第3話


 軽快に自転車を飛ばす明日無少年。
空の雲がやけに生々しい蛙の形をしていたりで「蛙の歌」に取り憑かれた様子を現しています。
屋久島での出会いを歌いながら教室に入ると、既に室内に入っている生徒達から引かれてしまいます。
廊下の生徒達は割とバックダンサーとして付き合ってくれてましたが、やはり教室は空気が違うようでかなり滑りました。受験生ですが。

屋上で級友と昼食を摂っている明日夢少年。
級友が誰かに風邪をうつされたのかと声を掛けてきます。
受験を控えている為、健康状態は気になる話題のようです。

そこに女の子も参加、試験が近く不安で同じ学校を志望している連中の様子を探りにきたようです。

本当に焦っていたら食事中も単語帳とにらめっことかしだしますので、
まだ少し余裕があるように見えます。
そして余裕といえば、ヒビキから余裕だけ影響を受けた明日夢少年が
「楽勝でしょ?」と大きな事を言っています。
なんだか危ない感じがしますが、
級友も因数分解が把握できていないとの事で、この発言が本当なら皆してピンチですが、
雑談においては大抵自分の進度を少なめに申告するものです。


 香須実さんの運転する車に乗り、連荘がきつい旨を歌に込めて訴えているヒビキ。
いつもこんな風に訴えてきているのか、香須実さんも歌の続きを作って上手に返しています。
ヒビキはヤマビコ退治に向かう途中のようです。
前回の出現時にはカチドキさんという方が対応されたようで、ヒビキ自身はヤマビコと戦うのは6年ぶりだそうです。

鬼の皆さん語尾に「キ」が付く決まりがあると見て間違い無さそうですが、ネタ切れとか大丈夫でしょうか。
苦し紛れに「たぬき」とか「うわばき」とか名づけられる人が出ないか心配です。

ダッシュボードにリュックから出した荷物を置き、手帳を探すヒビキに香須実さんが注意。
ところで普通にヘルメットみたいなのが入っているのですが何に使用するのでしょうか。
怒られて荷物を戻そうとするヒビキですが誤って足元に荷物を落としてしまいます。

よくブレーキと床の間に空き缶がはまってピンチになるという話を聞きますので
注意して欲しいものです。
ところでヒビキが風船ガムを食べているのはまさか車に酔いやすいからでしょうか。


 図書館で勉強している明日夢少年と級友達。
しかし明日夢少年は屋久島の写真集を見ていたりで不審がられています。
一緒に行動するとペースを乱されますので、家に帰って各自勉強した方が良さそうです。

ヒビキの方は下校する中学生の集団とすれ違い何か思い出したらしく、
香須実さんに向かって何か言いかけますが、途中で止めてしまいます。
何を言おうとしたのか香須実さんが興味を持ち始めたので、
サングラスを掛けなおして表情で悟られまいとするヒビキですが、
香須実さんは「もしかして、屋久島で誰かにばらしたとか?」といきなり当てに来ました。
どうやら鬼の事をばらすのは良くない事らしいですが、ヒビキはたまにやってしまうようです。

毎回ばらすたびに香須実さんに報告しては怒られているのでしょうか。


 奥多摩の吊り橋で遭難者を探す消防団の2人組み。
しかし怪しい男女がつり橋の下や主塔から怪しく登場、2人組みを挟み撃ちにします。
怪しい男女は2人組みの喉仏を飴のような質感の物に変化させ、掴んで引き抜きます。
うまそうとか言っていますので食べるのでしょうか。
一人あたりから取れる分量がくるみ大ぐらいですのが、足りてますでしょうか。

奥多摩に向かうヒビキ達は土産物屋に立ち寄っています。
出発しようとする所で、明日夢少年のママさんのタクシーがちょうど到着しました。
再会で手を取り合って喜ぶ2人。
この2人は荷物が変に多かったり、オーバーアクションだったりと
どうも行動パターンに共通点が多い気がしますが、柴又の人は皆こうなのでしょうか。

明日夢少年のママさんの雑談で正体ばれの件を悟られそうだと判断したヒビキは
「俺達は急ぎますのでこれでドロンします。」と何とか話を中断しその場から逃れます。
話に当り障りが無かったら何処まで話し込んでいたか分かりません。


