第30話




 権力者を操っていた闇料理人に対し、
市井に身を置き人々の幸せの為に貢献してきた光の料理人がいたそうで
その頂点に立つ物に白包丁が伝わっていたそうです。

光だの闇だの言いながら、包丁を伝えたりとかの
組織の構造が似通っているのが面白いです。
あと、この包丁同士をぶつけると何か凄い爆発するとか
戦力面でも期待したいです。



 先輩を呼び出したらしい加賀美君。
どうやら坊ちゃまが怪人である事について相談をしようと考えていたようですが
此処が普段から先輩が出没する場所なのかは分かりませんが
坊ちゃまが先輩をデートに誘いに来ます。
何か馬車を用意してあり、一緒に遠乗りに行きましょうとか言っていますが
自分の家の家計を知ったばかりでは無かったのでしょうか。

先輩に駆け寄ってくる坊ちゃまを見て、加賀美君は先輩を逃がして
坊ちゃまをブロック。
ていうか坊ちゃま、カボチャズボンで外を歩くのは恥かしくないですか。

坊ちゃまに先輩をどうするつもりか聞く加賀美君。
以前姉を守れなかったが今は違うので先輩を守るとか
蠍の形をした怪人を必ず倒すとか宣言している坊ちゃまを見て
本格的に自覚が無い事に気付く加賀美君。

ひとしきり主張して坊ちゃまは馬車に戻っていきますが
先輩を探したりとかしないのでしょうか、
結構あっさり引いてくれます。
まあ次回からはデートはアポイント取ってからにして下さい。



 妹さんに夕食を出している天道君ですが、どうやら失敗だったらしく
妹さんにスランプかと聞かれています。
ショックを受けている天道君ですが、自分用に料理を出していないあたり
悪い予感はしていたのかも知れません。

ちなみに特製味噌だれの冷しゃぶだそうですので
タレがおかしいと思われます。
洗えば食えるのではないでしょうか。



 何処かの厨房に出現する黒包丁の料理人。
従業員が慌てた様子で料理長に料亭破りが来た事を伝えます。
ところで料理長らしき人が魚の鱗を取っているのですが
その辺は他の人にやってもらっても大丈夫なのではないでしょうか。

どうやら刺身で勝負したようで、
料理長に審判をさせる料理人。
先に箸をつけましたが、黒包丁の料理人の刺身が美味しかったようで
料理長は天使モードで喜んでいます。

何でも包丁捌きが光より早いとかで
鯛は自分が捌かれた事にも気付かなかっただろうと言って
水槽で泳いでいるスケルトンな鯛を見せる料理人。

ところで光より早いと言う事は時間が逆行しますか。
何かとんでもない伏線とかありませんか。

続けて寿司屋も撃破している料理人。
料理人は店の看板や暖簾を持って帰っているようです。
あまり多いと収納場所に困らないでしょうか。
特に軸の棒とか始末が悪いので
置いてった方がいいと思います。

あと、店の暖簾とか持って外歩くのは
タダで店の宣伝をしてやっているような物かも知れません。



 上司に連れられて蕎麦屋に入る加賀美君と先輩。
そこでは妙に強面のお客さん達と一緒に
天道君も客として食事をしていました。

それにしても、他のお客さん達が真中の大きいテーブルに集められているのは
窓際の席だと他の客が入ってこなさそうなので理解できますが
天道君は見た目は普通ですので、4人テーブルの方に居ても良いのではないでしょうか。
カウンターでもないのに相席になっている理由が良くわかりません。

天道君が加賀美君に店の蕎麦へのコメントを垂れていると、それを聞いていた上司は
「君は確かな舌をしてるな。」と天道君に関心を持ちます。
天道君も先輩から上司を紹介してもらいます。

この蕎麦屋さんは上司の弟さんの店だそうです。
弟さんが厨房から出てきて
上司のほうが腕が良いが
弟さんが継いでいるという話をしますが
上司から余計な事を言わないようにとストップをかけられます。

ちなみに弟さんは非常に体格が良く
2人の職業は逆の方がしっくりくる感じです。

あと、弟さんは上司の仕事について
どのぐらいご存知なのか気になります。


そんな中、黒包丁の料理人登場。
やはり勝負を申し込んできます。
試食は指令車チーム3名となっているようで、
先程の強面のお客さんとか普通に帰ってくれたのか気になります。

