第44話



 メカニックからお年玉を貰っているボウケンジャー達。
中身は5円玉が入っているだけで、ブラックあたりが愕然としています。
メカニック曰く「プレシャスにご縁が有りますように。」だそうです。

駄洒落及び験担ぎは結構ですが、祝儀袋の方が高い気がします。


ボウケンジャー達が御屠蘇気分なのとは対照的に、
もう仕事してるっぽい忍者達。
男忍者はボウケンジャーの所為で取引が失敗続きだとして 
首領に「仙人峡」に封じてある力の使用を提案しています。

提案は却下されますが、男忍者は既に作戦を開始しているそうで
わざわざ上と話をする必要があったのかは不明です。



 御節を食べながら年賀状を確認しているボウケンジャー。
立食スタイルというのが落ち着かない気がしますが、皆さんあまり気にしていないようです。
年賀状を確認していたイエローは温泉の無料招待券が当たったとして喜びます。
応募したのかよく覚えていないそうですが、皆で行こうと張り切っています。
ピンクあたりから有事の際の懸念が出たため、
ジャンケンで勝った3人だけが温泉に行く事に。

一方男忍者は女忍者を連れて塚が置かれている場所に来ています。
男忍者に拠れば、12年に一度この山に三つに分かれた月が昇るそうで
その時に仙人峡にいる者は死に絶えるのだそうです。

曇りや雨の日は順延でしょうか。

男忍者はボウケンジャーを誘い込む手立ては打ってあるとして
塚を刀で切り、中に入っていた鳥の人形みたいなのを露出させます。

すると屋敷に残っていた首領が苦しみ出し、塚の異変を察知。
塚に向かおうと飛び出しますが、家の天井に激突して負傷。
こんな時に翼を傷つけてしまい悔やむ首領。
忍法の力もかなり抜けているようですので
手伝わせる為の適当なツクモガミも作れないのでしょう。

しかし天井にぶつかったのに頭でなく翼の怪我で済んでいるあたりは流石です。



 ジャンケンに勝ったイエローとブルーとシルバーの3人は仙人峡に到着していました。
その頃、基地ではメカニックが封筒に使われている墨の成分を分析し、
忍者の御札の物と同一である事を突き止めていました。

いきなり女子高生のハザードレベルを測るピンクもそうですが
メカニックも変な物を調べます。

手紙が敵の罠と知り、イエロー達が危ないと考えるボウケンジャー達。

罠を仕掛ける作業は男忍者が単独でしていたと思われます。
何で手紙をイエロー宛にしたのか、イエローの住所を把握しているのかについては
あまり考えたくありません。

あと、結構ちゃんとしたパンフレットになっていましたが
普段デザインの内職でもしているのでしょうか。


シルバーを先頭に山に入るイエロー達。
地図の通りに移動しているようですが、道が無くなり不安になってきています。
その時、近くの茂みが動き、熊でもいるのではないかと警戒するボウケンジャー達。
そこから忍者の首領が少し飛んで落ちました。

どうも移動に苦労しているようで、歩いて行った方がまだ良い感じです。

イエローは首領を単なる鳥と思い、怪我の手当てをしようと拾い上げます。
首領はイエローが利用できるかも知れないと考え、
忍法で自分とイエローの姿を隠してしまいました。

イエローの姿が消えたのに気付き慌てるシルバーとブルー。
一方、イエローはマイペースに鳥の怪我の手当てをしてから、
皆とはぐれた事を気にし出します。

アクセルラーでは通信出来ませんか。
「かたじけないのう娘御。儂じゃ儂じゃ。」と声をかける首領。
イエローはその声に驚き、「鷲だったの!?」と聞き返した為
首領は後ろに倒れてしまいます。

翼の怪我より今のコケかたの方が余程ダメージが大きそうですが
首領は立ち直って自分がフクロウだと言って誤解を解きます。

首領はイエローに、仙人峡の頂上まで連れて行って欲しいと頼みます。
イエローはこれを快諾。
仲間と連絡を取る事とかかなり忘れていそうです。

一方イエローを心配して探しているブルーとシルバーは同じ場所を歩いている事に気付き異常を感じています。
またイエロー達を追って山に来たレッド達も女忍者を発見していました。

