第32話


 封印できない謎の怪人の反撃を受けるブレイド。
そこにギャレン登場、睦月にドツかれたダメージは大丈夫でしょうか。
ところでギャレン、サーチャーのライダーだけの反応に気付いて来たのでしょうか、
たまたまご飯食べに来たのでしょうか。

「ギャレン、オマエデハナイ。」と言って体を液状化させ地中に染み込むような感じでその場を去る怪人。
ちなみにベルトは最後まで固形っぽくて、何かアレ物理的に壊せば行けそうな感じです。


 夜になっても部屋の片づけが終わらない剣崎君と付きあわされている橘さん。
特に窓は窓枠ごと破られていて、今日はどう戸締りして良いかも分からない状況です。
片づけをしながら、封印できない怪人がキングと言う少年の手下かも知れないと橘さんに話す剣崎君。
剣崎君は少年が始さんをジョーカーと呼んで攫って行ったと言うと、橘さんは睦月の話を思い出したようで何か考えてしまいます。

そこに広瀬さんと虎太郎が帰宅、やはり警察に捕まっていたようですが帰してもらえた所を見ると
話がついたのか面倒なので保釈金払ったかしたようです。

部屋の惨状を見て剣崎君と橘さんが喧嘩をしたのかと疑う広瀬さん。
喧嘩ぐらいで窓枠は折れないと思いますが、広瀬さんの尺度だとその位やっちゃっても普通の出来事なのでしょう。


 少年に捕まっている始さん。逃げようとしてもコガネムシ怪人に時間を止められる為にうまく行かないようです。
そして少年の手にはラウズカードが複数あり、始さんが今持っているのはハートの2だけのようです。
始さんにカードを渡すように言う少年ですが、始さんは「さっさと俺を倒せ。」と言って渡さないつもりです。
少年はそんな事には興味が無いとし、どうも始さんのジョーカーの姿を見たいようです。

本人の興味なのか、ホームページの充実の為なのかは不明です。
携帯で撮影してハイ終わりだったらかえって腹が立ちますので、
姿を見せたくないと考える始さんの気持ちも分かります。


 片づけが終わったのか、虎太郎の家で情報交換会をしている一同。
始さんがジョーカーと言う話題になっています。
広瀬さんの持つBOARDからコピーした資料にもジョーカーのデータは無いそうです。
しかし所長の脳みそにアクセスするパスワードが「DOUBLE JOKER」だった訳で、
BOARDでも何か情報を持っていそうです。

剣崎君はスピリットのカードが人間を封印したカードであると言う考えになってしまい
ショックを受けています。
そして橘さんは始さんは味方ではないと考えており、橘さんはジョーカーに付いて調べるので
剣崎君に始さんを助けたりしないよう指示を出します。
しかし橘さん、今のところ情報源が睦月なのが辛い所です。


 少年にジョーカーの姿を見せるようしつこく言われている始さん。
少年は自分達アンデッドだけが戦っていて人間が何も知らないで居るのがちょっと気に入らないようです。
だからホームページなんて作成して広報に励んでいるのでしょう。今は便利な時代です。
そしてアンデッドの精神を支配できると言う少年は、この世界をぶち壊すと息巻いています。
精神支配能力についてはジョーカーは射程距離外なのでしょうか。
それとも超能力みたいにピッと相手を支配するのではなくて、
相手の弱みを握って良いように使う能力なのでしょうか。

後者やや地味です。


 少年は携帯に収めた始さんの変身動画を見せながら、ハカランダにメールすると始さんを脅します。
どうやらハカランダにもIT化の波が押し寄せてきていたようです。
しかしアドレスを公開していてもおかしくないハカランダはともかく、そう言えばですが虎太郎のアドレスはどこから拾ったのでしょうか。

少年がメールを送信しようとするとマジギレモードになる始さん。

知らない人から添付ファイルつきのメールが来たら、広瀬さん以外は開かずに捨てると思いますので、始さんは心配しすぎです。

コガネムシ怪人に邪魔されたりしますが、始さんは唸り声を上げて腰のベルトを出現させ、
ベルトから緑色の光を出してなんか半径2キロぐらいに広がる勢いの波動を発生させます。
何となくスリップストリームでやり過ごせそうですが。


 手持ちの合鍵でどこかの施設の扉を開ける橘さん。
BOARD跡地の一つでしょうか。
部屋には広瀬パパが扉に背を向ける感じで座っていますが、
「ジョーカーにまで辿り着いたようだね、橘君。」
と橘さんが来ている事は分かっているようです。

ところで広瀬パパ、他に誰も居ないで研究している雰囲気ですが
ちゃんと背広着てます、ネクタイもしています。
もっとこう、楽な格好をしようとは思わないのでしょうか。
飛び込みの営業が来るのを警戒しているのでしょうか。
この人も心配しすぎです。


