第37話
虎太郎の姪が目の前に居ても正気に戻る気配のない始さんジョーカー。
剣崎君は「天音ちゃんの事も分からないのか。」とブレイドに変身し、すぐにキングフォーム使用。
剣崎君の発言が虎太郎の姪の耳に届いたら「怪人に分かられても」と思われそうですが、
どうやら聞こえていないようで良かったです。
あと、その辺に人造アンデッドが居る訳でもないのにブレイドが変身している映像が
広瀬パパのPCのモニタに映されていて融合係数なんかも表示されていますが
やけに精度の良いアンデッドサーチャーでしょうか、それともどこかに何か隠れているのでしょうか。
ブレイドに殴りかかっていく始さんジョーカー。
しかし妙にモーションが大振りで避けてくれと言わんばかりです。
虎太郎の姪を逃がすブレイド、しかし誘導した先が桟橋の先端なので
もし戦闘エリアがコッチに寄って来たら海にダイブしなくてはなりません。
「始さんがまた何処かへ行っちゃったの、それであたし…」とブレイドに話す虎太郎の姪。
行き先を言わずに家を出たので怒られると思ったのでしょうか。
今それ所じゃないと言うと余計面倒なので「分かってる。」と答えるブレイド。
ブレイドは再び始さんジョーカーの前に戻ります。
その戦闘の様子を少し離れて見ているお姉さん、そして後から睦月も見学に参加。
始さんジョーカーの攻撃はラウザーで全部ガードし、チョコチョコ殴り返しているブレイド。
ブレイド優勢の様子を見て睦月はまた剣崎君だけ強くなったと不満そうです。
ところで始さんジョーカーも弱っていたり連戦だったりしていますが、
ブレイドもさっきまで撃たれて寝てて入院していたのでどっちにどうハンデがあるのか
よく分からない状況です。
ブレイドに向かって光のブーメランのようなものを飛ばす始さんジョーカー。
ブレイドはそれもラウザーで受け止めますが、その時の衝撃で発生した土ぼこりが
何時の間にか場所を変えて観戦していた虎太郎の姪の目に入り、
虎太郎の姪は目が見えなくなってしまいます。
一向に様子に変化が見られない始さんジョーカー。
もっとも殴り合っているだけですが。
「こうするしかないのか。」とブレイドは2〜6のカードをラウズし「ストレートフラッシュ」、
いつものラウザーも出現させ二刀流状態で斬撃を始さんジョーカーに放ちます。
ところで5枚コンボ以外受け付けないのでしょうかキングフォーム。
腕に付いている鎌みたいなのでガードしたっぽい始さんジョーカーですが
思いの外ブレイドの技が威力があったようでしっかり倒れました。
しかし段々仲良くなってきていた所だったので始さんジョーカーを封印出来ないブレイド。
そんな中再び起き上がり吼え出す始さんジョーカー。
その様子を見たお姉さんは虎怪人に変身、ブレイドに飛び掛ってアンデッドの融合を解くよう命じます。
始さんジョーカーがどこかへ行ってしまったようなので、
明らかにアンデッドが目の前に居るにも関わらず変身を解く剣崎君。
同じく変身を解いたお姉さんにどう言うつもりかと怒鳴る剣崎君。
お姉さんはジョーカーがこれ以上凶暴になったら困るとの事で、
剣崎君にキングフォームがジョーカーの力に近い為、ジョーカーを目覚めさせていると教えます。
お姉さん、橘さんあたりよりも余程剣崎君にとって有益な情報を的確に伝達してくれます。
そして立ち去るお姉さんを追おうとする剣崎君ですが、ここでお休みタイム。
虎太郎と広瀬さんに回収されます。
モニタで剣崎君の様子を見て、また変身していたので人間でなくなってしまうと心配している橘さん。
広瀬パパはその為にまた人造アンデッドを用意しているそうです。
