第42話




 カブトをぶっ飛ばし、
「時は私の為だけに流れているんだ。」と言って
仲間の女性達を引き連れてその場を後にするコートの男性。

ちなみにカブトは海に落ちただけですので、死んだかどうか確かめた方が良いです。
怪人態のモチーフ的に泳げないとか言わせません。



 コートの男性は先程のアンチミミック弾が撃たれていた現場に戻ったようです。
そう言えば転がるガタックを追いかけて現場から離れていっただけでした。
そこに加賀美君の上司が登場、コートの男性に豆鉄砲で攻撃。
上司も何時の間にかこちらに戻っていたようです。
作戦とか失敗気味なのに粘ります。

しかしコートの男性は弾丸を手で掴み、更に時間を止めて
上司から豆鉄砲を奪い、逆に豆鉄砲を上司に突きつけて脅してきます。

戦闘能力から考えて、豆鉄砲より普通に殴った方が効果がありそうです。

上司は怪人達に取り囲まれている倒れた人達をどうするのかコートの男性に質問。
「人間の言葉とは不便な物だねえ、ネイティブの諸君にさえ"人質"と言う言葉を使わねばならない。」
と答える男性。
虫質と表現しても少々語弊があるのでしょう。
人間は会話に参加していませんので、怪人の言葉を使ってみても宜しいのではないでしょうか。

ゼクトは怪人のいかなる交渉にも応じないと言う上司。
喪服の女性の一団についてはあまり知らされていないのでしょう。



 ゼクトの会議室ではアンチミミック弾と人質の交換を要求するコートの男性の映像が流されています。
映像がどう言うルートで渡されたのか気になりますが、
ゼクトの場所を知っている怪人は今までも居ましたし
お偉いさんが電波出しているので何とかなるのでしょう。

若いのは要求には応じない物と考えているようですが
お偉いさんは部屋で立っているフードを被った人達にお伺いを立て
フードの人達のジェスチャーを読み取って要求に応じる事に。

ところで、お偉いさんが頭を下げているあたり
友人達と言われるこのフードの人達は
お偉いさんより立場が上のようですが
その割には椅子とか用意してもらっていません。
痔主ですか。



 坊ちゃまは矢車・影山チームに入ったようで
黒のシルクハットに燕尾服、あとステッキ装備です。
地獄においても頂点に立つと言っている坊ちゃまを
前向きだと羨ましがる矢車。

そこに豆腐屋のオヤジも笑いながら合流。
矢車に「あんた誰だったっけ。」と話し掛けてきます。
オヤジ、矢車に後ろから声かけてるあたり目茶目茶覚えているような気がしますが
何かのギャグで言っているのでしょうか。

影山は矢車の作る麻婆豆腐が恋しくなったようです。
しかし矢車は今の俺に豆腐は眩しすぎる、とやんわり調理を断ります。
どこで豆腐を料理するのかも気になりますが
家とか普通にキープしてあるのでしょうか。

前回豆腐に砂糖をかけて食べた坊ちゃまは
「トゥーフゥーなど食えたもんじゃない。」と発言。

するとオヤジは激怒し雷を呼び寄せ、雨がやや本振りに。
しかし一同はビニール傘を召喚し道路の真中でコント続行。

そこに通りかかる天道君、こちらもオヤジに呼び止められてしまいます。
オヤジは天道君の事は良く覚えているそうです。

天道君はオヤジには挨拶せずに、矢車達の方に声をかけます。
「闇の住人を気取っているつもりらしいが、お前等は本当の闇を見ていない。」
という天道君。
矢車は傘を天道君にも差しかけながら
豆腐勝負で本当の闇を見せるとか言い出します。
天道君も勝負に乗るようですが、オヤジは笑いながら豆腐が売り切れていると告げます。
矢車と一緒に天道君もため息を付きながら俯き、危うく4兄弟結成な雰囲気です。

精神衛生の為に豆腐以外の物で勝負した方が良いような気がします。



 バイト先で困っている加賀美君。
自分達の所為で上司が連れ去られたのを気にしているようです。
店が普通にお客さんが入って来れない状態になっている事も気にして欲しいです。

そこに若いのが入ってきます。
何か用、ときつい調子で声をかける先輩。
味覚がないとか食事はサプリとか言っている人なので
加賀美君のバイト先には基本的に用は無い筈です。