ところでレッド達もイエロー達のグループと連絡取って無いですか。



 首領を持って山を歩いているイエロー。
イエローは首領の傷を気遣い、近くに温泉があるから後で入ろうと誘います。
この娘、何て単純なんだと言いつつ、
イエローと一緒に入浴する図を想像してホワワンとしている首領は複雑すぎます。


レッド達に見つかってしまった女忍者ですが、今日は戦わないのだそうで
木を飛び移ったりして逃走しています。
しかし前に偶然いたシルバーとブルーに気付かなかったようで、
着地してからしまったな感じになっています。

うっかりボウケンジャーに囲まれてしまった女忍者ですが、
白い衣装の人から貰った石を持ち歩いていたようで
石を戦闘員に変えてボウケンジャー達と戦わせます。

戦闘員と戦いながらレッドに事情を聞いているブルー。
やはり連絡をとっていなかったようです。

そして戦闘員を使って戦闘から離脱したかに思えた女忍者ですが
しっかりピンクと戦う羽目に。
一応押してはいるようですが、当初の目的は果たせていません。
もう少し戦闘員を多めに用意したかったです。



 首領を抱かかえながら山頂に到着するイエロー。
山頂には塚があり、随分目立つ場所に封印したものです。

倒された塚を台の上に立てて
御札を貼って欲しいと頼む首領。

イエロー、これも快諾しますが、それ力仕事です。
断ってよいです。
あと、首領、イエローを拾わず1人でこの場所に到着した場合
どうやって塚を直す気だったのでしょうか。
絶好調状態でも駄目な気がしなくも無いです。


首領を降ろして、塚に向かうイエローですが、
そこに何処からか謎の攻撃があり、
男忍者が塚の前に現れます。

刀を抜き斬りかかって来る男忍者ですが
イエローは襲ってくる刀にアクセルラーを滑らせて変身。
刀を使う相手にサバイブレードで応戦します。
サバイバスターで狙撃とかしません。

その所為か、敵の攻撃に転がってしまうイエロー。
すると首領が忍法で自分の分身を大量に作り
男忍者にたからせます。
その隙にイエローに塚を元通りにするよう指示を出す首領。
しかし男忍者が手裏剣を投げて首領本体の横腹に刺さった為
首領の術が解けてしまい、
手の空いた男忍者はイエローを鎖で縛り上げてしまいます。


鎖に引っ張られて倒れたイエローは変身解除。
続いて首領も鎖で縛られてしまいます。

「傷さえなければお前に遅れは取らぬものを。」と悔しがる首領ですが
その前に忍法の力が抜けてくとか言っていたような気がしますので
その辺も言い訳に含めていいかと思います。

男忍者は一緒に月の出を待ちましょうと首領に言っていますが、
この寒い中に山頂で夜まで待つのですか。
テントぐらい用意しないと凍死しそうです。


再度ボウケンジャーに囲まれ直されていた女忍者ですが、
今度は煙球を使って逃走。
しかし遠くまで逃げる前にボウケンジャー達に見つかり、追いかけられています。
煙球使って姿を消しきれない忍者を見るのは初めてかもしれません。
しかし忍者といえどもテレポートとか出来るはずも無いのでリアルっちゃリアルです。



 木の棒を2本立てて、イエローと首領をそれぞれ縛り付けたらしい男忍者。
男忍者はあと15分で三体月が出て
塚から溢れる力で仙人峡にいる人間は全て死ぬと説明しています。

先ほどの戦いから今の時点まで、男忍者は色々な説明とかして
間を持たせていたのでしょうか。

あと、忍者は逃げなくて大丈夫なのでしょうか、15分で下山とか厳しめです。

そして首領を鳥さん呼ばわりするイエローに、
その鳥が忍者の統領だと教える男忍者。
「えっ、そんな。」と驚くイエローですが
敵が身分を隠して接近していた事にショックを受けたのか
忍者達が鳥の手下だった事に人間の尊厳が踏みにじられたのかは不明です。

しかし首領に拠れば、仙人峡を破滅させようとした魔の鳥を
首領が秘術で自分自身を魔鳥と融合させ、
魔の力のみを塚の中の宝玉に封じ込めたそうで、
どうやら元々は人間だったようです。

