第23話


 土曜日に送られてきたTV朝日の555メルマガ(今回は部長を演じている役者さんが担当)で、ジャンクション(放送前のアイキャッチ)について、

『7月バージョンに雅人&カイザが登場します。最大の見どころは電飾カイザ!!』

とか書いてあった為、見たくも無い(失礼!)女子ゴルフの終盤からTVをチェックしていたのですが…
無い!ジャンクション無いよ!

いきなり部長の策に嵌って、まんまとゴルフの視聴率を上げさせられました。
電飾好きの習性を利用した恐るべき作戦でした。
いや、うちは視聴率取ってるモニターでは無いので本当は関係ないですけど。


 女性バーテンダー(エビ怪人)とミミズ怪人を相手に戦闘を繰り広げる馬怪人と部長カイザ。
馬怪人はミミズ怪人、部長カイザは女性バーテンダーが相手です。
ミミズ怪人を蹴倒した馬怪人は、ミミズ怪人の様子を確認する事もせず部長カイザの加勢に向かいます。
部長カイザと戦闘中の女性バーテンダーに後ろから切りかかる馬怪人。
自分もミミズ怪人に後ろから攻撃されるリスクがある事に気付いているかは謎です。
幸い、その後ミミズ怪人がでしゃばる事も無く、女性バーテンダーも撤退致しました。

ミミズ怪人相手に2対1に持ち込めば、ミミズ怪人だけは倒せたかも知れませんが、結果論なので言っても仕方がありません。


 川縁の建物の屋上のような所で話し合っている馬怪人と部長。
部長は相変わらずウェットティッシュで手を拭いています。
一回ウェットティッシュが切れてピンチになる部長を見てみたい気がします。

お互いの素性を探る2人。
馬怪人が555を悪者と認識していると知った部長さんは、思わず1オクターブ高い声で高笑い。
馬怪人の「何がおかしいの」という問いかけに、部長さんは平静を装い、馬怪人に自分が人間を守る目的を持つ仲間であることをアピール。
馬怪人は部長さんが何をおかしがっていたのか追究する事をすっかり忘れました。

そう言えば馬怪人は、以前川に落ちた時に部長さんから嫌がらせを受けた事も忘れていましたし、どうも部長さんについてのみ忘れっぽいようです。


 クリーニング屋で帳簿をつける真理ちゃんに部長さんが話し掛けます仕事の邪魔です。
「俺はずっと君を見て来た。だから、君にも俺を見て欲しい」とか言ってます。
もうお客さん店に入れません。

あと、真理ちゃん的には、部長さんは長い事会っていなかった上、同窓会にも来なかった癖に何を言ってんじゃいボケという感じでしょうか。
それでも部長さんの顔を立てて「うん…」と相槌を打つ真理ちゃん。
ですが、気まずいのか店の裏に引っ込んでしまいます。

「俺以外の男は、君には似合わない…」と密かに呟く部長さん。
まだ真理ちゃんに店番を押し付けられた事に気付いていない様です。


 どこかの倉庫のような場所で、ムカデ怪人が555に負けた事で泣いてました。
女性バーテンダーになぐさめられて気を取り直したようです。
そしてどうやらムカデ怪人は「メガネをしたまま泣いてもメガネが曇らない能力」を隠し持っていたようです。


 馬怪人のマンションのインターホンを押す指が止まる真理ちゃん。
クリーニングの配達で来ているのですが、蛇くんに迫られたりした事を思い出して、配達物をドアノブに引っ掛けて戻ろうとします。
そのときドアが突然開き、蛇くんに捕まる真理ちゃん。
わりと誘拐に近いものがあります。

マンション内のソファーに座らされて、気まずそうに紅茶のカップを手にする真理ちゃん。
結花ちゃんは蛇くんの恋を応援しようと、蛇くんの良い所を並べ立てて必死に叩き売りアピール。

「ほんと、すっごく良い人なんですよ、海堂さんて。純粋で真面目で。ねっ、海堂さん」
「それにとっても優しくて、情熱的だし。ねっ、海堂さん」
「それにそれに…よく見るとすっごくハンサムだし、足も…長いし。ねっ、海堂さん」
結花ちゃんも段々苦しくなって来てます。

ですが結花ちゃんが「ねっ海堂さん」と言う度に蛇くんは、その気になって真理ちゃんに50センチずつ近付いていきます。
蛇くんが真横まで来てしまった真理ちゃんは、紅茶を急いで飲み干すとマンションの外に逃げ出します。
ドアを背に、「ご馳走様でした」と言って帰る真理ちゃん。
真理ちゃんは常に礼儀正しいです。

