第24話


 イエローの腹から出ている竜巻の影響で周囲が暗くなってきています。
禁断の魔法を使った呪いで全ての時間がイエローの腹に流れ込んでしまうそうです。


敵基地ではミイラっぽいのが今回の作戦の目的を誰も聞いていないのに語っています。
何でも1000人の魂を花火にして打ち上げると、より多くの人間を恐怖で滅ぼせるそうです。
「恐怖」から「滅ぶ」までのプロセスが特に語られていませんが、
恐怖から来るストレスによる胃炎ですとか円形脱毛とかで滅ぶと言うのでしょうか。
少々地味ですが効きそうです。

そしてミイラっぽいのは敵っぽい人に近付いて行き、金をわざと見逃したとして咎めています。
しかし敵っぽい人は自分の考えがあるとして取り合いません。
普通だったらその考えとやらを言って見ろって感じで口論になりそうですが、
ミイラっぽいのも深く追求しないタイプらしいです。
ミイラっぽいの、企業だと部下が横領とかしてても対処できずに
結局自分まで減俸とか降格とかになっちゃうタイプです。


 魔法部屋でベッドに寝かされているイエロー。
金の魔法で渦は止まっているのですが、効果が一時的なのだそうです。
このバリアが効かなくなると、イエローに全ての時間が流れ込んで秩序が乱れ、
世界の終わりが来るのだそうです。
呪われた奴を殺せば呪いを消せるそうです。

普通に死ぬ呪いをかければ良い物を、世界の破滅との2択にするあたりが謎です。
もしかしたら、禁断の魔法を使った奴を周囲がリンチするよう仕向けたかったのかも知れませんが
呪われた奴が人目に付かない所にいたらどうする気なのでしょうか。
実際今回もイエローと言う一番目立たないのが呪われてて危なかったです。

ところでベッドをわざわざ魔法部屋に運んでいるのですが、普段使っている部屋ではまずいのですか。
部屋の入り口が階段の踊り場なので搬入が大変そうです。

そんな中イエローは怪物を探してジムのおっちゃんの息子とか助けようと考えているらしく
身を起こそうとしますが、ピンクあたりに制止されています。
そして今回はやる事が多くなってしまった為、
マジレンジャー達が怪物を追い、金がイエローを助けるという役割分担に。
出動しようとするマジレンジャーに、金は魔法で家に代々伝わる指輪を与えます。
これを見たら金の教えを思い出すようにとの事です。
ところで何個ぐらい指輪が伝わっているのですか金の実家。
指輪屋さんですか。


 外では敵が1000人目の魂をゲットしていました。

1人ずつ魂を抜いていたので大変だったと思います。ご苦労様です。
尚、ボールになっていた魂については、誰かが魔法を解いてちゃんと花火の方にまわしているか
捨てちゃって最初から集め直しているか不明です。

そして怪物が魂を花火球に変えたところでマジレンジャー登場。
しかし怪人が噴出す緑色の霧みたいなので早速ダメージを食らっていました。

よく口から炎とか水とかビームとか出す奴がいますが、
気体っぽい物を出されると肺活量とかどうなっているんだろうと感心します。

一方金も異世界に到着。
金は禁断魔法を使っていた天空聖者の思いの宿った岩に向かって、
イエローの呪いの解き方の確認を取っています。
岩と金の間の距離が結構ありそうですが、ちゃんと会話できています。
何でも許しの杖で腹の渦を逆方向にかき回せば良いものの、
杖を抜いた物は「永遠の闇の訪れから逃れる事が出来ない」そうです。
非常に回りくどい言い方で正直何の事やらです。

あと結局他人に迷惑をかけるしかないようです、この呪い。

そしてイエローがローブで姿を隠して金を追いかけてきたようです。
草とかイエローが出かけていったと皆に連絡入れないのでしょうか。
気の利かない植物です。


 杖を取りに行っている金。
道が険しいって言うか山登り状態なのですが、変身とかしていません。
それどころか荷物もありません。

杖を取りに行く過程の情報があればもう少し準備が出来たかも知れませんが、
書物には杖の情報すら無かったので仕方がありません。
むしろ杖の事を知っていた金がおかしいぐらいの勢いです。

更に悪い事に、杖を取りに行くのが試練みたいな扱いなので、
登山の邪魔をするように雨や石が降ってきたりしています。
最初に杖を取りに行くって言わないで、観光客を装って登山したら妨害されなくて済んだのでしょうか。