橘さんがここへ来て初めて、人造アンデッドを倒す為に剣崎君がますますキングフォームを使う事を指摘。
広瀬パパに拠れば今回の人造アンデッドはカリスを凌ぐ力を持つ
カテゴリーキングの細胞を使ったそうで、剣崎君がキングフォームになる前に
とっ捕まえられるそうです。
カリスより強いカテゴリーキングがブレイドのキングフォームより強い証拠は一つも無い気がしますが
他にも色々橘さん以外のものを混ぜたりしているのでしょう。
人造アンデッドに利用されているアンデッドの細胞をどこから調達してくるのか橘さんが聞いてくるので
隠し場所を教えてやる広瀬パパ。
何かデスクの引出しの中に赤くて目立つボタンがあり、
それを押すと壁に隠された引出しが出てくるという寸法です。
しかし引き出しのボタンですがカバーも何も無いので、他の物をしまう際とか間違って押して
壁から無駄に引き出しが出てきたりしそうです。
そして隠し引出しにはカードが2枚入っており、その一枚がハートのKでもう一枚は謎です。
いきなり白ジョーカーでしょうか。
プライムベスタの入手経路を気にする橘さん。
それよりもむしろカードからどうやって細胞を取ったのかの方が気になります。
何でもこれらのカードは広瀬パパがアンデッドを解放をした時に解放を免れたカードなのだそうです。
他のBOARDの人達が解放時一緒に居たかは不明です。
橘さんはもう一度剣崎君を説得に行かせて欲しいと広瀬パパに申し出て部屋を出て行きます。
外出にいちいち許可が要るのか気になります。
虎太郎の家では虎太郎と広瀬さんが気絶している剣崎君を
部屋のソファに運び込み介抱しています。
剣崎君が寝かされているのは屋根裏部屋なのですが、
広瀬さんのパワーを持ってすれば限りなくハシゴに近い階段を
剣崎君抱えて上るぐらい容易いです。
ようやく目を覚ました剣崎君に、広瀬さんは所長から来たメールの話をします。
パソコンのメールを見せながら、所長の見解を説明する広瀬さん。
所長に拠れば、アブゾーバーはカテゴリーキングと融合する為のもので、
13体同時融合は考えられないそうです。
虎太郎は横からパソコン画面を切り替え、ラウズカードの一覧を表示させます。
もうすぐ始さんや橘さんのカードも揃うと言う虎太郎。
BOARDでカードを解放する前にスキャンしたものでしょうか。
その割にはハートのKが？表記になっています。
封印後にスキャンさせてもらった物かも知れませんが、
BOARDがアンデッドを開放する前に広瀬パパがパクッていた可能性も捨て難いです。
他のライダーもカードが全部揃えば剣崎君と同じ事が起きるかと口にする虎太郎。
剣崎君は始さんがカードを集めたら別の形に進化するかも知れないと喜んでいます。
広瀬さんはジョーカーより恐ろしい怪物になる可能性を指摘しますが、
剣崎君は新しい力が１や２のカードのようにジョーカーを押さえる力になると楽観視しています。
睦月から始さんのカードを取り返すべく早速家を出る剣崎君。
寝起きですが割と元気です。
剣崎君が家を出るのとほぼ同時に虎太郎の姉から夕べから姪が帰って来ないと連絡が入ります。
始さんと虎太郎の姪の2人とも行方不明という嫌な状態のハカランダ。
虎太郎はすぐ探しに行くと言って電話を切ります。
虎太郎の姪は睦月が回収していたようです。
そして睦月のアジトには何故かお姉さんが来ていて、睦月が何をする気なのか聞いています。
ちなみに虎太郎の姪はまだ視力を失った状態だそうです。
睦月はジョーカーをおびき出す為に虎太郎の姪を連れてきたようです。
それは良いのですが医者にぐらい連れて行ってやった方がいいと思います。
しばらくマッタリしている睦月とお姉さんですが、
