仮面ライダー電王 第11話




 マスコミの取材を受けている少女。
パリコレに行く事が決まったそうで、そのコメントを求められています。

ファッションモデルさんとか、やたら背の高い人達な訳ですが
この少女は普通の背丈ですので
恐らく他の大人のモデルさんドレスの裾を持って歩く役とか
小道具的な扱いでしょう。


向上心の強さをアピールし、
「ちゃん」付けや「ジュニアモデル」の肩書きからも卒業したいと話す少女。

そこに誰かから送られてきたかすみ草の花束を係員が持ってきます。
少女は花束を受取ると周囲を見回し、
かすみ草を持って外を歩いている良太郎を発見。
少女は慌てて良太郎を追いかけて行きます。

取材の途中で勝手にどっか行っています。
ジュニア扱いを嫌がっていますが、大人の判断力は持っていません。


少女は良太郎を呼び止め、「あなただったのね!」と喜んでいます。

誰かと良太郎を勘違いしているようですが、
どうやら持っている花束が根拠になっているようです。

良太郎はお姉さんのお使いだと説明しようとしますが、
少女のマネージャーらしき人が追い駆けてきて、
「駄目じゃないか急にいなくなったりして。」と少女に注意。


食堂車に居るキンタロスがその台詞を聞いて
「いなくなる」から「なく」のキーワードを抽出。
それに反応し良太郎に取り付き、「泣けるで!」と掛け声をかけています。

突然脈絡の無い台詞を吐き出した良太郎に引くマネージャー。
少女は良太郎を怪しい人ではなくファンだと言ってフォロー。

芸能人とかのファンの人の中にも怪しい人がいるようなので
マネージャー的には警戒心を解けない気がします。

「ふあん?お前、不安なんやな。」と少女を気遣うキンタロス良太郎ですが
おかしな事を言っている点に変わりはなく、
マネージャーはキンタロス良太郎をスルーし
少女を連れ戻そうとします。

しかしキンタロス良太郎は少女が嫌がっているとしてマネージャーを止めます。
「さっきから何なんだあんたは!」とマネージャーに聞かれると
「俺か?俺の強さはなけるでぇ。」とまた噛み合わない事を言って
マネージャーを50メートルぐらい先の6階建てビルの屋上の
何か出っ張ってる所に投げ込みます。

「俺の強さにお前が泣いた。涙はこれで拭いとき。」
と少女に懐紙を渡すキンタロス良太郎。

その懐紙にかすみ草がついていたので
「やっぱりあなたがかすみ草の人だったんだね。」と少女は喜んでいます。

少女漫画読み過ぎです。
あと、マネージャーの安否を気遣ってあげてください。
普通なら死んでます。



 ミルクディッパーに飾られた花を誉める尾崎君。
三浦君の見立てではネギかニラだそうですが
愛理さんに「かすみ草、花言葉は清き心。」と言われてしまいます。

単子葉植物ですら無かったです。

そんなやり取りを聞きながら、コーヒーを受取ってハナちゃんの座るテーブルに持っていく良太郎。

それにしても、この店は開店以来ハナちゃん以外女性客がいないです。

どうやら少女の一件の話をしていたらしく、
ハナちゃんはかすみ草の人が何なのか良太郎に聞いていますが
あの後すぐ投げ飛ばした人を助けに行った為、分からなかったそうです。

憑依されていない状態の良太郎は
ガードレールで干されている尾崎君を引っ張りあげるのにすら苦労していた訳ですが、
あの後もキンタロスが憑いたままだったのでしょうか。

キンタロスに不満を持つハナちゃんですが、
一方食堂車でもモモタロスがキンタロスに不満を言っていました。
しかしキンタロスはコーヒーカップを持ちながらスーパー居眠りタイムです。

キンタロスを指差し「普通ありえるかこの状態。」とウラタロスに同意を求めるモモタロス。


私事で申し訳ありませんが
満員電車で座れたと思ったら
隣の席のオッサンが飲みかけの缶コーヒーを持って「腕組」をして
(つまり自分のすぐ横に中身の残ったコーヒー缶がある状態)
ユラユラ居眠りした時は×そうかと思いました。

コーヒーをこぼしても周囲が避けられる状態なだけ
まだマシだと思います。



 ミルクディッパーの良太郎の携帯に電話がかかってきます。
昨日の事を謝罪し、頭を下げた拍子に机に頭を勢い良くぶつける良太郎。
どうやらマネージャーからのようで、
今から来てくれと言われたらしく、また怒られるのかなと言う良太郎。

