第25話
女性バーテンダーカイザの攻撃で倒れる部長さん。敵の車に押し込まれてしまいます。
怪人ライダーの標的になった乾氏ですが、出番を窺っていたと思われるクリーニング屋のワゴンが両者の間を割って入り、乾氏はワゴンに乗り込んで難を逃れます。
オートバジンの出番は奪われました。
車の後部座席で失神している部長さん。
その両隣には新社長と女性バーテンダー。
一人ぐらい助手席に行っても大丈夫だと思いますが、念には念を入れて部長さんが逃げないように見張っているのでしょうか。
でも大変窮屈そうです。
クリーニング屋ではスマートブレイン新社長が部長さんを連れ去った事について話をしています。
乾氏によれば、新社長さんが以前「ベルトを使って世界を守りたい」と言っていたのは大分怪しくなってきたそうです。
新社長さんが空中に浮かんで手から変な光を出していた事については一切触れません。
多分思い出すことを本能が拒否しているのだと思います。
そしてスマートブレイン社の清掃をしている業者の制服を預かっている事を思い出した啓太郎(ちゃん?)。
スマートブレインのホール内で気が付く部長さん。
背もたれの細い椅子に座らされていました。
よく横方向に落ちなかったものです。気絶中でも凄いバランス感覚です。
そして部長さんも着いているテーブルでは新社長、女性バーテンダー、ムカデ怪人が食事をしていました。
誰が食事を持ち込んだかが良く分かりませんが、一般の給仕係の人が持ってきたとすると、椅子で寝ている人に対し変に思ったりしそうです。
かと言って、先に食事だけセッティングして後から部長さんを運び込むのもテーブルマナー的にどうでしょう。
新社長さんが言うには、555とカイザのベルトの他、デルタのベルトが手に入れば王を迎える準備が出来るそうです。
そして流星塾の同窓会の日に何があったか改めて聞く新社長。
「その事は口にするなと言った筈だ!」と部長さんは激怒。
目の前にあったフォークを取り、女性バーテンダーの首に突きつけて他の2人を脅そうとします。
しかしオルフェノクである彼等を脅す事は出来ませんでした。
彼等に笑われてしまう部長さん。
でも手にしたのがスプーンでなかっただけ多分マシです。
社長さんは一瞬変身しそうになりながら、手から変な光の球を射出して部長さんを再び気絶させてしまいました。
部長さん、食いッぱぐれました。
清掃業者の制服を着込み、スマートブレイン社に潜入する乾氏と啓太郎(ちゃん?)。
清掃用の機材もバッチリ連れてます。
自分たちで持って来たのか、社内の保管庫から割と凄いサーチ能力で探し出したかしています。
新社長と面会する蛇くんと後輩。
しかしラッキークローバーに入れるのは一人だけなので、馬怪人を倒した方を迎え入れるとの条件を出されてしまいます。
スマートブレイン社内のスペースで、スマートレディーがモニタの監視をしていました。
しかし壁に埋め込まれたモニタが一つ一つ無駄に離れているので、首を120度くらいの振り幅で左右に振っているので、何だか大変そうです。
後ろからモニターの様子を窺う乾氏。
そのモニターの中に、倒れた部長さんの映像が映し出されているのを見つけます。
というか、乾氏がどのモニターにも引っかかっていないので、監視カメラの意味が希薄です。
部長さんが倒れているホールにやってくるムカデ怪人。
部長さんを起こしに来たようです。
そこに乾氏がいつもの凄いサーチ能力で登場。
セキュリティもオートロックのマンションに空き巣に入る要領で破っています。
ムカデ怪人にモップで攻撃する乾氏(生身)。
ムカデ怪人はその攻撃でうずくまってしまいます。
その隙に部長さんを連れて逃げる乾氏。
啓太郎(ちゃん?)は今頃、掃除どころかコピー取りとかそんな雑用まで引き受けていそうです。
追って来るムカデ怪人から逃げる乾氏と部長さん。
壁に妙なペイントが施されている場所まで来てしまいます。
「行き止まりかよ」と乾氏が言った途端、その壁は開き、更に奥にはエレベーター。
乾氏と部長さんはそのエレベーターに乗ってムカデ怪人から逃げます。
ところで、行き止まりポイントのドアはともかく、エレベーターの所に上とか下とかのボタンが無いのですが、普段はどうやって乗り降りするのでしょうか。
センサーとかで動いていたら、皆が使えるエレベーターになってしまいそうなので、多分駄目です。
どこかでオジサン(この道30年職人気質)が人が来るのを見張っているのでしょうか。
逃げられた事を新社長に電話で報告するムカデ怪人。
ムカデ怪人も、この場所にエレベーターがある事を知らなかった様です。
