになっている虎太郎。
タコ焼き屋の兄ちゃんの功績でしょうか。

そして剣崎君の話になり、剣崎君が橘さんに連れられて行ったと聞いて嫌な予感がしたのか、
始さんが剣崎君の様子を察知してみると、現在ブレイドとしてレンゲルと戦っている事が分かります。
「今度は俺の番か。」とハカランダから出動する始さん。
虎太郎の姪に続き剣崎君も回収です。


 レンゲルにアブゾーバーを渡され、キングフォームになるよう命令されるブレイド。
しかし睦月、多分広瀬パパに言われてアブゾーバーを持ってきたのでしょうが、
これがアブゾーバーを取り返す為の剣崎君の罠だったらどうしようとか
多分全く考えてなかったあたり橘さんの弟子です。
フォームチェンジを拒否するブレイドにブリザードクラッシュを浴びせ脅迫するレンゲル。

ブレイドはアブゾーバーを使いキングフォームに。
その頃施設に近付いてきた始さんに気付いた広瀬パパ、橘さんに始さんの排除を命じます。

「来たか、ジョーカー。」
と変身していない状態で始さんの走らせているバイクの前に徒歩で現れる橘さん。
轢き殺されます。相手が本気でジョーカーだったらペッチャンコに轢かれます。

剣崎君が変身して戦っていると言う始さんの言葉を信じられない橘さん。
しかし始さんは「剣崎は戦いの中に居る。だが俺が止める。」と橘さんを無視する形で
そのままバイクを走らせて行ってしまい、衝突は避けられます。

「相川始の心を取り戻したのか、じゃああいつが言った事は!」と気付いた橘さん、
慌てて小走りで戻って行きます。
あと冒頭で問答無用で撃った事とかもちょっと思い出してください。


 キングフォームのままレンゲルと戦うブレイド。
ブレイドは様子がおかしくなり、笑いながら攻撃しだします。
しかし少なくとも薀蓄メガネやら奇声オネエ喋りやらムカツク少年やらの成分が入っている訳ですから
この程度で済んでいるのが奇跡です。

そこに駆けつけた始さんはカリスに変身、レンゲルを取り押さえようとしますが
背後から混乱状態のブレイドに斬り付けられたりしていて結構忙しいです。

橘さんは広瀬パパの部屋に到着、しかし広瀬パパの姿ともう一枚のラウズカードはありませんでした。
次に研究室に向かう橘さんは人造アンデッドを格納している小部屋が
ドライアイスの煙とか出ていてまだ使っているかしている感じだったので
入って調べてみます。
そして外から扉を閉められて小部屋に閉じ込められてしまう橘さん。
閉めたのは広瀬パパ。
広瀬パパは橘さんに剣崎君をジョーカー化して研究に使うつもりなのをバラシます。

女性医師も蘇ると言われても橘さんは広瀬さんの行動を否定、
橘さんは広瀬パパを広瀬さんの元に戻したり剣崎君のジョーカー化を止めたかったりしたようですが、
広瀬パパは聞く耳持たない感じで、扉を開けてくれません。
後ろでドライアイスとかたいているので二酸化炭素中毒とかヤバイです。

橘さんは広瀬パパが開けてくれないので思い出したようにギャレンに変身し扉をこじ開けますが、
その拍子に扉の前にいた広瀬パパが押されて前の机に突っ伏してしまいます。
広瀬パパを気遣おうとするギャレンですが、広瀬パパのパンチに吹っ飛ばされてしまいます。
広瀬パパの手の甲が光っていて、今の技が妙にカッコいいです。
ギャレンも広瀬パパも広瀬パパパンチに驚いたみたいですが、娘さんのスペックを考えたら
別に変でも何でも無いです。


 見境無く相手を攻撃しているブレイド。
但しカードをラウズするオツムも今は無いみたいなので、それ程被害は大きくなさそうです。
ブレイドに広瀬パパの罠の話をしながら止めに入るギャレンですが、
ギャレンなのですぐに吹っ飛ばされてしまいます。
そしてレンゲルもカリスを攻撃したりで剣崎君を封印するの止めているっぽいです。