ハナちゃんはキンタロスが良太郎に憑依した事に責任を感じ
同行してくれるそうです。

それにしても、マネージャーに
自宅でなく、いつでも変更できるような携帯の番号を教えるあたり
良太郎も結構頭使っている感じです。



 先方の指定の場所に到着する良太郎とハナちゃん。
ビルの前にはやけに子供が集まっています。
そしてポスターに昨日会った少女が描かれているのに気付く良太郎。

通行人Aにポスターの少女が有名かを聞くと、
ジュニアモデルとして認知されている事が分かります。

通行人Aのお母様、お子様に
知らない人に話し掛けられたら無視するように教えてあげてください。


通行人Aと入れ違いに、帽子を被った少女が良太郎の手を引っ張って
人通りの少ない場所に連れて行きます。

帽子を被った少女は昨日のモデルの少女でした。
良太郎に「ちゃん」付けで呼ばれ、機嫌を悪くする少女ですが、
サングラスを外した為か、良太郎が名前を呼んだ為か
ファンらしき子供達が少女目掛けて押しかけてきます。

子供達を止めようとするものの、
踏まれてる良太郎。
ごく一部の変態人間は喜びそうな状況ですが
良太郎は単にダメージを食らっただけです。

少女の方はマネージャーが助けたようで、無事に楽屋に到着しております。
役に立たないとマネージャーから怒られている良太郎。

それにしてもマネージャー、頭や手に包帯を巻いてはいますが
もう仕事に復帰しています。
芸能界は強くないと駄目みたいです。

ちなみに今回呼び出された用件は、少女が良太郎にもう一度会って
かすみ草の人か確かめたかったという事でした。

そしてマネージャーがタンスから少女の衣装を取り出そうとして
その衣装が切り裂かれている事に気付きます。

楽屋に同じ衣装をずっと置いてある訳じゃないので
タンスでなくハンガーラックでも十分な気がします。

マネージャーに拠れば、パリコレ行きが決まってから
こんな事が何度も起きているそうです。

警察に被害届を出してあるのでしょうか。

切り裂かれた衣装を見てイマジンの仕業ではないかと疑うハナちゃん。

「かすみ草の人」とか少女漫画的なネタフリがあるのに、
その発想は突飛です。ゴルゴム脳の一種です。
良太郎はまだ大丈夫なようで、「まさか。」とコメント。


少女は良太郎に自分のボディーガードを命じます。
良太郎が断ろうとすると、マネージャーの怪我の責任を取るようにと言ってきます。

通常の良太郎より怪我をしたマネージャーの方が戦力になるのは
先程子供達に追い駆けられた時に判明しているのですが
良いのでしょうか。



 衣装はどうにかなったらしく、普通にファッションショーに出ている少女。
少女のファンらしき子供の応援団が舞台前に集まって声援をあげています。
ショーの雰囲気にそぐわないです。
人気があっても呼びたくないモデルです。

良太郎とハナちゃんが舞台袖からショーの様子を監視。
あと、なんかやたら派手なモデルも様子を見ていると思ったら
蔦怪人でした。

こういう場所だと返って目立たないです。

ファンの子供達が舞台に花束やプレゼントを投げ入れ、
マネージャーが舞台上を走って子供達を止めようとします。

まだショー終わってません。
おっさんの出る幕ではありません。
下から行って下さい。

マネージャーの「投げない!」の台詞を
「泣けない」と聞き違えキンタロス起動。

キンタロス、何でマネージャーの言葉ばかり聞いていますか。

キンタロスの憑依してしまった良太郎に、マネージャーが怪しい人がいないか質問。
怪しい人は舞台の下に居るとして、舞台の足場をひっくり返して回るキンタロス良太郎。
花道の両脇にフットライトとか設置していないので作業は簡単です。

しかし事前にアナウンスをしなかった為、
舞台を壊すキンタロス良太郎を見た観客は
悲鳴を上げてホールから逃げ出してしまいます。

舞台の下のネズミを見つけ、やっぱりおっただろ?と得意げに話すキンタロス良太郎。
少女はそんなキンタロス良太郎に感心しています。
ジュニア扱いを嫌がっていますが、大人の判断力は持っていません。



 車の運転をしながら、ショーが滅茶苦茶になったと良太郎を批難しているマネージャー。
手を怪我しているのにハンドル握らないで下さい。
ちょっと怖いです。

あと、プレゼントを投げ入れられている時点で既にショー滅茶苦茶です。
しかもむさいおっさんが出て来て追い討ちです。

少女が自分の為にした事だからと良太郎をフォロー。
マネージャーは怒りながらも聞き入れたのか、
次の現場では大人しくするようにと良太郎に釘を刺します。

ていうか良太郎を連れて行くのですかマネージャー。
少女の言う事を聞きすぎではありませんか。



 次の現場は屋内での写真撮影のようで
少女はソファに座りジュースを持たされ、
周囲にはシャボン玉が飛ばされています。

シャボン玉がジュースに入ったら飲めなくなりそうですが
撮影用なので終わったら捨てる物なのでしょう。

少女が働きづめで両親は心配しないのか気にする良太郎。
ハナちゃんは少女が事務所の社長の家で暮らしていると良太郎に教え、
少女の仕事振りを見て「本当にモデルさんて感じね」とコメント。

