第41話


 河に向かってダイノハープを演奏するブラックに話し掛けるレッド。
「マホロさんはすぐに帰ってきますよね」とブラックを励まそうとしています。
ブラックによれば、マホロさんは敵組織を倒す為に向こうに戻ったそうです。

マホロさんは大変仕事熱心で、感心させられますが、
あんまり手柄を立てられると、アバレンジャー不要説とか出そうです。

一方マホロさんの方は元チビッコ幹部の様子を探っています。
元チビッコ幹部の中には、邪悪な感触があるようです。
しかし元チビッコ幹部、寝ている時に布団もかけていないし
カプセル状のベッドの蓋も閉めていないので、風邪とかひきそうです。


 レッドに促されて恐竜やに戻ったブラックを待っていたのは、
イエローとメガネ女子高生によるクラッカー攻撃。
ブラックが外でダイノハープを吹いている間に、恐竜やはクリスマスディスプレイ完了。
イエローとブルーはクリスマスには早いと思っているようですが、
現時点で何月何日かは知りませんが、普通の店とかは11月ぐらいからクリスマスモードになりますので、
遅いぐらいです。

クリスマスを知らないブラックに爆竜達が「サンタクロースからプレゼントを貰える日」と説明をしますが、
大人は除外だとかむしろ大人がプレゼントを仕込んでサンタの振りして渡しているとかは
口が裂けても言いません、視聴者層を良く理解しています。


 一般の御家庭や街中では、若くて痩せ型のサンタが人々にプレゼントを配布しています。
プレゼントの蓋を開けると、中から敵戦闘員の持つ武器のような物が飛び出して人に取り付き、
取り付かれた人は敵戦闘員になってしまいます。

昔ビックリ箱という、やはり蓋を開けるとバネの力で中から蛇などの模型が飛び出る
ジョークグッズがありましたが、そんな感じです。

笑い袋並に最近見かけないアイテムですが。


 恐竜やのモニターで、敵戦闘員の大量出現を知るアバレンジャー。
チビッコが遊びに言った地域で事件が発生している為、慌てて現場に駆けつけます。
チビッコは箱を受け取る事を拒否しましたが、痩せ型のサンタが自分で箱を開けてしまいます。
取り付こうとする敵戦闘員の武器みたいなのを駆けつけたレッドが除去、敵戦闘員と戦おうとしますが、
謎の少女から、敵戦闘員がチビッコの友達が変化させられたものだと知らされます。

ところで、人間の手で箱を開けなくても、人間を戦闘員に変えられるのなら、
人込みかなんかで中身だけ大量にぶちまけた方がお手軽簡単な気もします。
作法にのっとる必要は無いと思います。


 痩せ型のサンタは怪人の姿になり、広い場所に移動します。
そこにレッド以外のアバレンジャーが待ち構えていますが、
元人間の戦闘員に自分を守らせている為、アバレンジャー達は怪人に攻撃が出来ません。

敵を攻撃できないのと、何故かチビッコが具合悪そうなので、アバレンジャーは帰ってしまいます。
敵は別に追ってきたりしないので楽です。


 恐竜やに戻ったアバレンジャー。
ブラックはチビッコが「邪命因子」に感染している事を突き止めます。
チビッコの場合は量が少なかったので敵戦闘員にならなかったのですが、
邪命因子は時間が経過すれば増殖するので、後で戦闘員になるそうです。
そう言っている間にチビッコの左手だけ変化。
レッドはちょっとパニクリモードで怪人を倒しに外出。
怪人を倒しても邪命因子が消えるか分からないとするブラックに、
ブルーは「だが何か方法はある筈だ、お前なら見つけられる」と
テイ良くお留守番命令。


 敵基地では、今回の作戦が成功したら、地球側のボスが目覚めるとかで幹部がウキウキムード。
何でも、ダイノアースから分かれた地球にも、敵ボスと同じのが居て、
人間に寄生しているかも知れず、その場合、
今回の作戦に引っ掛かっても敵戦闘員に変身しないそうです。

何でこう地球側に盾やら伝説の爆竜やら妙なのが来ているのか、納得いかない部分もありますが、
敵が地球に侵攻している理由が希薄なので、地球にこの位何か無いと格好がつかないのでしょう。
ところで、敵ボスが2体居ると言う事ですか。
敵ボス同士が潰し合ってくれれば話は早いのですが、難しそうです。


 怪人に再び戦闘を挑むアバレンジャーですが、
必殺技を出そうにも元人間の戦闘員が邪魔で攻撃できません。

苦戦するアバレンジャーを、モニター越しに見ているチビッコ。
チビッコがアバレンジャーを応援すると、体が光って、変化した手が元に戻り、体調も良くなります。
ブラックによれば、チビッコから邪命因子が消えたそうです。
チビッコが発した光がブラック的にヒントになったようで、
ブラックは恐竜やから出てアバレンジャーの元に向かいます。


