第45話




 ひよりちゃんをダウンさせた天道君ソックリの人物は
走って場所を移動し、外の開けた場所でウワーとか叫んだり、
世界を滅ぼしてやるとかシャックリと笑いの混ざったような呼吸で言ってたりで
半径数メートルに人が来ない感じです。

天道君と同じ顔して変な行動を取られると
本物の天道君の方が措置入院させられかねないです。
なにしろ本物も少々あれなので多分出て来れません。


しかしそんな中でソックリに近寄る危機意識の無い人達出現。
「君は今、我々の仲間への資格を得た。全てを憎む事で。」
「ついて来い!もうすぐアルマゲドンが始まる。人間は我々の無差別攻撃に滅びの道を行くだろう。」
とコートの男性ズ。
ちなみに別々に喋っています。

ところで彼等も全てを憎んだりしているのですか。
意外と感情で動くという事でしょうか。

そしてソックリは彼等の勧誘にノーコメントでダークカブトに変身し
2人に攻撃を仕掛けます。
しかしパンチとか普通に受け止められ、
「君はまだ生まれたばかりの子供と同じだ。いずれ我々の力が必要になる。」
と言われてしまいます。

状況がよく分かりませんが、ソックリを黙らせた事に関しては
コートの男性ズは褒められるべきです。



 加賀美君に肩を貸しながら歩いている天道君ですが
倒れているひよりちゃんを見つけ、加賀美君を適当に放り出して駆け寄ります。

後日ひよりちゃんは病院で天道君に車椅子を押してもらっていました。
ひよりちゃんはもう大丈夫らしいです。
尚、加賀美君の容態は不明です。

天道君は何があったのかひよりちゃんに聞いていますが
ひよりちゃんは弱く我侭な自分の所為だとして
特に情報はくれませんでした。

変な場所で変な人と暮らすのを止めるのは当然の権利で
「我侭」とは違う気がします。



 こちらも入院している坊ちゃま。
酸素吸入かなんかしているようで、あまりコンディションは良く無さそうですが
「あたしに出来る事があったら何でも言って。」と申し出る先輩に、自分は大丈夫だとして
今の君はこんな所にいる場合じゃない筈だ、と遠慮する余裕はあるようです。

一旦病室を離れる先輩ですが、
自分が守られた事とか思い出して再び坊ちゃまの病室に戻り、
坊ちゃまの年齢を聞きだして「やっぱり年下か」とコメント。
変に意識している自分に気付き笑ったりしています。

守ってもらったのもポイント高いのでしょうが、
今迄押せ押せだった坊ちゃまが急に遠慮がちになったのも要因の一つでしょう。
あと、年上から「姉さん」代わりにされるより良い気もします。

先輩と入れ替わりに久し振りに爺やが登場。
動揺しながらビニールのカーテンを開けて
坊ちゃまを揺すったりしています。
どこまでお見舞いOKなのですかこの病院。

あと、治療費がゼクト持ちである事を祈ります。



 一般の路線バスのつり革に掴まっている人達が突然怪人の姿になり
他の乗客を襲撃し出します。
急停止してドアが開き、乗客が逃げ出すバス。
東京23区内だったら運賃先払いなので安心です。

何故かその場にやって来た加賀美君がガタックに変身し
市民を追いかける怪人達をバルカンで攻撃。
流れ弾が市民に当たらないか心配です。

あと、市民より足の遅い怪人は少々ドンクサくないですか。



 お偉いさんの所にやってくるフードを被った男性。
お偉いさんは男性の事を「根岸さん」と呼び、深深と頭を下げています。
その根岸さんですが、フードを外して早く着き過ぎた事を謝っています。
どちらかと言うとフードの所為で職質されて遅れそうな気がします。

ちなみにフードの下はスカジャンにフードつきのトレーナーで
フード大好きです。

お偉いさんに椅子を勧められて気を使わないように言い、
「それより噂の天道さんは?」と聞いて来る根岸さん。
本当に気を使っていたら茶の一杯も出しますので
遠慮しないで下さい。
そういう訳で、後から来た天道君が勝手に椅子に座ってしまいました。

天道君の態度を「噂通り面白い人だ」と笑って流している根岸さん。
最近怪人が怪しい動きを見せている事と、
自分達角付き怪人も協力を惜しまない事を話して
天道君に握手を求めます。

「何の用かと思ったらそんな事か。安心しろ。俺がいれば全て上手く行く。
昇る太陽に勝てる奴はいない。」と指を立てる天道君。
すいません病院のベッド空いてますか。

根岸さんは天道君を褒めながら、その指を突っついたりして
こちらも手強いです。
しかも「ファンになってもいいですか」と天道君に聞いてきます。
すいません病院のベッドもう1個空いてますか。



