第8話


 変身が解けてしまった橘さんに迫り来る三葉虫怪人。
橘さんがビブラートを効かせた悲鳴を上げた丁度その頃、建物内に忍び込んだ所長が配電盤を破壊。
所長、建物の間取りを相当把握しているようです。
そして室内のライトが消え、昼間っぽいので別に暗くなってもいないのですが
その隙にブレイドがカリスを払いのけて三葉虫怪人に攻撃をします。
橘さんは腰を抜かしたままです。


 停電の為、非常電源に切り替える研究員。
コンピュータのモニタも消えており、多分泣きたいのを我慢していると思います。
電源が入ったら、スキャンディスクの画面をドキドキしながら見守ると思います。

サングラスの男に、侵入者が居る事を報告に来る警備の男。
サングラスの男は、侵入者が所長であると考え、まだ利用できるとして捕まえるよう警備の男に指示。
今停電なので、警備の男は直接来て報告したのだと思いますが、
何となく電気が復旧しても、走って伝令に行きそうな雰囲気でした。


 一方、遂にキックとサンダーのカードのコンボでライトニングブラストを出すブレイド。
でもエフェクトとか控えめで、ちょっと物足りないです。
そんなまだ一味足りないキックながらも、三葉虫怪人を倒し封印しました。

三葉虫怪人を封印したブレイドが振り返ると、カリスが武器を構えてブレイドの方を向いています。
カリス、ブレイドが三葉虫怪人を倒すまで待っていてくれたようです。
しかしブレイド、
「俺は今、無性に腹が立っている!アンタに裏切られた気分だ!」
そんなに親しくないのに裏切るとか成立するのかよく分かりませんが、
気分なので仕方ないです。

「望む所だ、決着を…」
カリスは言いかけて、ハカランダに仕掛けられた爆弾の事を思い出し、
橘さんが作った入り口から慌てて出て行ってしまいました。
勝手に出て行って、余計爆破されそうですが気にしません。

橘さんは腰を抜かしたままです。


 研究員から、電源の復旧を知らされるサングラスの男。
「もうここには用は無い。データも揃った。」とディスクを受け取りながら言うサングラスの男。
そして所長がサングラスの男の前に連れて来られます。
しかし所長、自分を捕らえていた2名の警備員を振りほどいたり、
意外な戦闘力を見せ付けます。
その様子は階下の2人からも見えます。
「行け、剣崎、烏丸を確保するんだ。」
と、橘さんは腰を抜かしたまま剣崎君に指示。

剣崎君はどこをどう登ったのか、サングラスの男が居る部屋に乱入、
既にサングラスの男は建物に仕掛けられた爆弾&ハカランダに仕掛けた爆弾のタイマーをセットしており、
剣崎君は立ち去るサングラスの男を追おうとしますが、所長に脱出を優先するように言われます。

それにしても、建物の爆弾とハカランダの爆弾のタイマーが連動しているのは、
何となく雑な仕事な気がします。
ハカランダに爆弾を置いてきた男、自分が思っていた以上に危険な任務についていた感じです。


 凄い勢いでハカランダに戻った始さん。
ちなみにタイマーは10分でセットされてました。
マッハでカウンター上の紙袋を見つけ出し、中の爆弾を
150km/hぐらいで外に放り投げます。
始さんの手を離れて1秒ぐらいで爆発する爆弾。
その爆風でハカランダの窓ガラスが割れてしまいます。
ちょっと前まで結構入っていたお客さんが全て帰っていて助かりました。

 所長チームも、依然腰が抜けたままの橘さんをレッドランバスに乗っけて、
人力で転がして建物内から退去し難を逃れます。
所長によると、サングラスの男らは、
新しいライダーシステムを作ろうとしている連中なのだそうです。
所長は彼等に拉致されて逃げ出したのだそうです。
マグネシウム云々で燃えていたのも、サングラスの男達の仕業でしょうか。
でも逃げ出すまでがとても早いです。
所長、何か隠し玉がありそうです。


