第28話


 



 大介らしき人物は怪人の擬態のようで、天道君の妹さんにメイクをしながら
自分も脱皮しています。
忙しいです。
ちなみに妹さんは目をつぶっているので、相手の様子に気付いていません。
脱皮時に音とかしないのでしょう。

あと脱皮の皮も下に落ちなければ
お掃除要らずでラクラクです。



 倉庫のような所に逃げ込み、状況が分からず困っている大介。
携帯を開き、待ち受けの少女の画像を眺めて
「ゴン、教えてくれよ、な、ゴン。」と
子供に頼っています。

しかしその、いつ逮捕されてもおかしくない状況で
その待ち受け画像を消さずに置くのは危険ではないでしょうか。
余罪を追及されまくります。



 家に帰ってきた天道君。
天道君が部屋に入って来たので、大介に擬態した怪人は妹さんを突き飛ばして逃走。

ところで以前人間に擬態していた怪人が
耳の良さを自慢していたような気がしますが
天道君が部屋に入るまで気付かなかったあたり、
怪人によってはそうでもないのでしょうか。

大介に擬態した怪人を追いかける天道君ですが、
向こうの方が足が速いらしく逃げられてしまいました。
クロックアップとかしません。

ところで、化粧道具一式が天道君の家に残りましたが
保管してやるのでしょうか面倒です。



 爺やの看護をしている少女。
爺やは大分良くなって来ているようです。
そして何故まだ小さいお子さんがアルバイトをしているのか
聞いて来る爺や。

少女はどうしても会いたい人が居ると答え
爺やはそれで納得し「会えると良いですね。」とコメント。
親御さんがどうしているのかとか全然気にしません。

携帯に電話が入り、部屋を出て電話を取る少女。
掛けて来た相手がなかなか声を出しませんが、
少女が「もしかして大介?」と呼びかけると
思い出してくれたのかと大介は驚いています。

もし少女が大介だと見破らなかったら
無言電話続行でしょうか。

そして警察が倉庫を見つけてドアを叩き始めた為、
裏口から逃走する大介。

鉄筋で出来た変な袋小路みたいな場所に逃げ込んだ大介は
会いたいと言っている少女に別れを言います。

ところで、殺人で指名手配されているのに
携帯電話とか普通に使えるものなのでしょうか。
個人情報保護の運用に行き過ぎはありませんか。

後、今更ですが、少女の携帯は大介にくっ付いていた時は
どんな契約だったのでしょうか。



 加賀美君と先輩が手分けをして天道君と坊ちゃまに連絡を取っています。
何でも大介が死んでたそうです。
ちなみに坊ちゃまは出前の途中でしたが、
岡持の持ち方が豪快過ぎたので
呼ばれなくても仕事は完遂できなかったでしょう。

多分ゼクトの施設で死体とご対面な一同。
天道君が死体の首あたりを触りますが、先輩はその手を退かせます。
先輩曰くゼクトによって死亡が確認されているとの事です。

警察は確認しないのですか。
ていうか殺人犯の死体なので警察に渡した方が良くないですか。

大介を殺した犯人は怪人で、その怪人は大介に擬態しているそうです。
警察にも大介の目撃情報が何件も届いているという話を聞き、
天道君も家に来た大介に擬態した怪人を思い出して
今生きている大介が怪人だと言います。

そう言えば、妹さんに偽大介についてどう説明したのか気になります。

怪人に対し怒りを顕にする加賀美君。
坊ちゃまも全ての怪人を倒すそうです。
今回は自分が倒すから邪魔するなとかは言いません。
電波の出力が下がっているのかも知れません。


