第12話


 555の助けに入った謎の新ライダーは、格闘ではワニ怪人に押されるも、ゼロ射程射撃と剣攻撃で怪人を倒します。が、新ライダーは突如苦しみだします。


 ワニ怪人だった灰は風に吹き集めらるかのように動き、チワワの元へ。

チワワ:「・・・(トコトコと砂に歩み寄る)」
  (訳:よみがえれ、クロコダイルオルフェノク)


 クリーニング屋では、乾氏が啓太郎(ちゃん?)に謎の新ライダーの話をしています。
乾氏たちは新ライダーが誰だか知らないそうです。
新ライダーは苦しみつつも とっとと帰ったのでしょうか。


 夜、キャンピングカーから複数の人間が降り、懐中電灯を手に草むらで人探しを始めます。
そこには倒れている新ライダー。先生と呼ばれる人物が新ライダーの変身を解除させます。
しかし謎のライダーであった男性は程なく砂化して亡くなってしまいました。


 クリーニング屋では、乾氏の発案で真理ちゃんの同窓会とベルトの関係を考察しています。
真理ちゃんが通っていた小学校は流星塾という特殊な所で、スマートブレインの前社長の養子となった子供達が集められていたそうです。
その子供達は全員九死に一生スペシャル経験者というオマケつきです。

この小学校の休み時間の不幸自慢大会は凄そうです。

あと、
プールの時間で何かを思い出して「うわぁぁん」となる子や
給食のケチャップを見て何かを思い出して「うわぁぁん」となる子や
キャンプファイヤーを見て何かを思い出して「うわぁぁん」となる子がウヨウヨいて
色々支障がありそうです。

流れを無視して二股ではしゃぐ啓太郎(ちゃん?)は、真理ちゃんの睨みで黙りました。
乾氏の自分を指しての「良識ある一般人」発言については、思想の自由ギリギリな気がしました。

ともかく真理ちゃんは死んだ犬飼くんとやらと親しい人に連絡をすることにします。
どうやら、真理ちゃんの同級生はキャンピングカーの一団の様です。


 馬怪人は、公園でブランコを漕ぐ結花ちゃんを迎えに来ます。
結花ちゃんは、ちょっとばかり時間を潰すのがヘタなタイプのようです。
でも、腕立て伏せするよりはマシです。

そして、結花ちゃんは蛇くんが好きみたいです。
という事で、クリーニング屋の男性陣は誰からもモテていないという衝撃の新事実が明るみに出ました。


 Bar「クローバー」では、女性バーテンが時間帯が早いからとサイフォンでコーヒーを淹れています。
そんな時間帯にスマートブレインの新社長はラッキークローバーの面子とちょっとした反省会中です。
ワニ怪人である黒人男性は命が三つあるので、まだ大丈夫なのだそうです。

その命の数は誰がどうやってカウントしたのでしょうか。
健康診断表の所見欄に「命が三つあります」とか書いてあったのでしょうか。
それは単なる怪文書です。鵜呑みにするのは危険です。

メガネをかけた一昨年見たような男性は、
「何だったら手を貸しましょうか、ミスタージェイ」
と言いながら、チワワのご機嫌を取りに行きます。

チワワ:「…(メガネに撫でられている)」
  (訳:いずれお前にも働いてもらおう、それまでは手出し無用)

スマートブレインの新社長は、ベルトは王の為の物なので取り返す必要があると念を押します。


 道を歩く馬怪人に、スマートレディが車で接近し、スマートブレインの意向に逆らう事に警告を発します。
馬怪人は逆に、自分は人を襲わないと新社長に伝えるよう言います。
それはそうと、スマートレディ、前見て運転してください。


 真理ちゃんと乾氏は、真理ちゃんの旧友に会い、話を聞いています。
謎の新ライダーはカイザと言い、カイザになった者は死んでしまうそうです。
詳しくは先生に聞くようにと言われたその時、ガラス越しにキャンピングカーがスーッと寄って来ます。
出るタイミングを計っていたようです。
旧友は多分、盗聴器持参です。


 先生によれば、乾氏が無事なのは、555とカイザのベルトは性質が違うか、乾氏に特別な力があるかとの事です。
確かに555のベルトは不適合者は変身できない仕様ですので、そのあたりでカイザのベルトとは違い親切設計です。
という事は、です。
もしも真理ちゃんの所に送られてきたベルトが555でなくカイザのベルトだったら、1話で真理ちゃん死んでました!

危なかった!危なかったですよ!
2週間のインターバルでTVの前で半泣きになっていたかも知れません!


 真理ちゃんの同窓生の1人が、乾氏に対する不信感を口にしたため、乾氏はキャンピングカーを降り、キャンピングカーの進行と逆方向にバジンを進めます。
が、曲がり角でブレーキをかけて後方をうかがってました。

 真理ちゃんたちの同窓会では不思議なことがあったそうです。寄せ書きに欠席だった筈の草加くんとやらのメッセージが書かれていたとか。
普通に誰かのイタズラと考えられないのでしょうか。

 その時、キャンピングカーの前に再生ワニ怪人が登場、運転をしていた先生を攻撃します。
先生は教え子に向かい逃げろと叫びますが、まず先生から逃げた方が良さげです。
同窓生の1人が周囲の制止を振り切り、カイザに変身し、再生ワニ怪人に立ち向かいますが、全く良いところなく倒されベルトが外れてしまいます。
カイザのベルトを手にした再生ワニ怪人は、残った同窓生達方面にゆっくりと向かいますが、そこに乾氏がバジンで登場。

やはり尾行していたようです。

乾氏は防御力アップ狙いかわかりませんが、ヘルメットも取らず555に変身。
バジンで敵に突っ込みます。
バジンは先が尖っているので凶悪です。

555は再生ワニ怪人と格闘になりますが、やはり力負けするようです。
その時バジンがバトルモードに変形、ガトリングを構えます。
それに気付いて555は退避、バジンの攻撃はうまいこと怪人に当たります。
555はその隙にバジンからファイズエッジを抜き出し、その強力な突きで再生ワニ怪人を吹き飛ばしますが、逃げられてしまいました。


 同窓生達は乾氏に駆け寄ろうとしますが、先生の異常に気付き回れ右。
先生は
「言っておかなければならない事がある。あの、同窓会の日、あの日君達は…」
とだけ言い残し絶命。

先生は何を言い残そうとしていたのでしょうか。

A 命に関わる重大な事(反フラッシュ現象みたく)
B 同窓会の会費振込みの件(食い逃げ事件発生)


そして高架下には三度 主を失ったカイザギア。

変身した者は必ず命を落とす 呪われたライダー、カイザ。
最初の1人は、555のカタツムリ怪人戦を見守る為だけで死にました。