黒包丁の料理人が出した蕎麦は
何が入っているのか分からないぐらい真っ黒な麺ですが
こちらの方が美味しかったようです。
加賀美君はともかく、先輩や上司まで天使モードで喜んでいます。
加賀美親子だけではなくゼクト全体がこうなのでしょうか。


暖簾を持って去ろうとする料理人を呼び止め、何の為にこんな事をするのかと質問する天道君。
全ての料理人のプライドをずたずたに切り裂き、自分が唯一無二の料理人となり
感情を操る料理で世界中の人々を支配するのだそうです。

1人で何人前作る気でしょうか。
ハードワークもいい所です。

天道君は料理人を放って置く訳には行かないとして再度勝負を申し込み
料理人もこれを受けますが、
何時どこで何を作るとかそんな話は一切せずに帰っていきました。

あとで電話かなんかで打ち合わせしてください。



 爺やの病室を訪ねている天道君。
爺やは前回の勝負が原因か入院しているようです。
爺やが寝込んでいるのに坊ちゃまは先輩をデートに誘ったりしましたか。
確かに見舞いに来たら他の入院患者に迷惑ですが、
もう少しこう心配する素振りを見せるとかして欲しいです。

爺やに自分を鍛えなおして欲しいと頼む天道君。
地獄へ行っても構わないと?と天道君に意思確認をし、
爺やは用意してあった料理の修業場への紹介状を渡します。



 お偉いさんは大臣達を呼んでパーティーを開いていました。
ちょっと会場がこじんまりしていたり
ボーイさんとかの姿が見えなかったり
テーブルの真中に花も置かれていなかったりで
少々寂しい感じですが
料理は好評のようです。

しかし気のせいか、皆料理に夢中になって
パーティートークの1つも出ておりません。
政治家は喋るのが商売な気がしますが
大丈夫でしょうかこの国。



 どこかの家屋に赴き、家にいる老人に向かって紹介状を出し
鍛えてくれと言う天道君。
振り返った老人が爺やにひげをつけたような容貌だったので
「あっ」と驚く天道君。
ちょっと喋りが30分前の白い衣装の人っぽかったですが気にしません。

その紹介状を書いた男の双子の弟だと名乗る老人。
紹介状を遠くから見ただけで誰が書いたものか分かったのか
爺やが電話か何かで連絡しておいたのかは謎です。

料理の真髄を教えてくれと言う天道君に
庭の方を指差し、
「見ろ、一生をかけても料理の奥義を極められなかった男達の墓場だ。
お前もああなっても構わないと言うのだな。」
と尋ねる老人。

平均何歳なのでしょうか、この人に弟子入りした人達。
あと墓は各ご家庭で購入して欲しいものです。


覚悟は出来ているという天道君に、比較的綺麗な雑巾を投げ渡し、料理してみろと言う老人。
これから料理するものを床に置くのはちょっとどうかと思います。

そして雑巾の天ぷらを持ってくる天道君ですが
老人はそんな物が食えるかと言って
お膳をひっくり返します。

でも床を拭く雑巾は目の前にあるので安心です。

続いて雑巾のステーキを出す天道君ですが
気に食わんと、やはりお膳をひっくり返されます。
雑巾を刻んで練りこんだうどんは無言でひっくり返されます。
これはむしろそのまま乗せて、きつねうどんの油揚げに見立てた方が
違和感ないかもしれません。


一方、お偉いさんのパーティーでは料理が評判となり、
政治家達はシェフを紹介して欲しいと言い出します。
会場に姿を見せ、喝采を浴びている黒包丁の料理人、
襟を触った後に小指を立てる仕草をしてて少々怪しいです。
もしかして緊張していませんか。


天道君は料理が却下されて思案しています。
老人が自分に何を教えようとしているのか考えながら、
腕にソースがついているのを見つけて雑巾で拭き取ります。
雑巾何個あるのでしょう。

そして雑巾を見て何か思い当たったらしい天道君。
汚れた雑巾をそのまま老人の元に持っていき、
雑巾は料理する物じゃない、物としての本質を見極める事が大切だと答えを出す天道君。

本質を知るためにはどうするかと聞かれ
天道君が自然を知り己を知る事だと答えると
老人は「お前は料理の真髄を掴み光の料理人となった、この白包丁はその証だ。」
と包丁を授けます。

技術的な指導は受けられませんでした天道君。
あと、包丁何個ありますか。



 再びキッチンスタジアムで
黒包丁の料理人が勝負をしております。
テーマは味噌汁だそうで、今回も負けると料理人の名誉と地位を剥奪されるそうです。
ところで、パーティーが終わったのにお偉いさん主催で料理バトルをする必要があるのでしょうか。

