第11話


 上級アンデッドであるクジャク怪人に歯が立たないブレイド。
そこにクジャク怪人に呼ばれたギャレン登場。
レッドランバスに乗って、流れるような動作でブレイドを轢きます。
ギャレンがあまりに普通にブレイドに向かって来たので、
ブレイドもバイクを避けようともせず思いっきりぶつかってました。

ブレイドの相手をギャレンに任せ、人間の姿になるクジャク怪人。
「待っていたぞギャレン、さあブレイドを倒せ。今のお前にはその力がある。」
とサングラスの男。楽をしようという腹です。

「迷いが見えない、強くなっている。」とブレイドはギャレンにボコボコ殴られながら評論。
「この間までと全然違うわ。」と広瀬さんもすぐ近くの木の横から評論。

ギャレンがブレイドに攻撃している事より、戦闘力が上がっている方が重大事件みたいな扱いです。


 そこに虎太郎が自転車で登場。
「何がどうなってんの、何で剣崎君と橘さんが。」と驚いています。
やっとギャレンとブレイドが戦っている事の方に疑問を持つ人物が登場しました。

「まずは一体、人間が作り出したライダーなど消え失せるがいい。
最後に残るのは、この私が生み出す究極のライダーのみだ!」
とサングラスの男。
まだその辺にいるのですが、早く逃げないと広瀬さんに倒されるかも知れません。


 ストリートミュージシャン風の男の路上ライブに付き合っている始さん。
ミュージシャン風の男は、ファンの女の子からお花とお菓子の包みみたいな物を
プレゼントされ上機嫌。
始さんはその横でギターを弄ってみたりで和やかな時を過ごしています。
そんな様子を窺っている一台の車に気付く始さん。
車は気付かれたのを察知したのか、その場を去ってしまいます。

始さんの様子がおかしい事に気付くミュージシャン風の男ですが、
始さんは今度は別件で人の悲鳴が聞こえたものですから、走って現場に向かってしまいます。
どうやらバイクは置いてきたようです。


 始さんが駆けつけた先では、ジャガー怪人が作業員風の男を襲っていました。
バイクに乗ってくれば、作業員風の男はまだ助けられたかも知れませんが、
こういう時もあります。
ジャガー怪人はジャンプして始さんにも襲い掛かりますが、始さんもすかさずカリスに変身。
カリスとジャガー怪人が戦っている現場に、ミュージシャン風の男が始さんを追って来ていました。
そこで戦いを目撃するミュージシャン風の男。
逃げるかと思いきや、ちょっと陰に隠れつつ戦闘をウォッチし、仮面ライダーの都市伝説を思い出しています。
もうちょっと安全に注意して行動した方が良いと思います。


 ギャレンとブレイドの戦闘は、虎太郎が間に入ってストップさせます。
広瀬さんは口頭注意に留めていましたが、広瀬さんからすれば
ギャレンとブレイドの戦闘など子供の遊びみたいにしか見えなかったのかもしれません。

ギャレンが攻撃を止めたので、サングラスの男は爆発を発生させ、ギャレンと共に姿を消してしまいました。
ちなみに爆発に際して、ブレイドは迷わず虎太郎だけガード。
広瀬さんはブレイドから少し離れた位置にいたせいか、ガードしてもらえませんでした。
でも、ちょっとこけただけでダメージが無さそうなので安心です。


 一方カリスの方は、カリスアローでジャガー怪人を切りつけています。
何だかもう倒しそうでしたが、ジャガー怪人はジャンプしてその場を辛くも脱出。
ミュージシャン風の男は、逃げるジャガー怪人が上空を通過した為、頭を抱えてガードします。
そして顔を上げたミュージシャン風の男は、今迄カリスが居た場所に始さんが居るのを見つけます。
「あ。兄貴!ね、化け物は?仮面ライダーは?」
無言のままの始さん。
何で自分が仮面ライダーだと気付かれなかったのか不思議に思っているのでしょう。


