第1話
砂浜を疾走する青いライダー(ブレイド)。
一方洞窟のような場所では、別のライダー(ギャレン)がコウモリ怪人と戦っています。
更にレスキュー隊みたいに崖をロープで伝い降りてくる別の男性。
オペレーターの女性が青いライダーに
「剣崎君、目標地点まで南西20キロ」と無線で指示を飛ばしています。
今期の仮面ライダーは方位磁針とか持っていそうです。
バイクにカーナビを付けてあげたりとか不景気なのでしてくれません。
ちなみにオペレーターの居る管制室のモニタには、
犬吠埼あたりに「アンデッド」が居る事が示されています。
こっちのシステムはハードはともかくソフト面にお金を掛けているような感じで、
現場はいつでも悲しい物です。
あと、ライダーの使うバイクにカメラが仕込んであって、戦闘の映像が管制室に映し出されていますが、
この映像は多分無線で送信しているので、趣味で傍受している奴とか居そうです。
「急いで剣崎君。橘さんが苦戦している。」とオペレーターの女性。
「橘を助けるんだ。」とオペレーターの横に居た男性も口出し。
「急いで」と指示している割にメッチャ悪路を指定してきているんですが、
このオペレーター、もしかして現場まで直線コースを指示していませんか。
現場の20キロも前から未舗装地帯を走る必要があるなんて事が千葉県ではありえるのでしょうか。
公道を法定速度で走った方が早かったりしたら笑えます。
崖を伝い降りてきた男は、洞窟みたいな所でのライダーの戦闘を見に来たようです。
コウモリ怪人に通常キックを出すギャレンですが、
普通サイズのコウモリの大群が襲い掛かってきて怯んだ隙に
コウモリ怪人のパンチを食らって転がってしまいます。
転がったギャレンに近付くコウモリ怪人。
その時、ブレイドが一部平らで薄い壁をバイクで破って登場。
怪人を退かせます。
やはりあのオペレーターは直線コースを指示して来たに違いありません。
ギャレンはすぐ体勢を整えたようで、コウモリ怪人に向かってギャレンラウザーを発砲しています。
飛んで逃げるコウモリ怪人になかなか当たりませんが、弾が天井に当たって光が差し込むと、
コウモリ怪人は太陽光線を嫌うのか逃げていってしまいます。
それをバイクに乗って追う2人のライダー。
崖を降りてきた男も身を乗り出しています。
ギャレンはバイクでコウモリ怪人を追跡しつつ射撃。
当然片手運転です。
意外と危険ですので良い子は真似をしないで下さい。
そしてギャレンの攻撃がコウモリ怪人に命中し、コウモリ怪人は失速。
ブレイドが剣(ブレイラウザー)を投げ、コウモリ怪人を叩き落します。
ブレドはブレイラウザーのカードを引き、それをブレイラウザーの溝に通して読み込ませると、
ラウザーから「タックル」という音声が流れ、読み込ませた後のカードから方形の光が出て
ブレイドの胸部に照射されます。
しかし次に何をするか言ってくれるのは確認の意味では良いかもしれませんが、
相手に作戦がバレバレですし、間違えた時に訂正できるか怪しいんで無駄な機能かもしれません。
一昨年もそうでしたが。
次にタックルを出す事になったブレイドの体から湯気のようなものが出、
ブレイラウザーを前方に構えてコウモリ怪人に突進です。
でも怪人に関西式突っ込みみたいな感じであっさり跳ね返されたブレイドは
その辺に転がってしまいました。
やっぱり次の攻撃方法を宣言するのが悪いような気がします。
「お前の歯が立つ相手じゃない。見てろ。」とギャレン、コウモリ怪人をまたまた射撃。
コウモリ怪人を怯ませて、ギャレンラウザーからカードを2枚引き出すと、
次々にラウザーに読み込ませ、
火が出る前方捻り宙返りキックというか逆回転サマーソルトキックみたいな
自分が運動不足なんで説明が難しい挙動の蹴り技を出してコウモリ怪人を攻撃。
コウモリ怪人は攻撃を受けた箇所から緑色の物を噴出しながら苦しみ、
腰のベルトのバックルのような部分が左右に開きます。
その中から「8」の文字とダイヤのマークみたいな刻印が見えると、ギャレンは
