炎神戦隊ゴーオンジャー 第27話感想




 異次元から謎の物体が落ちてきたそうで
調査の為に山に向かうゴーオンジャー達。
ボンパーによると、反応が炎神でも敵の物でも無いそうです。

キャンピングカーを運転しているレッドが
ボンパーが何も分かっていない事を指摘すると
ボンパーは怒ってレッドに体当たりし、車内で暴れまわったりしています。

66キロの鉄の塊がぶつかってきても
ハンドルを離さないレッドが凄いです。



 手分けをして山を探索するゴーオンジャー達。
グリーンは何かの物音を聞き、確認しようとします。
物音の主は敵のダウジング怪人でしたが
グリーンはそれと鉢合わせをする前に、
何の変哲も無い木の根っこに普通に足を引っ掛け
ナチュラルに滑って転んで崖下に転落。

ちなみにシフトチェンジャーも落としてしまっています。

怪人の方もグリーンの悲鳴を聞き、周囲を調べますが
既にグリーンは滑り落ちていた為に発見されませんでした。

シフトチェンジャーは崖の上に残っていましたが、
敵がダウジングロッドモチーフなのにもかかわらず
普通に見落とされたようです。

早速敵の性能が心配です。



 グリーンは崖下のごみ収集所だか不法投棄スポットだかに落ちており、
ゴミを集めている老女に発見されています。

一方ゴーオンジャーの他のメンバーは一旦集まり、お互いの状況を確認しています。
電話とか通信機とか使いません。
そこに怪人が登場しますが、怪人の方もゴーオンジャーと会うとは思っていなかったようで
慌てて転んでしまいます。

転ぶ人が多いです。
この山は滑りやすいのでしょうか。

ゴーオンジャー達は変身して怪人に攻撃し
怪人も立ち直っており応戦。
怪人はダウジングロッドを使い、マンタンガンの光線を方向転換させます。

そしてロッドを地面に突き刺し、地中にエネルギー伝わせてゴーオンジャー達を攻撃し
怪人は探し物をしにその場から離脱。

ゴーオンジャー達は怪人が異次元からの物体を探しているのではないかと考え、
またグリーンが居ない事に気づきます。


そのグリーンですが、老女に回収され傷の手当てを受けていました。
老女に感謝の意を伝えるグリーン、
すると老女はグリーンに少し手伝うよう要請してきます。

老女は粗大ゴミとかを集めているようで、
グリーンにリアカーに積まれたゴミを降ろすよう指示。

ところで、老女はハンドメイドっぽい小屋にお住まいなようですが
入り口付近に牛乳受けがぶら下がっています。
山の中っぽい所ですが、配達の人とか来ちゃいますか。



 敵基地ではボルトの付いた幹部が置手紙を残して消えており、
他の幹部が心配しています。
戻ってくる幹部を迎える為にも、ジャンクワールドの超兵器を早く探そうと
ダウジング怪人を急かしたりしています。

ちなみに超兵器はこの世界を汚い世界に変えるのだそうです。
彼等的にそれは兵器ではなくて
健康グッズぐらいな感じの代物ではないでしょうか。



 グリーンは老女に人使いが荒いと言いながらも
冷蔵庫みたいな物とか運んでいます。
人使い以前に怪我とかしているのですが
それはもう大丈夫みたいです。

そして老女が落とした写真に気付くグリーン。
帽子を被り白い服を着た女性が写っています。
老女の亡くなった孫娘の写真だそうで、
働き者の優しい娘だったとの事です。


一方ゴーオンジャー達はグリーンのシフトチェンジャーを回収し
バルカからグリーンが落ちた事を聞かされます。
しかし崖下にもグリーンはおらず、ゴーオンウイングスに空からの探索を依頼。

ジェットラスは「私の目から逃れられる奴は居ない」とか言っていますが
目の付いている位置が上の方なので
地表の物を探すのは厳しい気がします。

しかしゴミが集まっている小屋を見つけ、
ゴーオンウイングスを降ろします。


シルバーは帽子を被りスカートをはいた人物を見つけ、
ゴールドが「ちょっといいかなお嬢さん、このあたりで…」
とやや猫なで声気味に話しかけますが
その人物が振り向きグリーンと判明。

グリーンを一発で見つけられて良かったです。

グリーンは此処の老婆の亡くなった孫娘の格好をしていると説明し、
やる事があると言って小屋に戻ります。

服の出どころが気になります。


グリーンは老女に
今日一日孫娘と思ってこき使ってくれと言い、
老女もグリーンに礼を言って普通に使っています。

家に変態が上がっている状況ですが落ち着いています。


窓から小屋の中をうかがい、グリーンが老女を慰めているとして感心しているシルバー達。
しかしレッドら他の面子も合流し、グリーンの女装を野次馬根性で騒ぎながら見物しだします。