 電話にて、橘さんにくっ付いていた謎のモジャモジャの分析結果を聞いている女性医師。
なかなか分析結果がでないようで、焦りの色が窺えます。
そして自分も、人類基盤史研究所に付いてネットで検索しています。
「どこにいるの橘君。」と女性医師。
食事に連れ出されてからどの位の時間、橘さんとコンタクトが取れていないのでしょうか。
女性医師的に、橘さんが一日でも顔を出さないのは異常事態のようです。

話題の橘さんはサングラスの男の組織の施設らしき所で、液に浸かっていました。
前回は緑色の液だったのですが、今回は黄土色の液になっています。

液、ちゃんと取り替えてますか。腐ってるのではありませんか。


 橘さんを探して、とりあえずBOARD跡地に来ている剣崎君。
人影を見た剣崎君、「橘さん!?」と言って人影が見えた方に向かうと、
そこには女性医師が居ました。
「あなたは?」と怪訝そうに尋ねる女性医師。
女性医師も橘さんを探して此処に来ていたのでしょうが、
橘さんの出現率が高いと見なされるポイントは皆どうしてこうつまらない場所しかないのでしょうか。


「もっと強くなれるんだろうな、本当に。」とサングラスの男に尋ねる橘さん。
濃いピンク色のタオルを用意するのは軽い嫌がらせだと思いますが、
それを首に引っ掛けたまま人前に現れる橘さんも嫌がらせでやっているような気がします。


 虎太郎の家で、女性医師から橘さんにくっ付いていたモジャモジャの情報をもらう剣崎君。
どうやら、あの場でお互い橘さんを探している事が分かったようです。
剣崎君が女性医師の側に行く前に「橘さん!?」と口走っていたのが聞こえたのでしょう。
しかし初対面の人にホイホイ付いて来た女性医師、少し警戒心が薄めです。
女性医師に拠れば、橘さんに付いていたモジャモジャは
地球上から既に絶滅した植物だと分かったのだそうです。
絶滅した物と断定されたと言う事は、化石か何かでは既に見つかっている物と思われます。
ちょっと干からびた草を見て、化石と同じ草だと気付いた分析の依頼先、
かなり凄いです。物凄い数の候補があったと思います。
たまたま得意分野とぶつかったのでしょうか。


それはそうと、昔は浸かると強くなれる草がその辺に生えていたようです。
いい時代です。

女性医師は、引き続き植物の詳しい分析を依頼しており、
今後は剣崎君チームにも分析結果を知らせるよう手配してくれるとの事です。
虎太郎はむしろ女性医師と橘さんの関係を分析したいようですが、広瀬さんに注意されて諦めました。


 始さんはバイクで多分ミュージシャン風の男の家と言うか根城というかネグラというか屋上ビヤガーデン跡みたいな所に帰ってきています。
ジャガー怪人の気配を感じ、次に蜘蛛怪人の気配を感じますが、それらは消えてしまいます。
そんな気になる所に、ストリートライブの様子を窺っていた車を見つける始さん。
始さんは屋上ビヤガーデンみたいな所で怪しい男を捕まえます。
「いいんだ兄貴。」とミュージシャン風の男が登場。
どうやらミュージシャン風の男の父親と部下だったようです。
この父親は辣腕音楽プロデューサーで、ミュージシャン風の男にミュージシャンの才能が無いとした上で、
自分の跡を継いで欲しいようです。

この父親、テレビにも出ていて有名な人らしいですが、自ら子供の様子を見に行ったりで
無茶無茶忙しいって程ではなさそうです。

て言うかチンピラに絡まれている時とかも見ていたかも知れません。
もしかしたらチンピラ雇ったの父親かも知れません。
先程の路上ライブの投げ銭からして、複数名でショバ代取立てをすると費用対効果で赤字なのでひっかかっておりました。

父親に反発するミュージシャン風の男は、父親達を追い返します。
父親達は結構素直に追い返されていましたので、
放って置いてもミュージシャン風の男は先々行き詰まると考えているのでしょう。


 女性医師が帰った後の剣崎君チーム。
虎太郎は「女医さん」と言うのがポイント高かったようで、テンションあがったまんまです。
そんな時アンデッドサーチャーからアラーム音が。
「アンデッド出現!近い、北東9キロ!」と広瀬さん。
いつも斜め方向に出現しますアンデッド。


