第11話


 渋谷の廃墟で行き倒れチックになっている女性を気にしている少女。
少女の様子を見て、野良っぽいオジサンが注意をします。
知り合いでないなら放って置くのが渋谷の廃墟で生きる者の掟だそうです。
他人に関心を持ってはいけないそうです。

その割にはオジサンも少女に注意してあげたりとかで
掟の守られ度は低めです。

少女が振り返るとギターケースを持った青年が少女を回収に来ていました。
少女はここに来てはいけないと言われているのに来てしまったようです。
ていうか渋谷の廃墟ですが、子供でも入れるようで、
ちゃんとフェンスとかで囲いきれてないのでしょうか。

青年は行き倒れチックな女性に同情したらしく、
ギターケースを開けて中から化粧道具を出し、
女性の顔に付いた汚れを拭き取って化粧とかしています。

わざわざギターケースを改造して化粧道具入れにするあたり
変わった男です。

あと、どっちかって言うと化粧してやるより
食べ物とか飲み物とか薬とかくれてやる方が
現実的に親切な気がします。

ところで渋谷の廃墟に住み着いている人達ってやっぱり
住民票移していないんでしょうか。


 妹さんに筍尽くしの朝ご飯を出している天道君。
お取り寄せの筍はかなり美味しいらしく、妹さんは
ひよりちゃん達にも筍を分けてあげたらと提案してきます。

ところで天道君、いつも妹さんと一緒には食事を取らないですが
食器足りないですか。

妹さんに言われて加賀美君のバイト先に筍を持っていく天道君。
すると何故か加賀美君が妙にハイテンションで天道君の方にすっ飛んで行きます。

自分は客だから
「いらっしゃいませ」と言うように
加賀美君に指導する天道君。

天道君、店に来て客として普通の注文とかした事ありましたか。

ちなみに加賀美君はザビーを止めた事を天道君に報告したかったようです。
加賀美君に挨拶だけさせて、ひよりちゃんに筍を渡す天道君。
店主とひよりちゃんに食べて欲しいそうですが、ひよりちゃんに言わせると
量が多いそうです。

ひよりちゃんと話している天道君をテーブル近くまで連れ戻して
変に目線を合わせてくるる加賀美君。
天道君は加賀美君の行動に珍しく動揺しています。

以前天道君と戦ったのがきっかけで
加賀美君は天道君に対して、より親近感を持ったようです。

しかし完璧な自分と凡人の加賀美君とでは友情は成立しないと
すかさず主張する天道君。

前回友情について一旦否定したものの、それなりにフォローしていた天道君ですが
加賀美君に急に異常に懐かれたので
距離を置きたくなった模様です。

呆けている加賀美君の耳を掴み、
耳掃除ぐらいしろと言って耳垢を吹き飛ばして
再度同じ事を言う天道君。

息を吹き付けたら余計耳垢が奥に詰まりそうな気もします。

加賀美君がショックを受けていると、ひよりちゃんは
天道君は加賀美君の事をちゃんと考えているとフォロー。
筍も3人分入っているようです。

それを聞いて元気を取り戻す加賀美君ですが、
天道君が戻ってきて筍を一つ没収。
そして加賀美君に対して「大事な事を忘れている。」と言って帰ってしまいます。

バイトとか常に忘れてますし、以前ひよりちゃんの回収も忘れましたし、
天道君が何の事を指して言っているのか
候補が多すぎて分かりません。


 筍で東京タワーの電波を受信しながら歩いている天道君。
そこに加賀美君の先輩が待ち伏せをしていました。

公園の遊具に座っていたようですが、錆とか汚れとかつくので
車か何かの中で普通に待った方が良いと思います。
あと、バネの上に座ってユラユラして遊ぶ遊具のようですが
何か無限に揺れてて事故に繋がらないか心配です。

一方公園には渋谷の廃墟にいた青年と少女も来ていました。
青年は滑り台の上半分に頭下で仰向けの姿勢で踏ん張っており、
少女は滑り台下半分で頭を上にしてやはり寝っ転がっています。

青年の方がバランスを崩したら下の少女はちょっと危険です。

あと、普通に遊びたいチビッコとか居ないのでしょうかこの公園。

青年は少女にいつまで自分にくっ付いているのか聞いていますが
少女は青年がだらしないので保護者として付いていると言って
どうも少女の方が自主的に青年に付いて行ってるようです。
お巡りさん呼ばなくても良いようです。

