第19話


 白昼堂々巨大メカで燃料プラントに出現し、燃料を強奪している宇宙人。
何かもうデカレンジャーロボが来ていて戦闘状態になっています。
周囲は景気良く燃えそうな物ばかりですが、気にしてはいけません。
既に燃料を強奪し目的を果たしているらしい宇宙人は
デカレンジャーロボにビーム攻撃を行い逃走を試みます。

イエロー「敵も然る者。」
ピンク「本当に去っちゃうよ。」
グリーン「その去るじゃないけど。」
レッド「ムッキー!」
ブルー「あの方角は!」

レッド、割と捨て身でしたが突っ込んでもらえませんでした。

ブルーの要請でデカベースはロボに変形、巨大メカ(燃料マンタン)にミサイルを撃ちこみます。
巨大メカはビル街に墜落し大爆発。
乗っていた宇宙人は脱出し、デカベースロボに腹を立てつつも、そのデカベースロボを使ってみたいと考えます。
運試しだ、と宇宙人、コインを投げて表面が出た事を確認し運が向いていると判断。
見た目が怖い感じの宇宙人ですが、ファンシーな一面があるようです。

そこに駆けつけるデカレンジャー。
宇宙人はデカレンジャーに逮捕され、デカベースに連行されます。
何故かブルー1人が宇宙人を連れて行き、あとの4人は先に帰ってしまいます。
宇宙人は手錠をかけられているものの、爪と一体化したような指が大変長いため、
ブルーの頭部を掴みます。
役に立たない手錠です。
そして自分の額をブルーの額にゴッツンコと合わせて、お互いの「魂を入れ替え」ます。
宇宙人の極めた秘密の技なのだそうです。
この宇宙人、魂がどうとかと言う発想もちょっとファンシーです。
しかも実際習得できるまで練習していた訳ですので、怖いとすら思います。

以前ペンダントのようなものを本か何かにかざして
一心不乱にダウジングしている女性を見た事があるのですが、それに近いです。

宇宙人はブルーの首についた翻訳装置を破壊。
宇宙語=ほぼ日本語ですので、翻訳と言うよりは音域の調整とかそんな機能のものでしょう。
これでブルーは地球人と意思の疎通が出来なくなります。
筆談も多分禁止です。

デカレンジャーに変身した宇宙人はブルーを牢に入れ、コインを投げて運が向いている事を再確認し、
コントロールルームを探してベース内を探索します。
立ち入り禁止区域に入る宇宙人ですが、そこはピンクが使用中の浴室でした。
宇宙人、運が向きすぎです。


 牢に入っていたブルーは、脱出が必要と考え、鉄格子の隙間から指を出してキーロックを操作し解除します。
役に立たない鍵です。
普段デリートばかりして逮捕がレアケースなので、このようなお粗末なシステムで運営されているのでしょう。

脱獄したブルーを探しに出動するデカレンジャー。
ブルーになりすました宇宙人はこの間もコントロールルーム探しをしはじめます。
一人になった宇宙人に襲い掛かるブルー。
額をつけて入れ替わり状態から元に戻ろうと試みますが、駆けつけたデカレンジャーに阻止されます。
イエローに触れてテレパシーで心を読み取ってもらおうとするブルーですが、これも阻止されます。
あと、イエローはテレパシー以外にも色々な宇宙語を習得しているのですが、
運が悪い事に今回の宇宙人の言葉は分からないようです。
仕方なく逃走するブルーと、それを追うデカレンジャー。
宇宙人はやはりデカレンジャーと別行動でコントロールルームを探しに行きます。

宇宙人はコントロールルームを見つけ、宇宙人を警戒するバズーカ犬を撃った後、メカニックの女性を気絶させます。
ところでバズーカ犬、撃たれただけでダウンするのでは困ります。
必殺武器としての自覚が足りません。
しかしメカニックの女性は密かに緊急ボタンを押しており、犬責任者が駆けつけてきます。

宇宙人をブルーで無いと気付いた犬責任者、変身して宇宙人と戦いますが、
宇宙人が使っているのはブルーの体なので、斬ったらブルーが元に戻れなくなると脅され攻撃を断念。
犬責任者は宇宙人の攻撃で、建物の吹き抜け部分を落下してしまいます。
何だか色んな場所から犬責任者が落ちている様子が観測されそうです。


 宇宙人と入れ替わっている状態に困っているブルー。
ブルーは宇宙人の目的がデカベースロボのっとりだと気付き、デカベースに向かいます。
たまたまデカレンジャー達と出くわしますが、デカレンジャーの攻撃を無視してデカベースに入ります。

その直後、デカベースが宇宙人の仕業でロボに変形。
デカベースロボは1人でも起動させられる事が判明しました。
あと、中の職員達がアナウンス無しの変形に慌てていましたが、
トイレに行っていた人とかいたら、ウン運が悪いというか飛散悲惨です。


 ビルに向けてボルカニックバスターを撃つ体制に入るデカベースロボ。
デカベースロボ、初めてでも直感的に動かせる初心者に優しい簡単操作です。

しかしブルーが宇宙人を阻止。
ブルーによってデカベースから外に叩き出される宇宙人。
ブルーは元に戻れなくなると脅されても屈せずに宇宙人を追い詰めます。
そこにデカレンジャー登場。ブルーの足元に威嚇射撃をし、宇宙人の元に駆けつけます。
宇宙人は形勢逆転と喜び、デカレンジャー達にブルーを攻撃する事を促しますが、
デカレンジャー達は逆に宇宙人を拘束。
ブルーは宇宙人を額を合わせて入れ替わり状態から元に戻ります。

ところで入れ替わり能力は宇宙人のもので、
いままで色々な相手と入れ替わっていて元が何だったか本人すら忘れていたと自己申告していたのですが、
入れ替わり能力の発動条件が不明です。
今回ブルーが入れ替わろうとしていて、宇宙人の方は嫌そうだったのですが、
入れ替わり能力が宇宙人の方に属しているのであれば、
嫌だろうが何だろうが額を合わせただけで入れ替わってしまうので、
うっかり思わぬものと入れ替わったりとかのハプニングが期待されます。
顔ダニとか。

ブルーが元に戻った事を確認してから、宇宙人を蹴飛ばすレッド。
ちなみに宇宙人、ややボーっとしていました。
デカレンジャー達は自力で宇宙人とブルーが入れ替わっている事に気付いたようです。
犬責任者から連絡が行った訳では無いようです。
そしてデカレンジャー達に合流するバズーカ犬と犬責任者。
バズーカ犬が普通に動いていると言う事は、メカニックの女性も大丈夫だったのでしょう。
そして戦闘開始。サクッと宇宙人をバズーカで倒しました。
犬責任者はバズーカを撃つ時は後ろで見守っているだけのようですので、
早く全員参加型の新しい必殺技が欲しい所です。


 デカベース内で、見られた相手が本当のブルーではなかったと言って喜んでいるピンク。
見た奴は始末済みなので安心と言ったところでしょう。
どうやらピンク的には風呂を覗く奴はデリート対象かも知れません。
あの宇宙人は入れ替わり状態から戻らなくても、それなりに抹殺されていたでしょう。