第49話


 敵の侵入を許してしまったデカベース。
メカニックの女性の部屋にもシャッターを破って強い戦闘員が来てしまいました。
あのシャッターはもしたしたらやや強い戦闘員までだったら防げる強度があったのかも知れません。

バズーカ犬が強い戦闘員に飛び掛りますが、一撃でダウンしものの役に立ちません。
メカニックの女性は変身して応戦しようとしますが、変身前に攻撃を食らいこちらもダウン。
しかしダウン寸前に端末のキーをコッソリ押す事に成功したようです。
ただモニタには色々表示されているので、何をしたかは丸分かりな感じがしなくもないです。


 一方犬責任者の方は廊下を小走り気味に敵を倒しながら進んでいます。
何故か変身していないで戦っている犬責任者。
そして進んだ先には戦闘員売り宇宙人が待ち構えています。
「もうお疲れかね、ドギー・クルーガー。」とか言われています。
やっぱり弱めの戦闘員相手でも変身していった方が良かったです。

デカベースの構造について語る戦闘員売り宇宙人。外壁の合金の硬度を誉めてたりします。
犬責任者に拠れば合金の事は機密事項らしいのですが、
1話に出てきたアナザーアギトみたいな宇宙人が情報を持ち帰っていたりしたのだそうです。
あと、外壁なので外から削って持って帰れば良いだけの話な気もします。

戦闘員売り宇宙人は特に最初からデカベース乗っ取りを企てていた訳ではなく、
宇宙警察によって損失がかさんで来た為に今回の計画を立てたそうです。
しかし宇宙警察のお陰でマッスルギアなど商品が増えてもいるので
取引不成立とデリートによる代金回収不能の損失も、ある程度補填できていそうです。
「儲けられるかも知れなかったのに出来なかった」という事まで損失に計上しているのでしょうか。
兎に角口頭による自主申告の損失額はあまり当てに出来ません。
損益計算書や貸借対照表やキャッシュフロー計算書やらを見てみたいです。

あと、今回の計画を「キャンペーン」と呼んだりしている所を見ると、
損失に対する報復というより、犯罪の発生率を上げるのが狙いかも知れません。
現在多分シェアを占有している状況ですので、
価格を維持して売上増を考えるならパイそのものを増やすしかありません。
値上げに走らないあたりが顧客第一主義です。


 戦闘員売り宇宙人を攻撃しようとする犬責任者ですが、
ハイパーマッスルギアで姿を隠していた4名ほどの海の生き物っぽい宇宙人に妨害されます。
戦闘員売り宇宙人はその場から先に進んでしまいます。

犬責任者は変身して4人の宇宙人達と戦闘になります。
4人相手でも互角以上の強さを見せる犬責任者ですが、メカニックの女性を人質に取られてしまいます。
建物の吹き抜けから落とされるメカニックの女性をジャンプして受け止める犬責任者ですが、
その際背後から敵の攻撃を受けてしまいます。
犬責任者はメカニックの女性を脱出口に押し込み、敵の攻撃を食らいながらも入り口を閉めたりまでしています。
しかしこの脱出口、外からでないと入り口を閉められませんか。
開けっ放しになるのが通常の使用方法でしょうか。
どう言う状況を想定して作られているのか不明です。
ともあれ、メカニックの女性はデカベースから外部に小さいロケットみたいなので出て行けたようです。
ただ気絶したままなので着地とか正直不安です。


 取り付き宇宙人をデリートしたデカレンジャーは遅ればせながらデカベースに向かいます。
しかし巨大メカがデカレンジャーロボとデカバイクロボに戦いを仕掛け、デカベースに入れません。
この巨大メカも性能が高いらしく、デカレンジャーロボのジャジメントソードが折られたりしています。
折れた刃先がその辺のビルとかにブッ刺さっていないか心配です。

そして犬責任者もディーソードべガを階下に弾き落とされてしまいます。
地球署は吹き抜けが多いので頭上注意です。
そして2人の宇宙人に両脇から押さえられ、3人目の宇宙人の攻撃をくらい
壁とか破って吹っ飛ばされ変身解除。
犬責任者を押さえていた宇宙人ですが、彼らもきっと手を離すのが遅れれば一緒に吹っ飛んだ可能性が高いです。


 デカベースを目前にしながらも、巨大メカの攻撃で勧めないデカレンジャーロボとデカバイクロボ。
2体並んでいるので敵も攻撃しやすそうです。
その時デカベースが起動しデカレンジャーロボやデカバイクロボを攻撃してくる為、
動かしているのが犬責任者でない事が分かります。

そして戦闘員売り宇宙人から通信が入り、デカベースが戦闘員売り宇宙人の手に落ちた事と
犬責任者が倒された事がデカレンジャー達に知らされます。
ていうか相変わらず説明好きです戦闘員売り宇宙人。
別に報告する義務とか無いような気がします。
そしてデカベースをロボに変形させ(初めて触る人でも簡単に操作出来るのは証明済みです)、
あちこち攻撃に行くと宣言する戦闘員売り宇宙人。
細かい報告も漏らさないです。

