獣拳戦隊ゲキレンジャー 第9話




 あちこちに大きい石の置いてある場所を敵幹部が歩いています。
かなり暗い場所なのですが、烏が飛んでたりします。
鳥目って何ルクスまでセーフなのでしょうか。

幹部が立ち寄った石の下から、
額にカメレオンの付いた奴が生えてきます。

幹部は額にカメレオンの付いた奴に
憎悪と悲しみを解決するには強さが必要だと述べ
強さを求める俺を助けるが良い、と手を差し伸べます。

幹部が自分の心情と共鳴しているからか、
単にイケメンだからか
特に警戒する様子も無くその手を取る怪人。
その途端、額にカメレオンの付いていた奴が女幹部の姿になります。

女幹部はその時から幹部を慕っているようです。


それにしても他の怪人達と違って
女幹部だけ人間態があるのは何故でしょうか。

前回のサソリとカエルが「額に動物の付いた怪人態」+「本格的な怪人態」
しか披露していない点から
惚れた腫れたパワーでは無さそうです。

それにしても、長袖だったのが急に肩まで出ていて穴だらけの衣装になった女幹部、
墓から出た後に早速風邪とかひかなかったか心配です。



 ゲキレンジャー達は今日もロボ相手にトレーニングに励んでいるようです。
一台のロボがイエローとブルーの2人を相手している訳ですが、
このロボを何故実戦投入しないのか気になります。

そしてレッドは匍匐全身でオヤツの置いてあるテーブルに接近、
中華饅頭をつまみ食いしようとしますが、
遮蔽物が無い為か折角の匍匐全身も無駄だったようで
猫師匠に止められてしまいます。


すぐに重役がオヤツの許可を出したため
大喜びで再びセイロの蓋を開けるレッド。
しかしまた猫師匠に止められ、バズーカのチャージのタイムを聞かれます。

レッドにどれだけ時間の感覚があるのか疑問ですが
イエローが1分15秒ぐらいと横から答えてくれて助かりました。

前回の2分に比べると格段に早くなっているように思えますが
時間がかかる事自体が問題とされてしまい、
すぐに撃てるように修行あるのみだそうです。

しかし「ピアノ」とか「角煮」とかの変わった修行を課させられてはいないようで
不幸中の幸いと言ったところでしょう。

修行を嫌がるレッドに、ブルーはレッドが上手く激気を込められないから
自分等が苦労しているとして注意しますが
レッドは自分も「コトコト頑張った」と反論。

角煮は我慢しましたが、今しがた饅頭が我慢出来ていなかったので
説得力が弱いです。



 昔の事を思い出している女幹部に話し掛ける額に蛇の付いた奴。
額に蛇の付いた奴は、幹部に付いて行っても見返りは無いとし
幹部を倒して臨獣殿を取り戻さないかと誘ってきます。