 指令車から天道君に出動命令を伝えている先輩。
天道君はエリア司令だか何かの役職だった気がしますが
普通に先輩に従っています。
随分協調性がありますが、本物でしょうか。

他にも別の場所でガタックが戦っているようで、手が回らない様子。
何故かその場にいて、ガタックの様子を見かねた影山が助太刀に入ろうとしますが
矢車に止められます。

前回カブト達のヘルプに回った事を影山に指摘された矢車は
自分の上着を振り落として、鎖で拘束された両腕を見せて
二度と馬鹿な真似が出来ぬよう自分自身を罰したと言い出します。
更なる暗闇を取り戻す為だそうです。

今やっている事が抜群に馬鹿ですが、
影山は矢車を絶賛。

それと腕を組んだ状態で上から鎖をかけていたり、
一部鎖でなくバネを使っていますので
横から腕を抜けば多分抜けられます。
トイレとか時間に余裕を持って行けば何とかなりそうです。

あと、すいませんが病院のベッド更にもう1個空いてますか。



 病室で爺やに料理を並べてもらっている坊ちゃま。
坊ちゃまはもうすぐクリスマスだなと話を振ります。
坊ちゃまからプレゼントの希望を聞き、サンタさんに頼むと言う爺や。

二十歳の人にプレゼント持って来るサンタって働き過ぎだと思います。

去年のクリスマスは姉さんと爺やの三人で楽しかったと話す坊ちゃま。
坊ちゃまはともかく、お姉さんがクリスマスを家族と過ごしているのが謎すぎです。

今年のクリスマスも良き日になるといいですねえ、と言いながら
坊ちゃまの口に料理を運ぶ爺や。
しかし坊ちゃまはそっぽを向いて食べようとしません。

そこに先輩が見舞いにやってきます。
坊ちゃまに食欲がないようだと言う爺やの話を聞いて
先輩が坊ちゃまに食事を食べさせます。
坊ちゃまは大喜びで食事を口にし、完璧に回復したといって退院しようとします。

今度は天道君が病室に登場し、坊ちゃまにゼクトに入って一緒に戦うように言います。
ところで天道君、坊ちゃまが回復していなかったら
普通のお見舞いをするつもりだったのでしょうか。
間が持たなさそうです。



 バイト先で天道君にクリスマス用の特別料理を振舞っている訓練生。
栗と鱒がザルにならんでいます。
鱒がかなり小ぶりですが、時期外れだからでしょうか。
クリスマスとか思わなければ普通に美味しそうでもあります。

「そんな事どうだっていい!何で剣をゼクトに入れたりしたんだ!」と
叫びながら店に入ってくる加賀美君。

加賀美君、いつから訓練生と天道君のやり取りを聞いていましたか。
今は猫の手も借りたいと、問題があるのか聞いて来る先輩に
加賀美君は坊ちゃまが怪人である事を言えずに止まってしまいます。
「兎に角知らないからな。どうなっても。」と加賀美君。

それにしても、怪人がよく出没する状況で
バイト先に終結してて良いのか気になります。



 坊ちゃまですが、ゼクトルーパーさん達の一団の指揮を任されたようで、
自己紹介と使命を語っています。
全ての怪人を倒すのはともかく、
先輩を守る為に「ミサキーヌを守る会」の結成を宣言する坊ちゃまに
ミサキーヌの意味が分からず動揺するゼクトルーパーさん達。

誰が代表で意味を聞いたのか気になります。


夜道を走って転びそうになり、突然現れたゼクトルーパーさん達に支えてもらう先輩。
先輩は彼等に驚いています。
続いて先輩の落とした荷物を拾う坊ちゃま。
荷物が返却期限の迫ったレンタルビデオだと聞いて、
店の閉店を阻止するよう指示を出す坊ちゃま。

降ろされるシャッターをゼクトルーパーさん達が無理やり止め、
店員にビデオを渡す坊ちゃま。
先輩は坊ちゃまの行動に困った笑いを浮かべています。

ところでシャッターに変な力を加えて
壊れたりしませんか。



 怪人達の出現は相変わらず頻繁なようで、
カブトやガタックの他に、どうもドレイクまで呼ばれているようです。
大介かどうかは不明ですが、ドレイクを呼ぶぐらいですから
若いのもザビーとして参加すべきです。


そして先輩の乗った指令車も怪人達の襲撃に遭います。
上司は不在なようで、車を降りた先輩は
あっという間に怪人達に囲まれてしまいます。

そこに坊ちゃま登場。
ゼクトルーパーさん達に「フォーメーションA」として先輩の周囲を守らせ、
自分はサソードに変身し怪人達を攻撃して後退させます。

自分を守る事に重点を置き過ぎる坊ちゃまを叱る先輩。
しかし坊ちゃまは気にしていないようで、
先輩が落とした靴を探しに川に入り、ゼクトルーパーさん達にも靴探しを命じます。
ところで、たも網標準装備なようですが、
この隊はどんな状況を想定して装備を選んでいるのでしょうか。