そしてデカレンジャーロボはデカベースロボを追おうとするものの、
巨大メカの攻撃で木っ端微塵。
正月商戦が過ぎた事を思い知らされます。

ところでデカベースロボに変形の際、戦闘員売り宇宙人は館内に退避勧告を出さなかったですが
戦闘員達とかひっくり返っていないでしょうか。


 デカレンジャーロボは駄目でしたが、乗っていたデカレンジャーは何とか無事だったようです。
周囲は瓦礫だらけですが、何故か人1人通れるほどのスペースが全然散らかっていないので
問題なくデカレンジャー達に駆け寄る白。
デカベースロボと中のデカウイングロボが奪われたと思われ、
デカレンジャーロボが壊れて戦力があらかた削げた絶望感が漂う中、
イエローは犬責任者への通信を試みます。

そして犬責任者と連絡が取れますが、犬責任者は体が動かないらしく自分の事は忘れろとか言っています。
そしてデカレンジャー達に何か伝えようとしますが、力尽きてしまいました。
パニクるデカレンジャー達を一喝した時に体力の殆どを使い切ってしまったのでしょうか。


 デカレンジャー達に続けざまに鳥長官から連絡が入ります。
遅ればせながら戦闘員売り宇宙人の正体が判明したとの事です。
戦闘員売り宇宙人は七つの銀河にわたる惑星間戦争を発生さ
せ第十二銀河を消滅させたそうです。
きっとこれも1人でやったのでしょう。

自分たちの力でデカベースを取り戻すと言うレッドですが、鳥長官に拠れば宇宙警察各惑星の主力部隊が結集しデカベースロボを破壊する事が決まっているそうです。
他の惑星の治安が悪化しそうです。

それでは中に残されている犬責任者や多分職員らが一緒に犠牲になると抗議するデカレンジャー。
ちなみに主力部隊到着まであと2時間だそうですが、
近い星の部隊と遠い星の部隊も同時に到着でしょうか。待ち合わせとかしていますか。


 そしてデカレンジャー達に無茶をして命を落とす事の無い様釘を刺す鳥長官。
しかしデカレンジャー達は犬責任者に選ばれた刑事だと奮起。
その定義だと白がちょっと可哀想ですがこの際無視です。


 グリーンの考えでデカベースの地下に向かうデカレンジャー。
どうやら地下は無事のようで、しかもいつもはデカベース内にあるパトウイングが格納されていました。
メカニックの女性がパトウイングをこちらに移しているだろうという読みだったようです。
ところで地下格納庫からパトウイングを飛ばす手段があるという事は、
何らかの原因でデカベースが居ないケースを想定してあったと言う事でしょうか
設備投資し過ぎです。
そしてデカベース自体は外部から簡単に侵入されたりで設計理念の整合が取れていません。


 街を破壊するデカベースロボの前にデカバイクロボとデカウイングロボが到着。
戦闘員売り宇宙人はデカウイングロボが隠されていたのを初めて知ったようで、
どうやらあの強い戦闘員はメカニックの女性が何をしたのか理解できなかったか
単に報告をサボったかしてしまったようです。
そう言えばあの部屋にはバズーカ犬が居ましたので、サボり癖が伝染したのかも知れません。

2体のロボ出現に、巨大メカを向かわせる戦闘員売り宇宙人。
白は同じ手は二度と食わないと発言、デカバイクロボが巨大メカの攻撃を避けソードトルネードを繰り出します。
そして間髪を居れずデカウイングロボが巨大メカにキックを連続で重力ちょっと無視で食らわせ、
そのままデカウイングキャノンに変形、デカバイクロボに支えられ巨大メカを
その後ろの何の罪も無いビルもろともゼロ距離射撃。

デカレンジャーの所業に腹を立てた戦闘員売りの宇宙人、その辺で適当に飛んでいるデカウイングロボを撃ち落そうとしますが、その隙にデカバイクロボがデカベースロボに接近。
しかもデカウイングロボはどうやらスワットモードでも何でもない白1人が乗っていたらしく、
デカバイクロボ内のデカレンジャーがデカベースロボに侵入。

デカバイクロボの動きと白の技名シャウトが見事にシンクロしていたので皆騙されてしまいました。
あとデカレンジャー、スワットモードの時は建物に侵入する際に
壁を壊して直線コースを進むのが通常ですが、
今回は自分たちの持ち物なのでちゃんと出入り口から入ります。

戦闘員達を軽く蹴散らしながら操縦室まで来るデカレンジャー、戦闘員売り宇宙人にディーリボルバーを向け観念するよう言いますが、
戦闘員売り宇宙人が手元のスイッチを押すと
何とデカレンジャー達の変身は解除させられてしまいます。
デカレンジャーの変身システムの制御もデカベースで出来るみたいですが
ボタンの割り当てが何かうっかり押しそうな場所で今迄よく事故が無かったと感心します。

あと、さっきまでの戦闘でこれをやっていても良かったかなって気もします。
1人無駄死にしました。

そしてハイパーマッスルギアを着た3人の宇宙人の攻撃を受けるデカレンジャー。
報告好きの戦闘員売り宇宙人は、地球に向かっている宇宙警察の主力部隊についても
一斉攻撃システムの罠を仕掛けてあると告げます。

衝撃を受けるデカレンジャー達、そして窓の外にはデカウイングロボが攻撃に晒されており、
中の白も変身解除とかしているようです。
しかし宇宙人3人と戦闘員売り宇宙人が操縦室を出ている状態で
誰がデカウイングロボを攻撃しているのか気になります。
やはり戦闘員でしょうか。
今迄彼らが操縦室にいたのは自らを囮とする為だったのでしょうか。

それはともかく、主力部隊によるデカベースロボ爆破の危険は無くなり、
犬責任者らの生存に関して少し希望が出てきた所で続きます。