獣拳戦隊ゲキレンジャー 第12話




 拳魔の1人を蘇らせた幹部は、ライオンを浮かび上がらせてその拳魔に攻撃をさせます。
攻撃を簡単にブロックされた幹部ですが、
「俺の全身全霊を込めた一撃を片手で凌ぐとは、それでこそ我が師に相応しい。」
と喜んでいます。

何やら偉そうな言動ですが、
内容的には鷹怪人に先生になって欲しいという事みたいです。


基地に来た鷹怪人に女幹部が挨拶に行きますが
「何だこの醜いリンリンシーは。」と言われてしまいます。
鷹怪人の目では女幹部が人間態に見えていないのか、
単に特殊な趣味なのかは不明です。



 コロッケを食べながら道を歩いているレッド。
相変わらず物覚えが良いようで、
いつの間にか貨幣の概念を理解していたようです。
番組が終わる頃には外国債とか手を出していそうです。

あと、中華料理以外の物は
自分で調達しないと食べられないのかも知れません。


そして重役のお嬢さんを見かけて声をかけるレッド。
重役のお嬢さんは民家の鯉のぼりを見ていたそうで、
「うちには無いから珍しくって。」と言っています。

確かに女の子の家では鯉のぼりを揚げるのはレアケースでしょう。
近年の住宅事情から男の子の居る家でも揚げていない事が多いです。

レッドは所有の概念はイマイチ理解していなかったようで、
あれ取ってやると言って鯉のぼりを掴みだします。

そこに鯉のぼりの持ち主らしき親父が登場、
今から仕舞うので邪魔をしないようにレッドに注意します。

鯉のぼりを欲しがるレッドを、首にぶら下げていた手ぬぐいで引っ叩く親父。
倒れたレッドを心配して重役のお嬢さんが駆け寄りますが、
今度はお嬢さんが突然転び、滑って車道の方まで行ってしまいます。
すんでの所でお嬢さんを受け止めたレッドは
お嬢さんの足元に滑る液体が塗られていた事に気付きます。

レッド、地面に落ちている液体を触っていますが、
変わったゲロだったらどうするのでしょうか。



 レッドが敵の出現を察知した頃、
頭にウナギの付いた奴が、地面を腹ばいになってウェーブしながら移動していました。

先程の鯉のぼりは放送日が5月6日だったのでタイムリーでしたが
今年の春の土用の丑の日は4月25日だったそうで、
残念ながらこれは少しずれてしまいました。


敵の体から粘液のような物が地面に広がり、
汚染地帯を歩いた一般市民は等速直線運動状態に。

一般市民のコメントでは「すっごい滑る」そうです。
しかし殆どの人が立ったままの姿勢を維持しています。
バランス感覚の良い市民達です。
現場がたまたまスキーやサーフィンの盛んな地域だったのかも知れません。

あと、敵の能力は大晦日に着想を得たと思われます。
他局に喧嘩を売っている気がしないでもないです。
それはともかく、これが受験シーズンの放送でなくて良かったです。


そして現場にゲキレンジャーが到着し、額にウナギの付いた奴と戦い始めます。
しかし攻撃が滑って相手にダメージを与えられません。
レッドは激気を込めた攻撃をしようとしますが
敵はそれに対抗して体から大量の粘液を分泌し
ゲキレンジャー達を遠くに押し流してしまいました。

最初から足元を滑るようにしておいた方が良かったかもです。

あと、水分補給とかしなくて大丈夫なのでしょうか敵。
血がドロドロになっていそうです。



 敵幹部も鷹怪人との修行を始めています。
死闘の中に修行あり、本気で殺しあう事こそ修行だそうですが
修行で死んでも戦闘員として使えるので問題無いのでしょう。

鷹怪人は敵幹部を掴んで上空に飛び上がり、敵幹部を落とします。
敵幹部は落下中に鎧のような物を着て上手く着地。
そして降りてきた鷹怪人と戦いだします。

鷹怪人は攻撃を受け止め、臨獣殿の真の臨技を知りたいかと意思確認をし
お前の絶望を見せてもらう、とか言いながら何か技みたいなので敵幹部を
いつも昼寝で見ている悪夢の世界にトリップさせます。