「カテゴリーエイトか面白い。」とか言いながら手持ちのカードを怪人に向けて
キャッツアイのように投げます。
怪人に刺さったカードに、怪人から出ていた緑色の物が吸い込まれ、
怪人は消滅し、代わりにカードに怪人の絵が付きました。
物陰には「何だ、あのカード。」と驚いている崖を降りてきた男。
怪人の存在に対してもそのぐらい驚いて欲しいです。礼儀として。
「剣崎、闇雲に戦えば良いと言うもんじゃない。」と言いながらギャレンは
バックルからカードを引き出してかざし、変身を解きます。
そして何か咳をしている橘さん。
うつされると嫌なので奴との間合いは広げた方がよさそうです。
ブレイドも続けて変身を解きます。
橘さんはバイクに跨り、その場を後にします。
剣崎君も続いて行こうとしますが、物陰から崖から降りてきた男が
先ほどの戦闘について酷評しながら出てきます。
目撃者が居なさそうな場所で多分普通より強い相手にそんな事言いながら近付く勇気は
賞賛に値します。
「はじめまして、俺、白井虎太郎。
科学専門のノンフィクションライターを目指しているんだ。
ねえ、よかったら取材させてくれない?」
虎太郎は仮面ライダーの都市伝説を調べているようです。
取材をしつこく迫る虎太郎を、剣崎君はお腹が痛いとか適当な事を言って振り払って帰りました。
また悪路を20キロぐらい走るのかと思うとウンザリですが、
虎太郎に至っては徒歩で崖を登って帰るかもしれないので文句は言えません。
施設の敷地内に入る剣崎君。
門扉が自動で開いたり、門から建物の玄関まで距離があったりで豪華です。
入り口の自動ドアの上に「BOARD」と書かれたサッカーくじっぽいロゴの看板がついてる
建物に入り、まず入り口付近の花瓶に偽装した装置に自分の持つ携帯を認証させ、
次に階段の手すりで掌紋を認証、最後に壁にかけてある絵で網膜パターンの認証をして
施設中枢部に入ります。
つまり携帯をトイレに落としたらアウトです。
最後の認証から先に進める場所は、そこまでのホテルのような内装から一転し
飾り気のない病院とか研究室とかみたいな感じに。
「これでこの2ヶ月で3体目です。出現したアンデッドは。」
と言いながら男にカードとチップを提出する橘さん。
オペレーターの女性も、怪人の出現頻度が上がっているので
何故怪人が現れているのか気になるようです。
「君たちは封印に全力を注いでくれればいい。
そっちの方は我々が調べていく。」と男は回答。
何かを隠しているような様子です。
ちなみに公式サイトの記述によりますと、今期のライダーは
52体のナイルの悪魔をピラミッドにアンデッドをラウズカードに封印するのがお仕事らしいです。
橘さんは、彼を早く助けるようにと剣崎君をせかした男に対し、
自分を信用していないと指摘。
取り繕う男を無視して部屋を出ようとする橘さんをなだめようと、
剣崎君がヨイショをしかけますが、バレバレのようで、
橘さんに「何のためにライダーになった。」と強い調子で聞かれ、
「仕事と言っちゃったら身も蓋も無いんですけど、やっぱりあれですかね、地球と人類を守…。」
剣崎君、就職の面接時に奇跡が起こっていたようです。
「その純粋さを利用されないようにしろ。俺からの忠告はそれだけだ。」
と言い残し、橘さんは出て行ってしまいました。
虎太郎は家でBOARDについて調べています。
人類基盤史研究所というのが正式名称で、
進化論以外の要因で人類が勝ち残ったとまず仮定してその謎を調べているような
どうでもいいような研究機関となっています。
虎太郎はその機関に何故仮面ライダーが必要なのか、また怪物についても
疑問が湧いているようです。
自分のパンツの柄にも疑問を持って欲しい物です。
2ヶ月ぶりにアパートに帰った剣崎君でしたが、部屋には鍵がかかっておらず、
中から掃除道具を持ったオバサンが出てきます。
剣崎君は家賃滞納で追い出されました。
何だか同じ事を繰り返している気がします。
金色の羽根が出たらとにかく後ろを殴れ!