 どこかの林の中で座っている矢車と影山。
そこに天道君と加賀美君がやって来て手を貸すように言います。
彼等の居場所については電波を辿れば分かるのでしょう。

上着を振り落として拘束された上半身を見せ、
「闇の底には誰の声も届かない。」と矢車。
黙って耳を塞ぐ影山。

すいません、病院団体割引でお願いします。

天道君も加賀美君を連れてすぐに帰ってしまいました。



 靴探しをするゼクトルーパーさん達ですが、1人が撤収の号令をかけ、
メットを外して引き上げてしまいます。
坊ちゃまに付いて行けなくなったそうです。
それはともかく、たも網を川に置いてかないで下さい。
環境美化にご協力お願いいたします。

坊ちゃまは怒りながらも靴探し続行。
坊ちゃまを注意し呆れる先輩は、しかし「嫌じゃないかも」だそうで、
クリスマスにデートして欲しいと言い出す坊ちゃまに即OKを出します。

屋敷で編物をし出す坊ちゃま。
先輩が風邪を引かないようにと、プレゼントにマフラーを作るそうです。
財政も大変ですし、コストを押さえつつ印象に残る物をチョイスするあたり
よく考えているようです。

男の方から手編みマフラーを渡す事については
何かこう釈然としない物を感じますが
若い人は気にしないのでしょう。


先輩は海を見ながら加賀美君に坊ちゃまとデートをする事を話しています。
驚いてデートに反対する加賀美君ですが、
坊ちゃまの事でムキになる理由を先輩に聞かれても
本当の事を話せず、緊急事態にデートをしている場合ではないとしか言えません。

ところで、傍から見ると今の先輩と加賀美君の方がよっぽどデートみたいな状況です。


隠れて先輩を観察している加賀美君。
プレゼントを買っている先輩を見て本気ではないかと危惧しています。

ちなみにプレゼントはブレスレットみたいです。
こちらも何か逆なチョイスで丁度いいかも知れないです。



 坊ちゃまは編物の途中で寝てしまいましたが
爺やが坊ちゃまの幸せを願いながらマフラーを完成させていました。
何時の間にか完成しているマフラーに
「俺はマフラーを編む事でも頂点に立つ男だったんだな。」で済ませていますが
少し寝過ごしたらしく、慌てて爺やに一張羅を出すようにと声をかけます。

爺やの方が余程寝過ごしたいでしょうに大変です。


既に先輩は待ち合わせの場所に到着しているようですが
坊ちゃまは渋滞に巻き込まれて車が動かないようで、
車を降りて走っていく事に。

ちなみに一張羅と言われても普段とどう違うのか
庶民の目では分かりません。

プレゼントを持って走る坊ちゃまですが、
突如飛んで来たエネルギーボールに近くを攻撃されて転んでしまいます。
そこにコートの男性が出現、
「あれだけの傷を負いながら元気そうだな。」とコメント。
そう言えば前回は傷を負わせただけでとっとと帰った訳ですが
何でまた攻撃しに来たのでしょうか。

「今日は負けん。今日は俺の一番大事な日なんだ。」
と言って坊ちゃまはサソードに変身。

一方、別の場所でも天道君がコートの男性と対峙。
両者変身して激突します。
それにしても、こちらには脱皮前の怪人がたくさん来ていますが
サソードと戦っている方は一人ですか。
どう言う基準で戦力を割り振っているのか分かりません。

カブトはハイパーキャストオフ。
コートの男性はこそっと逃げたようですが、一般の怪人は全部倒したようです。
コートの男性、フリーズ使って仲間達を逃がしてやってください。



 サソードは敵の攻撃で歩道橋から落ち変身解除。
変に光ったりする坊ちゃまの様子を見たコートの男性は
「こいつ、まさか。」と、何かに気付いたようです。

一張羅だとかそんな事じゃないと思います。


先輩の前に現れる坊ちゃま。
何とマフラーは回収してあります。
凄い気合です。
しかしフラフラして光りだしてしまいます。

そこにこっそり駆けつけてくる加賀美君。
先輩のデートを尾行する気だったのでしょう。
遂にサソリ怪人の姿になってしまう坊ちゃまを見て愕然とする加賀美君。
しかも怪人は先輩に襲い掛かるような仕草を見せます。

そう言えば通常のカブトよりサソリ怪人の方が強いぐらいでしたが
ハイパーカブトとではどちらが強いのか気になる所です。


加賀美君のバイト先がクリスマスだと言うのに
加賀美君はここに来ており
ひよりちゃんは入院で
訓練生しか人手が無いというピンチに
上司が援軍に行っていないか気になりつつ次回に続きます。