第39話



 加賀美君のバイト先でコーヒーを飲みながら、
何度ハイパークロックアップしても
ひよりちゃんが居た場所に行けない事を気にしている天道君。
あと、ひよりちゃんと一緒に居た人物も気になるようです。

天道君の近くのテーブルでカニ料理を食べている客にお冷を継ぎに行った訓練生は
客が喪服の女性だと気付き、驚いてグラスの水を溢れさせてしまいます。

敵がさり気なく食事しているのに驚いたのか、
食べている料理が共食いチックな事に驚いたのかは不明ですが
オーダーまでしているお客さんの顔を全然見ていなかったというのは
ちょっと問題です。

喪服の女性は天道君が食後のコーヒーを飲み終えるのを待っていたそうです。
ハイパーゼクターと命を貰うといっている女性に、
店に迷惑がかかるからと表に出るように言う天道君。
訓練生の参戦は天道君に迷惑をかけるからと却下。


その前にお会計でしょうか。


天道君の希望通り喪服の女性も外に来てくれたようです。
天道君はカブトに変身し、すぐにキャストオフ。
しかし普通のカブト状態では敵に殴られっぱなしで
「喜べ、もうすぐ聞けるぞ、私のレクイエム。」とか言われてる状態。
ちなみにまだ誰にもレクイエム歌った事が無い気がします。

カブトはハイパーキャストオフをし、パーフェクトゼクターで喪服の女性を攻撃。
ザビーゼクターだけを付けた状態で繰り出す
ハイパースティングという技が敵の頭部にヒット。
喪服の女性は倒れてしまいますが、そこに別の女性の怪人が出現しカブトを攻撃。
喪服の女性は逃走してしまいます。

もう一体の怪人もハイパーカブト相手にちょっとだけ戦って
海に飛び込み逃走。

ハイパーキャストオフしている相手に戦いを挑んでくるあたり
かなり強い相手だったかもしれません。
ところで、この良いタイミングで来た助っ人の女性
喪服の女性が店で食事している間も
外で待ってたりとかしていたのでしょうか。

一緒に食事すればいいのにと思います。



 喪服の女性は頭から煙を出しながら
林のような所をヨロヨロと歩いています。
香ばしい海の幸の匂いに近所から猫とか集まって来そうです。


神社でお祈りをしている大介と少女。
正月でもないのに信心深いです。
少女は大介とずっと一緒にいたいと願い、
大介は世界一の美女と知り合いたいと祈っています。

知り合うだけで良いのが奥ゆかしいです。

ところで、大介は以前殺人犯扱いされたり、死体が見つかったりしていましたが
現在普通に派手な格好で外を出歩いております。

そこに喪服の女性がやって来て
大介達の後ろらへんで倒れこんでしまいます。
その物音に気付いた大介は笑顔で女性の元に駆け寄って行きます。

心配するフリとかしませんか。



 天道君の家では妹さんが天道君と一緒にあんこう鍋を突っついています。
妹さんの携帯に着信が入り、電話を取る妹さん。
食事をしながら電話をするものじゃないと天道君にたしなめられ
後で掛け直すと言って通話を終了する妹さん。

食事中の電話がまずかったら
テーブルに携帯を置いてある時点で注意した方がいいです。

電話を置いて、「だって、好きな人が出来たから。」と突然言い出す妹さん。

それを聞いた天道君は
「何?ついにこの日が来たのか。
 どこの誰だどんな奴だ、えい面倒だ今すぐ此処に連れて来い。」
と半泣きで騒ぎ出す始末。
どうやら妹さんの友達が誰か好きになったとかで、天道君の早とちりだそうです。

しかし妹さん、この分だと彼氏作るの苦労しそうです。
早いうちに何か作戦を立てておきたい所です。



 夜になっても神社の境内で喪服の女性を見ている大介。
病院とか連れて行きません。
少女も「いつ迄そうしているつもり?救急車とか呼ばないの?」と至極もっともな注意しています。

しかし大介の耳には届いていないようで、女性に夢中になっています。
大介は何処かで会ったような気がしながらも
これ程の美女なら忘れる筈がない、と
幸せな脳の構造の一端を垣間見せています。

女性が目を覚ますと、すかさず自己紹介をする大介。
女性は慌てて大介から離れて立ちあがり、「ここは?あなたは誰?」と聞いています。
見た通り変質者今言ったばっかりです。
どうやら女性は怪人である事を忘れているようです。

大介、記憶喪失の人と縁があります。

気を失っていた女性を大介が看病していたと少女から説明を受けて
女性は落ち着いた模様、大介達に迷惑をかけたと謝罪しています。

冒頭の店から出てくれた件といい、迷惑をかけるの嫌いですか。

大介は今度メイクをさせてくれと女性に頼み、去り際の女性から名前を聞く事に成功します。
大介、メモ取った方がいいです。また忘れるような気がします。



 女性は自宅に戻ります。
鍵をずっと持っていたのか、この世界では鍵があまり使われていないのかは不明です。

女性が留守電をチェックしたところ
不在を心配した仲間から沢山のメッセージが入っていました。
女性は左手の緑の石の付いたブレスレットを見ながら、
今まで何処で何をしていたのか思い出せないと困っています。

