第50話


 マホロさんを助け出したので、敵首領付き敵基地から脱出しようとするイエローとブラック。
そこに敵首領の生み出した暗黒の鎧そっくりの敵が行く手を塞ぎます。

外界でも、アノマロガリスが空を覆っている為か、昼間なのに空が暗くなってしまいます。
店から避難した恐竜やメンバーも不安そうです。
しかし路上の車が通るすぐ脇みたいな所で座って避難生活を気取っていますが、
もうちょっと安全そうな場所は無かったのでしょうか。
轢かれます。


 敵基地から出るビームに倒れるアバレンオーとマックスオージャ。
でもビルとかは避けて倒れるのが倒れ慣れています。
そして中のレッドとブルーも変身解除。

アバレンジャーの帰りを信じて、お遊戯の練習をし始めたチビッコ。
でも路上なので車とか来たら避けないといけません。
あと、保育園の卒園式は高確率で延期になりそうです。


 敵基地内では、ブラックが暗黒の鎧似の敵を取り押さえ、
イエローとマホロさんに脱出を促しますが、イエローはブラックを見捨てられずに加勢に入ります。
しかしイエローの参加で安心したのかブラック急速ヘタレ化したらしく、
さっきまで1人で取り押さえていた敵に2人掛かりで負け、ブラック達も変身解除。


 チビッコが帰りを待っていると、立ち上がろうとするレッド。
ブルーも復活し、マックスオージャで敵基地を後ろから羽交い絞めにします。
そしてレッドの操るアバレンオーがドリル部分で敵基地を適当に刺すと、
うまい事に暗黒の鎧似の敵とブラック達の間に刺さったらしく、ブラック達は命拾い。

でも一歩間違えれば、ブラックはまたもや串刺しでした。

アバレンオーの手で基地から脱出したブラック達。
しかし暗黒の鎧似の敵も外に来てしまいます。
ブラックはマホロさんに安全な所に行くよう指示、イエローとブラックで敵の相手をします。

変身解除状態で戦闘しているアバレンジャーですが、劣勢の中で気合を入れなおし、
妙に力の入った爆竜チェンジ。
そして敵基地の方には電撃ドリルスピン+マックスクラッシャー、
暗黒の鎧似の敵にはダイノスラスター+プテラダガーで攻撃、
敵は爆発しながら倒れます。

それを見て一瞬喜ぶマホロさんでしたが、すぐに敵がまだ戦えることに気付きます。

ところでマホロさん、そこ戦闘地域から近いです、あんまり安全じゃありません。
恐竜やメンバーもそうですが、安全の基準がかなりズレていらっしゃいます。

敵のビームを浴びてダメージを受けるアバレンジャー達。
ブラキオの発案で、爆竜達を含めた皆のダイノガッツを合わせて反撃をすることになります。
暇を持て余した爆竜達のダイノガッツを集め、波動拳よろしく敵にぶつけるアバレンジャー。
しかし敵基地の方は再び立ち上がり、アバレンオーとマックスオージャを吸引してきます。
ブルーによれば、巻き添え狙いの行動らしいです。

レッドは「ここまで来たら踏ん張るんだー!」と叫びますが、2体のロボは敵基地に寄せられ、
コックピットにも火花が散りウワー。
火花はいつも割と散ってますし、それでロボが壊れる事も無いので
あんまり心配ではありませんが、
2体のロボは基地の爆発と共に姿を消してしまいます。
そして成層圏を覆っていたアノマロガリスも連鎖して爆発。
それと同時に地球に光が戻ります。

しかし成層圏にアノマロガリスの爆発の塵とか立ち込めて、
氷河期スタートな気がしますが、そこは多分ダイノガッツです。


 イエローとブラックの元に恐竜やメンバーが合流。
レッドが姿を消している為悲しむチビッコ。
ワニもしっかり悲しみの輪に参加しており、奴の適応力の高さが窺えます。


 そして半年後―――
恐竜やではワニが常連のオジサンにお冷を出そうとしますが、
手と口の位置関係から構造的にお冷を注げないようで、
トークで場を繋ぎます。

皆が居ないので寂しがる常連のオジサンに、助さんは今日が皆が帰ってくる事を告げます。

イエローはパーマを掛けてレーサーをやっていました。
コースを走ってから自転車に乗り換え、恐竜やに向かいます。

メガネ女子高生(メガネなし)は成田空港でメジャーリーガーからの電話を受けていました。
何時の間にか番号を知られたようです。
メジャーリーガーはシアトルでチビッコに会ったそうです。
大してあったことも無い日本人の子供の顔を覚えているメジャーリーガー、
引退後はホテルマンとかになれそうです。

チビッコはキャンピングカーの屋根に登り、車の修理を待っています。
チビッコが英語で話をしている相手は、実は生きていたレッド。
それにしても、日本人同士で喋っているのだから英語である必要が無いようで、
2人の会話は日本語に戻ります。
「あの時は本当に悲しくて、大変だったんだからね!」とチビッコ、
回想・種明かしに話を繋げてくれます。

レッドはブルーの発案で、爆発時に地中に潜って爆風を回避したそうです。
ティラノの口の中から元気な姿を見せるレッドとブルー。
レッドはともかく、ブルーはスティラコの中からワザワザティラノの口の中に移動したのかも知れません。
付き合いの良い奴です。

成田の駐車場でメガネ女子高生と一緒に車に乗るブルー。
メガネ女子高生はブルーの秘書になったようです。
ブルー達はブラック達とのお別れを思い出しています。
ブラック夫妻は娘に「ミコト」と名付けてしまいました。
「きっといい子になりますよ。」とレッド、根拠も無く発言。

あと、マホロさんのお兄さんの名前は付けてあげません。
そしてダイノアースに帰っていく爆竜達とブラック一家。
ヤツデンワニは地球に残留を決めていました。

それにしても、上空に次元の扉が開いており、
向こうに行くメンバーは黄色い光に包まれて扉に吸い込まれていきましたが、
ワニは良く巻き込まれませんでした。
勝手に持っていかれる訳ではなくて、自分の意志で行き場所を決められるようです。
この辺の能力が強くなると、かつてのチビッコ幹部みたいな事ができるようになるのでしょうか。
ミコトと名付けられたブラック夫妻のお子様が、将来次元の扉を開く能力を開花させるかも知れません。

ところで、ダイノブレスはブラックに返却でしょうか。


 恐竜やに到着するイエロー。
続いてメガネ女子高生とブルーも到着。
そしてレッドとチビッコも帰ってきます。
皆、中にアバレジャケットを着込んでおり、アバレンジャー時代を懐かしむモード。

そこに白い人と元チビッコ幹部そっくりのカップルが来店。
続いてブラック夫妻とチビッコ幹部そっくりのファミリーも来ます。

流石にトップゲイラーのソックリさんは来ません。

「しかしまあ、これも何かのご縁です。」と助さん。
ソックリさん達も交えて鍋パーティーをスタートさせます。
ソックリさん達は普通に喜んでパーティーに参加していました。
やはり、顔が似ているだけあって、中身も一癖あるようです。

飲食代がどうなるかとか確認したりしません。

そしてイエローも遂にワニを「ワニちゃん」呼ばわり、
鍋の具を食べさせてあげていました。


 それにしても、ワニに給仕をさせる飲食店も珍しいです。
普通はペット禁止ぐらいの勢いです。
恐竜やの衛生基準もズレている疑惑が発生しましたが、メデタシメデタシでした。