そこに女性バーテンダーが異変を感じてやって来ます。
あと、社長さんの命令が、「まだ殺すな」から「命を奪っても構わない」に変更。
何か状況が変わったようです。
乾氏と部長さんが行き着いた先は例の地下学校。
部長さんはどこかからか懐中電灯を見つけて室内を照らしながら進みます。
この地下学校は食糧が備蓄してあったり、懐中電灯の電池をちゃんと入れて準備していたりで、大変フレンドリーです。
馬怪人のマンションでは、蛇くんが荷物をまとめて出て行こうとしていました。
人間として生きるのを止めるのだそうです。
それはともかく、蛇くんが馬怪人を倒すのは実力的に厳しそうです。
地下学校が流星塾だと気付く部長さん。
部長さんの回想シーンでは、教室で真理ちゃんと部長さんが絵を描いています。
窓の外は普通の景色そうなので、この頃はまだ地下に潜ってはいないようです。
それにしても、他の生徒さんがいません。
部長の記憶から他の生徒が取っ払われているのか、当時から策を弄して真理ちゃんと2人だけになる状況を作り上げたのかは謎です。
教室の隅から物音がし、ライトを向ける部長さん。
そこには生き埋めになっていた作業員の太った方が鎖で椅子に縛り付けられて座っていました。
こちらを向き、立ち上がる作業員(太)。
作業員(太)は立ち上がると同時にミイラ化&灰化で消失。
腰に付けられていたベルトも消失。
鎖も早い段階で密かに消失。
そして人の気配に気付く部長さん。
どうやら部長さんの義父(前社長)らしいです。
マンションから出て行った蛇くんを追う結花ちゃんと馬怪人。
蛇くんは馬怪人から卒業したいのだそうです。
その時、何処からとも無く馬怪人に攻撃が浴びせられます。
後輩が馬怪人を狙って不意打ちを仕掛けてきましたが、馬怪人は瞬時に変身、弱パンチ4発と中パンチ1発で後輩をふっ飛ばしました。
馬怪人は「何だあいつは」と怪訝な顔をしますが、自分が狙われている事を忘れているのでしょうか。
走って逃げる後輩。それを蛇くんが呼び止めます。
蛇くん、後輩より速く走って来たのかも知れません。
後輩に馬怪人を倒すのを諦めるように言い、
汚い手を使わないように忠告する蛇くん。
後輩の反感を買います。
後輩、早くも蛇くんから卒業です。
前社長を追いかける部長さん。
乾氏は少し遅れて部長さんに追いつきます。懐中電灯無しで駆け足は危険です。
前方には作業員(細)が助けを求めて転がっていました。
腰にはベルトが巻かれています。
ベルトを外して欲しいそうですが、何故か外れないようです。
555やカイザのベルトは面白い程よく外れますが、その欠点を改善したものと思われます。
そこに女性バーテンダーとムカデ怪人登場。
乾氏と部長さんは踏み込んではならない所へ踏み込んだのだそうです。
誰でも踏み込めそうな所にそんな場所を作る方が悪いような気もしますが、それは置いておきます。
555とカイザに変身するラッキークローバーの2人。
しかし作業員(細)に取り付けられたベルトが変身に反応したのか、突如スパーク。
発せられた光は2人の怪人ライダーを襲います。
しかし作業員(細)とベルトはここで消失してしまいました。
結花ちゃんが蛇くんを追って、エンカウント率の高い地下通路を走っています。
すると後ろから後輩に口を抑えられた上に、お腹を殴られて気絶させられてしまいました。
後輩はここで死亡決定です。
怪人ライダー達から逃げる乾氏と部長さん。理科室に隠れます。
すると理科室のスタンドの電球が突然点き始めます。
でも天井の蛍光灯は切れたままです。
2人は透明プラスチックの桶(水上置換の実験でしか使った記憶が無いアレ)の中で液体に漬かっているベルトに気付きます。
すると「そのベルトには触らない方がいい。どうやら失敗作のようだ。さっきの男の二の舞になる。」と声が聞こえます。
その声が義父と気付いた部長さん、義父に本当の狙いと流星塾を作った目的を問います。
馬怪人は後輩に呼び出されて殺風景な通路に来ていました。
馬怪人、ちょっと警戒心薄いみたいです。前に部長さんにもホイホイ付いていったような気がします。
「お前の命を貰う。」と変身して馬怪人に攻撃をする後輩。
馬怪人もすぐに変身して反撃。
しかし後輩は馬怪人に抵抗すれば結花ちゃんの命はないと脅しをかけます。
でも結花ちゃんはちょっと離れた所にいるみたいなので、結花ちゃんの側に爆弾を置いて、手元にリモコンがあるなら別ですが、どうもタイムリーに命を取るのは不可能な気がします。