翌日、オペラサークルに顔を出す女性。
練習をしていた仲間達は女性の周りに集まり、
余程心配をしていたのか、
今まで何をしていたのかしきりに聞いてきました。

女性は記憶が飛んでいる事は忘れようとしているらしく、
不在の理由を実家の母親の病気の所為にしています。

1人だけ女性の周囲に行かなかったメンバーは
のこのこ戻ってきた女性を疎ましく思っているようです、
「断っておきますけど、今度の公演、あなたの出番ないですから。
あなたの代わりに私が歌う事になったんです。」
と勝ち誇ったように言っています。

普通は敵視している人の前だけで感じ悪く振舞って
他の人の前では猫を被るものですが、
この方は裏表が無いタイプなようです。

講師に言われてとりあえず歌ってみる女性。
レクイエムではないようです。
しかし途中で声が出なくなってしまい、力が衰えている事が分かります。
「もう良い、錆び付いたな麗奈。」と言って席を外す講師。

講師、どっか行かないで他のメンバーのレッスンしてください。



 加賀美君のバイト先では、何故か坊ちゃまが段ボール一杯のラブレターをテーブルにぶちまけていました。


坊ちゃまへのラブレターだそうで、
まさかこの中に妹さんの友達の書いた手紙も入っているのでしょうか。

ちなみに全ての返事を書く為に腱鞘炎になったそうです。
これと同数の返事となると、非常に数が多いです。
宛先にバーコードを付ければ郵便料金が割引になりかねません。

コーヒーを運んできた訓練生は
積まれた手紙の上にコーヒーを置いたりしています。
これらのラブレターが本気で書かれた物ではないと踏んでいるのでしょう。

自慢する為に自分を呼んだのかと聞いている加賀美君ですが
坊ちゃまは手紙を全て断ったとし、
先輩との仲を取り持って欲しいと頼み出します。


坊ちゃまの頼みを断る加賀美君。
「お前の正体はな!」と言い掛けた所で天道君がご来店、
「こいつの正体が何だって?」と聞かれ黙る加賀美君。

店主が顔を出し、天道君に頼み事をして来ます。
天道君が居なくても店主がいらっしゃったようですが
加賀美君、坊ちゃまの正体を店主に聞かせる気だったですか。

あと、店主。
本来のバイトが目の前にいるのに
天道君に頼み事というのもどうかと思います。

店主はひよりちゃんのアパートの鍵を天道君に渡し、
「甘えん坊がいるから面倒見てきて。」との事です。
アパートの家賃は店主あたりが立て替えているのでしょう。

ちなみに店のテーブルでは
坊ちゃまがラブレターについていたプレゼントを加賀美君に押し付け
頼み事を続行して大騒ぎになっています。

それにしても、同じ怪人でも
店に迷惑かけない奴と
かける奴がいて個性豊かです。



 講師に公演に参加したいと頼んでいる女性。
熱心に頼んでくるので講師も折れたようで、
練習次第で出れる可能性が残ったようです。

そのやり取りを壁の向こうで聞いている代役の女性。
ちなみに他のメンバーは近くで淡々と歌の練習をしていますが
女性と講師のやり取りとか聞き取れるのでしょうか。
音楽をやっているだけあって耳が良いですか。
それとも女性と講師は実は腹式呼吸で会話していますか。



 ひよりちゃんのアパートに行く天道君。
かなり立派な建物な上に、どうもワンルームではないようです。
ひよりちゃん、あのバイトで幾ら稼いでいましたか。

ひよりちゃんの部屋には鳥かごがあり、オウムが飼われていました。
どうやら店主が言っていたのはこの鳥の事だったようで、
先に言ってくれた方が餌の準備とか出来て良かったような気もします。

そして天道君はデスクにおいてある
ひよりちゃんの作ったレシピのメモを手に取ります。
店に出す料理のアイデアを書き留めた物のようです。

片付けないで外出しましたかひよりちゃん。



 公演のビラ配りをしている女性。
なかなか受取ってもらえないようで
ティッシュとか付けておくべきでした。

そこにビラを貰いに行く大介。
大介は女性をカフェに誘い、早速軟派しています。
女性に向かって運命を信じますかとか言っている大介の横で、
少女はジュースをソーダにすべくストローで息を送り込んでいます。

ビラを見て、オペラの公演を見に行くと言う大介。
「きっと素晴らしい歌声なんでしょうね、まるで天使のような。」
と、少女の助けを借りずに喋っています。

大介、覚醒しました。

女性は謙遜しながら、ステージで歌うのが子供の頃からの夢だったと語ります。

大介は女性の態度に打たれ、ビラ配りを手伝い出したりしました。
大介がビラ配りするより、女性にメイクしてやって
通行人の気を引かせたほうが良いと思います。

そしてその様子を助っ人の女性怪人が見ております。
「なるほど、こう言う事か。」とか言っており、女性が怪人の記憶を失っているのに気付いている感じです。
ところで今まで心配して探していたのでしょうか。



