第22話


 怪人と戦う威吹鬼と轟鬼。

轟鬼は投げ飛ばした烈雷で上空に飛んだウブメ担当の怪人の男の方を刺し殺しますが、
その烈雷をウブメ担当の怪人の女の方に奪われてしまいます。
威吹鬼の烈風がその怪人を攻撃しますが、烈雷でガードされてダメージを与えられません。
ウブメ担当の女怪人が向かってくる上に、ヤマアラシ担当の怪人達が飛ばしてきた針が当たってしまう威吹鬼。

今まで何度か烈雷を投げて攻撃に使用した事がありますが、
敵に奪われるという問題点はクリアすべきです。
とりあえずヒモとか付けた方が良いと思います。

そして針を受け烈風を落とす上にウブメ担当の女怪人に体当たりされる威吹鬼。
ちょっと暇だったはずの轟鬼が威吹鬼に加勢しようとしますが、今度は轟鬼が怪人達の標的にされます。
そんな中あきらちゃんがディスクアニマルを使役して怪人達を攻撃し、威吹鬼達に反撃の糸口を与えます。

飛んでいるウブメ担当の女怪人をサマーソルトキックで叩き落した威吹鬼は、
その拍子に飛んで行った烈雷を轟鬼に届けるようあきらちゃんに指示。
しかし怪人達にその指示が聞こえたのか、ヤマアラシの怪人が針を飛ばしてきて
あきらちゃんの足に刺さってしまいます。
それでも必死で烈雷を渡そうと轟鬼の方に移動していきます。
轟鬼も怪人と戦いながらあきらちゃんに近付いていきます。
そしてあきらちゃんから烈雷を受け取った轟鬼はヤマアラシの怪人を一撃で倒します。

最初にウブメの怪人に烈雷を投げなければ、こちらはすぐに倒せたようで、
戦略ミスな感じです。

威吹鬼の方も怪人ともみ合いながら烈風を回収し「邪魔だ消えろ。」とゼロ距離射撃。
ちゃんと敵に向かってやっているあたり去年とは違います。

そしてあきらちゃんを心配する威吹鬼、轟鬼も顔だけ変身解除しながらあきらちゃんを気遣い、烈雷をイブキに預けてあきらちゃんを抱きかかえて安全な場所に運ぼうとします。
烈雷でなくあきらちゃんを預ける方が順当な気がしなくも無いですが
気持ちは分かります。

ところでトドロキ、もう全部解除とかしない自信があるのでしょうか。
今回正直言って失敗が許されない状況でした。


 謎の人物が見守る中、ヤマアラシとウブメが戦っています。
狂牛病対鳥インフルエンザという感じです。
ウブメは上手く針を避けてヤマアラシの首に噛み付きますが、ヤマアラシも尻尾でウブメを攻撃し相打ち。
謎の人物は特に動じている様子も無いので予定通りの事なのでしょう。
それにしてもウブメの攻撃が体当たりと噛み付きだけしか拝めなかったのですが
よく相打ちまで持っていけたと思います。


 苦しんでいる茶道教室の師匠を励ましている明日夢少年のガールフレンド。
明日夢少年は布団一式を見つけ出して師匠のいる部屋まで運んできました。
師匠がハイカラにもベッドで寝る人だったらかなりアウトだったと思います。
そして師匠が苦しんでいるのを見て手を握ってやる明日夢少年。
ガールフレンドもそれに倣って反対側の手を握ったりしています。
傍から見るとご臨終な感じです。
そんな2人の行動に安心したのか「ありがとう」と声を掛ける師匠。
普通赤の他人が手を握ってきたら少々ウザいというか落ち着かないと思うのですが
人間が出来ているようです。


 師匠の主治医を背負って医院に連れていくヒビキ。
携帯ぐらい持つようにと文句を言っていますが、
ヒビキも携帯を持っていないので医者に言い返されています。
そして準備を整えた医者を再び背負って走り出すヒビキ。
乗り物とか使いません。

師匠の様子を見ながらヒビキの戻りを待っている明日夢少年にオヤッサンから電話が入ります。
ヒビキに用事があるようでしたが、同行していた明日夢少年に電話をするしかないと言うのがまどろっこしいです。
そこに医者を連れて戻ってくるヒビキ。
医者の診察の様子を見ているヒビキに明日夢少年は電話を渡します。
オヤッサンは1分ぐらい待たされたのでしょうか。

どうやら師匠は大丈夫なようで、茶道教室から出てくるヒビキと明日夢少年。
そしてヒビキは明日夢少年とガールフレンドの落ち着いた対応を誉め、
先程の電話で呼び出しがかかったらしく、迎えに来た香須実さんの車に乗り込んで現場に向かっていきます。

配達したお菓子は多分玄関放置の刑です。

ところで茶菓子の配達を頼んでいたぐらいですから
茶道教室のお弟子さんとかそのうち来ると思うのですが
師匠が寝ててビックリしませんか。

あとヒビキが出た後もしばらく師匠の周りで医者とともに待機している明日夢少年達。
師匠から改めて御礼など言われていますが、帰るタイミングを見計らうのが非常に難しそうです。


