第45話
恐竜やでもお正月を迎え、店に獅子舞を呼んでいます。
本日は皆和装です。
ブラックも、チビッコ幹部そっくりの少女も和装です。
わざわざ和服を借りてきたのでしょうか。気合が入りまくりです。
おせち料理を頂く恐竜やメンバー。
メガネ女子高生は出来上がった雑煮を運んできます。
1人に給仕を押し付けているようで何だか納得いかないものを感じますが、
皆楽しそうなので良いのでしょう。
爆竜達もブラキオの中で(多分巨大)百人一首大会。
かなり大張り切りの爆竜達に、ブラキオも閉口しています。
ワニはちゃぶ台の前に正座とか物理的に出来ないので、
恐竜やメンバーの輪に入れずカウンターで拗ねてますが、
メガネ女子高生が雑煮を運んできてくれたので大感激。
お礼のチューをしでかそうとして、メガネ女子高生に一撃の下に倒されました。
初詣に出かけるアバレンジャー。
ブルーは大事な用があるとして初詣に不参加。
ワニもカウンター裏で酔いつぶれてます。
ブルーの「大事な用」とはテレビの正月特番のチェックだったようです。
コタツでみかんを剥くブルーですが、その時次元の扉反応。
剥き終わったみかんを手に舌打ちをするブルー。
自分は何故かこの時、小学生の頃に給食に出てきたみかんを
皮剥いただけの状態(未分割)で口に入れようとして
自爆した思い出が脳裏を過ぎりました。
あと、みかんの皮を折り曲げて汁を飛ばし向かいの席の奴に目潰しを食らわせたり、
みかんの皮を適当な大きさに切ったものを口の中に入れ、
歯の前面にみかんの皮をかぶせて
口をあけて歯が見えるべきところにみかんの皮がある様子を見せるとか
そんな遊びがありました。
それはともかく、神社に敵怪人出現。
初詣で居合わせたブルー以外のアバレンジャーが相手をします。
この怪人、昨今の敵の内情をベラベラ説明。
しかし敵の首領が復活したとかそんな話なのですが、
話の後半の怪人の行動予定が脈絡を欠いた為、
アバレンジャーは敵首領の復活を知らされた上に敵の方針が読めず混乱。
もしかしたらこの場は高度な情報戦が展開されているのかも知れません。
混乱しているアバレンジャーに敵怪人が変なビームを浴びせます。
アバレンジャーは変なルンバを踊り出したかと思うと、何故か鏡餅になってしまいます。
敵組織には正月がないらしいのですが、日本の正月に関する知識はブラック以上に有る事が判明。
そこに遅れて来ていたブルー、敵の変なビームを避けてアバレイザーで反撃。
敵怪人はガスを出してブルーをひるませ逃走。
ブルーは敵怪人を追おうとしますが、鏡餅に変えられたレッドがブルーを引き止め、
元にもどしてと頼みます。
どうやら鏡餅に変えられても、ちょっと動けるようです。
中に骨や筋肉があるのかと思うとちょっと嫌な鏡餅です。
ブルーは鏡餅を元に戻す方法を思案します。
一方、年賀状を投函しようとしているチビッコ。
汚い字で友達に年賀状を出すのが嫌みたいでちょっと悩んでいる様子。
保育園児なので、字が書けるだけでも立派ですが、本人の理想が高いようです。
しかし年が明けての年賀状出し、もしかして想定外の人から年賀状が届いたのでしょうか。
ちなみに自分は自分から年賀状を出しません。来た分だけ返します。
お陰で今年は5枚です。
親戚含む。
チビッコに話を戻しますが、チビッコも敵怪人に踊らされ、年賀はがきとなってしまいます。
羽根突きをしているメガネ女子高生と謎の少女も同様に羽子板に、
凧揚げをしている助さんも凧に変えられます。
一番踊りが上手いのが助さんというのは何か間違っている気がしなくもありません。
ブルーは正月デコレーションを施されたリアカーで鏡餅と化したメンバーを運搬。