ところで、何の苦労も無い相手にこの技をかけたらどうなるのか気になります。


一方、ゲキレンジャー達は猫師匠に言われて銭湯に来ています。
先程レッドが取ろうとした鯉のぼりのあった建物のようです。
とりあえず風呂に入る3名。
ちなみにレッドはイエローと一緒に入ろうとしますがブルーに阻止されていました。

レッドも地味にセクハラが頻繁ですが
銭湯の番台に象さんが座ってたりでイエローは気が休まらないかも知れません。
尚、象さんはイエローが実力で排除していました。


頭を洗いながら猫師匠が修行をつけてくれないと愚痴るレッド。
ブルーは銭湯に来させられた事に意味があるのではないかと言っています。
象さんが来ている時点で何かの用意が有る事は察して欲しいです。

レッドがお湯を飛び散らせながら風呂を使っていると、
湯船にいた親父が手ぬぐいを振るってレッドの腕に巻きつけ
周囲に迷惑をかけてはいけないと注意し、
更にレッドを転ばせています。

手ぬぐいをヌンチャクのように回している親父を見て、
鯉のぼりの持ち主だと気付くレッド。
レッドは注意されたものの逆切れし、ブルーのタオルを取り上げ
親父の真似をして振り回します。

しかしタオルが自分の顔に当たってしまい自爆するレッド。
ブルーが腰に巻いていたタオルだと考えるとダメージ倍増です。

親父は手ぬぐいで近くの洗面器を掴んで手元に移動させる技を披露。
レッドは親父の技を見てすっかり喜び、自分も練習を始めます。

風呂のマナーについては習得する機会を逸しました。



 敵幹部を心配する女幹部。
ちょっと触ると敵幹部はパターンと倒れてしまい
昼寝してしまっているようです。

敵幹部が絶望の中で悲鳴を上げると自分の力になると言う鷹怪人に
女幹部は修行でなかった事に激昂し攻撃しますが敵いません。

「師弟は互いに憎み合い殺し合う。そして相手の力を食い尽くす、それが臨獣拳だ。」
と言う鷹怪人。
女幹部も臨獣拳の人ですが、わざわざ言う必要があるのでしょうか。
それとも昔のシステムが無くなっているのに気付いて教えているのでしょうか。
年寄り臭いです。


その鷹怪人ですが、敵幹部の夢の中にも出張してきます。
器用かつ忙しいです。
敵幹部にかけた技は相手の絶望を引き出し食い尽くす物との事です。

最初の頃の敵怪人は弱い者の悲しみが自分達を強くするとか言っていましたが
相対的に弱ければOKなのでしょう。


ブルーはすでに風呂から上がっており
腰に手を当ててコーヒー牛乳とか飲んでいます。
結局タオルは返してもらっていないようで、
レッドはまだタオルを振り回し続けています。

体を洗っていた親父の腕にタオルが巻きつき、
石鹸がついているのに滑らないのを見て
レッドはこれがウナギの付いた奴との戦闘に生かせる事に気付きます。

喜んで風呂から外のブルーとイエローに声をかけるレッド。

イエロー、普通に男風呂のほうを見ないで下さい。
麻痺しすぎです。

2人はタオルヌンチャクを習得させる為に
猫師匠が自分達を銭湯に行かせたのではないかと考えます。

「あったりまえだぞ。自ら見出す、これが激獣拳のやり方ぞ。」
と象さん

自分達を導いているとして猫師匠をより尊敬しだす2名。
ところでここの親父に対しては何かコメントありませんか。



 再び街中に来ているウナギの付いた奴。
戦闘時は普通に直立歩行していましたが、また腹ばいになっています。
この方が楽なのでしょうか。
普通なら背筋とか攣りまくりそうです。