 河原のような場所でカップラーメンを食べている矢車と影山。
カップラーメンの商品名が「兄貴塩」「弟味噌」と
今買っておかないとすぐに消えそうな雰囲気です。

ところでネーミング的に「兄貴」はともかく「弟」って訴求力あるのでしょうか。
「妹」だと一部に凄い売れると思いますが。

影山は犬の鳴き声を聞き、犬の居る方に近寄っていきます。
そして飼い主に遊んでもらっている犬を見て
「イイよなぁあの犬、誉められてる。」とコメント。
影山も矢車に割と誉められていますが、それはあまり嬉しくないのでしょうか。

矢車は光を求めるなとか注意して影山を回収。
確かに光などを求めて折角のラーメンが伸びたら台無しです。



 どこかの公演のベンチに座り、先輩に坊ちゃまからの頼み事の話をする加賀美君。
勿論断ったとの事ですが、先輩は坊ちゃまが諦めてくれないので困っています。
そこに加賀美君センサーか先輩センサーかどちらが作動したのか不明ですが
屋台を引いた坊ちゃまが出現。

先輩専用のかけ蕎麦の屋台だそうです。
坊ちゃま、借金どうなっていますか。
とっさにこれからデートだといって断る先輩。
手近に居た加賀美君を彼氏に仕立て上げています。

かなりショックだったようで
意気消沈して屋台に戻っていく坊ちゃま。
加賀美君は坊ちゃまに声をかけようとしますが、先輩に止められてしまいます。

付き合っている相手が上司とかならともかく、加賀美君だと説得力が無いので
嘘がばれないように加賀美君と坊ちゃまの接触を避けさせたいのでしょう。



 加賀美君のバイト先でひよりちゃんのレシピで料理をしている天道君。
それ家でやってください。
そこに大介がビラを置いて欲しいとかで来店。
大介の後ろにいる女性に気付いた天道君は
大介に女性が怪人である事を知らせます。

ところで、訓練生は喪服の女性の顔を覚えているのに
何でリアクション無いですか。

天道君に言われて、大介は喪服の女性と戦った事を思い出します。
大介がショックを受けて座り込んでる隙に
女性は天道君に店の外に連れ出されていました。

料理とか途中ですが訓練生が代わりに作るのでなければ良いです。


女性を地下駐車場のような場所まで連れてきた天道君。
カブトに変身し早速クナイガンを女性に向けます。
そこに追いついた大介はドレイクに変身、クナイガンを持つ手を撃ってカブトの攻撃を止めます。
マスクドフォーム同士とは言え、カブト相手に殴りかかり頑張っているドレイク。

怯えている女性の傍に、助っ人の女性怪人が近付き
女性が怪人の心を失ったので処刑すると宣言。
彼らにはそんな掟があるそうで、
昔から怪人の心を失う奴が居たのでしょう。

ところで坊ちゃまはあんまり積極的に狙われている様子がありませんが
あれは自分から怪人を倒しに行っているから狙われていると分かりにくいだけでしょうか、
それとも怪人的にも近付きたくない系なのでしょうか。

女性の悲鳴を聞いて、カブトと取っ組み合いをしていたドレイクは
カブトを突き飛ばして女性を助けに行きます。

銃で攻撃するのに取っ組み合いになっているのが
戦法として激しく間違っていますが、
それでもカブトを相手に自由に動いており
ドレイクは今回覚醒気味です。

そしてハイパーカブトとちょっと戦えるような怪人に飛び掛るドレイク。
ちなみに脱皮前の怪人達がカブトに襲いかかった為、
幸か不幸かカブトが追っては来ません。

怪人の攻撃から女性を守るドレイク。
その際、女性のブレスレットが壊れて落ちてしまったようです。


そこに訓練生が呼び出したのか加賀美君が到着しガタックに変身。
カブトと共に脱皮前の怪人と戦い始めます。

カブトはハイパーキャストオフし、パーフェクトゼクターに色んなゼクターをくっつけ
怪人達を一掃。ガタックが来た意味があったかは不明です。
ちなみにパーフェクトゼクターに
今そこで強い怪人相手に戦っているドレイクのゼクターもくっ付いているあたり
血も涙もありません。


女性の落としたブレスレットについている緑の石に気付カブト。
カブトがそれに触れると、石が光り出してカブトは皆既日食の世界にワープしてしまいます。

そこではひよりちゃんの他に、エリアXで繋がれていたと思われる天道君ソックリの人物がおります。
天道君ソックリの人物は花とか見て喜んでいるようです。
ひよりちゃんは無表情でその人物を見ていますが
内心ドン引きかも知れません。


ひよりちゃんに気付いたカブトを見て、
天道君ソックリの人物はひよりちゃんを守るようにその前に立ち、
黒いカブトゼクターを呼び出します。

そしてすぐにキャストオフするダークカブト。
カブトと敵対するような雰囲気ですが、それにしても
キャストオフ早すぎです。
部品がひよりちゃんに当たらないように気をつけて欲しいです。


そろそろまた爺やがひっそり過労で倒れていそうな気がしつつ
次回に続きます。