誘いを拒否した女幹部に倒される額に蛇のついた奴ですが、
倒れながら自分の爪で自分を刺して復活。

額に蛇の付いた奴の6つの爪が「真毒」だそうで、
死者に死を与えて生を産み出すとかで、
今やられたので自分に1つ使って本当の命を得て復活したとの事です。

今までは何故死者として生活していたのでしょうか。
死んでから得た技かも知れません。

あと、最初に真毒を作った人が居るのですから、出来上がった物を伝えるのでなく
作り方を伝えて欲しいものです。
知的所有権にうるさすぎです。

女幹部を転がして、更に勧誘をかける額に蛇の付いた奴ですが、
女幹部に武器を投げつけられ、塀の上にジャンプして敷地外に逃走。

それを追って外出する女幹部、
その前に幹部に裏切り者が居る事を知らせても良い気がします。

林の中で相手を見失ったのか、「どこだ!」と叫んでいる女幹部に
その辺に潜んでいた蛇の付いた奴が不意打ちを食らわせます。
透明になって追い駆けるべきでした。

動揺しているのか、少々判断力が落ちているようです。

そのまま攻撃を食らい続け、転がってしまう女幹部。
立ち上がった所でエネルギー弾のような攻撃をくらい
額にカメレオンが付いた姿にまで戻ってしまいます。

自分は倒せても幹部は倒せないと言う女幹部ですが
蛇の付いた奴は幹部が瞑想中は起きないのでそこを襲うと答え、
女幹部を崖下に蹴り落とします。

幹部は単に居眠りこいているだけに思えますが
瞑想と言ってあげるあたり、裏切り者の割りに思いやりを感じます。


女幹部が幹部に連絡しなかったお陰か、普通に基地に戻り
壷から石のような物を取り出し机に並べている
蛇の付いた奴。

それに爪を刺すと、以前ゲキレンジャー達が倒した
ムカデの付いた奴とヤモリの付いた奴が復活します。

女幹部に誘いを断られた為か、
以前の仲間を真毒で復活させたようです。

カエルとサソリはイチャイチャして大変なのでパスです。



 海に向けてバズーカを構えているゲキレンジャー達。
室内でバズーカの練習をしたら社屋が壊れかねないので
外に出ているのでしょう。

バズーカの射程距離が良く分かりませんが、船とか近くに来ない事を祈ります。
18秒でバズーカが撃てたと喜ぶレッドに
ブルーは「豚の角煮」の掛け声を止めるよう注意。
レッドはブルーの意見に反対し、
イエローも同じ掛け声を使うよう呼びかけますが
イエローとブルーはこれを拒否。

その際、ブルーはさり気なく、かつ無駄にイエローの肩を触っていますが
イエローと仲が良いのか、単に気付かれていないだけかは不明です。


そんな中、レッドは何かを感じたよで
「何か、ゾワゾワ?」と周囲を気にしだします。

するとゲキレンジャーの周囲に謎の爆発が発生、
先程落とされていた女幹部が怪人態で登場。
ゲキレンジャーの位置が敵に把握されすぎです。

あと、ゲキレンジャー達の前方に居たのに見つからなかったあたり
今度は落ち着いたのでしょう、透明化して近くまで来ていたようです。


不意打ちにも関わらずゲキレンジャーを驚かしただけに留まったり、
格下は相手にしないが今回は戦うと言い出したりする女幹部ですが
本当の目的はゲキレンジャーのバズーカを蛇の付いた奴の攻撃に見立てて
それを見切る練習のようです。

女幹部に早速バズーカを撃つゲキレンジャー達。
女幹部は攻撃を受け止めようとして転がってしまいますが
すぐに立ち直って効かないと言い、ゲキレンジャー達を挑発。

こんな序盤で破られるバズーカもどうかと思います。

次のバズーカ攻撃を食らっても、また立ち上がって
「蚊でも刺したかしら」と言っている女幹部。
レッドは女幹部の様子に違和感を覚え、「ケナケナ?」と表現しなおしています。

誰かレッドと感情を共鳴させられて、
日本語によるコミュニケーション能力がある人はいませんか。


レッドが少々戸惑っているものの、更に女幹部にバズーカで攻撃するゲキレンジャー達。
しかし女幹部はついに攻撃を見切り、武器で受け止めた攻撃を
後方に弾く事に成功。

その場にしゃがみこんで人間態に戻るものの
満足そうな女幹部を見て
修行なのかと聞いてみるレッド。

ところでゲキレンジャー達、変身解除していますが
敵が人間態になったので相手に合わせたのでしょうか。
付き合いが良いです。

女幹部はレッドの質問が図星だった為少々動揺しますが
暇潰しだと答えて姿を消します。

別に敵相手にいちいち答える必要もありませんが
練習に利用させてもらったのと
レッドが敵意を持っていない感じなので
対応が少々親切になってしまったのでしょう。

ゲキレンジャーも女幹部のお陰で
バズーカの練習を沢山出来て良かったです。



 居眠りをしている幹部の居る部屋に
気配を殺しつつもアクロバティックに侵入してくる怪人達。

3体の怪人が幹部に襲い掛かりますが、
女幹部が戻ってきていたようで、姿を消しながら攻撃を跳ね返しています。

女幹部は色々と口上を述べ、まず蛇の付いた奴に攻撃を仕掛けますが
残る2体が幹部の方に行ってしまいます。
女幹部が幹部に呼びかけると、
今の今迄居眠りしていた幹部が目を覚まし、怪人達の攻撃を受け止めます。

話が違うと言っている怪人達ですが、
あれだけうるさくしても起きない方が異常です。
常識を働かせてください。


鎧をまとって名乗をあげる幹部。
そして蹴り一発でムカデの付いた奴を爆発させてしまいました。
ムカデ付きの奴と戦っているより
名乗っている時間のほうが長かったです。

ヤモリの付いた奴もキックに当たりそうになりましたが
何とか避けて逃走。
蛇の付いた奴も幹部に睨まれて
仕切り直しだと言って外に出かけて行ってしまいます。


ところで、敵の基地が出入り自由すぎな気がするのですが
警備は実質女幹部1人でやっているのでしょうか。



 遊園地みたいな場所に出現し、一般市民に爆弾を投げつけているヤモリの付いた奴。
人通りがそれほどでもないのと
市民に悲鳴を上げさせるのが目的の為か直撃を食らう人も居ませんが
一応驚いては貰えているようです。