ちなみに魔の力を解き放てば首領の体が魔鳥に戻り
世界を滅び尽くすまで暴れ続けるそうです。

もしかしてこの人、昔地球を救った訳ですか。

首領が危険を訴えて封印塚を元に戻すように男忍者に命じますが、
男忍者は後ろを向いて無駄に顔の装甲を開いて、笑いながら
世界を滅ぼす姿を見てみたいと言って首領に逆らいます。


そこに女忍者がボウケンジャーに追われて泣きながら到着。
レッドとブラックに助けを求めるイエローの声を聞き、振り返った女忍者は
首領も縛られているのに気付き、男忍者に説明を求めますが
すぐに分かるといってスルーされます。

首領を縛っておくのは後で魔鳥の力を利用するのに必要なのかも知れませんが
イエローは趣味で縛生かしておく必要ない気がします。

それにしてもイエローの縛られ率が高くないですか。

忍者とボウケンジャーが戦っている間に、三体月が出てしまいます。
すると首領は苦しみ出し、ごつい感じの姿になって巨大化。
ちなみにイエローが2メートルもしないぐらい横にいましたが、
運良く踏まれずに済んだようです。

首領の口から吐き出された炎の玉が近くにあたり
吹っ飛ぶボウケンジャーと忍者達。
男忍者の予想よりも魔鳥の力が強かったようです。

レッドは持ちロボのショボいシルバーにイエロー救出を命じ、
残りはダイボイジャーを呼び出してロボ戦に。

イエローの救出はブラックに割り当ててやらないと
色々と可哀相な気もします。



 登場したは良いものの、
魔鳥の羽ばたきで起きる風で前に進む事もままならないダイボイジャー。
敵のキックで倒れた所を、頭突きだかくちばして突付いているのか良く分からない攻撃を食らいます。
立ち直って一斉砲撃に転じるダイボイジャーですが、
弾を跳ね返されてしまい良くない感じです。

敵のハザードレベルも600と、かなり厄介な様子です。
あと、こんな時にも計測を怠らない設計なあたり
ダイボイジャーが本当に別チーム作成のロボなのか気になる所です。



 スタスタ歩いてお帰りな感じの男忍者を
首領を助けないとと言って引き止める女忍者。
男忍者は女忍者を疎ましく思い、切り捨ててしまいます。

ボウケンジャーの攻撃とか結構くらっても平気な女忍者ですが
男人じゃ相手だと一発でダウンです。
今迄手加減してもらっていたのでしょうか。

一方シルバーは魔鳥の吐く炎に吹っ飛ばされ変身解除しながらも
イエローを救出。
イエローにしがみ付かれた状態で転がるという
ちょっと美味しい状況です。

イエローはシルバーに塚を元に戻すしか魔鳥の力を封印出来ないと伝え、
御札を渡します。

ダイボイジャーの仲間達と苦労を分け合う為か
変身せずに岩を持ち上げようと頑張る2人。

実際雨が降ったりしているので、軍手ぐらいは装備しないと手が滑って危ない気がします。



 何とか塚を元に戻す事に成功するイエローとシルバー。
それと同時に魔鳥はパワーダウンしたようで、ダブルスクリューを貰って爆発。

イエローは首領の心配をしているようですが、
首領の体は運良く女忍者の傍に落ちたようで、
負傷している女忍者が何とか回収して帰っていきました。
持ち運びしやすいサイズなのが幸いした感じです。


基地に戻って疲れているボウケンジャー達。
アイスクリームコーンからの通信が入り、仙人峡が忍者縁の地だと知らされます。
抜け忍になった男忍者がどうなるのか、忍者の組織の動きがどうなるのか気にするボウケンジャー達。

「考えてみると、あの鳥さんも何かやっぱり可哀相。」
とイエロー。
忍者の統領だと知らせてあるのに
尚「鳥さん」扱いなのも可哀相です。


その鳥さんですが、死んではいなかったようで
屋敷で女忍者に「抜け忍には死あるのみ。」と言っています。

女忍者も男忍者にさっき軽く斬られていた訳で
この戦力を使ってどう男忍者を死なすのか
その為の強力な新プレシャスを得るのも面子的にひと苦労な気がしながら
次回に続きます。