 元人間の戦闘員相手に苦戦しているアバレンジャー。
駆けつけたブラックが、邪命因子の弱点はダイノガッツだとして、
敵戦闘員に向けて手からビリビリとダイノガッツを出してみますが、敵戦闘員は
苦しむだけで、全然戻りやしません。
イエローの見立てでは、人間の中からダイノガッツが湧き上がらないと駄目みたいです。
チビッコが戻ったのも自力でしたし、戦闘員の戻し方もちょっと外してしまったブラック、いい所なし。
マホロさんが見ていなくて良かったです。

その時高い所に白い戦士と元チビッコ幹部も登場。
アバレンジャーに戦闘員を倒すようけしかけます。
破壊衝動が人間の本性なので、敵戦闘員になったり鎧に操られるのだとする白い戦士。
しかしブラックは、鎧は消滅した事を引き合いに出し、
「永遠に続く悪は無い。残るのは正義の心だ!」と反論。
そこにワラワラと賛同者達が登場。
戦闘員にされた人達の家族や関係者達が集まってきたようです。
戦闘員になっている人達はどれが誰やらみたいな感じですので、見分けがつくかは微妙です。
関係者達は戦闘員に目を覚ますよう口々に声援を送ります。
その効果で苦しみ出す戦闘員達。

白い戦士が関係者達を攻撃しようとしますが、それはアバレンジャー達が阻止。
関係者達は全員とっさの時に動けるタイプらしく、攻撃が来た時にしゃがんだりしてます。
さらに戦闘員達に声をかける関係者達。
再度立ち上がって声を出しています。
しゃがんだままの横着な人が一人も居ないので感心させられます。
ただ、攻撃が来る可能性があると分かっている状況になっても、
子供が最前列をキープしているのが気に入りません。
どうやら、この場に居る人たちは、
白い戦士の武器を落とさせただけで、敵の攻撃を封じたと思っているようです。

今回は何故か敵側も攻撃できない気分なので助かりました。

敵が行動を起こさない隙に戦闘員から元に戻る人達。
白い戦士と元チビッコ幹部も、怪人に責任を取るよう言いつけて去ってしまいます。

赤鼻ビームとか言うのを出してアバレンジャーを攻撃する怪人。
一般市民を避難させた後に攻撃してくるところが良心的です。
ちょっと離れた所から今度はレッドを応援する一般市民。
その一般市民のダイノガッツでレッドはマックス化。
ちょっと前のイエローとブルーのダイノガッツ総量は
一般市民のざっと50人前分ぐらいだったという事でしょうか。
やや少ないように感じられます。

もしかしたら、今回敵のターゲットになった人達は、ちょっと強い人達なのかも知れません。
怪人が個別にプレゼントを配っていったのが、
相手を選んでいたからだとすれば、無差別に怪人にしなかった説明がつきます。
しかし強いと同時に戦闘員から戻る危険性も高い人達な訳で、
作戦そのものに穴があったとしか言い様がありません。


 マックス化したレッドはクリスマスバージョンのマックスフィールドに怪人を引きずり込み、
盾でどついたり、アバレイザーを撃ったり、盾に付いている剣から出た光で突き刺したりして
怪人を倒し、マックスフィールドから出てきます。
怪人の残骸もマックスフィールドから出てきます。ゴミは持ち帰るルールです。

しかしその残骸から巨大化怪人が発生。
アバレンジャーはスティラコに乗り込み、マックスオージャで立ち向かいます。

いつものように楽勝かと思われたマックスオージャですが、
敵怪人に袋詰にされてしまいます。
マックスオージャは袋の中でパッケージ詰され、プレゼント状態。
誰へのプレゼントか気になります、靴下に入りません。
そして敵怪人は勝利ムード。


 そこに
「私を忘れてもらっては困る!」とブラック。

申し訳御座いません、素で忘れておりました。
お困りになられたそうで、大変心苦しく存じます。

ブラックはブラキオを呼び、ブラキオの頭の上に乗ると、
ダイノスラスター「クレセントムーン」で怪人の持つ袋を裂き、マックスオージャを解放。
ブラキオ、単なる踏み台でした。

マックスリュウオーを完成させたアバレンジャー、爆竜必殺リュウオーバスターで敵怪人を倒しました。
アバレンオーは最後まで出番なし。


 敵基地に戻った白い人の前に、例のプレゼントが。
元チビッコ幹部がプレゼントの箱を叩き落としますが、落ちた拍子に中のものが
白い人に取り付こうとします。
しかし効果が無い様子。
マホロさんによれば、以前白い人に触れた時、元チビッコ幹部と同じ感覚があったので、
地球側の敵ボスは白い人に寄生しているようです。

この人まで1歳児と言うオチだったら嫌だなと思いました。