第40話


 ブラスターフォームの乾氏555。
普通に殴るだけでもモジャモジャ頭より強い感じですが、
更にファイズブラスターを剣状態にしたり、飛んじゃったり、イクシードチャージしちゃったりと、
色々お試し中です。
何か後ろに止めてあった電車も斬れちゃってますが、
斬れたぐらいで爆発するような車両は、多分整備不良もいい所なので
問題ないでしょう。

そういう訳でリアルチビッコが一所懸命考えてくれたオクラ怪人は
ブラスターフォームの記念すべき初犠牲者となりました。

まだ襲い掛かってくるモジャモジャ頭に対し、今度は肩からのミサイルで迎撃。
これで一通り試し終わったのか、変身を解く乾氏。


 真理ちゃんは乾氏がクリーニング屋に戻る事を希望しますが、
部長さんが乾氏をクモ怪人の様に完全なオルフェノクになるとして、
信用していないとの発言をした為、
乾氏はファイズギアを真理ちゃんに託して、また何処かへ行ってしまいました。

どうでもいいですが、その辺にまだバイト君が隠れている気がしてなりません。


 クリーニング屋では夕食時、啓太郎(ちゃん?)が乾氏を心配してしょげています。
啓太郎(ちゃん?)の落とした箸を拾いながら、啓太郎(ちゃん?)を元気付ける真理ちゃん。
部長さんは、下手に発言すると
最近自我が芽生えた啓太郎(ちゃん?)から反発を食らうのがオチなので、
麦茶とか飲みながら気配を消しています。
しかし毎度こんな感じなのでしょうか、特に啓太郎(ちゃん?)。
心配するのは良い事ですが、心配の仕方がオバチャンくさいので気になります。


 蛇くんは結花ちゃんを連れて、助けた子供が保護される施設へ餌付けをしに行きます。

知らないオジサンからお菓子を貰ってはいけません。

助けられた子供だけが一般常識を守っていますが、他の子供達は飢えているのか
蛇くんの周りに集まります。
助けた子供にお菓子を渡しに近付く蛇くん達。
でも子供はお菓子より結花ちゃんの方が好きみたいです。
しかし同年代の相手と勝手が違うのか、上手にめくれない感じでした。

その時、ビル火災の事件を調べている刑事さん達が施設の前に現れます。
施設の看板にスマートブレインのロゴが入っている事に気付く刑事さん。
ところでスマートブレインは系列子会社とか作っていないのでしょうか。

蛇くんと結花ちゃんの姿を見た若い方の刑事、結花ちゃんの顔に見覚えがある様子です。
蛇くんの方が最近見ている筈なのですが、記憶の彼方かも知れません。
分かる気もしますが、刑事としてはどうでしょう。


 Barクローバーに出向き、女性バーテンダーに「ラッキークローバーと勝負がしたい」と言う乾氏。
他のメンバーの所在地が分からないのか、単に女性バーテンダーが話し掛けやすいからかは知りませんが、多分後者です。
あと、クモ怪人が聞き耳を立てていました。
クモ怪人、クローバーに潜伏していたのか乾氏を尾行していたのか気になります。


 ガソリンスタンドでは、バイト君が里奈ちゃんに戦いたくないと言いまくってます。
彼もずっとこんな感じでしょうか。
かなりウザイですし、何よりギアの入ったケースをずっと里奈ちゃんに持たせているのが良くありません。
せめて持つだけ持って下さい。重いです。

急にデルタギアを道路に放り投げるバイト君。
里奈ちゃんはそれを拾おうと道路へ飛び出し、トラックにぶつかってしまいます。
前回デルタに変身して怪人に殴られたりした里奈ちゃん、災難続きです。


 駐車場でバイクに跨りメットをかぶろうとした乾氏の前にクモ怪人登場。
乾氏、まだバイクで移動している所を見ると、一応お金の持ち合わせは有るようです。
クモ怪人はどうもトークに来た模様。
真理ちゃんがクモ怪人と同じオルフェノクである乾氏を何故信じようとするか乾氏に聞いてます。
乾氏の肩を掴んだクモ怪人の手が灰化。
クモ怪人も失敗作だったそうです。
クモ怪人は自分たちの秘密を乾氏に伝えます。

流星塾の同窓会でオルフェノクに襲われ、メンバー全員死亡。
スマートブレインの「人工的にオルフェノクを作る実験」で、
記憶を奪われた上に、肉体に「オルフェノクの記号」を埋め込まれたそうです。
それにしても、広い部屋に収納されています、塾生達。
真中へんのベッドの人はさぞ落ち着かない事かと思います。
死んでますが。

実際は失敗だったと言って、クモ怪人、後ろにパターンと倒れてしまいます。
手が灰化しつつあるので、上手く倒れる事が出来たか心配です。
後頭部とかシコタマ地面にぶつけていそうです。


 クモ怪人を保護している乾氏。
何か散らかっていますが、屋根のあるネグラをキープしているみたいです。
気が付いたにクモ怪人に何のつもりか聞かれ、
「あんたも被害者だからな」と乾氏。
加害者でもある気がするのですが、とりあえずスルーです。

