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第18話


 歯ブラシで酢を舌につけ、ポットのお湯を飲んでみる乾氏。
真理ちゃんが命懸けで乾氏に知らせた猫舌を治す方法は、ガセだったようです。

仮にこの方法で猫舌が治っても、料理の味とか、えらい事になると思います。

部長さんは行方不明なのだそうです。
真理ちゃんの携帯に部長さんからの連絡のメールが入っています。
「少し留守にします。心配しないで。」
帰ってくる気マンマンです。

そこにお客さんが、泥のついたワイシャツをクリーニング屋に持ち込みます。
営業時間中に全員裏に引っ込んでお喋りしていたようです、このクリーニング屋。

汚れたワイシャツは誰かに泥を投げつけられたものだそうです。
啓太郎(ちゃん?)は洗濯物を汚した犯人を捕まえるつもりですが、乾氏も真理ちゃんも犯人探しには参加しません。
真理ちゃんは美容院のバイト開始だそうです。
最近全然美容院に行っていない様だったので、これで一安心です。


 広場で似顔絵描きをする少女。お客さんはちょっとガラの悪い女子高生です。
一枚500円ですが、高校生にとって500円は結構大金です。
ていうか、サラリーマンのランチ代より高かったりします。
出来上がった似顔絵は、輪郭線が青くて、薬やってそうな感じです。
怒る女子高生ですが、絵を渡して女子高生が怒り出すまでの多分15秒くらいの間に少女は姿を消してしまいました。

女子高生に使わせていた折りたたみ椅子はどうするのでしょうか。
結構リスキーな商売です。

少女は金勘定をしていましたが、一輪車でジャグリングするピエロのような人物を見て逃げ出します。
ピエロの方も少女を見つけると、その後を追いかけていきます。
少女はガラス張りの電話ボックスの中に入りピエロをやり過ごします。
丸見えですが、やり過ごします。
ピエロはどうやら怪人のようです。きっと視覚の代わりに超音波でも発しているのでしょう。

キノコ怪人ですけど。


どこかの広場では、一台だけパラソル付きのテーブルが出され、スマートブレイン新社長とワニ怪人が話をしています。用件はベルト奪還の件です。
ワニ怪人はチワワ閣下にお茶を勧めています。
新社長もチワワ閣下に会いたかったようです。
今のうちに顔を売っておこうと言う腹でしょうか。
新社長は更に、チワワ閣下の為に極上のホテルの手配もするそうです。
チワワ閣下のお力が必要な様子。


 民家で洗濯物を干していると、投げつけられる泥の玉。
犯人を探していた啓太郎(ちゃん?)が捕まえたのは、似顔絵描きの少女。
少女のスケッチブック攻撃で地面に埋まる啓太郎(ちゃん?)ですが、何とか少女をクリーニング屋に連れて行きます。


 クリーニング屋で悪態をつく少女に、真理ちゃんと乾氏は相手をしたくない様子。警察に引き渡すつもりです。あと、少女をこのまま置いておいたら誘拐チックです。
啓太郎(ちゃん?)のみ少女に同情的。

少女の供述内容では、名前がノグチケイコ、両親とも既に亡くなっているとの事。
警察は恐いと啓太郎(ちゃん?)に泣きつく少女。
ただ、啓太郎(ちゃん?)の死角で笑い顔を作っているので、少なくとも一部虚偽の供述が混ざっていそうです。
嘘つくタイプの人間が入れ替わり立ち代りやって来るクリーニング屋です。

というかむしろ部長さんvs少女みたいなカードが見たかったです。
嫌なドリームマッチかも知れませんが。


 スマートブレインの新社長は部下を使って「九死に一生を得た子供」の情報を集めています。
場所は真・社長室でしょうか?妙なオブジェが林立していて、通路のようでもあります。
あと、デザイン会社でもないのにマック使うのってどうなのでしょう。
取引先とのやり取りに苦労しそうです。
ウインドウズ用のエクセルファイル送られて来て「開かない〜!」とか言い出しそうです。

