第6話

 
 ムカデ怪人の抗体を探すカリス。
ムカデ怪人を倒そうとするギャレンをブレイドは足止め。
ギャレンはもう頭に血が上っていて、ラウズカードを引き抜きます。
ブレイドも当初の目的を半分忘れてんじゃないかってぐらいノリノリでカードを引き、
ギャレンに切りかかっていきます。

ブレイドに切られた位で倒れてしまうギャレン。
また例の緑になって散るイメージが脳内に湧いており、
「駄目だ、俺は、アンデッドを倒さなくては、俺の、体は!」とテンパリ気味。
見かねたブレイドがギャレンを助け起こそうとすると、
ギャレンはギャレンラウザーでブレイドを横チョからボスッと撃ちます。
ギャレン、体調不良は頭脳でカバー。

2人が取っ組み合っている間、カリスはムカデ怪人の抗体のある場所を見つけ出します。
右肩の上の飾りみたいな部分です。
切り取りやすい場所でよかったです。
カリスアローでその辺を切除し、ラウズカード2枚を使いカリスアローから
蔦みたいなのを出して怪人を引き寄せ、パンチを出して封印。
ブレイド達が何言っているのか分からないのはともかく、
ラウザーの音声も正直聞き取れないで困っています。


 抗体を持って立ち去るカリス。
ブレイドはこれ以上の戦闘は無意味として変身解除。
ギャレンも変身解除し、わだかまりを残したまま去ってしまいます。
フラフラしている人がバイクに乗って帰っていくのは事故を起こしそうで怖いですが、
タクシー呼ぶのもカッコ悪いので、無事に帰ってくれるのを祈るばかりです。


 病院に戻る剣崎君。
虎太郎の姪は医局に届いた抗体から作った治療薬をされた所らしいです。

医師、得体の知れない怪人のパーツから抗体を取り出したのでしょうか。
度胸のある医師です。普通は気持ち悪くて触れもしません。
あと、同じ薬を他の被害者にも使用してくれてればパーフェクトです。

ただ臨床試験とかしていない薬をいきなり使って薬事法とか大丈夫か
もし患者がこれで死んじゃったら夕刊に載っちゃうよ
記者団を集めて木目調折り畳みテーブルの前に並んで頭下げるのかな等と一瞬考えたでしょうに、
かなりギャンブラーな医師でもあるようです。


 そしてICUの前には始さんも戻ってきています。
ICUからは担当医師が出てきて、姪はもう大丈夫なので病室に移したと教えてくれます。

病室では、虎太郎の姪がすっかり回復してました。
毒が掛かって炎症が起きていた感じだったホッペタも完全回復。
効き目の早い抗体です。
保険が間違いなく利かないのですが、背に腹は変えられません。


 虎太郎の姪が回復したのを確認した始さん、病室を出て行ってしまいます。
それに気付いた剣崎君、始さんを追い掛けて同じく病室から出て行きます。

歩道橋で佇んでいる始さんに駆け寄る剣崎君、始さんがカリスではないかと色々聞いてみます。
始さんはライダーである事を否定しますが、
剣崎君が虎太郎の姪に始さんがライダーである事を吹き込むと脅してみた所、
始さん一瞬マジ切れ、何かの物まねでもしているかのような表情で
「そんな事を言ってみろ、俺は貴様をブッコロす!」

かなり始さんの様子が変で、剣崎君が引いたみたいだったので、始さんは笑顔を作って
「嫌われるよ、お喋り過ぎる奴は。誰にだって触れられたくない事がある。忘れるんだな。」
と今更主張をオブラートに包んで発言。

さっき凄い表情で印象付けちゃったのでもう忘れんの無理です。

どうでも良いですが、虎太郎の姪がこいつ等のピラミッドの頂点な感じです。


 虎太郎の運転する車で家路につく剣崎君。
バイクはきっと上手に車内に積んだのでしょう。
カリスが姪ばかり助けるのを不思議がる虎太郎。
剣崎君は始さんに怖い顔をされたからか、その正体についてはまだ言いふらしていないようです。
そしてすれ違う左ハンドルの車。
運転していたサングラスの男は、「あれが、ブレイド。」と呟き、口の端で笑います。
わき見運転は良くないです。


 虎太郎たちが家に着いたら、広瀬さんからの置手紙がありました。
剣崎君と、ついでに虎太郎に謝罪しながら、
アンデッドの封印を解いたのが自分の父であるとして、罪の意識を感じているようです。
家を出て何をするかについては全く触れられていないので、かなり心配になる二人。
広瀬さんをランダムに探しに行きます。
手がかり無しです。

その頃広瀬さんは、電車に乗る所長を見かけます。
思わず後を追ってホームに走る広瀬さんですが、所長を乗せた電車は出発してしまいました。
多分根岸線の大船行きです。それほど遠くに行くつもりではなさそうです。


