第21話


 キラーオーに歯が立たず、恐竜やで落ち込んでいるアバレンジャー。
そこに新たな爆竜反応があったとブラックが報告に来ます。
ブラックのダイノコマンダーがオレンジ色の爆竜仕様にチェンジ。
ダイノコマンダーから「助けてキロキロー」とアンキロベイルスの声が聞こえます。

今何処にいるのかと言う問いにアンキロベイルス、海みたいで畑みたいで町みたいな所とか適当な事を言ってアバレンジャーを呼び出しますが、
「そんなの無い」とふざけた様子で種明かし。

とりあえず謎の海底都市とかにはまって助けが要る状況では無いようですので、良かったです。


 海岸に近い白い建物に白い人が住んでいるようです。
立地的に別荘でしょうか。
こんな良い物件をお持ちなら、工事中のマンションでなく自分の所でトップゲイラーの卵を隠し持っていても良かったのではないのでしょうか。
もしかしてトップゲイラーの卵が何か変な臭いがするとか、都合の悪い事でもあったのでしょうか。

その建物内では、以前白い戦士にオープニング前に消されてしまった怪人が掃除をしていました。
消された怪人は、光の玉となって白い戦士のベルト部分に収納されたようです。
いいように使われてしまう所と言い、この怪人の立場はポケモンみたいなものでしょうか。
そのうち進化するかもしれません。

その怪人に白い人が無言でダーツ攻撃、そして居眠りです。
白い人寝つきが良いです。
でも海岸近くの直射日光が当たる所で寝たら、変に日焼けして大変な事になりそうです。

白い人が居眠りをしている間に、怪人は敵組織に帰りたいと、頭に付いている電話を掛けます。
「ハイ、エヴォリアンです」と普通に受話器を取るチビッコ幹部。
しかし受話器の長さが60センチくらいあるので、相手に声が届いているのか不安です。
あと、怪人は白い人のお手伝いさんをしているので、逆に幹部に怒られてしまいました。
そこで怪人は、白い人は強すぎて倒せないのでアバレンジャーを倒して、その手柄で敵組織に帰ろうと考えます。

白い人については、「強いから」でなくて「爆発しかねないから」とかの理由で諦めた方が、精神衛生上宜しいかと存じます。
もしかして怪人は白い戦士が爆発すると大変だと言う事を知らないのでしょうか。
知っていても時々忘れていそうな人達も居ますが。(含む自分)


 アバレンジャーをおびき寄せる為に、街で人間を襲う怪人。
そこに駆けつけたイエローに最低呼ばわりされた怪人、蔑まされるのが心地よいらしく、イエローに惚れてしまいます。
どうやらこの怪人は比較的少数派の趣味を持つようです。
番組を御覧の小さなお子様に何か質問をされたらどうしようかと焦った親御さん方が多そうです。

イエローを捕らえようと戦闘員を呼び出す怪人。
イエローは変身して戦闘員達の包囲を破ります。
しかし怪人には益々好かれてしまいます。
そこに「らんるちゃん!」と叫んでレッドがブルーと共に駆けつけます。
イエローに攻撃されると逆に喜んでしまう怪人ですが、レッドとブルーの攻撃は痛いだけで気持ちよくないそうです。

最後の一線だけは踏みとどまったと言う感じです。

レッドとブルーに邪魔をされた怪人は一旦引き下がります。
イエローは気持ちが悪くて背中が痒くなったそうで、レッドとブルーに掻いて貰ってます。
でも、アバレスーツの上から掻いて治るのでしょうか。
靴履いたまま水虫掻くようなものではありませんか?


 恐竜やに、怪人からイエロー宛てに電話が掛かってきます。
怪人の電話は番号を知らなくても好きな所に掛かるそうです。
ですがイエローの名前を早速知っていた怪人。
戦闘時にレッドがイエローの名前を呼んだのを聞いていたのでしょうが、変わった名前なので、よく聞き間違えなかったと感心します。

怪人は公園から電話を掛けているようです。
怪人の周りは子供が遊んでいますし、フェンスの手前では工事の人が弁当を食べています。
この怪人はビームとか出さない限り、周囲から恐れられる事は無いようです。

電話の向こうのイエローに歌を贈る怪人。
その歌は頭が痛くなる類のものらしく、恐竜やのメンバーは苦しみますが、電話の受話器を置いても尚、音が聞こえてきます。
メガネ女子高生がモジュラーを抜き、やっと音が止みますが、そこに常連のオジサンが頭を抱えて登場。