皆が引けた後に、引き出しにしまわれていた筈の大介の死体が
再び出されてきています。

外部から操作して引き出しを開け閉めするのでしょうか。
操作ミスをすると結構嫌な状況に陥りそうです。

そして肩に有った傷が消え、起き上がる大介の死体。

ところで死体を収納している引出しに、蛍光灯が内蔵されて
死体がライトアップされているようですが
これは何か意味があるのでしょうか。

そこに喪服の女性と影山が入ってきます。
「見事なもんだね。」と感心している影山。
この死体は怪人が死んだフリをしていただけらしいです。

くすぐっても反応しないのでしょうか。だとしたら凄いです。



 港のような場所に逃げ込んでいる大介。
そんな大介を探して外を走り回っている少女が発見。

行動パターン読まれています大介。
もう少し本格的に逃げませんか。

そして天道君、加賀美君、坊ちゃま、そして影山までもが港のような場所に出現し
横一列並びで大介の方に近付いてきます。

大介の居場所がバレまくりです。

「そこまでだ、これ以上お前の好きにはさせない。」と場を盛り上げる影山。
そして4人一斉にライダーに変身です。

ちなみに天道君は影山の隣の隣ぐらいでカブトに変身していますが、
今までの影山の気付かなさ度から言って、
此処までやっても正体が知られたと言い切れないのが怖いです。



 自分は本物だと主張する大介ですが、主にガタックあたりが聞く耳を持たないので
ドレイクに変身して見せます。

しかしザビーが怪人は全てをコピーするので変身できてもおかしくないと言って
ドレイクの主張を退けます。
そして積極的にドレイクに攻撃をするザビー。

サソードもそれに続き、ガタックもつられて攻撃に参加。
カブトも一応参加しています。

そしてザビーに蹴られて、何だかよく分からないですが箱状になった場所に落とされるドレイク。
これ港に普通にあるのですが、うっかり落ちたら登れないとかないですか。
ザビーも続いてその場所に降り、ドレイクを攻撃。

ドレイクに殴られて倒れるザビーですが、ガタックに撃てと指示。
ガタックバルカンが発射され、ドレイクは吹っ飛ばされて
海側の壁の高さが何メートルかは分かりませんが海に落ちてしまいます。

その様子を見た少女は心配してドレイクの落ちた方に向かったようです。

影山は後はゼクトに任せるようにといって皆を解散させます。
ヒラヒラのシャツの上から蕎麦屋の法被を羽織って帰る坊ちゃま。
そして加賀美君はその場に残り、感傷に浸っているようです。
天道君は何故か無言。

その頃、どこかのヘリポートに立っている若いのと喪服の女性と大介に擬態した怪人。
影山あたりから作戦の成功の連絡を受けた若いのは
後はグリップを回収すれば怪人の方が新しい資格者になると言っています。

ところで皆さん、こんな所で待機していて大丈夫ですか。
せめて日陰に行きませんか。

擬態ドレイクの力はゼクトのために使うそうですが
その戦う相手は喪服の女性が決めるのだそうです。

どのように働くかはともかく
ドレイクだけではどうにも不安です。



 橋の下のような場所で目を覚ます大介。
少女が大介を覗き込んでいます。
どうやら少女がゼクトの回収より早く
大介を海から助け出したようです。

きっと大介は逃亡生活で激ヤセしたのでしょう。

あと、何となくですがその場所は野良オジサンの縄張りな気がします。
追い出されないか心配です。

会えて嬉しいと話す大介に、素直で気持ち悪いと返す少女。
そして大介が何故こんな目に遭ったのか聞いてきますが、
大介も把握しておりません。
そして傍に居るとろくな事が無いと言って
大介は少女を帰そうとします。

今までも誘拐されたりとか
ろくな事が無かったので
少女もその辺は折込済みらしく
離れないと主張します。

そろそろ親御さんが心配して電話ぐらい入れて欲しいです。



 爺やの為に料理を持ってきたらしい天道君。
鍋から茶碗に料理をよそいながら、坊ちゃまの事を話しているようです。

坊ちゃまが働いていると聞いた爺やは、無理をして起きようとしますが
天道君はそれを止め、すっぽん雑炊を勧めます。
大丈夫だからと辞退する爺やに、遠慮しないで下さいと言う天道君。

単にすっぽんが嫌いと言う事はないのでしょうか。

そこに少女が登場し、「じゃあこれ頂戴。」と言って雑炊を持って行ってしまいます。
ところで少女は合鍵を渡されていたのでしょうか、
相変わらず世の中無施錠なのでしょうか。

「いいでしょう?アルバイト代って事で。」と言っている少女。
バイト代が出ないと踏んでいるようです。



 立ち食い蕎麦屋で、大介の件が信じられないと先輩に話す加賀美君。
少女が心に傷を負う事も心配しているようです。

ちなみに立ち食い蕎麦屋は出前を始めたそうです。
カウンターの奥からは陶器の割れる音が鳴り響いています。
そして2人の前に出される蕎麦。
先輩のは比較的まともですが、
加賀美君の分は麺が逃亡を図っているようです。