2人がマッタリしていると、パトカーのサイレンの音が聞こえてきます。
少女は青年をまたいで滑り台の天辺に這い登り、様子を見てみると
パトカーは近所のゲームセンターのような所に集まっており、
人質をとった男性の対応に追われているようでした。

とりあえずこの大介とかいう青年を未成年者略取で捕まえに来たのではないようです。

大介は少女に人質の性別を尋ねます。
男だと知って無視を決め込む大介ですが
女性の人質を取られたと聞くと行動開始。

車に乗って逃走する犯人を先回りした大介は
車の窓の中に化粧用のブラシを投げ込みます。
ブラシは犯人の眼鏡と顔の間にはまり、視界を失った犯人は急ブレーキ。
更に先には少女が待機しており、止まった車の窓から手を入れて
車のキーを抜いてしまいます。

見事な作戦ですが、犯人が眼鏡を装備しているとよく分かりました。
この少女、遠視気味と思われます。

大介は後部座席に乗り込み、フェイシャルと称して
犯人の顔面に何やら無理な力をかけて
ダウンさせたようです。

そして横で何か芝居がかった泣き方をしている人質の女性を
涙で崩れたメイクを直すと言ってまた化粧させてます。
化粧を施された女性は自分の状態に満足したようで嬉しそうです。

「いい顔をしていますよ。今のあなたは、えっと、今のあなたは…。」
とナンパしようとして言葉に詰まっている大介。
少女が「ダイヤモンドより輝いている。」と続きを言ってあげると
「そうそう、それそれ。」といいつつ復唱はしませんでした。
これではいつまで経ってもボキャブラリーは増えません。
あと、これで人質の女性を釣れたのかは不明です。

ところで店の前にいたパトカーは犯人を追ってきませんか。
日本の治安はどうなっているのですか。


 先輩と一緒にオープンカフェに来ている天道君。
先輩の用件はゼクトへの誘いのようです。

前回加賀美君がザビーとしてカブトと戦った為
天道君の立場の危なさの実感が出てきたのでしょう。

しかし天道君は全ての組織に属さないと回答。
それを聞いた先輩は、一匹狼を気取りたいのかと聞くと、
自分の器が大きすぎて、どんな組織にも見合わないとの答えが返ってきます。
加賀美君が買っているから興味を持ったが今の発言で呆れたらしい先輩。

そして天道君に「そのうち惚れるぞ俺に。」と言われて
今度は怒り出しています。
あまり言いたくないのですが、傍から見ているとどうも先輩は
射程距離内に居るように見えます。

その様子を見ていた大介が
突然先輩の傍に来て天道君をたしなめ始めます。
全ての女性を守るのが仕事だと主張する大介に
天道君も人間からアメンボまで守ると言って対抗。

そしてお互いをおかしいと言っている2人。
電波2名に囲まれて先輩も疲れそうです。

どこをどうすれば場が収まるのか全く見えない状況ですが、
少女がギターケースを持って仕事だと言って
大介を持って行ってくれた為、何とかなりました。

そして先輩に
天道君のスカウトを続行する気力は
多分残されていないと思われます。


 大介が向かった先はメイドを何名か雇っているような家。
お客はそこの奥様か何かのようです。

急にパーティーに出る事になったとかで、大介を呼びつけてすまなさそうな奥様。
メイドさんの赤い制服もパーティー用でしょうか。
紺の制服は先輩の為に取ってあると読みました。

そして奥様、お金持ちでしたら、化粧とかでなくって
ぶっちゃけボトックスとか施術するのも手だと思います。

少女を助手にして奥様の化粧を終わらせる大介。
メイドさんたちも妙に固い笑顔とぎこちない動作で拍手を送っています。
まさかメイドさん達、ロボですか。

そして奥様にお世辞を使おうとして、また台詞が出てこずに
少女に言ってもらっている大介。
頻出台詞集とか作って丸暗記した方が良いです。

大介はお屋敷からの帰り際に、風に吹かれたくないかとか意味の分からない事を
少女に言っています。
ボキャブラリーが貧困なので変な言葉を使うのか
電波で変な言葉が出ているのか
判断しにくい感じです。


 天道君が先輩と別れて筍を守りつつ怪人とか倒して帰宅すると
何故か加賀美君が家の中にいて掃除をしています。
加賀美君、本当にバイト大丈夫ですか。
店で天道君に言い過ぎた事を謝りに来たという加賀美君、
それあんまり天道君は気にしていないと思います。

