第44話


 コウモリ怪人との戦闘を中断してしまった馬怪人、乾氏555の呼びかけで戦闘に復帰、
乾氏555はコウモリ怪人の銃をコウモリ怪人自身に向けて発砲、コウモリ怪人は吹っ飛ばされました。

若い刑事は自力で車に戻ると、そのまま逃走。
足の辺りを撃たれていた様な気がしましたが、気合で運転です。


 結花ちゃんに抱きついている啓太郎(ちゃん?)。
結花ちゃんに人間もオルフェノクも皆が幸せになればいい、と夢を語る啓太郎(ちゃん?)、
結花ちゃんから離れません。
どうやらしばらく抱きつきたい意向のようです。
多分いつもより長めに夢を語ると思います。
後ろから抱きつかれていた結花ちゃんですが、啓太郎(ちゃん?)の方を向き、自分からも抱きつきます。
今の所啓太郎(ちゃん?)勝ち組です。

 乾氏は馬怪人と車の中で反省会。
馬怪人は人間を助ける事に迷いを持ち始めたようです。
「オルフェノクと人間の共存」と言う以前の馬怪人の理想はどうしたのかと叱咤する乾氏。
馬怪人によれば、乾氏は人間として生きてきたが、馬怪人はオルフェノクだと言う事を受け入れて生きて来たので、物事の感じ方が違うそうです。
乾氏の方がオルフェノク歴が長いのですが、あんまり関係なさそうです。

その時結花ちゃん帰宅の知らせが入り、禅問答終了。


 結花ちゃんは啓太郎(ちゃん?)からアイロンがけを習っています。
その様子に真理ちゃんは
「もう付いてけなーい」と階段を上がって行こうとしますが、足を滑らせて階段に突っ伏してしまします。
一段目でよかったです。


 負傷した若い刑事、オルフェノクに襲われた事について長髪の男に詰め寄っています。
長髪の男としては若い刑事の生存は意図していない訳ですが、
オルフェノクに襲われた事実を利用して、若い刑事にオルフェノクが非人間的なものだと吹き込みます。
長髪の男、要らなくなった刑事も工夫とアイデアでリサイクル。


 乾氏は啓太郎(ちゃん?)と公園で会話。
啓太郎(ちゃん?)が結花ちゃんの正体を知った事を聞かされてます。
というかどちらが先にこの話題を振ったのでしょう、
どちらかがとんでもないお喋りです。
プライバシーに関わる問題ですので、本人の了解を取るべきです。

啓太郎(ちゃん?)は結花ちゃんは結花ちゃんだとして、側にいてあげたいとか言ってます。
乾氏も啓太郎(ちゃん?)に感心した様子で、啓太郎(ちゃん?)にヘッドロック気味に抱きついて引きずりまわしてます。
以前抱き付かれた復讐に見えなくも無いです。


 結花ちゃんは馬怪人と蛇くんに、再度警察に出向く意向を話しています。
実験材料にされるだけだと反対する馬怪人。
結花ちゃんが普通の人間に恋をしているのではないかと指摘する蛇くん。
それを受けて馬怪人、人間との間には深い溝があるとして反対。

結花ちゃんが人間に恋をしているのは当たっていますが、蛇くんの憶測だけで
そこまで話を進める馬怪人、確かにおかしいです。
蛇くんも馬怪人の様子がおかしい事に気付きます。

あと、啓太郎(ちゃん?)を普通の人間に分類していいのかどうか悩む所です。


 蛇くんは結花ちゃんや馬怪人が変わったが自分だけ変わっていないと考えているようです。
最初っから変わっている人なので、あまり変化しようが無いのだと思います。
多分狸の置物も同意見だと思います。


 クリーニング屋では、隣の部屋にいる結花ちゃんにデートのお誘いのメールを打つ啓太郎(ちゃん?)。
結花ちゃんはメールを見ますが、馬怪人の言葉を思い出してしまいます。
人間とオルフェノクの間の溝ですが、
普通の人間と啓太郎(ちゃん?)の間にも何か溝っぽい物が無きにしも非ずなので
多分大丈夫です。


 乾氏今度は部長さんと公園で会話。
乾氏は野郎が相手だと金のかかるところには行きません。

啓太郎(ちゃん?)が結花ちゃんや乾氏を受け入れているので、
部長さんに人間とオルフェノクの共存について再度意見を聞く乾氏。
部長さんの意見は相変わらず共存無理派ですが、話は何故か馬怪人の方へ。
馬怪人が共存無理派に傾いている事を部長さんは予想しているようです。
なかなか良い勘してます、お馬さんのレースの予想もついでにお願いいたします。

「俺と君もいずれ戦う時が来るだろう。
その前に、俺は俺でやらなければならない事がある。
俺自身の仇を取る為に。」
と言い残して去る部長さん。

感じの悪い分かれ方ですが、高確率で帰る先が一緒なのは相変わらずです。


 喫茶店で結花ちゃんが真理ちゃんに啓太郎(ちゃん?)との事を相談しています。
結花ちゃんは自分が啓太郎(ちゃん?)に迷惑をかける事を心配しているので、
真理ちゃんはそれを考え過ぎだとし、
「もっと馬鹿になって、飛び込んでいくのも大事」と勇気付けます。
そして結花ちゃんの後押しをするべく、デートの返事メールを代わりに出します。
それにしても、啓太郎(ちゃん?)は何時の間に
こんな「安全パイ認定」されていたのでしょうか。