何か騒いでいたのでうるさかったらしく、隣人からクレームがくる剣崎君。
恐そうな隣人ですが、多分ハロプロ命です。
剣崎君は大家さんを追いかけて、特訓で2ヶ月出るが帰ってくると伝えたと必死で訴えますが、
大家さんの言い分は家賃を2ヶ月も滞納されると干上がってしまうとの事で、
事前の調整が悪かったようです。
ただ話を聞いた時点で不在時分の家賃が発生する事を再度説明してあげる方が
親切というものです。
賃貸契約書に目を通す人が何人居るのでしょう。
「轢くよ!」と剣崎君を一喝してバイクで走り去る大家さん。
剣崎君が「ゴウツクババア」と呟いたのは聞き逃しませんでした。
多分遠くで針を落とした音とか聞き取る系のオバサンです。
もしかしたら最強かもしれません。
そこに自転車を引きながら虎太郎が鋭く登場。
どうやら尾行されていたようです。
虎太郎は剣崎君に自分の家に住むよう勧めて来ます。
もしかしたら、剣崎君が追い出されたのは虎太郎が仕組んだ罠かも知れません。
虎太郎の家は敷地を囲うフェンスに「白井農場」の看板が付けられ、かなり広い事が窺えます。
親代わりの叔父の遺産の物件だそうで、相続税はどうしたのか気になります。
虎太郎は剣崎君に部屋を提供する代わりに取材を受ける事を条件に出し、
OKが出るまで取材内容を発表しないと譲歩し、また気候が悪い事を話しに出して
剣崎君を不安がらせる事で取引を成立させます。
取引を成立させた虎太郎は牛乳で1人祝杯をあげています。
何処かの地下室のような場所では、橘さんが何をするでもなく立っており、
その辺にある妙な卵のうのような物からは虫がワンサカ飛び出してきました。
ところで部屋のレーザー光はムードを盛り上げる為のものでしょうか。
虫的には建物の上の階よりも光の方が魅力的に思えます。
光の横に突っ立っている橘さんが虫にたかられそうです。
「JACARANDA」という喫茶店に入る虎太郎。
ジャカランダというのは花の名前らしいです。
一瞬「ジャッカー」と読みかけたのは内緒です。
その喫茶店は虎太郎の姉が経営しているらしく、虎太郎は姉の娘相手に
仮面ライダーを家に住まわせた話などをしています。
取材内容ではないので話してもOKな内容だと判断しているのでしょう。
しかしその時喫茶店に入ってきた男性はちょっとビクッとした様子。
今来た男性は写真を始めたばかりのようで、
ついでに虎太郎の姉の亡くなった結婚相手も写真家だったようです。
マスコミ系に縁のあるお姉さんです。
この今来た男性は、お姉さん家の下宿人だそうです。
どうでも良いですが、4人ぐらい見分けつきません。
ウインクぐらいわかりません。
下宿の男性は、あまりトークが得意でないらしく、すぐに自室に帰ってしまいました。
仮面ライダーと言う言葉を聞いた所為で、色々思い出しているみたいです。
ハートのカードを落としたり、カリスの姿の画像がかぶさるなど親切設計です。
仮面ライダー系にも縁のあるお姉さんです。
一方、虎太郎の家に住み始めた剣崎君、とりあえずソファで眠っている様ですが、
何か夜泣きしています。宇津救命丸とか処方した方が良さそうです。
どうやら、子供の頃に火事に巻き込まれて九死に一生トラウマになっているようです。
自分の夜泣きで目を覚ました剣崎君、当時の無力さを悔やんでいる様子ですが、
