第46話
クリーニング屋でミーティングをしている一同。
メンバーは真理ちゃん、里奈ちゃん、乾氏、バイト君、啓太郎(ちゃん?)、蛇くん、助けられた子供(お休み中)。
バイト君達によれば、蛇くんが助けた子供はオルフェノクに狙われているそうです。
また狙われる可能性があるので、乾氏と部長さんの居るクリーニング屋で預かって欲しいそうです。
バイト君も出来る限り協力するそうですが、何となく金銭面以外な感じがしなくもないです。
蛇くんは子供と離れたくない様子だったので、啓太郎(ちゃん?)が蛇くんも引き取ろうとしますが、
店の手伝いをするつもりが無いと宣言した為、蛇くんはクリーニング屋から追い出されてしまいました。
蛇くんは転げながらクリーニング屋を出て行ったので、誰かが物理的に蛇くんを追い出したと思われます。
下手をしたらダブルライダーキックとか食らったかも知れません。
買い物帰りの真理ちゃんと部長さん、公園で何やらお話中。
部長さんは真理ちゃんに義父についてどう思っているか確認しています。
部長さんは同窓会の日にオルフェノクに襲われたのが、義父の陰謀である可能性を指摘します。
しかし真理ちゃんは義父は優しい人だったと反論。
真理ちゃんの言う通りだと取り繕う部長さんですが、地下教室での義父の怪人体を思い出してます。
まあでもあの時は助けてもらった訳ですが。
あと、寝ている間にも助けられてますが。
とりあえず真理ちゃんに心配をさせるような事をあまり吹き込まなかったので良しとします。
スマートブレイン社では、手術中の医者みたいな格好のオジサンが、社長にオルフェノクの変死体を見せています。
オジサンが遺体に掛けられたシーツをマジシャンのように大きなモーションでバッとめくると、
そこには先週子供の影にやられた人の姿が。
どうやら炎ごとガチンガチンに固まっているようで、
オジサンの解説によれば全組織が化石化しているそうです。
説明の為液体窒素のボンベで遺体を叩いて見せますが、ひび一つ入りません。
これなら車に轢かれた位では損壊しません。
しかし処理に困る遺体です。
ちゃんと土に返ってくれないと、将来ゴミ問題に悩まされそうです。
そして社長によれば「王が現れた」そうです。
子供に会いたくてクリーニング屋に来る蛇くん。
しかし声を掛けた相手は洗車中の部長さん。
部長さんは蛇くんもついでに洗車。
「なんちゅう態度の悪い奴だ、お尻ペンペンしてやる、ちょっと来い。」
と言いながら自分から部長さんの方へ行く蛇くん。
何となく来てくれなさそうな気配を察したようです。
しかし部長さんに逆に殴り飛ばされてしまった蛇くん。無抵抗主義ですか。
「俺にとってオルフェノクは全て敵だ。たとえそれが親であってもな。」
と部長さん、ちょっと真理ちゃんには聞かせたくないセリフを吐きます。
あと、蛇くんがずぶ濡れでマンションに帰っても、
馬怪人が今迄築いてきた実績のお陰で、近所からは何とも思われないと予想されます。
スマートブレイン地下の流星塾跡地では、社長さん(バラ怪人)が旧社長(ヤギ怪人)に
オルフェノクが辿る運命について尋ねています。
ヤギ怪人、地下に常駐ですか。
いつでも会えますか。
何か有難味が薄れました。
あと、あんまり地下に居ると「くる病」(日照不足でかかる骨の病気)になりそうです。
ビタミンD補給でしのいだのでしょうか。
ヤギ怪人はオルフェノクは滅ばなくてはならないと考えているようです。
その割にはヤギ怪人、工事のオジサンとかも余裕で滅ぼしていそうな感じでした。
よく考えたら、別に人間は滅ぼさないと言っている訳じゃないので油断は禁物です。
夜。線路沿いで路駐している乗用車に近付く一台のバイク。
バイクの男は乗用車の中に人が居る事を確認すると、
オルフェノクに変身して乗用車の主を殺害。
そのまま帰ろうとすると、パジャマ姿の子供が乗用車の上に立っているのに気付きます。
子供の側から大人の影が生えてきたので、
バイクの男はお化けと思ったのか悲鳴を上げて逃げていきます。
子供の方は、男を追いそうな感じでしたが、途中で我に返ってしまいました。
この子供はこの場所に到着するまでに誰にも会わなかったのでしょうか。
一発で補導なり保護なりされそうです。
自分で歩いてクリーニング屋に戻る子供。
クリーニング屋の入り口は開けっ放しで、空き巣に入られそうです。
そして先程ビビリまくりだったバイクの男ですが、子供の後をつけて来てました。
意外と立ち直りが早いです。
子供の事をスマートブレイン社でバラ怪人社長に聞くバイクの男。
たまたまバラ怪人社長が知っている事だったから良かったものの、
普通は
『昨日の夜、車の上に子供が立ってて、その横から影だけの大人がスーッと…』
等と言おうものなら
『寝ぼけたんじゃん?』とか一蹴されるのがオチです。
『いや後もつけたし。』と続けても
『ハイハイ。』と適当にあしらわれそうです。
バイクの男はその辺のリスクを考えたのでしょうか。
バラ怪人社長によれば、オルフェノクの王は、オルフェノクのエネルギーを取り入れて覚醒するのだそうで、オルフェノクの犠牲が必要らしいです。
そして王の力が無ければ、オルフェノクは存続が危ういらしいです。
