第9話
戦闘を続けているブレイドとカリス。
2人ともバイクに跨って、バイクにそれぞれサンダー、トルネイドのカードをラウズし、
ぶつかって行きます。
前回のワビサビ溢れるキックに比べるとずっとカッコいいので、
コッチ主体で戦って欲しい感じです。
バイクでのぶつかり合いは相打ちだったようで、両者バイクから落ちてしまいます。
その時ブレイド側に広瀬さんからアンデッド出現のお知らせが入ります。
「こっちだって今忙しいんだ!アンデッドと戦っている!
始だよ!ハカランダにいた相川始が黒いライダー、いや、あいつはアンデッドだ!」
それを聞いて驚く虎太郎。
剣崎君が始さんの名前とかちゃんと覚えているのでコッチもビックリです。
そしてカリスとの戦闘を続行したいブレイドですが、
広瀬さんが怖いので出現したアンデッドの対応に向かう事になりました。
「待て!お前との決着は必ずつける。だから時間をくれ!」とカリスに申し出るブレイド。
カリスは広瀬さんより6倍ぐらい優しいので、ちょっとブレイドに攻撃して見せてから去って行きました。
鏡の前からは移動した橘さん、しかし倒れた母親を泣きながら揺すっている女の子の姿を前に、
また動きを止めてしまいます。
避難を促す女性医師を払いのける橘さん。
女性医師は後方3メートルぐらい吹っ飛ばされていますが、特に文句も言いません。
緑になって砕ける自分のイメージが頭に浮かびながらも、ギャレンに変身する橘さん。
女性医師の目の前で、シマウマ怪人との戦闘を始めます。
ギャレンとシマウマ怪人の戦闘を遠くから計測しているサングラスの男と研究員。
相変わらず融合係数と言う物が落ちているそうで、
そんなのは分かっているはずで、何故わざわざウォッチをしに来たのか良く分かりません。
笑いを求めているのでしょうか。
ギャレンとシマウマ怪人との戦闘にブレイド乱入。
ブルースペイダーでシマウマ怪人を撥ねます。
シマウマ怪人と殴り合いを始めるブレイド。
ギャレンはブレイドに加勢しようと、ギャレンラウザーに手をかけますが、
何故か遠距離攻撃は止めて、普通に接近戦をしようとします。
ブレイドに攻撃が当たる事を懸念したのでしょうが、接近戦では弱さがたたって
シマウマ怪人の攻撃を受けて変身が解け、
新品のスーツで地面に転がるだけの結果だった橘さんでした。
そうこうしているうちに、シマウマ怪人は姿を消してしまいました。
広瀬さんの方でも、アンデッドを見失ったそうです。
広瀬さんの使っているアンデッドサーチャーは、
攻撃バイオリズムが一定値を超えないとアンデッドを検出出来ないようです。
ブレイドがサングラスの男に拉致されていた時は、
アンデッドサーチャーは三葉虫怪人とカリスと「もう一体のアンデッド」を検知していました。
あの時、サングラスの男の攻撃バイオリズムも一定値を超えていた事になります。
別に戦っていませんでしたが。
空が明るくなり始め、だいぶ時間が経過した頃、橘さんは女性医師に、
自分が仮面ライダーである事を打ち明けます。
ちなみに剣崎君は帰ったみたいです。
事の経緯を話し、自分が満足に戦えないと語る橘さん。
見れば分かります。
「あたしも医者を辞める。だから橘君もライダーなんて仕事を辞めてどこか遠くに、
ああそうだ、2人で南の島に行こう、それで、さとうきびとかを作って」
と女性医師。付き合いがいい女性です。
しかし橘さんの場合は南の島に行ったらマラリアとかエボラ出血熱とかに鋭くかかりそうな気がします。
しかし女性医師の携帯に着信が入ります。
橘さんは、女性医師には医者を辞める事は出来ないと言い、
自分の事は自分で解決するから大丈夫と宣言してその場を立ち去ります。
スーツ購入に際して、着て来た服を代わりに入れた紙袋は勿論忘れません。
どこへともなく去っていく橘さんとすれ違う始さん。
始さんはチンピラとストリートミュージシャン風の男のトラブルに出くわしてしまいます。
始さんの背中に張り付いて、助けを求めるストリートミュージシャン風の男。
俺には関係無いと言う始さんに、「だったらどけ!」と手を出そうとするチンピラでしたが、
始さんに吹っ飛ばされてしまいます。
「俺の体に触るな!」
始さんは機嫌が悪くなり、チンピラをやっつけてしまいます。
チンピラの中にブレイドの中に入っている人が混ざっていたのが不機嫌の原因でしょうか。
逃走したシマウマ怪人の元に、サングラスの男が
見えないワイヤーでゆっくり降ろされながら現れます。
シマウマ怪人はサングラスの男に対しても攻撃。
お気に入りのサングラスを落とされ激怒する男。
サングラスの外れた男は一瞬怪人の姿を現し、シマウマ怪人を念力で倒したり
捕縛したりしました。
ギャレンを捕まえようとした時にこの技を使えば、
タンクローリーで逃げられたりしなかったのにと思いました。
それとも最近会得した技なのでしょうか。
虎太郎は始さんがアンデッドだと言う事を教えなかったとして剣崎君を責めています。