 ハカランダでは、ガラスを片付ける始さん。
手袋をしての作業ですので、
ガラスで指とか切っちゃって緑の血を出したりとかのハプニングは無さそうです。
あと、虎太郎の姉か姪、不審がって無いで、とりあえずゴミ袋とか持ってきてくれると嬉しいです。
虎太郎の姪は始さんに、何故爆弾が仕掛けられていたと知っていたのか聞いていますが、
始さんは答えません。
黙っている始さんに、虎太郎の姪は怒って自室に帰ってしまいます。

そして警察官がハカランダにやってきます。
「実はこの近くで爆発音を聞いたという連絡が寄せられまして、
何か、お気付きになられませんでしたか?」
お気付きも何も爆心地です。
窓ガラスとか粉々ですが、始さんを気遣ってか、「いえ別に。」と答える虎太郎の姉。

警察官もそのまま帰ってしまいますので、
この辺で発生した事件は迷宮入りがデフォルトだと思われます。


 腰が抜けている橘さんを虎太郎の家に連れてくる所長と剣崎君。
救急箱とタオルを持ってくる虎太郎。
タオルはここでも万能選手です。
自分の体の事を所長に聞く橘さんですが、所長は恐怖心がどうとかのいつもの回答。
橘さんは、どうすれば恐怖心を取り除く事が出来るか所長に詰め寄ろうとしますが、
いかんせん腰が抜けているので寝かされていたソファから落ちるだけです。

所長は遠まわしに自分で何とかしろと言っている感じなので、
橘さんは益々落ち込んでしまいます。剣崎君にまで励まされる始末です。
アンド泣き出しました。


 所長を囲んで、人類基盤史について話を聞く一同(橘さんを除く)。
橘さんは泣き疲れて寝ているかも知れません。
「人類には、進化論では片付けられないもっと以前の歴史があるんじゃないかっていうアレですね。」
と虎太郎は興味津津ですが、剣崎君によって後ろに下がらさせられてしまいます。

進化論で片付けられる歴史がいつからいつまでなのか良く分かりませんが、
ともかく一万年前に、53種のアンデッドによる、この惑星を支配する種を決めるバトルロワイヤルがあったそうです。
ちなみに三葉虫は2億4500万年前に絶滅済みです。

人類のアンデッドがそのバトルに勝ち残ったのだそうで、きっと石器とか駆使して戦ったのだと思います。

破れたアンデッドはカード(英語表記)に封印されましたが、
BOARDはその封印されたカードに永遠の命の秘密があると考えて研究を始めたそうです。
永遠の命とかそれ以前に、カードですし英語ですしバリバリのオーパーツなのですが、
誰もそっち系の興味は湧かなかったようです。

自分の父が母の為に封印を解いたのだと責任を感じる広瀬さんですが、
所長は皆で渡れば怖くない方式で正当化。
しかし広瀬さんは部屋を出て行ってしまいます。
階段で立ち止まっている橘さんの前で一瞬足が止まる広瀬さん。
て言うか橘さん、起きてました。失礼しました。
腰も治ったようです。

広瀬さんを追いかけようとする剣崎君や虎太郎に、所長は
「そっとしておいてやろう。」と声を掛けます。
橘さんもそっとしておいてもらったクチでしょうか。
そして橘さん、帰るそうです。
剣崎君が引き止めますが、橘さんは戦うのが無理だと思っているみたいです。
て言うか、家主の虎太郎を差し置いて引き止める剣崎君、ちょっと図々しいです。


 新しいライダーシステムを作ろうとしている組織の目的は、所長も知らないそうです。
虎太郎は、剣崎君の周りにアンデッドが3体居た事を思い出し、変だと発言。
所長はサングラスの男がアンデッドだと思っていると発言。
人間の姿のアンデッドが居ると聞かされた剣崎君、残り一名を始さんだと推測。