蕎麦を出してきた店員は坊ちゃまでした。
財政を立て直す為に多めに代金を置くように言いますが
「ミサキーヌはタダでいい。俺のおごりだ。」と先輩に話し掛けます。
物凄い差別です。

坊ちゃまが下心全開な為か、先輩はオーダーをキャンセルして出て行ってしまいます。
よく考えたら、坊ちゃまは怪人の擬態した先輩と主に会っていたので
本物の先輩からしたら
大して親しくない筈の人から馴れ馴れしくされて
かなり妙に思える筈です。

慌てて追いかける坊ちゃま。
店は大丈夫でしょうか坊ちゃま。

坊ちゃまは先輩が気分が悪いのかと心配しています。
しかし先輩は同じライダーが死んでも様子の変わらない坊ちゃまを
「無神経な人は嫌い。」と批難して行ってしまいます。

変な名前で呼ばれた事に関しては
特に文句は付けないようです。

「確かに俺は自分の事で精一杯になっていたようだ。
姉さんにもよく言われた、おまえは無神経だって。」
としょげている坊ちゃま。

ちなみに先輩が出て行ってしまったので
加賀美君も追いかけて来ていました。

更に坊ちゃまの様子を見に爺やも近くまで来ており、
坊ちゃまが振られる現場を目撃して嘆きながら倒れこんでいます。

加賀美君はそれ気づいて爺やを助けに行きます。

ところで今、店無人ですか。
あと先輩や加賀美君は食いっぱぐれていますか。



 大介にすっぽん雑炊を食べさせている少女。
大介はまだグロッキーなようで、寝たまま少女に雑炊を口まで運んでもらっています。
変な話ですが、トイレとか行きたくなったら大ピンチな気がします。

そこに天道君登場。

天道君が少女を追いかけて家を出たので
爺やも誰にも止められずに家を出られたのでしょう。

少女は天道君から大介を庇おうとしますが、
「ゴンの見る目を俺は信じたい。」と天道君は大介の横に座りながら話します。
それを聞いてタコ殴りにされた事の文句を言い出す大介ですが
天道君的には、その大介がまだ100%本物とは言い切れないそうです。

そして今回の件は怪人だけでなくゼクトが絡んでいるという
考えを話す天道君。
マスクドライダーシステムの回収が目的だろうとして
大介にグリップの在り処を聞く天道君。

川に落としたと話す大介に、本物なら偽者に化けろと指示を出します。

ところで、少女はいつまで「ゴン」呼ばわりなのでしょうか。



 一方、高架下のような所で爺やを介抱している加賀美君。
濡れたハンカチを渡して頭に当ててもらってたりしています。
爺やは目眩がしただけなようです。

自分の事よりも坊ちゃまを心配している爺や。
爺やの見立てでは、坊ちゃまは先輩に
怪人に殺された姉の面影を見ているそうです。

それを聞いて弟を怪人に殺された事を思い出し
自分と同じ境遇だと考える加賀美君。

シスコン同盟にブラコン追加です。


そんな中、加賀美君は天道君に呼び出されてしまいます。
爺やが無事に屋敷に戻ったか、そのまま坊ちゃまウォッチングに復帰されたかは不明です。



 河原のような所で誰かと待ち合わせをしている影山。
それを橋の柱の影から、天道君と加賀美君と少女が監視しています。
加賀美君は何が起こるのか知らされていないようですが
天道君は「黙って見ていろ。」と質問を受け付けません。


影山の元に大介が歩いてきます。
影山はグリップを持ち出し、
「受取れ。今からお前はドレイクとなってゼクトの為に働いてもらう。」
と言って大介に渡すようです。

そこにもう1人大介が現れ、影山も混乱してしまいます。
お互いに相手が本物だと主張しますが、後から来た方の大介は怪人に変身し偽物である事を証明。

怪人の着ぐるみが用意できれば良かったです本物。
大介は影山の持つグリップを弾き飛ばしますが、
残念ながら怪人がそれをキャッチ。
怪人は大介の姿に戻り、グリップを掲げます。