でも反撃を止めてしまう馬怪人。騙されやすいにも程があります。
地下教室では、部長さんの問いかけに旧社長、
「戦え。戦え。そして勝ち続けろ。きっとその答えがわかる。」と去年さんざん聞かされた気がするフレーズで返してきます。
そこに女性バーテンダーカイザとムカデ怪人555が登場。
しかし更にヤギ怪人が去年さんざん聞かされた効果音と共に登場。
怪人ライダー達を圧倒的な戦闘力で翻弄。
ムカデ怪人555はベルトが外れ、倒れてしまいます。
ベルトを再び手にしょうとするムカデ怪人。
しかし乾氏は失敗作ベルトをムカデ怪人に巻き、ムカデ怪人を攻撃。
ムカデ怪人からベルトを奪う事に成功。
ムカデ怪人は苦しみながら怪人体に変身。失敗作ベルトも消失。
失敗作ベルト、外れない改良は素晴らしいですが、消えやすいのが玉に傷です。
ベルトを取り戻した乾氏は555に変身。女性バーテンダーカイザと戦闘に入ります。
それを見てヤギ怪人は、もういいかって感じで撤収。
女性バーテンダーカイザ、ヤギ怪人戦のダメージが残っているのか、いつのも怪人体の方が強いのか防戦一方。
乾氏555のデジカメパンチを食らい、こちらもベルトが外れてしまいます。
そのベルトをすかさず部長さんが拾い上げ、こちらもカイザに変身。
乾氏555対ムカデ怪人、部長カイザ対女性バーテンダーで戦闘が続きますが、どうも怪人チームは殴られているだけです。
教室から撤退する怪人を追う乾氏555。
部長カイザも怪人達を追いかけようとしますが、義父(旧社長)の声に呼び止められます。
「戦え雅人。戦い続けろ。」
その声と共に天井のつなぎ目が上から押されるように開き、双眼鏡のような物が落とされます。
旧社長さん、天井裏に潜んで何を遊んでいるのでしょうか。
普通に渡しても何ら問題は無いと思います。
もしかしたら、手渡しした後に部長さんがウェットティッシュで手を拭き始めたら精神的に参りそうなので、回りくどい受け渡し方法を選んだのかもしれません。
後輩に一方的に攻撃される馬怪人。
そこに「待て!」と声が掛けられます。
蛇くん、結花ちゃんを抱えて、まるで一番強い人かのように登場。
「やり方が汚すぎるんだよお前。」
と蛇くん。
「貴様、人間を捨てろと言ったのはお前だろう」
と後輩は切れ気味、言葉遣いも大分悪くなってます。
「馬鹿野郎、だからと言って簡単に捨ててどうするよ!人間を捨てようと思っても、捨てられない所が俺様の良い所だ。」
結花ちゃんにある事無い事誉められたせいか、蛇くん自分を見つめなおす心境に入っているようです。
色々見つめなおして欲しいものです。
「とは言うものの、やっぱ俺様にも責任はあるよな。」
と蛇くん、結花ちゃんを階段に降ろすと、後輩の前で変身。
好きなだけ殴れと後輩に言います。
勿論後輩は好きなだけ殴ります。
しかしブーメラン状の武器で蛇くんを攻撃しようとした時、馬怪人が見かねて後輩に攻撃。
後輩は変身が解け、逃走します。
後輩が逃走した先はスタジアム。
「俺はこの手で全てを支配してやるんだ!」といきり立ち、鉄柵に拳骨をぶつけます。
が、とても痛かったみたいで、「うあー!」と叫んでます。
そこに何故かカイザ(多分部長さん)登場。
あのエレベーターは横移動もしているに違いありません。
カイザは後輩(人間体)の方を向きます。
部長さん的には後輩と面識があるとすれば検問での件ぐらいですので、怪人に変身するかは確信が持てないと思います。
しかし後輩はカイザを見て怪人に変身。カイザが誰か分かっている様子です。
多分ウエットティッシュのニオイがするとかそんな感じで分かったのだと思います。
怪人を見たカイザ(たぶん部長さん)は
『戦え。そして勝ち続けろ。答えが見つかるだろう。』というセリフを思い出しています。
3回しか聞いていないのに、1年ぐらい聞かされたような気がするセリフです。
そして先程手に入れた双眼鏡を足に装着。
後輩にパンチを浴びせ、スタジアムの下のフロアに投げ落とし、必殺キック(両足蹴り)を繰り出して後輩を倒しました。
ウサギ怪人である後輩、良い実験動物でした。
あと、怪人達の後を追っていった乾氏は何処まで行ったのでしょうか。
馬怪人達は多分後輩の事はどうでも良くって、とっとと帰っていったと思います。
蛇くんもなし崩し的にマンションに戻っていそうです。
啓太郎(ちゃん?)はスマートブレイン社から一人で帰りました。
真理ちゃんも一人でクリーニング屋を切り盛りしていた筈です。
オートバジンとサイドバッシャーは出番無しでしたが、もしかしたら部長さんが拉致された場所に置きっぱなしかも知れません。