第22話


 唐突にキラーオーが街を襲い始めます。
ライドラプターで駆けつけるアバレンジャー側も、爆竜達を呼び出しアバレンオーロッキルで立ち向かいます。
しかしキラーオーは鎖でアバレンオーロッキルを拘束してしまいます。
そこに助けに入ろうとしたバキケロナグルスとディメノコドンは、キラーオーに巨大な樽状の物に頭だけ上から出した状態で詰め込まれてしまいます。

 ちょっと西太后チックです。
※元ネタをご存知無い方は、敢えて調べたりしない方が良いと思います。

ちなみにアンキロは不参加です。


 白い人は先週のおかしな怪人の電話を使い、敵組織に怪人の製作を発注しています。
おかしな怪人、やはり白い人の所に戻ってきたようです。
白い人的にも電話代が浮くので助かります。


 恐竜やのモニターに白い人からの連絡が入ります。
やはりおかしな怪人を使って通信しているようです。
爆竜が詰め込まれた樽に、3日後の日没に爆発する爆弾を取り付けたと言う白い人。
さらに爆竜達の周りにはバリアーが張ってあり、今回敵組織に発注した怪人を倒さないとバリアーの解除スイッチが手に入らないそうです。

爆弾の解除方法については何も教えてくれませんし、アバレンジャー側からも質問が出ません。
来週あたり、何色の線を切ろうか迷いそうです。

あと、爆竜たちがいる樹海とは青木が原でしょうか。他に心当たりがありません。
あそこはリアルで嫌なものを見てしまいそうなので、出来れば入りたくないスポットの一つです。


 そこに帰ってくるメガネ女子高生とチビッコ。
チビッコは突然悪い言葉を使って周囲を驚かせます。
何でも、アイドルのせいで悪い言葉が流行っているのだそうです。


 そのアイドル「ぷりぷりんせすシスターズ」(うっかり語順を間違えるとあらぬ誤解を受けそうなユニット名です)、
粗末なセットとスーパーで買い揃えたような衣装、そして取って付けたような歌と踊りですが大人気。
TVの前の一般のチビッコは「ぷりぷりんせすシスターズ」に夢中で、目を光らせて「うっせーな、うぜーんだよ」と悪い言葉遣いを真似ます。

街中では壁にスプレーで落書きをするチビッコ4人組。
通りすがりの巡査が注意するものの、チビッコ4人組のサイキック攻撃に手も足も出ません。
というか、チビッコ達は超能力者になっているようです。

以前、塾を開いて生徒に青い大根を食べさせて超能力者化させ操った怪人がいました。
その時は安い授業料で人を集めてた訳ですが、今回はアイドルで儲けつつ子供を超能力者化させるようです。

白い人が立てたと思しき作戦は敵組織より収益性で優れています。


 「ぷりぷりんせすシスターズ」のCDは800万枚のヒットだそうです。
経済効果には良い刺激となりそうなこのCD、一方では子供が凶暴化するので国会(内閣?)でも問題に。
しかし、文部科学大臣もやけに青い発ガン性の高そうなドリンク「うぜーよ」を飲みながら、「ぷりぷりんせすシスターズ」反対派に「うぜーよ」と暴言。

辞任は免れません。


 子供達の凶暴化の影にCDやドリンクがあるとして、アバレンジャーは手分けをし「ぷりぷりんせすシスターズ」やドリンクの関係者に接触しますが、一様に他の誰かからの指示であると言う為、黒幕が掴めません。


 恐竜やで途方にくれるアバレンジャー。
そこにメガネ女子高生がパジャマで登場。多分夜遅い時間帯です。
「ぷりぷりんせすシスターズ」が、TV番組にはテレビ夕焼けにしか出演していない事に気付いて、それを知らせに来ました。
電話で話せば済みそうな事ですが、きっと先週から電話に出てくれないケースが増えているのでしょう。


 次の日、TV局に向かい社長に怪人に付いて問い詰めるアバレンジャー。
レッドは社長を怪人から全力で守るからと、頭を下げます。
社長は「分かりました。身の危険を恐れることなく、全てをお話します。」
と、怪人の居場所についてアバレンジャーに話します。

社長、変な連中と面会している時点で既に命知らずです。


 怪人に乗っ取られていると言う屋上の電波塔に向かうアバレンジャー。
しかし怪人の姿は有りません。
そこでイエローがダイノブレスから怪人の細胞に強く反射するサーチビーム(手製)を照射、怪人を探し出します。

イエロー、自分でブレスを改造したようですので、今迄こっそり怪人の死体を集めて組織等を分析していたものと思われます。
イエローの部屋、または恐竜やの冷凍庫には怪人のサンプルがストックされているのかと思うと、カレーが不味くなります。


 見つかって逃げる怪人を変身して追うアバレンジャー。
そこに白い人が現れ、レッドが白い戦士の相手を担当する事に。
白い戦士は「あんまり人を信用すると失敗するぜ」とレッドに忠告、戦闘開始です。
結構いい勝負な感じで、白い戦士の初登場時の飛び抜けた強さはもう片鱗もありません。
ガンで撃ち合って相打ちぐらいの形で終了です。


 残りメンバーはブラックを中心に怪人と戦ってます。
ブラックはファイヤーインフェルノを放ち怪人を攻撃。
ブルーとイエローはブラックがまた倒れてもいいように横から補助に入ってます。

しかし倒した怪人は単なる戦闘員。怪人の分身が集まって戦闘員を怪人に偽装していたようです。

そして何より驚くべき事は、怪人製作を請け負ったうえに戦闘員も提供していた敵組織。

殆んど慈善団体です。


 世の中では子供が喧嘩して念力で空中に浮かんで口から光線とか出していますが、TVの見過ぎで片付けられているのかも知れません。