若いのは加賀美君に「不本意ながら組織がワームの要求に応じる事になった。」と話し出し、
その交渉役に加賀美君が選ばれた事を告げます。

電話で十分ではないでしょうかその指令。

ちなみにお偉いさんからのご指名なようです。
怪人を救う為に対怪人兵器を渡すと聞いて、
「そんな交渉役お断りだ」と若いのに掴みかかる加賀美君。

若いのもその方針が嫌がっているのに、
連絡係にされた上に文句まで言われて少々可哀想です。

若いのは組織の決定に逆らうなら辞めて貰うと加賀美君を脅しますが
加賀美君はベルトを机の上に置いて出て行ってしまいます。

しかし加賀美君、ゼクトを辞めた場合は仕事はバイト先一本になる訳ですが
バイト先の店がゼクトに占領されている現状では
今後もこの面子と顔を合わせながら仕事です。



 天道君が豆腐の入ったボウルを持って歩いていると、訓練生が現れて
大変なんですと言って天道君を何処かへ引っ張って行きます。

一方矢車チームも豆腐屋に向かっております。
影山や坊ちゃまが同行する必要は無さそうに思えます。
しかし道中のベンチにコートの男性が腰掛けており、
このエリアを制圧していると知らせます。

自ら通行人にイチイチ声をかけているのでしょうかコートの男性。
見張りぐらい部下に任せれば良いと思います。
意外と人手不足なのでしょうか。

今、俺の事を笑ったな?と宣戦布告する矢車。
矢車達はライダーに変身、コートの男性も怪人態になります。
ところで矢車チーム、ゼクターをセットしてから変身する間に
ペンダントやスカーフを口に当ててから変身とか言っていますが
装飾品に薬でも仕込んであるのでしょうか。

3人で一斉に攻撃を繰り出すものの
時間を止められてしまい、怪人に向けられた攻撃は仲間に当たってしまう羽目に。
坊ちゃまはごみ収集所に、矢車と影山は廃品回収のトラックの荷台に落ちてしまいます。
運が良いのか悪いのかな落下ポイントです。

あと、怪人は帰ってしまっていますが、相手を倒すつもりは無いのでしょうか。
でしたらいちいち戦闘するより、彼等をエリア外に待たせて
ひとっ走りして豆腐を買ってきてくれると親切だと思います。



 どこかのグラウンドで壁に向けてピッチングの練習をしている加賀美君。
加賀美君は上司の事を考えているようで、結構色々恩がある感じです。
そして他のキャッチボールをしている親子を見て、何を思ったのか凄い勢いで壁に球を投げる加賀美君。
そして何故かバットを持って来ていた天道君が
その球を加賀美君の顔の近くに打ち返しています。
加賀美君、普通にボールをキャッチしましたが、一歩間違えれば救急車コースでした。
2人とも。
あと天道君、片手には豆腐入りのボウルも持っているようです。
グラウンドの土埃が入らないか心配です。


「蓮華から聞いたぞ、なぜ父親の投げたボールを息子のお前が受け止めてやらない。」
天道君、すっかりお偉いさんの肩を持つようになっています。
あと、訓練生から出てった事と交渉役の話は聞かされたでしょうが
加賀美君がグラウンドに居る事についてはノーヒントだった筈です。
バットまで用意して不発という事も考えられます。


角付き怪人の為に敵に兵器を渡すという父親に反発する加賀美君。
加賀美君が再度投げたボールをバットで軽く当てて打ち上げ、
バットを放した手でキャッチした天道君。
天道君はお偉いさんが何故交渉役に加賀美君を選んだのかと問い掛けてきます。

お偉いさんは加賀美君ならみすみす兵器を渡さないと考えたのだろうと話し
父親の思いを受け止めてやれと言って立ち去る天道君。

加賀美君は天道君が投げたボールをキャッチし、何か考えているようです。

加賀美君のカウンセリングを終えた天道君ですが、
帰り道にごみ収集所で泣いている坊ちゃまに遭遇。
ところで此処のゴミは何時ぐらいに回収に来るのでしょうか。

天道君に何をしているかと聞かれ、坊ちゃまは
「俺は駄目人間においても頂点に立つ男、いや、立っている。」とベソをかきながら答えます。
「矢車はどこだ、折角豆腐勝負をしてやろうと思っているのに。」と
坊ちゃまに何をしているのか自分から聞いておいて早速無視しだす天道君。