蛇くんは真理ちゃんが去った後も、結花ちゃんに褒めて貰いたい様です。
ネタ切れの結花ちゃんは更に必死に蛇くんを褒めてあげてます。

「それに海堂さんとっても強いし、ユーモラスで、繊細で、誠実で、キュートだし。ねっ海堂さん。」

結花ちゃんの渾身の評価に蛇くんは満足したようです。
でも、「ユーモラス」以外は一考の余地があるアピールポイントばかりです。


 マンションから出た真理ちゃんは、丁度戻ってきた馬怪人と鉢合わせ。
2人は高台の公園のような場所に移動して話し込みます。
移動中に事の顛末を馬怪人に知らせた真理ちゃん。
その上で、馬怪人に恋人がいるか聞きます。
「もしかして、むかし付き合っていた人の事が忘れられないとか?」
そのうち忘れそうですが、馬怪人は今のところ殺った元カノの事を忘れていないようです。

真理ちゃんと馬怪人が話している様子をこっそりと窺っている部長さん。
大学2年はそんなに暇ですか。
あと、部長さんが真理ちゃんの後に付いてきたのか、馬怪人の後を付けてきたのかは謎です。
前者なら配達を手伝ってあげた方がポイントを稼げると思います。

話も終わって帰る真理ちゃん。
一人になった馬怪人に部長さんは馬怪人に真理ちゃんを取られまいと突如牽制をしに行きます。
部長さんの言動に戸惑う馬怪人に今度は突如ミミズ怪人のブーメランっぽい武器が襲いかかります。
馬怪人の前には突然色んな人が現れて、気の休まる暇もありません、

ミミズ怪人は馬怪人を倒してラッキークローバーの一員になるつもりです。
しかしミミズ怪人は居合わせた部長カイザにブン殴られるわ二丁拳銃で撃たれるわで変身が解け、部長さんに命乞い。
部長さんはミミズ怪人を階段から突き落としたりして脅してラッキークローバーについて聞き出します。
今お巡りさんが通りかかったら捕まるのは部長さんの方です。
あと、馬怪人ちょっと楽しています。


 ミミズ怪人からの情報で、Barクローバーに赴く部長さん。
スマートブレイン新社長に、ラッキークローバーに入りたいとして接触。

「ラッキークローバーに入れば、スマートブレインの重要なポストにも就けると聞いた」
というのが部長さんの弁ですので、就職活動の一環でしょうか。
部長さんは最近学校にも行かず、一学期の成績はどうなるのだろうかと気になる所でしたが、それなりに将来について考えていたのかも知れません。

でも、今のところ会社で働いていそうなメンバーが居ないのは気のせいでしょうか。
女性バーテンダーに至っては完全に自営業な訳ですが。
ラッキークローバーに入る事によって就けるポストとは、昨今の人件費削減ブームにありがちな「肩書きは凄いけど給料はショボン」なポストと違いますか。

新社長は部長さんに「裏切り者のオルフェノクを始末する」という条件を提示します。

部長さんの方がラッキークローバーの待遇についてキチンと説明を受けたかは微妙な所です。


部長さんに興味を持ったのか、女性バーテンダーは部長さんを捕まえ
「面白い子ねえ。まだ若いのに何度も修羅場を潜り抜けてきている、そんな目をしているわ」

「お前達に…何が分かる」と部長さん。
部長さん、若い人にありがちな「オトナは誰も分かっちゃくれない」みたいな心境でしょうか。
甘ったれめ。
部長さんの回想シーンに拠ると、部長さんは子供の頃急流下りかなんかで事故に遭って母親を亡くしているようです。
父親については触れられていません。
父親については以下のように考えられます。

1.とっくに死亡
2.浮気相手と出て行った
3.その時母親と共に死亡したが、部長さん的にスルーされた

個人的に2番を押したいです。

部長さんが変なバイクに乗って帰ろうとした所で、新社長がやって来ます。
流星塾の同窓会の日に何があったか、部長さんから聞き出そうとする新社長。
「その事だけは口にするな」と凄んで見せる部長さん。
確実に何かあった事が分かります。
部長さん、根が素直です。


 クリーニング屋では、真理ちゃんが電話の応対をしています。
相手は部長さんです。大事な話があるから真理ちゃんに来て欲しいそうです。
「それで、行くのか?」と乾氏は真理ちゃんに声をかけます。
乾氏、そう言えば今まで出番ありませんでした。