大人としても子供に助けられるのは、以後頭が上がらなくなるので避けたい所です。
その時剣崎君の携帯がなり、BOARDが襲われていると連絡が入ります。
BOARD内ではイナゴの大群が襲い掛かっていて、虫嫌いだったら見ただけで即死いけます。
イナゴの大群は一箇所に集まり、イナゴ怪人へと姿を変えます。
施設に到着する剣崎君。
施設の電源はあらかたやられていて、非常用のベルとかそっち系だけ生きている感じですが、
剣崎君は施設の研究エリアみたいな所まで来ているので、
1.認証システムは生きている
2.システムがダウンすると誰でも入れる
3.たまたま誰かが入退室する時に事件発生して入り口が開いたまま停止
のいずれかだと思われます。
とにかく施設に入れないでオシマイでなくて良かったです。
でもセキュリティ的にどれが正しいのか良く分かりません。
倒れている研究員に声を掛ける剣崎君ですが、へんじがない ただのしかばねだ 状態。
しかし物音がする方へ言ってみると、ドアの後ろの小さな空間に
オペレーターの女性(広瀬さん)がダメージを受けながらも潜んでいました。
この空間は設計ミスかなんかで発生したような狭い物ですが、
こんなのがあったら物置にしたくなるものです。
元々バケツとか段ボールとかどうでもいいものをジャカスカ放り込んでいたのを
広瀬さんが火事場の馬鹿力で外に出して自分のスペースを確保してたら笑えます。
広瀬さんは、所長と揉めた橘さんがアンデッドを操って襲わせたと考えているようです。
その話が信じられないと主張する剣崎君、青年の主張に呼応するようにイナゴの大群が今いる部屋に来週。
剣崎君は広瀬さんを置いて部屋を出ます。
多分囮になったんだと思います。
でも相手の数が多い上に行動パターンとか不明なので有効な作戦かはよく分かりません。
剣崎君が張り切って外に行ってしまったので、
広瀬さんは自分で救急車なり呼んだ方がよさげな感じです。
剣崎君を追って建物の外まで来たイナゴの大群は、イナゴ怪人になります。
イナゴに二手に分かれられたら広瀬さんアウトでした。
「貴様か!貴様が皆を!」と剣崎君ブチギレでブレイバックルを取り出しカードを装填。
バックルから無数のカードが一列に出て、剣崎君の周りを帯状に取り囲み、
カードがベルト状になりバックルと一体化。
前半のアギトみたいなポーズからバックルの前面を反転させると、
バックルの表面に差したカードが裏面に収納され、代わりに裏のスペード模様の部分が表にでます。
そしてバックルから方形の光が前面に浮き上がり、その光の面を通り抜ける感じでブレイドに変身します。
ちなみに、変身時に出す光は攻撃判定があるようで、怪人が弾き返されていました。
これなら変身中に攻撃されても安心です。
ブレイドはイナゴ怪人を殴ったりブレイラウザーで切りつけたりちょっとヒステリックに攻撃。
しかしイナゴ怪人に蹴られて、坂を軽くコロコロ転がり降りたりします。
立ち上がったブレイドは、何をするでもなく突っ立っているギャレンを発見。
怪人に攻撃されながら「本当に裏切ったんですか!」と聞いてみます。
いきなりそんな事を聞くのも失礼ですし、角が立つと思います。
て言うかやっぱり失礼だったみたいで、ギャレンはそのまま黙って帰ってしまいそうな感じです。
仕方が無いので大家のオバサンに助けを求めた方が良さそうです。