サングラスの男にしろ始さんにしろ、もし違ったらとても失礼な話なのですが、
本人に隠れて喋っている分には良いのでしょう。

まあ空を飛んでファイヤーボールを撃つ方も、どうかしている事ですし。


 バイクに乗って出かける剣崎君。虎太郎には理由を言いません。
どうやら始さんの所に行くみたいです。
「あいつもアンデッドだったのか。人の皮を被り、許せねえ。」と考えながらバイクを飛ばす剣崎君。
「あいつだけは許せない!」と今度は声に出して叫んでしまいます。
疲れている時に考え事をしていると、つい独り言になっていたりする事がありますが、
酒でも入っていない限り、叫ぶのはちょっと無いです。
剣崎君が飲酒運転でない事を祈ります。


 その頃始さんは、ハカランダで虎太郎の姉のフォローを受けながらココアとかすすってました。
虎太郎の姉、爆弾とか仕掛けられてもあんまり気にしないのが凄いです。
始さんが後片付けを1人でした事も大きいと思います。


 そっとしておいて貰っているはずの広瀬さん。
何か部屋の外で所長がアンデッドの封印が解かれたのは
広瀬さんの父親のせいではないと説得していました。
所長、全然そっとしておいてあげてません。
そして所長、「この現状をどう打破するのかが先だ。」としてアンデッド封印に専念するよう言い、
自分はサングラスの男の組織を潰しにちょっくら出て行ってしまいました。
所長が忍者かなんかに思えます。
「みんな居なくなっちゃうね、広瀬さんは居てくれるよね。」と虎太郎。
何かポイントを稼ごうとしています。


 始さんも書置きを残してハカランダを出て行ってしまいました。
始さん、字のきれいなアンデッドです。


 出て行った始さんと、始さんを探していた剣崎君がバイクですれ違います。
剣崎君のバイクが目立つので、走行中でも気付く始さん。
剣崎君も始さんに気付き、二人は道路の真中でバイクから降りて、お互いに睨み合い。

バイクをもうすこし脇に寄せて止めて欲しいですが、そんな気分じゃなさそうです。
2人ともライダーに変身して戦い始めます。
ブレイドはいつもですが、カリスもかなりイラついている様子で、
もう通行止めです。


 女性医師と待ち合わせをしている橘さん。
デートだそうです。
橘さん、普通の生き方をしたくなったそうですが、
普通はいかにもいつもの格好ですみたいな服装でデートに行ったりしないと思います
橘さんの服装がアレだったからか、店で橘さんのネクタイを選んであげている女性医師。
橘さんはもう普通に生きようとかそんな事ばっかり考えてますので、スーツを新調して就職活動でもするのでしょう。
そんな折、店の外から悲鳴が聞こえます。
シマウマ怪人が出現したようです。

シマウマ怪人が一般おじさんの周りをぐるぐる回り出すと、おじさん気絶。
恐らく、ぐるぐる回る事によって、一種の竜巻を起こして
中に居る人が気圧の変化で耳がキーンとなるとか
消費カロリーの割に地味な攻撃なのだと思います。
しかしこの技は足などを出して回っている奴をコケさせることにより破る事ができそうです。
骨折ぐらいするかもしれませんが、試してみる価値はあります。

思わずバックルを取り出す橘さん、しかしそこから先は手が止まってしまいます。
女性医師に早く逃げるよう促される橘さんですが、
ネクタイが気に入ったのか鏡の前から動かない橘さん。
橘さんの前にある鏡にシマウマ怪人が映り、女性医師が悲鳴を上げます。

普通の人の方がまだ緊急時に世話焼かせないとか指摘するのは可哀相です。


 夜道を歩く所長。
所長、移動は徒歩か電車です。
車酔いでもするのでしょうか。
そして何かの気配を感じたのか、後ろを振り返ります。
しかし何もいないようで、また歩き始める所長。
実は物凄く遠い所から、サングラスの男が所長を見ていました。
所長、明らかに超感覚とか持っています。
所長は何のアンデッドなのか気になります。