お姉さんはライダーが近くに来た事に気付いて睦月に知らせます。
様子を見に出て行った睦月が剣崎君を発見。
剣崎君は以前橘さんがこの辺りに睦月を探しに来ていたからという理由で
この辺に探しに来ていたそうです。
そう言えばカナリアはあの後どこへ行ったのでしょうか。
あと、睦月の居場所に心当たりがあるのなら、家族の方に教えてあげた方がいいと思います。
姪を探しに行ってきたらしい虎太郎と同じく広瀬さん。
家の前で合流しますがどちらも収穫が無かったようです。
家に入ると橘さんが空の牛乳瓶を手に「ごちそうさん。」とか言ってました。
橘さんは虎太郎の家の合鍵を持っていると思いたいです。
剣崎君の居場所を聞く橘さんに、「まだ剣崎君を狙っているの。」と広瀬さんが凄んでいます。
それを聞いてファイティングポーズを取る虎太郎ですが、それは全然脅しにも何にもならなかったようです。
剣崎君が無事か聞いてくる橘さんに警戒を解いた虎太郎、
剣崎君が始さんのカードを揃える為に出ている事を教えます。
ところで橘さん、剣崎君を説得に行くと言い出したのは昨日ですが、今日来ていると言うことは
なかなか許可が降りなかったのでしょうか。
カードが揃ってジョーカーの力を封じられるとはこの場の誰も思っていないようですが、
広瀬さんあたりは剣崎君が始さんの為に何かしたいと思っていると分析しているようです。
広瀬さんは橘さんが相手を倒せばいいと考えているとも指摘。
「橘さん、あなたは何を考えているの。」と広瀬さんの質問に
「剣崎の体は俺が預かる。それがあいつの為だ。」と答える橘さん。
そんな事になったら剣崎君の生活レベルが激しく下がりそうな予感がします。
橘さんは帰りがてら、ハートの13枚目のカードについて考えているようです。
さっき広瀬さんのかけた暗示がジワジワ効いて来たようです。
睦月とどこかのスタジアムに来ている剣崎君。
睦月がいきなり殴りかかりますが、それを交わして戦う意思が無い事を告げる剣崎君。
始さんのカードを渡すように言う剣崎君に、睦月はアブゾーバーとの交換を持ちかけます。
すんなりアブゾーバーを差し出す剣崎君に面食らう睦月。
しかしこんな所まで来る必要があったのか分からない取引でした。
喧嘩するつもりが無いならもっと早く言った方がいいです剣崎君。
残るはハートのカテゴリーキングな剣崎君。
行く先が良く分からないですがバイクを飛ばす剣崎君の前方から橘さんのレッドランバスが。
バイクに跨ったまま路上で会話する2人。道交法的にアレです。
剣崎君に始さんを助けようとしている理由を聞く橘さん。
剣崎君の主張が橘さん的に合格だったらしく、条件付でハートのカテゴリーキングを渡すと言う橘さん。
橘さんは広瀬パパのところからカードを持ち出していました。最初に出た段階で既に持っていたのか広瀬さんの暗示にかかって取りに行ったのかは謎です。
どこかの林の中でスピリットのカードを使う始さんジョーカー。
人間の姿になってもすぐに苦しくなってジョーカーに戻ってしまいます。
そのうめき声に気付いたアベックが騒ぎ出し、ジョーカーに襲われたりしています。
アベックは始さんジョーカーに川に投げ飛ばされてましたので、これは去年だったら生存フラグですが
今年は良く分かりません。
広瀬パパの所に律儀に戻ってお説教を聞かされる橘さん。
カードを剣崎君に渡した事を咎められますが、
橘さんは剣崎君のブレイバックルやカードを広瀬パパのデスクに置き、
用が済んだら戻るという剣崎君の予定を話します。
「変身も出来ないと言うのにジョーカーに会うと言うのか。危険だな。
トライアルFを迎えに遣って良かった。」