グリーンは皆に気付き、小屋を出て「皆何しに集まったんだよ」と抗議。

シフトチェンジャーを落としている上に
皆からはぐれている状態ですが
心配をかけているとは考えません。

あと、レッド達もグリーンの女装をからかったり喜んだり温かく見守ったりで
そんなにグリーンを探していたという雰囲気でもないです。

そんな中、煙突の付いた幹部と怪人と戦闘員達が小屋に現れ
リアカーに冷蔵庫のような物と老女を積んで持って行ってしまいます。

ゴーオンジャー達に呼び止められた敵幹部は
冷蔵庫のような物は山の頂で発動させれば
あたりのゴミを100倍に増やす兵器だと説明。

そして幹部は戦闘員を連れて山を登り、
その場にダウジング怪人が残り戦闘を担当。

ゴーオンジャー達も変身し、
グリーンとウイングスの計3名は老女や煙突の付いた幹部を追い、
他のメンバーが怪人との戦闘を担当。

幹部達に追いついたグリーンは
老女を帰すよう言いますが
煙突の付いた幹部は老女をジャンクワールドの魔女博士だと紹介。

老女は幹部が呼んで来た人らしいですが
そうなると、怪人がわざわざ探しに行く必要があったのか疑問です。
もしかして連絡先とか教え忘れていたのでしょうか幹部は。


一方レッド達は攻撃の軌道を変えてしまう怪人に苦戦しますが
皆で怪人の頭上を飛び交い、怪人の目を回させて攻撃し
ハイウェイバスターでトドメを刺します。

ちなみに怪人は飛んでくるガンパードの軌道も変えようとしましたが
ガンパードの主張が強過ぎて無効でした。

怪人はいつも通り巨大化しますが
ゴーオンジャー達は面子が全員そろっていないのでエンジンオーで応戦する事に。

合体させずとも、キャリゲーターとかジャン・ボエールとか
呼んではどうでしょう。



 一方、煙突の付いた幹部は戦闘員に冷蔵庫のような物を降ろさせ、
老女に兵器を使うよう指示。
ちなみに戦闘員達は数名で冷蔵庫のような物を運びますが、
余っている戦闘員達は誘導に回っています。

仕事の負担の違いが大きいですが
予めジャンケンか何かで役割を決めてあったのでしょうか。


装置を作動させそうな老女を見て
ウイングスの2人は阻止しようとしますが
グリーンは逆に老女を庇い、説得するよう提案。

ゴールド達は煙突の付いた幹部を抑えて
グリーンを老女の元へ向かわせます。

グリーンは何故か変身を解除し、戦闘員達を蹴散らしながら老女の方へ進みます。
ちなみに変身前はスカートを穿いていましたが、解除したらいつものユニフォームに戻っていました。

女装のまま突進したほうが
戦闘員達が精神的に弱まって
楽に戦えたと思います。


レッド達はダウジング怪人相手にエンジンオーガンパードになって応戦しますが
撃った弾の軌道を曲げられ攻撃を跳ね返されてしまいます。
パワーアップしているそうです。
巨大化してパワーダウンする方が間違っているのですが
そういう人も何故か多いので新鮮に思えます。

一方ゴールド達も幹部相手にやや苦戦。
グリーンも戦闘員等にとっ捕まって身動き取れないでいます。
ていうか戦闘員、グリーンを押さえているだけで、それ以上の攻撃をしません。

グリーンは変身を解くべきではなかった様な気がします。

グリーンは老女に装置を作動させないよう訴えますが
老女は機械のツマミを回してしまいます。

機械から出た光が広範囲に漏れ
万事休すかと思われましたが
ゴミの山だった物が花畑に変化。

敵幹部や戦闘員や怪人も花が生えた状態になってしまいます。

周囲が美しくなって苦しんでいる幹部に
老女はスイッチを逆に入れてゴミを消したと種明かし。
老女は人間達がジャンクワールドを侵略すると幹部に言われて協力していたものの
グリーンの行動を見て、騙されたと気付いたそうです。

そして幹部は撤退。
怪人も苦しがっている上に
エンジンオーがG9になって容赦なく攻撃してきて終了。


グリーンは老女の元へ行き、「やっぱり良い人だったんだね。」と声を掛けます。
老女はグリーンが自分の考えを変えたと答え、
グリーンをこき使うために孫娘の話をしたら
女装までして尽くしてくれたと言います。

老女には孫娘など居なかったそうです。
グリーンは老女の嘘に文句を言いますが
そのお陰で人間の誠実さを知ることが出来たと言われ、不満は収まったようです。

老女、一言も謝らずにその場を収めました。

「さらば、異次元の我が孫娘よ。」
と言って装置と一緒にジャンクワールドに戻る老女。

女装話をぶり返され、老女が去った後に再び皆にいじられるグリーン。
ゴールドまで「あんな妹がいても良いかと思ったな。」と発言し
シルバーに頬を両手で引っ張られたりしています。
シルバー的に女装のグリーンと同列に語られるのは
確かに嫌かも知れません。


地球の人間が女装しがちだとかの認識が
ジャンクワールドに広まらない事を祈りつつ
次回に続きます。