 塾で友達から滑り止めに合格した話を聞く明日夢少年。
流石に焦りを感じるようです。
明日夢少年は本命1本らしいです。
受験料はともかく、滑り止めの入学金納金締め切りが
大抵本命校の合格発表前に設定されているのは問題だと思います。

森の中でテントを設営しているヒビキ。
香須実さんはテーブルを組み立てて資材を出しています。

「お疲れ。」とヒビキ。
「ご苦労。」と香須実さん。
もしかして香須実さんの方が役職が上ですか。

ヤマビコの情報を整理しながら、一方で香須実さんに正体をばらしたのを怒られているヒビキ。
もう殆ど洗いざらい話させられているようです。
もうすぐ受験の明日夢少年が「響鬼対土蜘蛛」を見た事に気付く香須実さん。
「落ちるよその子、試験に。」と指摘され固まるヒビキ。
ヒビキは香須実さんに明日夢少年をフォローすると約束します。

どんなフォローをすれば試験に合格するのか良く分かりませんが
ディスクアニマルとか凄い使えそうです。

フォローの約束をした事で香須実さんは納得してくれたようで、早速仕事にとりかかります。
ケースに詰まった沢山のディスクアニマルを音角で起動させて偵察をさせるヒビキ。
段々日が暮れている時間帯での探索スタートですが、ディスク鳥が鳥目だったらアウトです。


 自室でベッドに寝転がり、ヒビキから貰ったコンパスを眺めている明日夢少年。
ふと見やったカレンダーには受験の日に印がついており、そのカレンダーをタオルで隠したりしています。
どうも逃避しているようですが、マンガ読んだり部屋の掃除とかはしていないのでまだ軽症です。
そこにママさんが帰宅、息子が元気が無さそうなので心配しています。
机に向かっていない時点でかなり心配です。

ママさんがヒビキに会ったという話をすると明日夢少年は食いついて来ます。
奥多摩で会ったヒビキは話したく無さそうで、
明日夢少年の話をしようとしたら行ってしまったとママさんは不満そうです。
あとヒビキは香須実さんとデートだと思われていました。
ママさんどこかで対抗意識があるみたいです。
そして明日夢少年も自分が話題に上らなかった事にがっかりしているようです。
それはいいのですが寝直さないで下さい。


 「たちばな」の日菜佳さんと連絡をとっている香須実さん。
店の方はこれと言った事も無く暇らしいです。
「猛士」の収入源がこの甘味処だったら危険です。
ちなみにおやっさんは明日帰ってくるらしいです。
ところで焚き火に当たっているヒビキが木の枝を指揮棒のように振るのは何の練習ですか。
新しい技に使うのでしょうか。

お茶が入ったところでディスクアニマルがヤマビコ発見。
香須実さんは火打石を打ってヒビキを送り出します。
帰りは塩とか撒くのでしょうか。

ところでヒビキ、懐中電灯も無しに森に入っていきましたが足元見えているのでしょうか。


 ヤマビコの方は怪しい男女がヤマビコに隠れるように言いつけ、自分たちは鬼の方に向かうようです。
同じく怪しい男女の方に向かっていたヒビキの方が先に相手を見つけ、
挨拶した後に変身して体当たりを食らわせます。
不意打ちしても良さそうですが、万一人違いだったら大変なので挨拶は念の為です。

響鬼は猿っぽく変身した怪しい男を焼き払おうとしますが、その隙に女の方が音撃棒を奪い盗ってしまいます。
しかし音撃棒を奪っても何の効果も無く、響鬼の火炎放射にやられました。

音撃棒を取り返し「手癖悪いなあ。」とぼやく響鬼に男の方が攻撃をしかけますが、
こちらは響鬼の手の甲から出る爪のような物で刺されて倒されてしまいました。

あくまでキック技を出さない気でしょうか響鬼。

その間にヤマビコ本体はどこかへ移動している様子です。
その辺の木よりも大きいのですが、これで怪しい男女と同様に人間の喉仏を食べるのだとしたら
かなりひもじい思いをしていそうです。
偏食でない事を祈りたいです。