 診療所では不審人物橘さんが居眠りコキながら自分が怪人の攻撃を受けたり
緑になったりする夢を見てうなされてるって言うか叫んでました。
声を聞いて部屋に駆け込んできた女性医師が、橘さんを元気付けようと声を掛けます。
「心配しないで、医学的な見地からは何も問題ないって。」
「君に何が分かる、何が分かるんだよ!」と橘さん切れてます。
勝手に上がってきて勝手に切れてて、ちょっと甘えがあるようです。

「ごめん、どうかしてるな、今日は帰る。」と橘さん、我に返りました。
でも明日また来ちゃいそうな口っぷりです。
この診療所のどこかに、橘さんのマイ洗面セットとか置いてありそうな勢いです。

トボトボと帰ろうとする橘さんを女性医師は呼び止め、
自分は帰宅するので診療所で休んで行くよう言います。
女性医師、診療所と別に家があるみたいで、ますますお金持ち疑惑です。


 女性医師が車に乗って帰ろうとすると、突然不審人物所長が女性医師に声を掛けます。
橘さんに伝言との事で、
「ライダーシステムに不備は無い、ただ恐怖心が心の根底にある場合、
適合のレベルによって、それが脳の一部で増幅して破滅のイメージを心に植え付ける事がある。
そのことが心臓や他の臓器に影響を与えているんだ。」

橘さんは女性医師にライダーシステムの話までしていないようですが、所長お構いなし。
そし精神に悪影響を及ぼすケースが有ると分かって不備でないと言い張る
BOARDの体質はちょっと良くないです。
そして所長は何かに追われてどっか行きました。
所長、終電逃したら足で逃げるしかないようです。大変です。


 ジャカランダでは虎太郎の姪も退院し、平穏を取り戻したかのようでしたが、
始さんはサングラスの男の気配を察知したようです。


 不審人物所長の言葉を伝えに律儀に診療所に戻る女性医師。
橘さんは恐怖心でこうなっちゃっていると聞いて、納得できないような感じです。
あと、所長が追われていた事も聞かされます。
そして窓の外ではサングラスの男が中の様子を窺っていました。
サングラスの男はライダーのストーカーみたいですが、
始さんには興味がなさそうです。
サングラスの男は始さんに変な高音のテレパシーを送りつけ嫌がらせをしていました。
それにしても夜にサングラスなので、どれだけ覗き見に成功しているかはよく判りません。


 二手に分かれて広瀬さんを探していた剣崎君と虎太郎ですが、いつしか合流し
埠頭みたいな場所を探しています。
探し始めて時間がたったため、探す場所が悲観的になってきています。
でもココで正解だったらしく、広瀬さんを発見。
帰りたがらない広瀬さんでしたが、剣崎君が犠牲者をアンデッドを倒すバネに変えるよう説得。
説得力が無いのは剣崎君があまり活躍していないからです。
その時広瀬さんの携帯に、所長から危険を知らせるメール。

ちょうどそのタイミングで、ライフルや特殊警棒などを手にした特殊部隊っぽい人達が
剣崎君達に襲い掛かります。

剣崎君はともかく、広瀬さんも部隊員を素手でのしていきます。
BOARDの研究員の選定基準が気になります。
部隊員さん達が何故か武器を使わないで攻撃してくれるので助かります。

剣崎君は広瀬さんに虎太郎を連れて逃げるよう指示。
1人で部隊員さん達をしのいでいますが、最後には後頭部を殴られてダウン。
広瀬さん達の方へは部隊員達が追って来なかったので、どうやら狙いは剣崎君だけだったみたいです。
所長、剣崎君の携帯の番号は覚えていなかったのでしょう。
広瀬さんが剣崎君に電話をしようとした所、変な高音が発せられ携帯が使えませんでした。


 剣崎君は特殊部隊の人達に捕まって、連れられて行きました。
そして特殊部隊の人はサングラスの男と連絡をとっています。
サングラスの男は橘さんを捕まえに行くようです。


「恐怖心 俺の心には 恐怖心」
と一句詠みながら夜道を歩く橘さん。
風流です。字余りがきついのと季語が無いので川柳な気もしますが風流です。
ところで結局診療所には泊まらなかったのでしょうか。

そんな橘さんの前に現れるサングラスの男。
口の端で笑って宙に浮かび、引力をないがしろにしたキックを橘さんにお見舞いします。
そして片手を前方に突き出し、ファイヤーボールを発してみせます。
去年もこんな社長がいましたが、それは置いておいて、
夜ですがビルの明かりやエレベーターの動きから、まだ人が活動している時間帯な感じで、
目撃者とかチラホラいそうで気の毒です。


 そしてサングラスの男がとても怪しいので、
「何だこいつ。」と言って橘さんはギャレンに変身。
ファイヤーボールとギャレンラウザーの撃ち合いになりますが、
ギャレンの方は威嚇射撃に徹しているのか、全然当たりません。

さっきサングラスの男に嫌がらせテレパシーを送られた始さんも、影からこっそり見ています。
何かの拍子に仕返しをしようという魂胆でしょうか。

ロクに活躍しないまま変な人達にとっ捕まっている剣崎君。
早くカード2枚使ったキックが出せるようになって欲しい物です。