あと、対戦相手が出てきませんでしたが、「俺が相手だ。」と上司が出現。
このキッチンスタジアムみたいな施設はゼクトの福利厚生の一環でしょうか。
自由に出入りしておりますし、スケジュールも皆が知っているようです。
あと、そこの変な格好のがお偉いさんだと知っているのかもちょっと気になります。

家に伝わる包丁を引っ張りだしてきた上司ですが、箱を開くと赤錆だらけで
慌てて研いだりしています。
そこに天道君登場。
黒包丁の料理人は天道君が持ってきた白包丁に驚いています。

あと、前回はお偉いさんが飛んでってしまっていましたが
今回は普通にそこにいます。
エリアXの話とか進める気はありませんか。


ふぐっぽい魚を捌いている黒包丁の料理人に対し
大根を切ろうとする天道君。
そこに上司が研ぎ終わった包丁を使ってくれと渡してきます。
上司のは菜切り包丁なので確かに文化包丁っぽい白包丁よりは
作業に適していそうです。

天道君はありがたく使わせてもらうと言って道具を持ち替えます。

前回は料理人が黒包丁をゲットした途端
麻婆豆腐を包丁で切っちゃ駄目みたいな事を言っていましたが
今度は天道君が別の包丁使っちゃっています。

下手なパワーアップアイテムよりいわくありげに入手したのに
扱いがあんまりです。

黒包丁の料理人は大根を切る天道君を馬鹿にしたようで
ホロスナイパー超絶味噌汁の味を思い知らせてやるとか考えているようです。

試食となり、お偉いさんはまず黒包丁の料理人の味噌汁から箸をつけます。
具はふぐの切り身で、味噌にフォアグラが練りこんであるそうで天国だそうです。
キッチンスタジアムにフォアグラが用意してありましたか。
資金潤沢ですゼクト。

そして天道君の用意した味噌汁を飲むと無言になるお偉いさん。
表現のしようが無く、天国の上だそうです。
そしてこれに比べると料理人のは豚の餌と言ってまた飛んできました。
ワイヤーを引っ張っている人達も精神的に大変です。


自分の負けを信じられず、天道君の味噌汁を飲む料理人。
料理人も天使状態になり大根が気になっているようです。
天道君は細切りの大根を外に出してそよ風でコーティングし
独特の歯ごたえを出したそうです。

風が無かったり、天候が悪かったらどうなっていたか気になる所ですが
「お婆ちゃんが言っていた。自分に溺れる者はいずれ闇に落ちる。」と勝利宣言する天道君。

料理人は天道君に褒美をやろうと、怪人に変身。
2人はキッチンスタジアムから野外の普通のスタジアムに出たようです。

怪人はその格好で外を歩きましたか。

あと上司とかどこに行ったのか良くわかりませんが、
恐らくお偉いさんを降ろす作業の手伝いとかで席を外していたのでしょう。

天道君はカブトに変身。
怪人はカブトに普通に殴られて押されています。
黒包丁は使いません。

そしてパターン通り、カブトに突進していった所を
ライダーキックで迎撃され爆発していました。

料理勝負に比べて非常に淡白な戦闘となりましたが
料理番組なので仕方ありません。



 坊ちゃまを尾行している加賀美君。
本日はゼクトが定休日でしょうか。
自分が怪人であると知らずに
お姉さんの事を気にしているような坊ちゃまを見て
困っています。

そんな中、前の方を歩いていた女学生の一団が怪人の襲撃を受けます。
変身して怪人と戦い始めるサソードとガタック。

怪人達を一通り倒した所で、またサソードが苦しみだし怪人になってしまいます。
ガタックに攻撃し始める蠍怪人。
そこに何故かカブトが登場し怪人に攻撃しだします。
慌ててカブトを止めるガタックですが、なかなか止まらずカブトを殴ってしまいます。
「加賀美、何のつもりだ。」と聞かれ、ガタックは怪人の前に立ち庇うような仕草をします。

理由を言っても良さそうですが、
怪人が坊ちゃまだと知らせた所で
天道君が攻撃を止める保証はありません。

互いに拳をぶつけ合うカブトとガタック。
それをカブトに似たライダーが少し遠くから眺めていました。


死んでいった者達がどんな雑巾料理を開発したのか気になりながら次回に続きます。