道すがら他の恐竜やメンバーも回収していきます。
恐竜やに戻り、ブルーの整体で元に戻る一同。
どうやら外見は鏡餅やらの小さい物に変えられていたようですが、
中身は元のままのが入っていたようです。
見た目以上に重さがある鏡餅やら何やらだったでしょうが、
そんなに圧縮してよく死なない物だと感心します。血管詰まりそうです。
そんな中、独楽に変えられた常連のおじさんが恐竜やに御来店。
異常事態に警察や病院や自宅でなく
恐竜やに来てしまうこのおじさんは、身寄りが無いのでしょうか。
それとも、このおじさんは恐竜やがアバレンジャーの基地だと察しているのでしょうか。
そして案の定街中は「おめでたいもの」に変えられた人達だらけ。
アバレンジャーはブルーの作戦で、門松と鏡餅の描かれた立て看板を広場に用意。
おめでたい所に出没する怪人の性質を利用し、まんまと怪人をおびき寄せます。
アバレンジャー達は立て看板の裏に待機。
畳返しの要領で立て看板を立ち上げさせビームをガードするアバレンジャー。
同じ手は二度と食わないと言うアバレンジャーに、ならばと怪人、お年玉袋を寄越して来ます。
袋の中身が空なので、アバレンジャーは袋を怪人に投げ返しますが、
これがまた怪人に刺さって小爆発。怪人に小ダメージ。
怪人、急造なのでどうやら自身の能力を把握しきれていないようです。
怪人は次に日光凶悪猿攻撃という猿の動きを模した攻撃をして来ますが、
アバレンジャーは太鼓やはしごや輪くぐり用の輪っかを用意しており、
猿回しの要領で怪人を操り、怪人がはしごを上りきったところでアバレイザーで狙い撃ち。
はしごから落ちた怪人に「反省」の指示をし、その隙にスーパーダイノダイナマイトを放ちます。
おめでたい物に変えられた人々は元に戻りますが、怪人は巨大化。
ブラックはブラキオを呼ぼうとしますが、怪人がルンバを踊り、
その足踏みで地震を呼び起こしてしまい、それどころではなくなります。
「ルンバにはアレだ!」とブルーの発案で、アバレンジャーは雅楽の演奏をスタート。
以前イエローがマスク越しにライチを食べさせられた事からも分かるように、
アバレンジャーのマスクは外部と常に遮断されていないので、笙とかも余裕で演奏できます。
しかしわざわざ烏帽子狩衣姿になる必要があるのか、
というか生演奏の必要があるのか疑問ですが、
ここはやはり情報戦、見た目から相手に与えるプレッシャーを重視したのでしょう。
それが奏功し、怪人はイラついてルンバに必要らしいマラカスを投げてしまいます。
その隙にブラキオ出動。アバレンオーで怪人と戦闘に入ります。
怪人は春の七草フラッシュという技で、春の七草の説明をテロップで示しつつ、自分の体についている七草を模した部位よりビームを出してアバレンオーを攻撃。
整腸や風邪に効くのは分かる気がしますが、利尿作用のある草が多いのが意外でした。
そして主に百人一首でパワーを使い果たしてしまった爆竜達。合体が解けてしまいます。
怪人の方も疲れて一休みですが、爆竜もグロッキー。
今度はイエローの発案で、
恐らくは3分で作った七草粥(鍋はおろか米や草まで多分特大)で爆竜を復活させ、
ティラノに唐草模様の巨大布地をかぶせて獅子舞に見立て、噛み付いて怪人を攻撃。
怪人にある程度ダメージを与えて再びアバレンオー合体。
前半のだらしなさを取り返すように普通にドリルスピンで倒しました。
怪人にルンバを踊らさせられた人々は、ビームを浴びた所為で身体能力がアップしたり字がキレイになったりして、皆良いお正月を過ごせそうでした。
ブルーはビームを浴びてないのでそのまんまだと思います。
今回はアバレンジャーの用意周到さが光るお話でした。