でもウイルスには感染しません。良し悪しですか。

そういえばスマートブレイン社は通信のインフラが整っていないという疑惑がありました。
データ受け渡しのときに必ずメディアで渡すと言うアレです。

この会社は取引においてはファクシミリが命綱かも知れません。

仕事の目的を詮索する部下に、意味を知る必要は無いと言う新社長。
そういう事を言うと、部下がやる気を失いかねません。
適当な理由をアドリブででっち上げるべきです。

そして、子供達のリストの中に、似顔絵描き少女の写真が。


 馬怪人のマンションでは、蛇くんと馬怪人が何だかジメジメしていました。
元気の無い2人を気遣う結花ちゃん。
馬怪人は語りませんが、元カノ兄の件で元気が無いのでしょうか。
蛇くんは真理ちゃんに振られたのと555稼業が上手くいかなかったのがショックみたいです。
蛇くんの555の話で、馬怪人は落ちこぼれオルフェノクを始末する555を思い出します。
馬怪人は今の555が誰か知りません。
蛇くんは何も教えてくれません。

結花ちゃんはもしかしたら気付いていないのでしょうか。
だとしたらちょっと注意力が足りないです。


 美容院で雑用に精を出す真理ちゃん。
真面目に仕事をこなす様子に、他のバイトの女の子が「手を抜かないと持たない」と余計な忠告。
そのバイトの女の子は、時々出て来る刑事さんの娘さんでした。
真理ちゃんは、その女の子の家にお呼ばれします。
外はまだ明るいです。随分早い時間に返してくれる美容院です。
父親の刑事さんは電話で何かやり取りをしていますが、声が大きいので内容が聞こえてきます。
真理ちゃん、情報源ゲットです。

ガス爆発事件の話を電話でしている刑事さん。
母親は入院中で、子供が行方不明。
子供の名前はクラタケイコ。
等と言うやり取りが聞こえてきます。

これが似顔絵少女と全然関係ない話だったら、ある意味凄いと思います。


 乾氏がクリーニング屋で店番をしていると、馬怪人が登場。
死体や怪物の事は忘れた方がいいと言いに来たそうです。
それだけの為にわざわざ来たのでしょうか。
電話等で済ませようとは思わなかったのでしょうか。
乾氏も馬怪人に同じ事を言おうと思っていたそうですが、実行に移さなかったのはやっぱり面倒だからでしょう。
馬怪人マメです。

めちゃめちゃ暇とも言います。


 クリーニングの宅配に出ていると思われる啓太郎(ちゃん?)。
ワゴンには少女も同乗しています。
「君に幸せになってもらいたい」という啓太郎(ちゃん?)の不用意な発言を取り、次々にわがままを言い出す少女。
啓太郎(ちゃん?)は常軌を逸しているので、結構付き合ってやってます。
が、啓太郎(ちゃん?)が居ない間に少女が何故かクリーニング済のワイシャツの包装を破り、投げつけていた為、流石に啓太郎(ちゃん?)もちょっぴりキレます。
「知らないからね!もう!」と啓太郎(ちゃん?)は言い捨ててワゴンに乗り込みます。
その言葉を聞いた少女の脳裏に「知らない・・・知らない・・・!」という女性の声が浮かびます。
ちょっと状況が掴めないセリフで、見ている方は困惑しますが、公式サイトでは写真付きで母親のセリフであると分かります。
母親役の人、登場シーン丸ごとカットで声だけの出演になってしまったようです。合掌。


 少女は自分の荷物を引っつかむと、何処かへ駆け出してしまいます。
啓太郎(ちゃん?)は「しょうがないなあ」と少女を回収に向かいます。
少女が駆け込んだ公園のような場所にキノコ怪人登場。怪人は少女を連れ去ろうとします。
啓太郎(ちゃん?)は乾氏を呼び出しますが、怪人の攻撃を受けダウン。
少女は怪人に連れて行かれそうです。
そこに乾氏登場。現場とクリーニング屋の距離が気になります。
またスピード違反で捕まらないでしょうか。

そこがバイクで進入出来る所かすらも、ちょっと分からないのですが。


 乾氏は変身してキノコ怪人と戦闘開始。ひたすらボディー狙いで殴りつけます。
そこに馬怪人が車で通りかかります。

車両が進入出来るのでバイクもOKなのでしょう。
馬怪人は割と交通ルールを守る方なので、信用します。

キノコ怪人を攻撃する555を目撃した馬怪人は、スマートブレインの手先の555が、人を殺さないオルフェノクを始末しているものと思い込み、キノコ怪人の加勢に入ります。

怪人2名と555の乱闘。
似顔絵少女はそろそろ誰かに踏まれていそうです。

本日はソーセージのCMのバジンがカッコよかったです。