坊ちゃまはその豆腐も食べられず、先輩の心も戻ってこないと嘆きます。
天道君は坊ちゃまが先輩を見ていながら先輩を見ていないと指摘。
場所をすこし移動して、どこかの道路に腰掛けて
薬味を乗せ醤油をかけた豆腐を坊ちゃまに振舞う天道君。
皿とか箸とかネギとか醤油とかをどこから召喚したかは不明ですが
坊ちゃまは豆腐を美味しく食べられて喜んでいます。

豆腐はヨーグルトでもチーズでもなく豆腐は豆腐だという天道君の話を聞き、
坊ちゃまは自分が先輩にお姉さんの幻影ばかりを見ていた事に気付きます。
悩みの突破口が見つかった坊ちゃまは喜んで豆腐を持ってどっか行きました。

また別のトゥーフーを探さなければな、と言いながら坊ちゃまを見送る天道君。
天道君は豆腐の買出しの度にトラブルに遭遇しているので
そろそろ自家製にチャレンジした方が良いような気もします。



 地下駐車場のような場所でゼクトルーパーさん達を引き連れて立っている若いの。
ゼクトルーパーさんの1人がジュラルミンケースみたいなのを持っており、
どうやら彼等が兵器の受け渡し役になっているようです。
そこに加賀美君が登場、若いのにベルトを見せ、交渉役を買って出ます。
一旦店に戻ってベルトを持って受け渡し場所やら時間やら調べて来たのでしょうか加賀美君、
忙しいです。

加賀美君はケースを取り上げて1人で交渉に行くと宣言。
若いのは加賀美君に失敗したらエリアごとミサイル攻撃をすると知らせます。

という事は若いの達が失敗してもミサイル行ったですか。
ゼクトルーパーさん達、もしかして命拾いしましたか。



 豆腐の入ったボウルを持って加賀美君のバイト先に現れる坊ちゃま。
坊ちゃまは先輩に向かってこのトゥーフーは君だとして
トゥーフーを見るように曇りの無い眼で君を見る、姉さんの幻影と重ねたりしないとし、
先輩をちゃんと見る権利をくれと頭を下げます。

豆腐全然関係無い気がしなくも無いですが
先輩は「ええ」と答えます。
ただ、先輩は全然坊ちゃまの方を見ていないのと、
自分も曇りの無い目で上司を見ようと考えているようで
無意識に出た台詞な危険もありそうです。

しかし坊ちゃまは店の中で浮かれています。
店に客がいないのが幸いです。
そんな中、訓練生の携帯に連絡が入り
加賀美君が怪人との交渉役を引き受けたとの情報が入ります。

そう言えば訓練生は当初若いのの差し金で動いていましたが
天道君側に寝返ったのは向こうも知っています。
それでも連絡を取ると言うのは単なる趣味でしょうか。

仕事だったら先輩に連絡すべき所です。

坊ちゃまが浮かれてステッキから花を出したり
懐からモールみたいなのを出していますが
加賀美君の行動を知った先輩は慌てて店を飛び出し、
訓練生もそれを追って出て行きます。

坊ちゃま、留守番お願いします。



 加賀美君が運転するジープの前に立ちふさがる先輩と訓練生。
加賀美君の移動ルートとかまで連絡が行っていたのでしょう。
同行すると言い出す2人に、加賀美君はエリア内が怪人だらけなので危険だと断ろうとします。
しかし先輩達は今迄危険じゃなかった事は一度も無いが力を合わせて戦ってきたと主張。
訓練生も仲間を見殺しに出来ないと言います。
ワイヤーで影山の首を絞めてたのはノーカウントです。

結局3人で取引の現場に行く加賀美君。
待ち構えていたコートの男性は人質達の他に配下の女性もはべらせており、
これ1人で行ったらさぞ寂しかっただろうと思われます。

ケースの中身を見せ、怪人達に向かって歩く加賀美君達。
それと同時に人質達も怪人達から離れるように歩かされます。
ケースを渡すと同時に、先輩が最後に残った上司も連れて戻り始めます。

ケースは黒い服の女性が受け取りますが、女性が戻ろうとしたところで
訓練生のワイヤーが仕掛けてあったらしくケースを引き寄せ回収。
訓練生もさっと退避し、加賀美君はその場に残りガタックに変身。