広瀬パパは既に剣崎君に人造アンデッドを差し向けているようです。
橘さん全然当てにされていないです。
そのトライアルFですがバイクで走行中の剣崎君に突然襲い掛かり
ラリアットみたいにして剣崎君をバイクから引き剥がします。
普通なら首の骨とかどうかしますが、剣崎君なら大丈夫です。
来いと命令してくる人造アンデッドに
「今はまだ行けない、橘さんにもそう言った筈だ！」と剣崎君。
橘さんに言ってもアンデッド的には聞いてないので、そんな事を言われても困ります。
思わず変身しようと構える剣崎君ですが、ブレイバックルは既に渡し済み。
て言うかポケットに手を入れた時点で気付かない剣崎君、
流石に疲れが溜まっているのでしょう。
人造アンデッドに投げ飛ばされて上手くブルースペイダーの傍に転がった剣崎君、
バイクに乗って人造アンデッドを撥ねて逃走に成功しました。
大腸菌の多そうな川で血のついた手を洗っている剣崎君。
その時広瀬さんから携帯に連絡が入りジョーカー出現を知らされます。
そして橘さんが来た事を知らされた剣崎君、
剣崎君は広瀬さんに橘さんに付いていく約束をしたからしばらく戻れないと知らせます。
そう言う事は決まったらすぐ連絡しましょう。
貰った電話でしか話しませんか剣崎君、電話代を気にしているのでしょうか。
広瀬さんは橘さんが剣崎君に何をするつもりか不安がっています。
どちらかと言うと睦月みたいに忘れるんじゃないかと言う不安も無きにしも非ずです。
林の中でバイクから降りる剣崎君。
始さんジョーカーを見つけてポケットの中のカードを取り出そうとしますが、
向こうが先に飛び掛ってきてコケてしまいます。
「始、俺だ、分からないのか！」と剣崎君、虎太郎の姪で駄目なのですから
始さん的に2軍と思われる剣崎君は分からなくても仕方なさそうです。
「俺が憎いのか、俺がアンデッドと融合しているからお前にとっては敵なのか。それとも」
ちょっと自慢というか嫌味だったかも知れない発言で始さんジョーカーの攻撃を受ける剣崎君。
「俺がお前をジョーカーに戻してしまったからか。俺に出来るのはこれだけだ。
これを使え、始。」
とカードを手に始さんジョーカーに近寄る剣崎君。
その時始さんジョーカーと剣崎君が何処かから狙撃されます。
剣崎君は直接弾が当たった訳ではないと思いますが、その衝撃でカードを手放してしまいます。
もっとも当たっても余り効かないのは実証済みです。
現れた人造アンデッドに取り押さえられる剣崎君。
人造アンデッドに捕まりながらもカードを回収し、
「始！これを使え！俺を信じろ！」
と始さんジョーカーに投げ渡す剣崎君。
剣崎君の仮説に何ら根拠が無いのが痛いですが、始さんジョーカーもやや混乱中なため
カリスに変身し「剣崎。」と呟き、素直にキングのカードをラウズ。
すると落ちているカードを含め13枚のカードがカリスの前に浮かび上がり、バックルに吸い込まれて
カリスがワイルドカリスにフォームチェンジ。
他の散らばったカードをしゃがんで回収みたいなカッコ悪い図が無くて良かったです。
剣崎君は変身していませんが人造アンデッドは拉致にてこずっているようです。
ワイルドカリスは両腿に収められたワイルドスラッシャーを手に人造アンデッドに斬りかかります。
カリス的には人造アンデッドは倒しても仕方がないような気がするのですが、
さっき撃たれたお返しと剣崎君へのお礼も兼ねているのでしょう。
しかしよくハートのカテゴリーキングを使った人造アンデッドとワイルドカリスに
何も共通点が見当たらないのですが、広瀬パパはやっぱり色々混ぜすぎたようです。
とりあえずワイルドカリスの登場はサワリ程度で次回に続きます。