ハナちゃん、いつの間に少女の情報を仕入れましたか。


その時、突然スタジオの照明が切れてしまいます。
デンライナーのモモタロスは怪人の気配をキャッチ。
そして少女の悲鳴が聞こえてきます。

少女の服には墨のような黒いシミがベッタリと付いておりました。
スタジオから飛び出す影を二手に分かれて追い駆ける良太郎とハナちゃん。

怪人の気配が有るのに変身せずに行く良太郎と
普通に追い駆けるハナちゃんの警戒心が心配です。


しかし良太郎が捕まえたのは、イカ(タコ)怪人の類ではなく
少女と同じぐらいの年の女の子。
手には墨汁の詰まった水鉄砲を持っています。
ただ、暗視ゴーグルは見当たりません。

勘で少女に接近したのか、
水鉄砲の射的距離がえらい長くて
暗くなる前に狙いを付けていたかどちらかでしょう。

それにしても、電気をつけずに逃走するべきだったのではないでしょうか。


犯人の女の子は少女のライバルとされるモデルだそうで、
自分がパリコレに出る筈だったと開き直っています。
日本人枠でもあるのですかパリコレ。

マネージャーは怒って犯人の女の子を連れてどっか行きました。
鮫の餌にでもするのでしょうか。

マネージャーが出て行くと、
先程ショーを見ていた蔦怪人が天井から降りてきます。

マネージャーが居なくなるのを見計らっていたのでしょうか、
確かにあれだけ投げても死なないのですから
敵に回すと厄介な相手です。

少女に襲い掛かる怪人に、モモタロス良太郎がタックルをして少女を守ります。
「鼻くそ女、かすみを連れて行け。」と
モモタロス良太郎は少女の名前をちゃんと覚えているようです。

ハナちゃんはそれを殴ってから少女を連れて行きます。
体が良太郎な訳ですが、今回は気にしないようです。

変身しないまま戦うモモタロス良太郎。
相手が蔦を伸ばして攻撃して来た為、ベルトを出して電王に変身しようとしますが
敵に逃げられてしまい不完全燃焼でモモタロスは帰って行きました。
少し敵を追い駆けるとかした方が良いと思います。



 モモタロスに放って置かれた形のハナちゃんと少女ですが
控え室に無事に戻っています。
そして机の上にかすみ草の花束があるのを見て、
控え室に入ってきた良太郎に
「やっぱりあなたがかすみ草の人だったのね、これあなたでしょ?」
と声をかけます。

良太郎はそれを否定。
というか、ここに来るまで一緒の車に乗っていたので
花を買う機会も無かった気がします。

良太郎に否定されて悲しそうな顔をする少女。
ハナちゃんに「かすみ草の人」がどんな人か聞かれ、
仕事に疲れていたり迷っている時に
人知れずかすみ草を届けてくれた人だと答えます。

多少スケールダウンしていますが
元ネタのまんまです。

少女はちゃんとお礼を言いたくて
かすみ草の人を探していたそうです。

それだけ少女の事を見てくれている人なら
お父さんではないのかと聞く良太郎。
お母さんがいるとかいないとかの話はしましたでしょうか。

少女は急に険しい顔になり、良太郎の発言を否定。
家庭環境に問題がありそうですが、
一般人である良太郎達の前でそれを匂わせて良いのでしょうか。



 何か別の現場みたいな所にまだついて来ている良太郎とハナちゃん。
怪人の契約者が少女のライバルではないか、犯人は近くにいるのではないか
などと話しています。

それにしても、怪人に襲われても仕事続行の少女、
かなり度胸あります。
普通PTSDになりましたとかでお休みしませんか。


ハナちゃんは外で携帯をかけているマネージャーを見つけ、
少女を憎んでいる人がいないか聞きます。

ところでマネージャー、頭の包帯がもう取れて
ガーゼ貼っているだけになっています。
治るの早いです。
本当に底が知れません。

「その人が怪物にかすみちゃんを襲わせている可能性があるの。」
と質問の理由を話すハナちゃん。

マネージャーは怪人と鉢合せしていないのですが、
「いやあ、特に心当たりは。」
と普通に受け答えします。

怪物に襲われるのがポピュラーな事のようです。

少女に見つからないように部屋から離れて話していましたが
気付かれたようで、少女は自分の父親が自分を憎んでいると話します。

父親と二人暮しだったのが、突然理由もなく家を追い出され
以降会っていないそうです。
それ実刑モノではありませんか?