そして加賀美君の携帯に友達から連絡が入り、
友達が急用で合コンに行くのが遅くなるとの事で
加賀美君は合コンをキャンセルする構えです。

天道君は加賀美君には彼女ぐらい作って欲しいと考えているようで
1人でも行くように言いますが、
加賀美君は1人ではどうにもならないと思っているようです。
随分小規模な合コンです。

あと、それだと相手方にもキャンセルの連絡を入れなくてはなりませんが
連絡先分かっているのでしょうか。

加賀美君の話が聞こえていたらしく、
妹さんが天道君にも合コンに行くように提案。

天道君も加賀美君を変にからかいながらも、
合コンに来てくれるようです。

あと、職場に出会いの無さそうなゼクトルーパーさん達も
誘った方が良いんじゃないでしょうか。


 そして屋形船に乗っている加賀美君。
提灯や船体の名前から多分此処だと思いますが
注目すべきは当日のキャンセル料です。100%です。
これは行かなくては駄目です。

にもかかわらず加賀美君の友達は結局間に合わなかったようで、
野郎は加賀美君と天道君のみ。
対して女性は4名ほど来ております。

ところで屋形船で合コンとは趣向が面白いのは認めますが、
人数の少なさが気になります。

特に女性が半分あぶれるのですが、
表向きフリーターと無職という男性チームの方が有利な合コンって何ですか。
あと幹事は誰ですか。

料理に箸を付けた天道君ですが、素材の旨さを生かしきっていないとの事で
厨房に乗り込んでいきます。
船頭さんに天ぷらを味見させたりしている天道君。
お陰で船が揺れたりしていますが、天ぷら油の火災に気をつけてください。

天道君の料理で盛り上がっている女性陣。
そこに船に乗り合わせていた大介が乱入、
天道君に気付きますが、すぐに女性達に話し掛けます。
何でも全ての合コンに参加する主義らしく、
大介は女性達にメイクをしはじめます。

こうやって営業をかけて顧客を増やしているのでしょう、地道です。
しかし食べ物のある場所で香水の噴霧はいただけません。

大介の営業中に甲板に出ていた少女は、ブルーシートの下に
体が半分泡状になった死体があるのを発見、慌てて大介に知らせに行きます。

渋谷の廃墟に入り込んでたり、死体を見ても悲鳴とかあげないあたり、
少女はかなり特殊な環境にいるようです。

仕事中だからと取り合わない大介に代わり、
暇になった天道君が少女の話に耳を傾けます。

天道君と加賀美君がブルーシートのあたりを確認しに行くと、
死体は全部泡になり何だか分からない物に。
少女に見たものの話を聞くと、グレーのパンツを穿いていたと証言。
合コンの女性陣には該当しそうな服装の人が2人居るようです。

パンツルックの女性の化粧をしている大介が
珍しい肌で化粧の乗りが悪いとぼやいているのを聞いた天道君、
大介に化粧をしている相手が人間でないと知らせます。

大介は天道君の話を聞こうとしませんが、怪人は親切に正体を現してくれます。
怪人は窓を破って飛んで逃げ、
大介達もすぐに船着場についたらしく女性達を誘導して下船。
天道君はカブトに変身し屋形船の屋根越しに飛んでいる怪人を撃ったりしています。

船頭さん的にはかなり止めて欲しい感じです。


 河原を逃げている一行。
最後尾を走っている加賀美君が飛んできた怪人に狙われていますが、
カブトが怪人を撃ったために難を逃れます。
しかしカブトは加賀美君を助けた訳ではないそうです。
「お前は大事な事を忘れている。」とかまた言っています。

カブトが怪人と戦いながら微妙に電波を飛ばしていると、
大介の変な声が。
女性に施した完璧なメイクが何故か崩れているそうで
それを直そうとしています。
しかしメイクのひび割れは広がっていき、怪人の姿に。
あと残り2名も怪人に。

この3体の怪人は
化粧の乗りが良いという認識で宜しいでしょうか。


 カブトの方は脱皮している怪人に掛かりっきりになっており、
大介の周りの怪人達は大介達ににじり寄って来ている状態です。
ちなみに加賀美君は地味に安全な場所をキープしています。
あの豆鉄砲は本日は持参してないようです。

その時大介に向かってトンボ型のゼクターが飛んできます。
大介は何かの取っ手のような物を取り出すと、
トンボを止まらせて銃の形状にし、ライダーに変身します。
ちなみにすぐ横に少女が居るのですが、キャストオフ時には逃げるようにして欲しいものです。

トンボは不完全変態だったなあとか
どうでもいい事を思い出しながら次回に続きます。