 広瀬パパに広瀬さんの話をする橘さん。
広瀬パパは娘に会うつもりは無く、アンデッドの不死の秘密を解こうとしているそうです。
それを聞いて女性医師の事を思い出してしまう橘さん。
「橘君、ジョーカーは危険だ。そして剣崎君はそれに飲み込まれる運命にある。」と広瀬パパ。

そう言えば広瀬パパが剣崎君の事を知っている件について橘さん的には何ら疑問に思わないのでしょうか。
BOARDに居た時期が違うのではないかと言う気がしますが、詳しい資料が無いので良く分かりません。

「black and white」というパスワードで政府のある機関に保存されている
BOARDの全記録にアクセスできると橘さんに告げる広瀬パパ。

30分後を連想させるパスワードですが本当に関係があったらかなり恐ろしいです。
「運命と戦え。」と橘さんに言って退室する広瀬パパ。
早速その場にあったPCでアクセスを試みる橘さん。
て言うかまたパスワード丸見えですこのソフト、****とか●●●●で表示してください。
破られたくてしょうがないセキュリティです。


 広瀬パパは研究所の怪人部屋に行ったようで、謎の怪人が液状から元の姿に戻って帰宅していました。
そして怪人部屋のドアが自動で開き、広瀬パパは怪人にメリケンのホームドラマのようにお帰りハグ。
この怪人、かなり広瀬パパに懐いているようです。誰の脳が入っていますか。


 自室で寝転がってかなりテンション下がっている感じの剣崎君。
心配しているらしい虎太郎が食事を持って上がってきています。
「君らしくないなあ、こうしてじっとしているなんて。ウジウジしているのは僕の専売特許。
今ハッキリしている事は相川始が敵に捕まっている、それだけじゃない?」
と虎太郎。
始さんとの確執が緩和されているのか、少年に対する恨みの方が勝っているのかは謎ですが
剣崎君を後押しする発言をします。

剣崎君は虎太郎の言葉で何か吹っ切ったようで、サンドイッチを一つ口に運んで虎太郎にジェスチャーで礼をし、メットを持って出動。
そして出掛けの剣崎君に広瀬さんが微弱なアンデッド反応がある事を伝えてきます。

剣崎君、広瀬さんが気付いてくれなかったら、ランダムに探すつもりだったのでしょうか。
「例え相手が何でも、誰かを助ける為に走る。それが仮面ライダーよね。」
と剣崎君を見送りながら広瀬さん何か楽しそうです。
広瀬さん、何か操っていませんか。


 どうやら逃げ出せたらしい始さん。
少年のアジトの壁が破られていてそこから出たのでしょうか。
普通に出なかった所為か怪我もしているようです。
あと、シャドウチェイサーを別の場所に駐車したままなので徒歩で地下道を移動です。
カーブミラーに映った自分の姿を見ながら、二度とあの姿になるなと自分に言っている始さん。
その時余所見をしている始さんに紙が投げつけられます。

投げた主は睦月で、投げられた物はトランプのジョーカーのカード、しかも沢山です。
一体何セットのトランプを買ったのでしょう、格好をつけるために持ってきたのでしたらかなりの無駄な出費です。
店にあったものかもしれませんが、備品をこんな風に変な持ち出し方をしていたら
店の運営がままなりません。

地面に落ちたカードを回収してまた店で使われても嫌です。

睦月は今日もカテゴリーエースに乗っ取られています。
睦月はレンゲルに変身し、始さんに攻撃。
始さんはガードしますが吹っ飛ばされてしまいます。
始さんがカリスに変身できないと気付くレンゲル。
レンゲルも始さんにジョーカーの姿を見せろと言い出します。

アンデッド達から死神とか言われているジョーカーですが、何故皆姿を見たがるのでしょうか。
やはり「見たら幸せになる」とか変な噂でもあるのでしょうか。
何かデマが混じっていそうです。

そこに剣崎君登場。ブルースペイダーでレンゲルを跳ね飛ばします。
軽く人身事故ですが、レンゲルは変身が解け睦月の姿になります。

「知っているのかそいつの正体を。最後の一匹までアンデッドを追い求めるだけの冷酷な殺戮マシーンだぞ。」と剣崎君に注意する睦月。
「殺戮マシーン」と言う言葉の感覚が一万年前の生き物でも高校生のものでも無い気がします。

「今は君がそう見える。」と言い捨てて剣崎君は始さんを後部座席に乗せて行ってしまいます。
どうでも良いですが、凄い勢いで出発した割にちゃんとメットを被った始さん、律儀です。


