第19話


 開放したアンデッドを操ってブレイドとカリスを襲わせた上に、自らも戦闘に参加するレンゲル。
レンゲルはカリスを重点的に攻撃しており、どうやら蜘蛛怪人の意思が表に出ているようです。
レンゲルに止めろと叫ぶ橘さん。
そういえばアンデッドが一体も橘さんを攻撃しに行かないのですがシカトですか。

レンゲルは橘さんにギャレンとして戦うように言って、サクッと帰っていきました。
どうやら睦月と違って桐生さんはかなり自分の意思で動いているようです。
あと、グリンクローバーもかなり桐生さんかレンゲルの意思で動いています。

レンゲルの指示でアンデッド達も解散。
残るのはボケッとしている橘さんとグロッキー状態のカリス、
そして頭に?が浮かんでいそうなブレイドと言うかなり嫌なメンバー。

あと、レンゲルが凄い移動してどこかの川べりみたいなところで変身を解いていましたが、
どうやら桐生さんがレンゲルの力を気に入ったみたいなので、長めに変身していたようです。
睦月はレンゲルに変身しても途中で頭が痛くなるみたいですが、桐生さんは平気そうです。


 虎太郎の家では本日も睦月に対するお説教パーティーが開催されてます。
橘さんも何となくその場にいらっしゃいます。
睦月は先程の戦闘で変身が解けてダウンしていましたが、無事に帰ってこれたようです。
気絶続行で虎太郎あたりに車を出してもらって連れて来たなら良いのですが、
目がさめた状態で剣崎君か橘さんと2ケツで帰ってきたとかだと
お説教のスタートが早そうで、ちょっとメゲます。

お説教が終わって帰される睦月。
ちゃんと鞄を持っていて、忘れ物無しです。
そこに心配した彼女から電話が入り、ベソをかく睦月。
虎太郎の家の門の前に座って泣いている所で彼女が睦月を回収に来ました。
傍から見ると、迷子と迎えに来たママさんみたいな感じです、


 桐生さんがレンゲルのベルトを持っていると話す橘さん。
広瀬さんは桐生さんならレンゲルの意思に勝てるかも知れないと言いますが、
橘さんは桐生さんが昔と違っているからと否定します。
そう言えば桐生さんの殺人の現場を見ていますが、警察には言っていなさそうです橘さん。

剣崎君は桐生さんを救うように橘さんに頼みます。
剣崎君、桐生さんと面識すら無かったのにすっかり桐生さんの味方です。


 虎太郎の家にハカランダから始さんの様子がおかしいと連絡が入ります。
ハカランダに着くなり倒れた始さん、自室のベッドの上で虎太郎の姪に介抱されています。
しかし始さん、多分20秒ぐらい前までバイクに乗っていたと思われるのですが、
不調なままバイクに乗るのは大変危険な行為です。
恥ずかしくても、剣崎君あたりに頼んで送ってもらうなりなんなりした方が良かったです。

あと、虎太郎の姉と姪で始さんをベッドまで運んだのでしょうか。
階段とか引力を利用して移動させたのではないかと怖い考えになります。
あと、医者を呼ばないのは良い勘をしていらっしゃいます。

ハカランダに駆けつける虎太郎と剣崎君。
始さんはレンゲルに攻撃されている夢を見ていた所為で、ちょっと目を覚まして
寝ぼけて虎太郎の姪に向かって怖い顔を見せてしまい、
剣崎君達に取り押さえられてまた寝てしまいました。

虎太郎の姉と姪がちょっと引いていましたが、誰も寝ぼけた奴を笑ったりしないので
みんな礼儀正しいです。

しかし虎太郎は始さんに更に不信感をもったらしく、しばらくハカランダに滞在する事に。
剣崎君は虎太郎に何かあったら連絡するよう言います。
虎太郎の取材を受ける代わりに部屋を貸してもらっている剣崎君ですが、
ハカランダへは泊まりに行かないようです。

すると広瀬さんと二人きりですか?

と思ったのですが橘さんが高確率で虎太郎の家に出現していましたのでナシです。
その橘さんは桐生さんに会いに出て行ったそうです。
行き先を伝えて出て行ったって事は、多分に此処に帰ってきそうです。


 学校でバスケの試合に出ている睦月。
この前までの鋭すぎるプレイとは打って変わってミスの嵐。
彼女は睦月が元に戻ったと嬉しそうです。
しかし下校デートスポット神社の賽銭箱前で再び睦月の様子に異常が見られ、
睦月は「レンゲル」とつぶやきながら幽体離脱みたいになってました。
彼女、とりあえず神主さんに睦月をお祓いしてみてもらったらどうですか。
あと、たまには賽銭入れてやってください。


 また船着場だかのとにかく海っぺりで待ち合わせしていた桐生さんと橘さん。
どう場所を割り出したのかは不明ですが、剣崎君も来ています。

橘さんは桐生さんにレンゲルのベルトを返すようにと説得を試みますが、
桐生さんは全てを倒すそうで、他のライダーと戦闘したいみたいです。
ギャレンとして戦えと橘さんに言う桐生さん。
ちょっと口調が脅迫とかでなくソフトなのがポイントです。
ちなみに剣崎君は聞いているだけです。


 睦月はベルトを探して自室を漁っています。
ベルトが無いので両親に八つ当たりをして家を飛び出してしまいます。
捨てて帰ってくるベルトを怖がっていた時とは状態が違うのでしょう。
外でベルトを使って、外れたところまで覚えていそうなものですが
意識をのっとられかけていて分からなくなっているのでしょう。
あと、ベルトベルト言ってますけど、あれバックルですから仮に親が隠していたとしても
持っていないよと言われそうです。