しかし何人分のエネルギーが必要か計算しないと、
オルフェノクを食うだけ食って覚醒できないなんて事になったらちょっと悲惨です。
スマートブレインの会議室では、バラ怪人社長が役員一同から退陣を要求されています。
役員から社長へ退陣を迫る場合、どういった手続きが必要かは知りませんが、
デスクの上にはペットボトル一本のみなので、多分忘れ物があると思います。
誰もメモを持っていませんし、議題などの配布資料も無しです。
役員が口々に何か喋っていて、進行係も居ないようです。
議事録も取っていないので、此処でどんな話をしても非公式な物かも知れません。
バラ怪人の社長退陣の論拠として、
「花形社長が帰ってくれば、あなたには用は無い。」と役員の1人が発言。
その発言に合わせて、今迄扉の裏で潜んでいたヤギ元社長が登場。
中での発言は外に筒抜けです。
ヤギ怪人元社長は、自分が社長に戻る気が無いと宣言、
馬怪人を新社長にして自分はその補佐に回るそうです。
馬怪人、ピザ屋バイトぐらいしか就職経験無さそうなので、何か不安です。
きっとこの後、役員の前で着任の挨拶とかドキドキイベント発生と思われます。
あと、役員以下、取引先の人とかに新社長の事を聞かれた時、結構恥ずかしいかも知れません。
創業者一族とか、社内で何らかの実績がある人とか、何処かの銀行から引き抜いたとかなら当り障り無く説明できますが、
馬怪人については虚偽無く説明しようとすると、
「どっかのボンボンらしいんですが、何か自分の息子と同じぐらいの若僧で、
どうも前の前の社長が気に入っちゃったみたいで。」
とか説明だか泣き言だかな感じになり、
取引先の人に心から同情される事間違いありません。
広場で野球をする真理ちゃん、乾氏、バイト君、啓太郎(ちゃん?)子供。
里奈ちゃんが居ない所を見ると、施設のバイトでしょうか。
バイト君は途中で抜け出したから首になっていそうです。
真理ちゃんは蛇くんが助けた子供を守ってあげたいと思っているようです。
しかしそう言った矢先に、野球のボールを追っている子供の前にバイクの男登場。
男は子供を敵と認識して倒そうとします。
サンゴ怪人に変身した男を止めに入る乾氏とバイト君。
啓太郎(ちゃん?)が2人にベルトを投げて渡します。
啓太郎(ちゃん?)緊急時に迅速かつ的確な行動。
と思ったら、車のキーを落としてしまったらしく、避難が出来なくなってしまいました。
そして乾氏555とバイト君デルタよりサンゴ怪人の方が腕力があるみたいで、
普通の格闘では2人掛かりで尚劣勢。
そこで乾氏555に向かって歩くサンゴ怪人を、後ろからバイト君デルタが必殺キック。
そして前方に投げ出されたサンゴ怪人、
ほっといても死にそうですが、
着地前に更に乾氏555が必殺パンチで念入りに倒します。
そこにバラ怪人登場、乾氏555とバイト君デルタにエネルギーボールをぶつけて攻撃。
そして子供を見つけたバラ怪人、オルフェノクに変身すると、子供の方に向かって行きます。
それを阻止しようと乾氏555とバイト君デルタはバラ怪人を抑えに行きますが、
またまた歯が立ちません。
バラ怪人は背筋を伸ばしたまま2人を殴って追い詰めていきます。
真理ちゃんの分析では戦力不足のようで、部長さんを応援に呼びます。
バイト君デルタは、ジェットスライガーの呼び出しをしますが、
バラ怪人にベルトを取られ、オデコを叩かれて後方に吹っ飛んでしまいます。
部長さんがサイドバッシャーに乗って来て、バラ怪人と対峙。
2人同時に変身です。
部長カイザとバラ怪人デルタはお互い銃口を突きつけあいますが、
そこにバイト君がさっき呼んだジェットスライガーが今更登場。
それに気を取られた部長カイザを、
バラ怪人デルタは叩いた上にジェットスライガーで当て逃げ。
部長カイザの前に乾氏555がサイドバッシャーを駆って寄り、
「乗れ!」と部長さんのバイクなのに言ってみたりしてます。
しかし部長カイザ、割と素直に乾氏の横に乗っているので、大人です。
部長カイザは向かってくるジェットスライガーに向けて、ブレイガンから光線を発射し、
ジェットスライガーの動きを拘束します。
そしてぶった切ろうかと思ったら、バラ怪人デルタ、そこから脱出してしまい
攻撃は空振りに終わります。
そして悪い事に後ろを取られてしまった乾氏達。
撃たれてます。
そして撃たれてちょっと動きが止まってしまった乾氏555を
「どけ!」と横に落とした部長カイザ。
サイドバッシャーを久々のバトルモードにしてジェットスライガーをミサイルで攻撃。
今回のミサイルはクラスター爆弾ではないようで、命中してくれません。
しかしミサイル攻撃は陽動。
部長カイザ、その間にバラ怪人デルタに黄色い錘形の光をセット済み。
そのまま必殺キックの体制です。
しかしバラ怪人デルタもジェットスライガーからミサイルを発射させ、どちらもピンチな感じです。
あと、バラ怪人デルタと部長カイザの間隔が大変狭いので、
もしかしたらバラ怪人デルタにもミサイルが当たるかもしれません。
乾氏555とバイト君はまだその辺で転がっていそうです。
蛇くんも今年2回目の風邪をひいていそうです。