そこにちょっと温まったゲキレンジャーが登場し変身。
レッドは何処からとも無く鯉のぼりを取り出して振り回しだします。
銭湯の親父から借りてきたそうです。

タオルでは駄目なのですか。

ブルーとイエローが戦闘員の相手を引き受け、
レッドは鯉のぼりでウナギの付いた奴を引っ叩きまくります。

そして敵に鯉のぼりを巻きつけて拭いたり、
巻きつけた鯉のぼりを引っ張って独楽のように回したりして
敵の三半規管にダメージを与えると共に粘液を落としてしまいます。
追加の粘液は出ないようです。
もしかしたら鯉のぼりにベビーパウダーとか塗ってあったのかも知れません。

粘液が出ず、座り込んで困っている敵にバズーカを放つゲキレンジャー。
レッドは新しい技を覚えるように仕向けた猫師匠に感謝しているようです。
気のせいか、他の2人より遅れて気付いている感じです。


そして巨大化している敵。
今回は女幹部が取り込み中なので蝿ともども見に来ていませんが、
代わりに象さんと親父が解説。

ところで銭湯に飾ってあった鯉のぼりを取り込む作業を担当していた親父と
番台にいた象さんが外に出ていて
銭湯は誰が営業しているのでしょうか。

粘液が取れて普通の攻撃が通用するようになっていますが
敵はゲキトージャに巻きついて締め付けてきます。

一瞬動きが封じられるものの、ゲキトージャは腕を振り下ろして
武器で敵を攻撃して離させます。

巻きつく技は決め手にかけていた様で、
これが電気ウナギだったら少しは違った事でしょう。

その隙にゲキエレファントを呼び出し、ゲキエレファントージャに変形。
象さんは技を教えたのは自分だと親父にアピールして喜んでいます。

蝿の方が中立の立場で喋る分、実況向けなのかもしれません。


そして鉄球を振り回し、敵を撲殺して勝利しました。
ウナギですが腹を裂いて串に刺して焼いたりとかはしませんでした。



 終始平和な激獣拳の修行に対し
敵幹部の方はドテッパラに風穴開けられていました。
しかし倒れていた敵幹部は再び目を開き立ち上がります。
よく考えたら夢の中みたいな物なのでその辺はアバウトです。

「絶望が臨獣拳アクガタを強くするならば
 自ら食らおう、俺の絶望を。」
と言って口を開け、夢の映像を光に換えて飲み込む敵幹部。

夢の中みたいな物なので何でもありです。

敵幹部が悪夢を飲み込むと、白黒だった背景がカラーになります。
鷹怪人は幼い自分の絶望を力にした敵幹部に驚いています。
同じような事をした人が臨獣殿の歴史上1人も居なかったそうです。

死んだ人を戦闘員としてリサイクルしてたりとかしてしていますので
臨獣拳は歴史の割りに参加人数が少ないかも知れません。

敵幹部は鎧を纏って鷹怪人を転がして
立ち上がった所を攻撃。
自分がやられたようにドテッパラに穴です。

一応修行してもらっているので、教わった通りにやろうと思っているのかもしれません。

鷹怪人は爆発しますが、夢の中なのでセーフなようで、
基地の庭で膝をついて苦しんでいるに過ぎませんでした。

女幹部は敵幹部に鷹怪人にトドメを刺すよう進言しますが、
鷹怪人がギリギリまで追い詰めたからこそ自分は新たな力に目覚めたと言う事で
このまま師事し続けるようです。

しかし腹の中では鷹怪人の絶望を食らおうと考えている敵幹部。
とりあえず一回封印されているような連中なので
弱味はありそうな気がします。


そしてその様子をレッドが察知し、「ゾワンゾワン」と表現。
ゾワゾワの比較級のようです。
これからあと2名ぐらい敵幹部増えそうですが
今後表現が増えるのでしょうか。
日本語だけで喋った方がそろそろ楽になってきそうです。

猫師匠や象さんも当然ながら敵組織の動きは察知した模様です。
ていうか象さん、会社の常勤になってませんか。

敵組織の勢力増大に対し
気を引き締めているゲキレンジャー達。

それはともかく鯉のぼりは洗濯して返してください。