 橘さんに話し掛けている剣崎君。
桐生さんはどこかへ言ったようです。
剣崎君は橘さんに助けて欲しいと言う桐生さんの本当の心の声が聞こえたような気がしたそうです。
聞き役に徹しすぎです。


 虎太郎の家では、広瀬さんが頂点を目指しダンベル体操中。
物音に気づく広瀬さんが武器代わりのオリハルコンプラチナ製雨傘を手に音のする部屋に入ると、
そこにはギャレンのバックルを持って窓から出ようとする睦月の姿が。
広瀬さんは睦月を追うものの、コース取りに失敗して取り逃がしてしまいます。
ていうか捕まったら殺されますので睦月も必死です。


 広瀬さんから剣崎君に事件の連絡が入ります。
逃走する睦月を見つけて追い詰める剣崎君と橘さんですが、
睦月は電車が来る直前の線路を横断して剣崎君達からも逃走。
そしてまた広瀬さんからアンデッド出現の知らせが入ります。
操るアンデッドが人々を襲う中、レンゲルに変身する桐生さん。
もう今から行っても生き残り少なそうってぐらいの惨状です。
あと、場所は大宮の第2街区だそうで、方角で言わないのは珍しいです。

それから、睦月を取り逃がしたことは広瀬さんには内緒です。


 桐生さんレンゲルの元に行き、ベルトを返すよう頼む睦月。
睦月、両親がベルトを隠したとか思い込んだりした割に
ちゃんとベルトの場所を察知してます。

ギャレンのバックルとの交換を持ちかける睦月。
「無駄だ、ギャレンのベルトを持つ資格のある者は、この世でたった一人。
それは俺ではない。」
と桐生さんレンゲルは睦月を払いのけます。

その時現場に到着した橘さんと剣崎君。
桐生さんレンゲルは剣崎君達に向かおうとするアンデッドを制止し、自分で戦いそうな雰囲気。
剣崎君がとっとと変身をして、桐生さんレンゲルに向かいますが、やはりパワー負けしている様子。
橋の下の鉄道の敷地に落ちて戦闘を続行しつつ、橘さんに戦うよう言うブレイド。
橘さんは戦えるか不安そうですが、
かつての桐生さんの「俺の代わりに戦ってくれ」「お前なら出来る」と言う言葉を思い出し、
今までシカトしてくれていたアンデッドが思い出したように襲い掛かる中、
橘さんはアンデッドの攻撃を往なしながらギャレンのバックルを拾い、ジャンプしながら変身。
変身前にジャンプの踏切をしたのですが、橋の柵を余裕で越えて飛び上がってます。

そのまま下に着地するギャレン。
桐生さんレンゲルもブレイドの相手を止め、ギャレンと戦い始めます。
ギャレンもブレイドには手を出して欲しくないそうです。
ギャレンは桐生さんレンゲルをギャレンラウザーで容赦なく連射。

ブレイドはいつもの事なので大事には至らないのですが、桐生さんレンゲルにはちょっと効いているようです。
物事は慣れです。

そして桐生さんレンゲルを撃ちながら、相手に隙を与えることなく必殺キックを繰り出すギャレン。
ダメージを受け電車の車庫の柱に寄りかかり、変身が解ける桐生さん。
そこに睦月が登場、レンゲルのバックルを拾い上げて変身。
ついでに桐生さんのところにいた普通サイズの蜘蛛達も、睦月のズボンにお引越し。
レンゲルの後ろから現れたアンデッドは、レンゲルが操るままに桐生さんに襲い掛かります。
そう言えばアンデッド出現でこの場所に向かった剣崎君と橘さん、
桐生さんのお蔭でちょっとその辺すっぽ抜けた感じでした。
悲鳴を聞きつけて駆けつけたギャレンとブレイドですが、桐生さんは相当のダメージを負ったようです。
相手に雷属性っぽい鹿怪人が混ざっていたので、
逆効果かもしれない電流攻撃を使わなかったのでしょう。
もしくは充電し忘れ。

ブレイドがスラッシュで3体のアンデッドを攻撃し封印、
そのカードをすぐに利用してギャレンが取り押さえてくれている残るアンデッドに必殺キック。
忙しいですが、レンゲルがリモートのカードを持っていると知っているのに
カードをバンバン使いまくってたブレイドのミスですから文句も言えません。


 ギャレンがちゃんと役に立っているのを見て、満足そうな桐生さん。
ブレイドとギャレンは変身を解いて桐生さんの元に駆け寄ります。
泣きそうな橘さんに
「なんて面してんだ、情けねえ。」と桐生さん。
桐生さんは橘さんに「もっと馬鹿になれ、真面目過ぎるんだよお前は。」と
してはいけないアドバイス。

「なりたかったよ、俺も、仮面ライダーに。」
と言って息を引き取る桐生さん。
役者さんのアドリブですか?

桐生さん的にレンゲルは仮面ライダーにはカウントしないみたいです。

そのレンゲルですが、桐生さん達の後ろ10メートルも無いところで見物していました。
別に隠れているわけでも無いのですが、皆シカトしてます。
その場を立ち去るレンゲル。変身を解いてそのまま帰っていきます。

そのまま無音で静かに終了ですが、睦月が変な所を歩いて電車を止めないか心配です。