しかし攻撃をしても背後にワープされたりで上手く戦えないようです。
若いの達はその様子を何らかの方法で監視しているらしく、ミサイルの準備をしています。

加賀美君は外まで転がされて変身解除。
敵が更に攻撃しそうな雰囲気になりましたが、そこに上司が戻ってきて
豆鉄砲で敵を攻撃しだし、加賀美君に逃げるように言います。

怪人も何故か上司の方に向かって行き、
上司も弾切れになった豆鉄砲を捨てて怪人にしがみ付きます。

上司の意向を汲んでいるのでしょうか怪人。
空気読めてます。
そして天道君も空気を読んで登場。
天道君は豆腐を買いに来ただけだとしながらも
そう言えば怪人に借りが有ったとして戦闘に参加。


怪人のターゲットが天道君に代わった隙に
上司は加賀美君を助け起こし、加賀美君を連れてジープに乗り込みます。

発車したジープですが、前方に群集が助けを求めるかのように駆け寄ってきます。
皆で渡れば怖くないという奴ですが、この場面はひき殺されても文句言えない気がします。

しかし先輩は彼等が人間か怪人かと困っています。
そこで加賀美君は訓練生に指示を出し、アンチミミック弾のガスを群集に吸わせます。

数名を残して怪人化する群集。
人間だけチョイスしてジープに乗せて発進。
ちなみに上司は袖で鼻と口を抑えてガスの吸入を防止しています。
そんな簡単に防げたるあたり、まだまだ未完成の兵器です。



 カブトはパーフェクトゼクターを構えて、怪人の時を止める技を見切ったと宣言。
実際時間を止められてぶっ飛ばされたりしていますが、
パーフェクトゼクターから撃っていたビームが一旦飛び散って、後ろに戻るような感じで
怪人の方に向かっていってちゃんと当たります。

時間を止めている間に「ぶっ飛ばす」のではなく「息の根を止める」ようにしないと
駄目な気がします。

そしてもう一度パーフェクトゼクターで敵を攻撃するカブト。
ビームは脱皮前の怪人達も巻き込んで敵にヒットし、
50メートルぐらい先まで吹っ飛ばして大爆発。

天道君は地面に置いたボウルを回収し立ち去ります。
豆腐を入れる前に何とかして洗って欲しいものです。



 ジープの中から、人質を救出しエリアから脱出したと若いのに報告する加賀美君。
その連絡を受けてミサイル攻撃を中止したようですが
そのエリアは一般人が退避して怪人だけが残っている感じだとしたら
かなり攻撃チャンスな気もします。
カブトがまだ居るかも知れませんが、それを若いのが把握しているかは不明です。

上司は何故助けに来てくれたのかと加賀美君に質問しています。
正しいと思ったらひたすら前に突っ走れ、それが俺だと言ったのは上司だと答える加賀美君。

ところで定員オーバーな為か、
加賀美君と上司がヤッ○ーマン状態でドアの外からへばりつくように車に乗っているのですが
戦闘で結構ダメージ食らっているので落ちないか心配です。
安全圏に来ているのですから後ろの荷台に乗るとかしてください。



 天道君は無事豆腐をゲットしたようで、
家で妹さんと湯豆腐を囲んで楽しい夕食を摂っております。
何か忘れているような気がするそうですが、まあいいそうです。
外では寒風吹きすさぶ中、影山と矢車が天道君が来ないので拗ねていましたが
居場所を教えていないので仕方ないと思われます。

加賀美君は夜間のグラウンドでピッチング練習。
ちゃんとナイター照明もされていますが、
そんなに利用者多いのですかこのグラウンド。
財政が気になります。

加賀美君の投げたボールを拾いながら現れるお偉いさん。
加賀美君のミット持参のお偉いさんは
しゃがんでボールをキャッチする構えを取ります。
キャッチボールを始める加賀美君親子。
もう寒い事ですし、お偉いさんの腰がギックらない事を祈ります。


そんな中、コートの男性は生きていたようで
怪人態が角が伸びたような感じにパワーアップ。
さらに雷を呼び起こし、落雷したポイントの炎の中から天道君ソックリの人物が登場。

豆腐屋のオヤジも雷を呼んでいましたので
この2人の関係が気になりながら次回に続きます。