2丁目の公園で変な奴が変な歌を歌っているとの事です。
多分サンタルチアの替え歌ですが、イタリア人に怒られるのでそうは言えないようです。

ちょっと関係ないですが、自分、以前夢で「地下鉄を乗り過ごしてサンタルチア駅(ヴェネチア)まで流された」ってのを見たことがあります。
あたり一面水の都。
あれは焦りました。
しかも仕方が無いから水上バスで竹芝桟橋まで戻ってJRで帰りました。


 怪人の歌に苦しむ公園近辺の人々。
出前のせいろが跳ねているのは、恐らく怪人の歌に低周波のようなものが含まれているからに違いありません。

近くに怪人が居ると知ったアバレンジャーは出動しようとします。
そこに店の裏からブラックがアンキロと口喧嘩しながら登場。
そう言えばブラックいませんでした。
アンキロはレッドとブルーが探し、怪人はイエローが対応するそうです。

ストーカーをプライベートな問題として周囲に助けを求めないのは危険です。
良い子は真似をしないで下さい。

もっとも、助けを求めたにもかかわらず助からないケースがあるのも事実ですが。


 怪人の前に現れるイエロー。
怪人はやはり喜んでいる様子。
「プロポーズのヤツデの花束」をイエローに渡そうとします。
花束なのに葉っぱしかないのは怪人と人間の感覚の違いでしょうか。

しかも怪人のパワーで、イエローはウエディングドレスを着させられてしまいます。
怪人が何処でドレスを仕入れたのか気になります。
白い人の所で給料を貰っていたのでしょうか。
盗むにしても売っている店とかあまり見ません。

イエローに「愛のガブリキスをさせて」と迫る怪人。
資材置き場のような所に逃げ込むイエロー。
怪人はその辺の鉄柱に噛み付いてしまいますが、何故か爆発が起こり、爆竜アンキロベイルスが姿を現します。

恐竜やでは全ての爆竜が揃ったと安堵するブラック。
ブラック当たり前のように出動していませんでした。

新しい爆竜の出現は白い人にも伝わります。
アンキロベイルスを狙って白い戦士も出動。
怪人は隠れながらもイエローを応援。
イエロー、白い戦士相手に勝てはしませんでしたが以前より善戦しています。
白い戦士の所謂ヘタレ化の兆候でしょうか。

白い戦士はアバレンジャーの相手をしている暇はないとキラーオーに乗り込みます。
そこに遅くなってすみませんとブラック登場
遅くなった理由が恐竜やでマッタリしてたからとかだったら腹が立ちます。


 アバレンオーとキラーオーでアンキロベイルスの物理的な奪い合い。
巨大ロボ2体に引っ張られて、アンキロベイルスの命は風前の灯火。
アンキロは自力で脱出しますが、巨大ロボ2体は戦闘開始。
怪人はロボ戦を応援していますが、自分が忘れられている為、自分のキャラが薄いのかと気に病んでいる様子。
濃いとか薄いとか出なく方向性の問題な気がします。


 巨大ロボ2体に引っ張られ、拗ねているアンキロにブラックがアバレンジャーに加勢するよう説得。
「お前なんか大嫌いだー」と言われてアンキロはアバレンジャーの加勢を決心。
トリケラと全とっかえでアバレンオーベイルズ完成。

居なくても合体が成立するプテラと、居なくても代わりの奴が2体も居るトリケラ、どちらが不幸でしょうか。


 アバレンオーベイルズはアンキロの尻尾部分である右腕が、左腕同様ドリル状です。
両腕ともドリルなので是非地面に潜って頂きたいものです。
そしてキラーオーはアバレンオーの爆竜必殺ダブルトルネードを受け、「今日のゲームはここまで」として、怪人を回収して退散。
白い戦士、怪人を忘れていませんでした。


 恐竜やでカレーを食べながらくつろぐアバレンジャー。
掛かってきた電話に怪人からではないかと警戒するイエロー。
イエローが電話をとりますが、ラーメンと餃子の出前依頼の間違い電話でした。

電話機から一番離れた席に座っていた人に電話を取らせるのは何かの嫌がらせでしょうか。
ですが電話のガチャ切りは頂けません。
この電話を掛けてきた人がちょっと頭の悪い人なら、ラーメン屋の方に文句の電話を掛ける可能性があります。マジで。


 白い人の所では、怪人がまだ居ました。
イエローを応援していた事で特大(特注?)ダーツの的にされていました。
怪人は海に逃げ込みますが、今迄逃げ出していなかった所を見ると、そのうち帰ってきそうな気がします。

事あるごとにときめく人と、軽蔑されると喜ぶ怪人。
何だか嫌な組み合わせでした。