マジレンジャーの方はピンクとブルーが一瞬魂を抜かれてしまい、
怪人に幻覚を見させられてレッドやグリーンを敵と誤認し攻撃。
レッドあたりはちょっとタンマって感じで両手を横に振っていましたが、
その時間を逃げる事に使った方が良さそうでした。

結局ピンクとブルーの攻撃で変身解除まで追い込まれるレッドとグリーン。
2人とも逃げるの下手みたいです。
そしてピンクとブルーも幻覚の効果が切れるものの怪人達の攻撃を食らったりしています。
ところで怪人達、マジレンジャー達が同士討ちをしている間に何をサボっていましたか。
仮に幻覚を見せるために怪人が手を離せなかったとしても、
怪物の方がフリーなのですから花火を打ち上げても良かった筈です。


 金は杖のあるポイントに到達。
台座から杖を抜こうとしますが、電流か何かが仕掛けてあるらしくショックで弾き飛ばされ、
手には火傷を負ってしまっています。
再度杖を取りに行こうとする金の前に敵っぽい人登場。
弟子の為に命を捨てるのかと聞いて来ます。

敵っぽい人は特に汚れも無くいつも通りの様子なので、ここに来るまでに邪魔は入らなかったようです。
「これを抜けば永遠の闇、つまり死が訪れるのだぞ。」と金に忠告する敵っぽい人。
ルールを決めている本人がハッキリ言わなかった事を分かりやすく説明してくれて有り難いです。
あと、もし杖を抜いた途端死ぬのだとしたら、渦を逆に回す作業をする人がいなくなってやっぱり世界が破滅します。
二人体制で来るべきです。

金に退く様に言われて笑いながらも素直に道を空ける敵っぽい人。
そして再び杖に触れようとする金ですが、今度はイエローからストップを掛けられてしまいます。
ちなみにイエローに至ってはスカーペットで楽々登頂です。
イエローは自業自得なので金が犠牲になる事は無いと訴えますが、
金は自分に責任をとらせて欲しいと言います。
そして魔法世界の禁を犯す事は魔導士への道を選ぶ事であり、ママを手に掛けた敵っぽい人と同じになってはいけないと語ります。

ちなみに敵っぽい人は近くで黙って見ています。
目の前で悪く言われているような感じなのですが、特に怒っている様子は無く大人な態度です。

金が杖を抜くのを止めないので困っているイエロー。
実力行使に出ようにも恐らく体が弱っているので駄目なのでしょう。
金は杖を掴んでビリビリしながらも、イエローに正々堂々戦って勝てる男になれ、正義の為だけに魔法を使える男にとか指導を入れます。

先生ぶるのは良いのですが
喋るかビリビリしているかどっちかにした方が良いと思います。


 あと一息で杖が抜けそうになると、今まで動きの無かった敵っぽい人が
おもむろに禁断魔法を使っていた天空聖者の思いの宿った岩。
杖にかかっていた魔法が解けたらしく、難なくゲットします。

金は敵っぽい人の行動を反則だと非難。
しかし気のせいか敵っぽい人のお陰で随分助かっているような気がします。
敵っぽい人は魔導の優位性を説きながら、杖を返して欲しければ奪うように言って巨大化して馬と合体しウルカイザーになります。

金も変身してトラベリオンに乗り込みます。
多分イエローはその辺で待機です。踏まないように気をつけて欲しいです。

デストラクションファイヤーで相手を機関内に取り込もうとするトラベリオンですが、
ウルカイザーは吸い込まれる直前にトラベリオンを攻撃して技から逃れます。
そして敵の発生した竜巻が実体化してトラベリオンを拘束。

竜巻が変化した物は繊維系の何かで出来ているような雰囲気なので
そんなに強力そうに見えませんが、敵っぽい人は勝利を確信している模様です。


 敵の攻撃でピンクとブルーも変身解除状態なマジレンジャー。
そこに蝙蝠のような女性が登場し、怪人に遊んでいないで花火を打ち上げるよう指示します。
基地では怪人に対して失敗すればいいのに見たいな事を言っていましたが、
やはり根本的に親切な方なようで、実に的確な指示を出しています。

しかし怪人は怒ると可愛くないと言って蝙蝠のような女性にちょっかいを出しています。
ところで蝙蝠のような女性の怒った顔とそうでない顔の区別がつくようですこの怪人。
観察力が凄いです。