 キャンプに戻りオヤッサンと連絡を取っているイブキ。
あきらちゃんは寝ていますが大丈夫そうです。
そしてイブキからヒビキがこちらに向かっていると聞いて心強く感じているらしいトドロキ。
その様子を見ていたザンキさんが「何だ、ヒビキが来るまでただ待ってるつもりか?」とからかってきます。
イブキは何とも思っていないようですがトドロキが妙に焦りながらフォロー。
どうもザンキさんとイブキが協力してトドロキをからかっているような状態です。


 現場に向かう車の中でヒビキは下手をすると2体同時に相手をする事になると
うんざりしています。
化け物の情報を書き込んだ手帳もかなり太っており、手に余って落としてしまいます。
「危ないよ。」と文句を言う香須実さんに「生きてたよ。」とレトロな弁解をするヒビキ。
しかしこの手帳が九十九神化してラスボスになったらすごい伏線です。

たちばなに戻る明日夢少年とガールフレンド。
店番をしていた日菜佳さんにトドロキから丁度電話が来ていたので
明日夢少年はテーブルの片づけを頼まれます。

ところでガールフレンドは多分客として来ていると思うのですが
しばらく放置でしょうか。
椅子ぐらい勧めてください。

トドロキからの電話をオヤッサンに回す日菜佳さん。
トドロキの話ではディスクアニマルが化け物を見つけたものの、
ヤマアラシとウブメの両方の性質を持っているようで正体が分からないそうです。
ところでオヤッサンは地下の部屋にいるのですが
固定電話に連絡を入れた方が良かったのではないでしょうか。

明日夢少年はガールフレンドの席にお菓子を運んできます。
「今日もおいしいです。」というガールフレンド、かなりこの店に入り浸っているようです。
そして今日の出来事を受けてか、「ヒビキさんと居るといろんな事がありそう。」と話すガールフレンド。
明日夢少年はウッカリ話に乗ると余計な事まで喋りそうなので、相槌を打つだけに留めています。
そして明日夢少年が変わったと感じているらしいガールフレンド、
それがヒビキの影響ではないかと考えているようです。
ガールフレンドも明日夢少年の行動を真似したりしているので
間接的にヒビキの影響を受けているのでしょうか。
最終回付近では事故に遭いそうな子供とかアクロバティックに助け出しているかも知れません。


 その頃ヒビキは運転中の香須実さんの代わりにメールを読み上げています。
若手がホームステイに行かされそうな喋りをして香須実さんに突っ込まれています。
自分が安全圏だと思っていませんか。
内容はイブキとトドロキの動向と化け物が正体不明である事の連絡です。

そしてイブキとトドロキは化け物の居るポイントに到着。
化け物は先程戦っていたウブメとヤマアラシが繭を作ったもので、彼らの見ている間に繭を破ってウブメとヤマアラシが混ざったような化け物が姿を現します。
鳥インフルエンザと狂牛病と鯉ヘルペスとかそんな感じです。

イブキとトドロキは鬼に変身。
威吹鬼はその場から鬼石を化け物に撃ち込み、音撃を開始します。
今回の敵はウブメとヤマアラシの合体したものな訳ですが、ウブメの唯一のセールスポイントとも言うべき飛行能力が消えているため、逃げられる心配はありません。

楽勝かと思いきや、何と音撃が利いていない様子。
再度音撃を試みる威吹鬼。
化け物に打ち込まれた鬼石は音に正常に反応しているようで、技をミスっている訳では無いようです。
それを裏付けるかのように、轟鬼の音撃斬も無効、威吹鬼と轟鬼は化け物の尻尾に捕えられてしまいます。

そこに久し振りにヒビキが参戦。
「俺の出番だな。」と変身して岩場の上から飛び降りて烈火剣を振り下ろし
化け物の尻尾を切断。
欲を言えば変身してから駆けつけて到着までのタイムを短縮して欲しかったです。

威吹鬼や轟鬼から化け物の話を聞く響鬼。
その間化け物は痛がっているだけで攻撃してきません。
針ぐらい飛ばしても良いかと思います。
そして話が終わっているあたりで初めて攻撃してくる化け物。
響鬼は攻撃を避け、三人で三方向から同時に音撃を出す事を提案。
音が共鳴して威力がアップするという寸法らしいです。

響鬼と轟鬼が化け物のヒレのような前足を切断、威吹鬼が烈風で頭部の角を破壊。
飛ばされてきた針も払いのけた三人の鬼は一斉に化け物の方に向かい、
背中から響鬼、両脇は威吹鬼と轟鬼というフォーメーションで音撃を繰り出します。

共鳴というか、かなり好き勝手に演奏していますが
それがかえって騒音のストレスだけでもかなり死にそうな感じで良いのでしょう。

そして化け物を倒した三人は流石に疲れたようで互いに労っています。
ヒビキはトドロキに戦闘後の一人演奏会が無いのか聞いていています。
イブキが何も知らない風に詳細を聞いてきますが、先程ザンキさんと一緒にトドロキをからかっていたようなので多分知っています。
この後ザンキさんも加わってトドロキをからかうのかも知れません。


そして明日夢少年がバイトで懐が暖かくなる一方、
甘味処通い詰めのガールフレンドの財政が心配なまま次回に続きます。