 待ち合わせ場所で、子供の頃の真理ちゃんの写真を眺め、思いを馳せる部長さん。
新しい写真を撮影するチャンスはいくらでも有った筈ですが、昔の写真イノチです。
その割りに写真の下の方が折れていたり、今度はポケットに突っ込んだりと扱いはイマイチです。
そこに真理ちゃんがやって来ます。
その頃乾氏も真理ちゃんの事が気になるのか、いきなりアイロンがけを啓太郎(ちゃん?)に任せてクリーニング屋を出ます。
乾氏が時給20円状態から抜け出すのはいつの事になるのでしょうか。

部長さんは真理ちゃんの気持ちを聞きたかったようです。
真理ちゃんは当然困惑。ごめんなさいです。

部長さんは馬怪人の事を想っているなら無駄だと真理ちゃんに言い出します。
何故部長さんが真理ちゃんの好きな相手を知っているか、真理ちゃんは知らない筈ですので、これは盗み聞きしていた事がバレてしまう危険な発言ですが、
真理ちゃんはそのあたりは容認しているようで、部長さんが個人的な事に介入しようとしている事のみを批難。

2、3歩ほど歩き、雨が当たる場所に出た真理ちゃんが傘を広げる前に、部長さんは真理ちゃんの手を掴んで引き止めに入ります。
「君には俺が必要なんだ。俺に君が必要なように」と部長さん。
部長さんが下らない事を言っている間に真理ちゃんは雨に当たってずぶ濡れです。
また風邪でもひいたらどうするつもりなのでしょうか。
全く持って配慮が足りません。

そこにクリーニング屋を出た乾氏が現れ、部長さんを制止。その隙に真理ちゃんは帰ります。
「こういう事は適当な所で切り上げるもんだ。じゃないとカッコ悪いぜ」と乾氏。
しかし誰からもモテていない人間の発言なので説得力は低めです。

「何が分かる、貴様に!」と部長さん。
たしかにモテていない人物の恋愛に関する持論は根拠が乏しく感じられます。
「似合わないんだよ!お前と真理じゃな!」と乾氏。
歳が離れ過ぎですし、それもそうかも知れません。

「俺は、必ず真理を手に入れてみせる。真理は、真理はな。俺の母親になってくれるかも知れない女なんだ」
と部長さん。
部長さんは大学で3つのサークルの部長を掛け持ちでこなしていましたが、ロリコンとマザコンも掛け持ちでこなそうと言う腹積もりでしょうか。
部長さんによれば、真理ちゃんは部長さんを救ってくれるかも知れないのだそうで、真理ちゃんが部長さんと付き合ってあげないと、部長さんは二股をかけてロリコンとマザコンの両立を目指さねばならず、大変なのでしょう。

でも、真理ちゃんが年上の部長さんの母親になるのは、そもそも何だかおかしいです。

乾氏にぶつかってその場を去る部長さん。
部長さんのポケットから真理ちゃんの写真が落ちてしまいますが、部長さんは気付かないのか、そのまま行ってしまいました。

乾氏はさり気なく真理ちゃんの写真をゲット&キープ。
乾氏もこのままロリコンに目覚めないか心配です。


 真理ちゃんの元に花束を持って訪ねようとする蛇くんを馬怪人が制止。
「相手の事を考えろって言っているんだ。自分の気持ちを押し付けるだけじゃ恋とは言えないだろ」と馬怪人。
馬怪人はモテるので言葉に説得力があるらしく、蛇くんは一瞬考える様子ですが、自分もちょっとはモテているので、結局は馬怪人の制止を振り切って行ってしまいます。

蛇くんの説得に失敗した馬怪人の前に、ベルトをつけた部長さんが現れます。
部長さんの後ろには女性バーテンダーとムカデ怪人とミミズ怪人の姿が。
部長さんはラッキークローバーに入る為、馬怪人を倒しに来たようです。
カイザに変身し、馬怪人にブレイガンで斬りかかる部長さん。
しかし今度はミミズ怪人らが、部長カイザに襲いかかります。
ミミズ怪人はわりと簡単に始末した部長カイザですが、ムカデ怪人と女性バーテンダーのタッグ相手に苦戦。
それはそうと部長さん、人を騙そうとする割には、自分が騙されるとは思っていないのが微笑ましいです。


 そこに乾氏が凄いサーチ能力で登場。ベルトもしっかり装着済みです。
555に変身した乾氏はバジンからファイズエッジを引き抜き、部長カイザの加勢に行きます。

そして馬怪人、今も尚、楽しています。

あと、部長さん、自分に盗聴器とか付いていないか確認した方が良さげです。