「あのさ、えっとシバウラユウコ!」
とバイクを止めて始さんに言い出す剣崎君。
剣崎君が小1の時に好きだった女の子の名前だそうです。
秘密がこの位しかないそうです。
それはともかくシバウラユウコさんが凄い美人になって登場してくれることを期待します。

剣崎君は自分が秘密を言ったのだから、始さんのハートの2のカードに何が封印されているか教えて欲しいとの事です。
剣崎君の秘密は本気でしょうもない物ですが、始さんはカードの事を教えてくれます。
何でもヒューマンアンデッドを2年前に封印したのがハートの2なのだそうです。

ヒューマンアンデッドの造形が最安値記録更新な気がしますがそれはおいておきます。

何故か無抵抗で封印されたヒューマンアンデッド、しかもそれを封印してから
始さんはジョーカーに戻りたくなくなったのだそうです。
あと、ヒューマンアンデッドは一万年前に始さんを封印していたそうで、
相手を封印する能力が普通のアンデッドに備わっているのか気になるところです。

しかしヒューマンアンデッドがどうやって戦うのか見当もつかないのですが、
どんな能力を持っているのでしょう。
ひたすら落とし穴を作って相手が落ちるよう仕向けるとか、ろくな手が思い浮かびません。


 その時始さんが少年やコガネムシ怪人の接近を察知。
今逃げてきたばかりなのに今度はそちらの方に向かって走っていく2人。
ブルースペイダーは使いません。

剣崎君と始さんが割と人出のある広場に出た辺りで、
コガネムシ怪人に時間を止められてしまいます。
そして突然目の前に現れる形になったコガネムシ怪人に気付く剣崎君。

コガネムシ怪人は少年の指示で剣崎君に攻撃。
剣崎君は変身前ですが今日も大丈夫そうです。
剣崎君はブレイドに変身しますが、コガネムシ怪人はチョコチョコとワープしてしまうのでどうも劣勢になってしまいます。

始さんも「剣崎!」と
そう言えば名前言うの初めてな気がかなりしますが心配しています。

少年がコガネムシ怪人に時間をとめるよう指示。
少年はブレイドのラウザーを奪うと、再び時間を動かさせて自らブレイドを攻撃。
この少年、さっきまで始さんを連れて帰ろうとしてたりしていた割に、始さん放って戦闘に参加です。

始さんは戦闘の様子を分析、なぜ止まった時間の中で少年が動けるのか考えています。
始さんは何かに気付いてコガネムシ怪人に突進、コガネムシ怪人の腕に巻きついている包帯のような布を奪います。
コガネムシ怪人、布をカタ結びにでもしておけば良かったです。
「恐らくこれが、時間停止の影響を受けない秘密。」と布をブレイドに渡す始さん。

しかし重要アイテムの割に本気で安そうです。
あと、内側に湿布薬とかべったりくっ付いていないで良かったです。


 自由に動けるようになったブレイド、ジャックフォームにもならずに
カード3枚コンボキックでコガネムシ怪人を封印。

少年の方は戦いの様子を携帯のカメラに収め、
自分がまだ始さんのカードを持っていることをアピールして
ちょっと怪人態も見せたりして姿を消しました。

ブレイドがあんまり遠隔攻撃を持っていないのが悔やまれます。


 コガネムシ怪人の布を奪うときに攻撃されたダメージで結構来ている感じの始さん。
「始、お前は傷を直した方がいい。」と声を掛ける剣崎君。
足元石ころだらけの河原に誘導しておいて
どう怪我を治せというのかちょっと剣崎君に聞いてみたいです。

そこに橘さん登場。
橘さんがアンデッドの出現には顔を出さないで、このマッタリした状態の時に来たのか良く分かりませんが、
何をどうサーチしたのでしょうか。

橘さんにアンデッドは封印したと報告する剣崎君。
「剣崎、俺の敵はまだそこに居る。」
橘さんが調べた情報によると、ジョーカーが52体全てのアンデッドを封印したら
ジョーカーがいかなる生物の始祖でもない為、生き残る命が全く無いのだそうです。

ライダーが全部封印して回る分には良いのでしょうか。

始さんを封印しようと変身する橘さん。
剣崎君が始さんの前に出て別の解決方法がある筈だとしてギャレンを止めようとします。
「もし無いなら、その時は俺が封印します。」
と言ってブレイドに変身する剣崎君。

変身とかしない方が説得できそうな気がしなくも無いですが、
相手はギャレンなので油断が出来ないのでしょう。
ギャレンもブレイドには大体の攻撃が効かないのでジャックフォームに変身。
ブレイドも同じくジャックフォームに変身。
そして互いのラウザーを交える2人のライダー。

家のそばでこれをやったら広瀬さんに怒られそうです。


それはそうと、今頃少年がホームページに新しい写真をアップしているかも知れないと思うと
何かムカツキます。