その見事なスルーっぷりに
「わかったよ、何故真理が君を信じるのか」とクモ怪人、
そのまま乾氏を殴って気絶させます。
しかも怪人体に変身して殴りました。
多分ちょっとキツメです。


 病院に運ばれた里奈ちゃんは、割とすぐに意識を取り戻します。
今迄トン単位のパンチを受けていたので、トラックぐらい普通よりへっちゃらです。


 クリーニング屋に居る真理ちゃんに、クモ怪人から電話が入ります。
乾氏を助けてやってくれと言うクモ怪人。
ヤバイ位殴っちゃったのでしょうか。
乾氏の元に出向き、起こしてやる真理ちゃん。

「まだ自分を信用できない?
 じゃあアタシを信用して。巧を信じているアタシを信じて。
 アタシ、巧より巧の事知っているから」
と真理ちゃんの必死の説得中に
乾氏の携帯に女性バーテンダーから電話。

乾氏、自分の携帯番号をしっかり女性バーテンダーに教えています。

気のせいですか。凄く抜かりが無いのは気のせいですか。


 女性バーテンダーから、勝負にクモ怪人が来ちゃっている事を知らされる乾氏。
「もしかして澤田君、巧を助けようとして」と真理ちゃん。
クモ怪人が人間だったと確信します。
そして、オルフェノクの力に負けるのは自分次第だとして乾氏を励まします。

あと、案の定部長さんは真理ちゃんを尾行してます潜んでいます聞き耳立てています。
でも潜んでいる割に携帯は着メロが鳴ってしまいました。
次回からマナーモードをお勧めいたします。
電話の主はバイト君。
里奈ちゃんの捨て身の説得でついに戦う決心をしたそうです。
いちいち部長さんに宣言するのは、自分にプレッシャーを与える為でしょう。

女性が周囲にダイエットしている宣言をしたり、ホームページで食べた物の記録を公開するのと似ています。

これでまた挫折してリバウンドヘタレになったら笑えます。


 ラッキークローバー3名を相手に戦うクモ怪人ですが、物凄い殴られて吹っ飛んでます。
そこに部長さん登場。
「澤田、お前がどう変わろうと、お前の罪は許されない。」
そう言ってカイザに変身すると、クモ怪人にチョップとかパンチとか必殺キックとか
バンバン出して攻撃。

そんな部長さんにラッキークローバーからの攻撃が。

この場は真理ちゃん殺害犯が2名居ると言う嫌な状況ですので、判断が難しい所ですが、
クモ怪人はどちらにしても消せたので、
今にして思えば、取り敢えずクモ怪人と協力してでも、こっちから何とかすべきでした。


 ラッキークローバー3名から攻撃を受け倒れる部長カイザ。
この隙にクモ怪人は場所を移動します。
そこにバイト君も駆けつけ変身。
部長さんとの電話でついでに呼ばれたのでしょう。

河で倒れているクモ怪人を見つける真理ちゃんと乾氏。
「俺は人間としても、オルフェノクとしても生きられなかった…」と真理ちゃんに言うクモ怪人。
真理ちゃんはクモ怪人を人間と認定してあげます。
そしてクモ怪人は死亡。死ぬ間際にいい奴になりました。
もうちょっと早くいい奴になっていれば、
真理ちゃんが大変な目に会わずに済んだ上に、
クモ怪人自身も死亡フラグがビシッと立つ事も無かったでしょうに。

青い炎に包まれ、灰化するクモ怪人。
そこにただ一つ残るのはクモ怪人がかぶっていた帽子だけ。
何で出来ている帽子なのでしょう。
服やらヘッドフォンやらはクモ怪人と一緒に消えましたが。
もしかしたらこの帽子がクモ怪人の本体でしょうか。
もし真理ちゃんや乾氏が見ていない所で帽子がコソコソ動いたら多分そうです。


 ラッキークローバー相手に苦戦する部長カイザとバイト君デルタ。
2人とも殴り飛ばされてベルトが外れ、変身解除の憂き目に遭います。
そこに乾氏がベルトを持って走り寄ります。
真理ちゃんは、どうやらベルトを持って乾氏の所に来ていたようです。
用意がいいです。流石です。
やはり真理ちゃんが居ないと基本的に駄目です。

「俺も戦う、人間として、ファイズとして!」と部長さんに宣言する乾氏。
部長さん、今日は他人の決意を聞かされる日です。
もしかして慕われていますか?


 乾氏がベルトを巻くと、両脇に居る部長さんとバイト君も立ち上がりベルト装着。
次々に変身の掛け声を上げる3名。
勿論音声認識のバイト君が最初に声を出します。
乾氏も久々に腕を上げての変身。

ライダーとラッキークローバー、3対3の構図になり、凄い盛り上がってますが
何気にバジンとかバッシャーとか居るんだけど戦闘に不参加で次回に続きます。