 アベックを襲っているジャガー怪人。そこには女性医師も歩いています。
虎太郎の家から北東9キロ地点で歩きって事は、女性医師の仕事場か家のすぐ側だと思われます。
すぐそこまでバスや電車で来たのだと思います。
9キロもテクテク歩きません。
それにしても、自分の家の近所で怪人に遭遇するのはあまり気持ちのいいものではなさそうです。


 その頃、サングラスの男たちのチームが蜘蛛怪人の出現を察知します。
カテゴリーAのアンデッドらしいので、橘さんはそちらに行くようです。
橘さん、液から出ても施設をチョロチョロしていたようです。
住み着く気でしょうか。


 アベックを屠ったジャガー怪人、次に女性医師に襲い掛かります。
女性医師は飛びかかって来るジャガー怪人から身をかわして、
最初の一撃は軽傷で済ませます。
そこに剣崎君登場。
ブルースペイダーでジャガー怪人を撥ね、その隙に女性医師を比較的安全そうな場所まで誘導。
あと、女性医師のハンドバッグもちゃんと運んであげてます。
広瀬さんに仕込まれたのでしょうか、ちょっと気が利いています。

ジャガー怪人の前に戻り、剣崎君はブレイドに変身。
ジャガー怪人はブレイドに飛び掛りますが、タイミングが最悪で、変身時の方形の光に当たって大ダメージ。


 ハカランダでワイドショーを見ている虎太郎の姪。
路上ライブの特集をしているようですが、ミュージシャン風の男の父親が路上ライブを否定するコメントをしています。
その画面に被さる路上ライブ風景の画面。
画面がヤラセでなければ、後で映っていた人達からクレームが来そうです。
そんな中、ミュージシャン風の男の映像も映され、虎太郎の姪は
その後ろに始さんが居るのを目ざとく見つけます。


 ミュージシャン風の男は、始さんを連れて船着場に来ています。
古い船をメンテして、ステージ代わりにして船上ライブをするのだそうです。
船に乗ってまで聞きに行きたいと思わせる音楽を提供してくれるのでしょうか。
あと、事故があったら面倒そうです。
手伝ってくれるよな、と聞いてくるミュージシャンの男に対し、
「父親はいいのか?」と確認する始さん。
ミュージシャン風の男は、親が作った世界でなく、自分の世界を求めているようで、
始さんも手を貸してやることにするようです。
それにしてもミュージシャン風の男、車を持っていたり、船舶を持っていたり、
どこまで自分の金でやっているのか謎です。


 蜘蛛怪人を倒しに来た橘さん、ギャレンに変身して蜘蛛怪人に向かいます。
広瀬さんのアンデッドサーチャーでもそれが検知されますが、
蜘蛛怪人の反応パターンが他の怪人と違うそうです。

一方ブレイドは、ジャンプを多用するジャガー怪人相手にコツを掴んだらしく、
着地点を予想して攻撃。
必殺キックを出してジャガー怪人を倒し封印に成功します。

「橘君、あなたもどこかでこうして…。」と女性医師、柱の影から顔を出して呟きます。

女性医師、ちょっと出てくるの早いです、ブレイドが敵を倒せるようになったの割と最近なので油断しないで下さい。
その時、ブレイドの元に、広瀬さんからギャレンが別のアンデッドと戦っているとの連絡が入ります。
ブレイドはそのままギャレンの元に向かいます。
女性医師は放って置いてます。
女性医師、このあと警察を呼ぶか、とりあえず帰るかすると思いますが、どちらにしても1人では心細いと思います。


 ハカランダでは、娘を探す虎太郎の姉。
虎太郎の姪は始さんを見つけたので連れて帰ると書置きをして出て行ったようです。
テレビに映っただけで場所まで特定しました。


 蜘蛛怪人に早速苦戦するギャレン。
ギャレンの元に向かうブレイド。
そして船にペンキを塗っている始さんを海から見ている巻貝っぽい怪人。
こいつも敵でしょうか。本当に貝の怪人だったら移動速度に注目したいです。