マジレンジャー達は放置されているその間、少々挫けそうになっていましたが
金から貰った指輪を見て金も戦っているとかイエローと約束したとか色々考えて復活。
指輪の役割が本当に思い出すだけです。
家に代々伝わるとか言っていましたので、他に何か効果がありそうなものなのですが
今回は特にありませんでした。
そのうち撃たれたと思ったら弾が指輪に当たって止まっていたので助かった的何かが
あって欲しいと思います。


 一方金の方も自力で拘束を破ります。
そして金の元に新しい魔法が来ます。

新しい魔法が来るシステムと言うのが天空聖者にも適用されてるようです。
と言う事は今回の禁断の魔法とやらも、これその物は魔導では無い事から
それを使っていた魔法使いが何かの勇気で貰っちゃったものなのでしょうか。

思いっきり人生狂わされています。嫌なご褒美です。

そして金はデストラクションファイヤー逆噴射という事で
トラベリオンの機関から炎が噴出しウルカイザーを攻撃。
パワーアップは良いのですが普通に傍迷惑な技になってしまいました。

許しの杖が放り出されたのに気付き、トラベリオンを飛び出して杖をキャッチする金。
ちなみに敵っぽい人は金に「なかなかやるな。」と言って帰ってしまいました。
何気に今回のMVPでした。

金はその辺で寝っころがっているイエローの腹に杖を突き刺して、グルグルと回しだします。
渦の模様のある部分に杖を刺していた訳ですが、手が滑って普通の皮膚の所とか刺したらやっぱり死ぬのでしょうか。


 復活し再び変身しているマジレンジャー達ですが、何でかは知りませんが劣勢です。
蝙蝠のような女性は特に手を出しておりません。
そして怪人が花火の打ち上げ台に点火をしますが、マジスティックボーガンの矢が導火線にあたり火を消してしまいます。

そして仲間と合流するイエロー。
ところで4人がかりで一方的に攻撃を食らっていた相手を
1人で攻撃して下の方に落としたイエロー、何で急に強くなっていますか。

イエロー復帰に勢いを取り戻すマジレンジャー。
ちなみに金も来ており、花火球を打ち上げ台から外して
マジレンジャー達に存分に戦うように言います。

マジレンジャー達はライトニングスピードアタックという
速く走って兎に角攻撃みたいな技で相手を翻弄。
そしてイエローが他の4人の差し出したマジスティックの上に乗り、ジャンプして攻撃する
マジエアリアルスラッシュという技を出します。
怪人が怪物を盾にした為にまず怪物から爆発。

それと同時に花火球にされていた魂は各被害者の元に帰って行ったようです。
結果的に金が花火球を確保する必要は無かった感じです。


 作戦が失敗した怪人はミイラっぽいのの魔導の力で巨大化しマジレンジャー達を踏み潰そうとします。
しかしマジレンジャー達はその足の裏でマジキングに合体。
バランスを崩して倒れた怪人を右手で肩を掴んで立たせて
ホールドしつつ左手で胸部あたりをガンガン殴るマジキング。
そして強めに右を入れた為、怪人はマジキングからやっと解放されました。

飛んでその場から逃げようとする怪人ですが、そう言えばマジキングも飛べたため
空中で斬り付けられて落下、うまい事建物を避けて道路に落ちます。
キングカリバー天空魔法斬りで怪人を仕留めるマジレンジャー。

ところで異世界へは金に同行していた猫ですが、こちらでは一足先に戻っていますか、
全然姿を見せません。
あと蝙蝠のような女性も怪人にちょっかいを出されてから全然姿を見せなくなりました。
元彼の死に様とか見物する程悪趣味では無いようです。


 ジムのおっちゃんの息子に流星パンチを教えてやるとか言っているイエロー。
「その前に。お前も正々堂々と戦って勝てる男になれよ。」と
さっき覚えたばかりの言葉を使っています。
その様子を8メートルぐらい離れて見守っているマジレンジャー達。

金は教える事の難しさを教わったとか言っています。
「これからもお互い学びながら成長していこう。」
と言いながら意味も無く立つ場所を変えてブルーの隣をキープする金。
全く油断が出来ません。

そして兄弟達をチラッと見て笑いかけるイエロー。
イエローはいいのですが、ジムのおっちゃんの息子的には
何でこんな大勢に見られているのか不思議でならなかったと思います。