姉や姪の安全が脅かされたと思った為か、かなり本格的に怒っています。
虎太郎にもBOARD魂が宿ったようです。
「だから謝ってんだろう!」と本家BOARD職員も逆ギレ。
しかし虎太郎は怒ったまま出て行く感じで、引き止めようとする剣崎君も振り切ったりして、
いつもの虎太郎ではありません。
「まずいよ剣崎君、私達の間では秘密持つのは止めようって、約束したばかりじゃない。」
と言う広瀬さんに対し、
「君だって言わなかっただろう、封印を解いたのは自分の父親だって…」
と言ってシマッタな感じの剣崎君。
仕返しが怖いです。
そういう訳でとても反省した剣崎君は、虎太郎に謝りに行きます。
虎太郎はハカランダで、姪から爆弾騒ぎの話を知らされました。
始さんが出て行ったのは自分が責めた所為だと悲しむ姪に、
始さんが人間ではない事を言おうとしていた虎太郎は言葉を呑んでしまいます。
姪が始さんに半端でなくなついていた為、そのまま自転車を押して帰途に着く虎太郎。
そこに謝りに来た剣崎君登場。
姉や姪に始さんの事を言えなかったという虎太郎。
剣崎君の謝罪2:虎太郎の結果報告8という感じの状況です。
姪が始さんに懐いているのと、始さんが姪を2回助けているので、
虎太郎は始さんがそんなに悪い奴じゃないと考える事にしたみたいです。
しかし剣崎君は、戦った感じでは始さんが「生まれついての戦闘マシーン」だと思えるようです。
剣崎君や橘さんがその戦闘に巻き込まれる運命の方が恐ろしいと言う虎太郎。
橘さんは現時点では蚊帳の外に近い感じですが、その辺は触れず、
「大丈夫だよ、俺は誰かを守る為にしか戦わない。」
と虎太郎を安心させる剣崎君。
若干の例外はある感じですし、それが主にカリス相手なのが気になりますが、
ルポライター志望の男はその辺を指摘しません。
ネタ集めは順調そうですが、それをキチンを把握しているのか心配でなりません。
ハカランダを出て行った始さんですが、
結局助けたストリートミュージシャン風の男になつかれていました。
ストリートミュージシャン風の男は、始さんが病没した兄に似ているとの事で、兄貴呼ばわりしたいようです。
始さん、死んだ人に似ていると言われてばっかりです。
橘さんは旧BOARD跡地に来ています。
何の用かは分かりませんが、入所当時の事や、ライダーに抜擢された事とか思い出しているようです。
ちなみにスーツ姿ではなく普段着です。
橘さんの背後に突如現れるサングラスの男。
サングラスの男、アンデッドの居場所が分かるのは良いとして、
橘さんの居場所もかなり把握しています。
橘さんの特殊な行動パターンを見破っているのでしょうか。
サングラスの男は、橘さんの体を直そうと言って来ます。
橘さんはサングラスの男がアンデッドである為信用せず、ギャレンに変身して戦いを挑みます。
サングラスの男は必要なさそうですがクジャク怪人に変身。
しかしその事により、アンデッドサーチャーに反応が出て、
ギャレンが戦っていると剣崎君達が知る事になります。
絶対ピンチになると分かっているので、慌てて出動する剣崎君。
家の前ですぐ変身して出る事により、移動時間の短縮を図ります。
案の定ギャレンは防戦一方。
クジャク怪人は羽をミサイルみたいに飛ばしたり、剣を出して斬りつけたりします。
「(これが俺の最後の戦いになるかもしれない。でも、小夜子、俺は後悔していない。
君に出会えた事、ギャレンになった事。
そうだよな、平和な世の中になって、平和な世の中にする事が出来たら。)」
とドサクサに紛れて女性医師の事とか考えているギャレン。
しかしギャレンに限っては余計な事を考えている方がかえって良いらしく、
背後からの剣撃を、振り返りもせずガードに成功。
ギャレンはずっと余計な事を考えているべきです。
始さんはストリートミュージシャン風の男と行動を共にしているようです。
ストリートミュージシャン風の男が、屋上で遠くを眺めている始さんに声をかけます。
「でもさー、兄貴って不思議な人だよね、何考えてんだか全く分からない。」
昨日会ったばかりの人間に何考えているんだか筒抜けって言うのも辛いです。
アンデッドの出現ポイントに到着したブレイドですが、ギャレンもアンデッドも姿を消したようです。
変身を解き、心配そうに橘さんを探す剣崎君。
もちろん「ギャレンがアンデッドを封印した」という可能性は最初から除外されています。
橘さんはサングラスの男と研究員の前で、水槽に入れられていました。
何か水の中に色々浮いていますが、その辺の池の水とか使用したのでしょうか。
「これでギャレンは変わる、生まれ変わる。」とサングラスの男。
ライダーは自分が作った究極の一体だけで良いと言っていたサングラスの男ですが、
橘さんがあまりにアレなのでフォローしたくなったのでしょうか。
とりあえずその辺に所長が潜んでいそうな気がしつつ次回に続きます。