ドレイクゼクターもちょっと困ったようですが
とりあえずグリップに止まり
怪人はドレイクに変身。

人間相手に特にドレイクに変身する必要もありませんが
大介に変身されると厄介なので、ゼクターをキープしているのでしょう。


ちなみに影山は変身しません。
グリップを取られたぐらいで座り込んでいます。
今日も重心が低いです。

大介を攻撃しようとする怪人ドレイクですが、
カブトとガタックのゼクターに気を取られて攻撃を中断。

加賀美君が影山に文句を言い、
天道君がそれを遮るようにお婆ちゃん語録を述べて
ライダーに変身します。

影山はまだ変身しません。それどころか席を外しました。

脱皮前の怪人も現れてライダー達と乱闘。
カブトとガタック、そして怪人ドレイクまでもキャストオフ。
ちなみに怪人ドレイクは少し前傾姿勢みたいです。

他の怪人達と一緒にカブトと戦う怪人ドレイクですが、
カブトにぶっ飛ばされて変身解除。
やはり大介に擬態するという時点で
戦力的に限界が見えます。

そう言えばグリップの受け渡し場所とか
外である必要も無かった訳で、
ゼクトの人や喪服の女性は計画通りに進んでいる事を喜んでいましたが
計画そのものの検証が足りなかったようです。



 少女がグリップを拾うと、怪人大介がそれを奪おうとします。
そこに本物の大介が現れ、怪人大介と揉み合いに。
怪人大介、怪人の姿に戻れば
本物大介などキュッと殺せそうですが
擬態した相手が悪いのか頭が回りません。

大介達はもみ合いを止め、2人とも少女にグリップを渡すように言います。

少女は殆ど迷わず片方の大介にグリップを渡しました。
貰えなかった方は「何故分かった。」と聞いていますが
少女は「見れば分かる」のだそうです。

「流石ゴン。何てったって俺達は永遠に1つの、1つの……えっと、その。」
「相棒。」
「そうそう、それそれ。」

と、いつもの調子に戻った大介はドレイクに変身。
ちなみに大介と少女の掛け合いを黙って聞いている怪人大介も
なかなかお行儀が良いと思います。

怪人大介は怪人の姿に戻り、ドレイクに攻撃を仕掛けますが
ドレイクに蹴られ、キャストオフされ、ライダーシューティングも食らいます。

ライダーシューティングで吹っ飛ばされるも特に爆発しない怪人。
ドレイクは続けてクロックアップし
「お前は俺にはなれない。俺として生きられるのは俺だけだ。」とか言いながら
怪人を殴りまくります。
怪人としても出来れば他のライダーに擬態したかったと思います。

そしてクロックオーバー直前に怪人を低めの崖の下に叩き落し戦闘終了。
ちなみに他の怪人達もカブトやガタックが片付けました。

影山とか姿を見せず、本格的に帰っちゃったかも知れません。
若いのに怒られるか、喪服の女性のビンタを貰うかしていそうです。



 加賀美君のバイト先でコーヒーを飲んでいる大介。
大介の置かれている状況がどうなのか気になります。
普通に考えると殺人犯か死人のどちらかです。

それにしても、大介に擬態した怪人に
殺人までさせる必要があったのか気になります。
大介の居所を知る為に警察の捜査網を利用したのでしょうが、
他の罪状でも別に良いと思います。

児童なんとかとか特に工作をしなくても
そのまま行けそうです。

少女は大介の前に紙幣や小銭を置き、お金が溜まったと話します。
大介が忙しいので、メイクの客になるしか
会う方法が無いと考えたそうです。

大介は少女のメイクはいつでもタダですると言って
リップクリームを塗ってやり、帽子を被せています。
そんなほのぼのムードな2人を眺めている天道君。

天道君は少女の表情に少々感心しているようで
何かに目覚めていない事を祈りたいです。

あと、大介の化粧道具も大介の元に戻っています。
天道君の家に置かれていたのを回収したのでしょう。
これで天道君のミスも帳消しといった所でしょう。



 場面は一転し、怪人達と戦っているカブトとガタック。
ルーチンワーク的な戦闘と思いきや、凄まじい爆風が発生し
怪人達は爆発、2人も転がってしまいます。
そして爆風が起きた方には、カブトとよく似たライダーが立っておりました。

建物の壁や柱が破損していないか心配になりながら次回に続きます。