 蛇くんは双眼鏡で福祉施設の視察。
例の蛇くんに助けられた子供は、周りの子からじょうろで水を掛けられ、光合成寸前。
バイト君が助けに入りますが、助けられた子供も何処かへ走っていってしまいます。
しかも施設の入り口に部長さんが立ってバイト君にガンを飛ばしてます。
「行くぞ、用意しろ。」と部長さん、バイト君に命令。
「安心しろ、君が悩む必要の無い相手を倒しに行くんだ。俺の、俺達の仇を取る為に。」と更に説得。
先に行き先と目的を言っていなかったようです。
部長さん、策を練るどころか段取りまで悪くなってしまってます。
大丈夫でしょうか。

あと、バイトの途中で抜けたバイト君、後で里奈ちゃんに怒られそうで不憫です。
しかもその隙に、助けられた子供が施設を脱走。
バイト君、予想以上に怒られる事間違い有りません。

助けられた子供は、蛇くんと一緒に行動する事に。
しかし部外者はガッツンガッツン入る上に、預かっている子供は脱走と、随分ずさんな管理の施設です。
あと、助けられた子供の影が突然伸びて、大人の顔が写ったりしていました。
影の長さから見て、蛇くんより背が高そうです。
影の顔の写り方が、オルフェノクの影に人間体の時の姿が映るのと同じエフェクトなので、
子供の特質を備えた子供オルフェノクかも知れません。スカートをめくる攻撃が得意。
変身して弱くなってどうしますか。


 何故か警察にいる乾氏。
長髪の男から、
人間とオルフェノクの間に誤解が生じている、
我々の組織は人間とオルフェノクの平和的共存の為に作られた、
もう一度話し合いの席を設けたい、
信用してください、私はあなた方を人間だと思っている、
と吹き込まれます。

横で若い刑事が聞いていますが、「よく言うよ」と思って聞いていると思います。


 クリーニング屋では、真理ちゃんが啓太郎(ちゃん?)の髪を切ってあげています。
啓太郎(ちゃん?)、デートに備えているのでしょう。
真理ちゃんに一部予想外に思いっきり切って貰ったので、
啓太郎(ちゃん?)の男前が上がったはずです。


 一方結花ちゃんは馬怪人と共に乾氏に呼び出されていました。
乾氏は長髪の男の話を鵜呑みにしてしまったらしく、話し合いの席に2人を誘っています。
スマートブレイン新社長には騙されなかった乾氏ですが、
騙されない期間は長続きしないみたいで。
今度は馬怪人は長髪の男が信用できない様子です。

その時おかしな気配を感じる3人。
物陰に隠れていた武装警官が催涙弾を投げ、更に狙撃してきます。
「まさか君が!?」と騙されない期間中の馬怪人は乾氏も漏れなく疑います。


 Barクローバーに向かうモジャモジャ頭。
そこにはベルトを用意した部長さんが待ち構えていました。
戸締りとかどうなっているのか甚だ疑問です。
それとも前日に普通に客に紛れて入店して、
トイレとかに潜んでずっと待っていたのでしょうか。
あと、モジャモジャ頭の方も、女性バーテンダーが居ない時に勝手にBarに入るのは
あまり良くないと思います。ちゃんと連絡はしてあるのでしょうか。


 警官隊を前に、オルフェノクに変身する馬怪人と結花ちゃん。
警官隊の後ろから更にコウモリ怪人が現れ2人を狙撃。
乾氏は変身しませんが、何故か上手く避けてます。
そしてコウモリ怪人、何故か先に警官隊の方から攻撃。
何か気に入らない事でもあったのでしょう。
そして警官隊を全て片付けると、結花ちゃんと馬怪人に銃を向けます。

しかしコウモリ怪人、銃を投げ捨てます。
弾切れかもしれません。警官隊への攻撃が無駄でした。

乾氏はベルトをつけ555に変身。コウモリ怪人に殴りかかっていきます。
それに合わせて結花ちゃんと馬怪人もコウモリ怪人に対抗。
しかし一瞬変身が解ける結花ちゃんにコウモリ怪人の攻撃がヒット。
結花ちゃんはかなりのダメージを負ってしまいます。
結花ちゃんは乾氏555に促され、その場から逃げます。


 モジャモジャ頭と戦っている部長カイザとバイト君デルタ。
全然勝機が見えない感じです。
部長カイザとバイト君デルタが同時にモジャモジャ頭を射撃すると、
モジャモジャ頭は皮を脱いでスピードアップする始末。
というかサイドバッシャーとジェットスライガーを何故使わないのか気になります。
バイト君辺りはジェットスライガーを見た事もなさそうなので仕方が無いですが、
部長さん、サイドバッシャーに傷がつくのが嫌なのかも知れません。


 馬怪人がコウモリ怪人の相手をしている隙に乾氏555はファイズブラスターを取ってきます。
ブラスターフォームになった乾氏555は早速両手に何も持たずにコウモリ怪人にゆっくり近付いていきます。
ファイズブラスターはその辺に置いているのでしょうか。
強力な武器なのですが、管理がイマイチなので威力を発揮しきれていない気がします。


 手負いのまま、場所を移動する結花ちゃん。
どうやって場所を嗅ぎ付けて来たのか、そこに女性バーテンダー登場。
結花ちゃんは変な実験の影響か、オルフェノクに変身できず
身を守る事が出来ませんでした。


 結花ちゃんは啓太郎(ちゃん?)に、デートに行けそうも無いと、
啓太郎(ちゃん?)の夢がかなって、
世界中の皆が幸せになるようにとメールを打ち、
そのまま無数の羽になって風に運ばれていきました。


啓太郎(ちゃん?)、短い天下でした。
そしてお帰りなさい、モテナイブラザーズへ。