しかし少女はトップモデルの自分に親は必要ないと強がって戻って行きます。


食堂車でやり取りを聞いていた怪人達。
モモタロスは少女を可愛くないと言いますが、
ウラタロスはああいう子もなかなか、と守備範囲の広さをアピール。

キンタロスは懐紙を取り出して「泣けるでぇ」と言っています。
実際少女も陰で泣いているようです。
「心の涙はコレでは拭かれへん。」と懐紙を丸め、良太郎に取り付きました。

ナオミちゃんは怪人達が何の話をしているのか分からないと思われますので
会話に参加できません。
誰か実況した方が良い気がします。



 キンタロス良太郎は仕事に戻ろうとする少女を止めて、
「かすみ、親父さんとの事は俺が引き受けたで。
 わかっとる。皆まで言うな。親父さんと仲直りや。」
と唐突に宣言。

少女は勝手な事をしないでとキンタロス良太郎に注意をして
仕事に戻っていきました。

少女を見送って戻っていくキンタロス。
良太郎もキンタロスの行動が読めずに困惑しているようです。

ただ、少女がキンタロスの所為で怒りモードに入って
しばらくは泣かずに済みそうなので、それは良かった点な気がします。



 またどこかに電話をかけているマネージャー。
場所を教えているようです。
ハナちゃんが携帯を引っ手繰り、もしもしと言うと
通話は切れてしまいます。

誰に少女の仕事先を教えていたのかと
マネージャーを問い詰めるハナちゃん。
携帯の着信または発信履歴は見ません。

「怪物の契約者かも知れないのよ!もしかしてかすみちゃんのお父さん?」
と聞かれ、慌てて否定するマネージャー。
ハナちゃんにネクタイを捕まれても
「言えないんだ、そう言う約束なんだ。」と口を割りません。

もっとも、あれだけ投げられても生きている人ですので
普通の人ならチビるような脅しでも大して怖くないのでしょう。



 撮影がひと段落したスタジオに蔦怪人出現。
良太郎達も現場に丁度到着し、ハナちゃんは少女を物陰に隠れさせ、
良太郎は電王に変身。

「出番が少なくて、俺のイライラはクライマックスだぜ!」と
怪人に頭突きしたり、その辺の物を投げつけたり
格好良く戦わずとも結構楽しそうな電王ソードフォーム。

しかし怪人の「亡き者にしてやるわ。」の台詞を聞いて
慌てて怪人に注意する電王ソードフォーム。

既にキンタロスの出現ワードを把握しているようです。
次から叩き起こす時にその単語を利用してください。

そして案の定キンタロスが来て、モモタロスを追い出してしまいます。

懐紙を降らせてアックスフォームに変身した電王は
「俺の強さにお前が泣いた。涙はそれで拭いとけ。」と名乗を上げます。

蔦怪人は鎌みたいな武器で懐紙を切り落とし、「己の涙でも拭くが良い。」と
普通に掛け合いを試みています。

電王の存在については他の怪人達にかなり知られているようですが
フォームチェンジももう驚かれないようです。
結構情報の伝達が早いです。


一方、ハナちゃんはスタジオから出て行く人から砂が落ちているのを発見、
その人を追い駆けて行きます。
少女も安全の為かハナちゃんに付いて行きます。
振り返ったその人物を見て、「お父さん!」と驚く少女。

電王アックスフォームはその言葉に気付いて振り返り、
敵の攻撃を食らって壁を突き破り外に放り出されます。

ドアから出ようとするハナちゃんと少女ですが、
今しがた「お父さん」が出て行った気がしますが
ドアが開きません。
外から施錠されたのでしょうか。
カギ持っていますかお父さん。

2人を攻撃しようとする怪人ですが、電王アックスフォームが戻ってきて怪人を攻撃。
怪人を外に連れ出し攻撃を次々に出しますが、
それが段々当たらなくなってきます。

怪人は電王アックスフォームの攻撃を見切ったと言って
斧をかわしてアックスフォームに攻撃。
しかしその攻撃は電王アックスフォームに受け止められ、カウンターを食らってしまいます。
わざと見切らせて裏をかいたと言う電王アックスフォーム。

そしてチャージをして必殺技を出しそうになりますが
何か思う所が有るようで、技を出すのを止めて
怪人を逃がしてしまいます。

それは良いですがハナちゃん達の安全は確保して欲しいものです。


仕事中必ずトラブルの発生するモデルが
注目を集めて時の人となるか、それとも面倒なので敬遠されるのか
気になりながら次回に続きます。