到着したゲキレンジャー達に何故生きているのか聞かれ
建物から飛び降りて、本当の命を得た俺は一味違うぜとか言っています。
パワーアップの件については伏せておいた方が戦いやすいと思います。

あと、怪人の後ろに東京ドームシティと書かれた建物が見えますが
この場所だと怖がってくれる市民が普通より少なそうです。

そしてゲキレンジャー達は変身してヤモリの付いた奴と戦いだします。
そう言えば、以前はこの敵はビルの壁にへばりついて
地上に降りるのを嫌がっていましたが
今回は普通に戦っています。

ブルーあたりにやられたので懲りたのでしょうか。



 一方、蛇の付いた奴はヤモリとは別の方向に向かったようで、
山っぽい場所に来ています。
そして追いかけて来た女幹部と戦闘に。

幹部さえ居なければ逃げる必要も無いと言う蛇付きの奴ですが
そう言えば幹部は来ていないようです。

二度寝ですか。

女幹部を攻撃して転がし、
「これが生きている俺と死んでいるお前の違いだよ。」と勝ち誇る蛇付きの奴。

ゾンビ映画作っている人達が路頭に迷うような発言は止めてください。

そしてトドメとしてエネルギー弾を放ってくる蛇付きの奴ですが
女幹部が立ち上がってこれを受け止め、蛇付きの奴目掛けて跳ね返します。
ゲキレンジャー達と戦ったときより更に上手く弾を扱えているようです。

自分の出した攻撃で転がってしまう蛇付きの奴。
女幹部は崖の上に姿を見せた幹部に
裏切り者を処刑し真毒を献上すると言ってから
蛇付きの奴にトドメを刺そうとします。

蛇付きの奴は残りの真毒が3つであり、
幹部に渡せば全て三拳魔に使われるとして
「お前の体は永遠に死体のままだ、醜い姿から逃れる事は出来ん。」
と女幹部をまたスカウトしようとします。

死んでいる女幹部に人間態がある一方、
晴れて生き返っている筈の蛇やムカデやヤモリが怪人態のままなので
生き返ったところで「醜い姿」というオチも残っている感じです。

女幹部は誘いに乗るような素振りを見せますが、これがフェイントだったらしく
蛇の付いた奴の真毒の爪を切り落とし、舌を胸部に突き刺して倒します。

女幹部にとっては幹部の傍に居る事が生きる事なのだそうです。
その様子を見て、幹部も何か嬉しそうです。

ところで本当に何をしに来たのですか幹部。



 ゲキレンジャーの方ですが、順調にヤモリの付いた奴と戦っています。
ヤモリの付いた奴は、蛇の付いた奴が女幹部にやられたのを感じ取ったと実況。

「メレが?」
「どう言うことだ?」
「臨獣殿で一体何が起きているの?」

と気にしだすゲキレンジャーに、
ヤモリの付いた奴は
「うるせえ!テメエらも消えちまえばいいんだよ!」と爆弾を投げつけてきます。

質問を受け付けないなら最初から実況せずに
心の中にしまっててください。

バズーカを出すことにするゲキレンジャー達。
ブルーはレッドに今度は集中するよう言いますが
「コイツはケナケナじゃない、ゾワゾワだ!任せろ!」とレッドも
言っている意味が分かりませんが大丈夫そうです。

とりあえず戦うのを遠慮したい状態では無いようです。

そして先程全く女幹部に効かなかったバズーカですが、
何の疑問も持たずに敵に向けるゲキレンジャー達。

レッドの掛け声にも改善は見られませんでしたが、
幸い額にヤモリの付いた奴は女幹部ほど耐久力が無かったようで
普通に死んで巨大化もしませんでした。

しかしレッドは遠くの方で異常を感じたそうで、警戒しているようです。
敵の状況に進展があった事を猫師匠も察知。
重役に用心するよう呼びかけています。

それよりか必殺技が効かない敵が居る事が分かりましたので
その対策を早急に立てるべきな気がしました。



 幹部に真毒を渡す女幹部。

誉められた上に手を取られて
女幹部は嬉しいようですが
幹部の方はちょっと女幹部から目線を外したりもしています。

幹部が真毒を女幹部に与えられない事に引け目を感じているからなのか、
下手にいいムードになって蝿に実況されたら
かなわないからなのかは不明です。


とりあえず、蝿さえ出てこなければ
レッドのしゃしゃり出てこない敵組織の方が
脇役に優しい事が分かりました。