カリスはレンゲルを振り払ってワイルドカリスに変身。
背後から助走をつけて攻撃しようとしているレンゲルを
ワイルドカリスはブレイドの方を見たまま水平チョップであしらいます。

「どうした剣崎。お前はそんな弱い人間か。やってみろ剣崎。
ジョーカーに支配されるようでは俺を倒せはしない。」とブレイドを挑発するカリス。

カリスはブレイドを信用しているのか自分に攻撃が向かっても動こうとしません。
でもワイルドカリスに変身してあるあたり保険はちゃんとかけています。

ブレイドはカリスに剣を振り下ろしますが、ギリギリのところでそれを止めます。
そして剣を床に落とし、しゃがみこんで変身解除。
それを見てカリスも始さんの姿になります。

「始、大丈夫なのか、俺がキングフォームになっていたのに。」
と始さんの方に歩み寄っていく剣崎君。
剣崎君もキングフォームになっていた割には寝込まないで動いているような気がします。

「こんな時に相手の心配か。」と微笑ましく見ている橘さん。
橘さんは相手を心配しても悪い結果を出すので真似をしないで下さい。

「俺はジョーカーを押さえ込む新たな進化を遂げた。お前にも出来ると思っていた。」
と剣崎君に語る始さん。
剣崎君の新たな進化は寝ななくて済む進化も込みでしょうか。

現場から団子になって移動したのか、明らかに施設から離れた河川沿いに居るライダー4名。
何処へ行くのかと言う橘さんの問いかけに睦月は
「俺はまだあなた達に負けたわけじゃない。」と言って走り去ります。
何だか面白くなさそうな態度の睦月ですが、今現在ブッチギリで私生活が充実しているので無視します。
それとは別に胸を押さえてしゃがみこむ剣崎君。

橘さんは剣崎君も気遣います。
「お前はもう戦わなくて良い。広瀬さんに騙されたとはいえ、俺はお前に取り返しがつかない事をしてしまった。済まない。」

「人の過ちを正すのは人、でしょ?俺の中のジョーカーに勝てればキングフォームは最強の力になる。」と剣崎君。

「ああ、そうだ。」と始さんにやっと喋るチャンス。

「おれは仮面ライダーです。これが運命なら負けたくありません。」
とバックルを取り出して橘さんに見せる剣崎君。
すこし始さんに喋らせてあげてください。
多分ネタは無いですが。


 震える手でハンドルを握り、何処かへ車を走らせる広瀬パパ。
体調の悪い時は乗り物の運転を控えてください事故の元です。
そして何処かの施設に辿り着いたようです。
そこにBOARDの偉そうなお方がやって来ます。
「君が二人目のジョーカーを誕生させようとした時変化が生じた。神が気付かれたようだ。」
そこまで話すと偉そうなお方のサングラスが自動で真中から分かれて両側に引っ込みます。
どこで操作しているのでしょうか。

あと目のすぐ前のものを動かすのは何だか怖そうです。
それからサングラスをつける時とかこの逆の動きをされると、
例えば鼻にオデキが出来てたりとかした時にぶつかって痛かったりとか、
髪の毛とか(あれば)挟んじゃったりとか色々なトラブルが考えられます。

「私の体に何をした天王寺さん。」と自分のシャツのボタンを外す広瀬パパ。
その下にはどうやってもそんな鍛え方は無理って感じの
ちょっとメタルっぽくて形状がミカンのヘタみたいな胸板が。

偉そうなお方に寄れば、広瀬パパは広瀬パパの記憶を持ったトライアルBなのだそうです。
トライアルBの動力源はカフェインでしょうか。
ショッキングな宣言に膝をついて娘の名を口にする広瀬パパ。

問題はトライアルBの成立年代ですが、アンデッド解放時が勿論最有力ですが
BOARD入所前にとっくにトライアルBで結婚したり子供が出来たりしてたのも
トライアルBだったとかだと、広瀬さんのパワーの秘密が解明されそうです。