第43話




 クリスマスケーキを買って帰っているレッド。
店まで皆に指定されたようで、我侭な奴等だとボヤいています。
それはともかくレッドの癖にパシリですか。
何か弱味でも握られましたか。

そこに突然いわゆるミニスカサンタ衣装の女の子が空から落ちてきます。
レッドが女の子を一瞬受け止めますが、
流れるような動作で女の子を地面に放り出して自分も尻餅。

ここはキャッチしたまま堪えて欲しかったですが
既にパシリになっている点といい、今回のレッドはあまり期待できない感じです。

レッドは女の子の落としたペンダントに気付き拾い上げますが
女の子は慌ててレッドからそれをひったくり「気をつけて!」と言って去ろうとします。

レッドに呼び止められてイヴと名乗る女の子。レッドに泥棒かと聞かれ
「この格好を見りゃ分かるでしょ。サンタクロースなの。」と答えます。
レッドはサンタは白い髭のおじいさんだと指摘しますが
女の子は「若くて綺麗なお姉さんがサンタクロースじゃいけないって言うの」と反論し去っていきます。

煙突登ってナンボなサンタクロースがミニスカート着用な時点で
大変怪しいです。


基地に戻ったレッドですが、女の子が落下してきた時にケーキが潰れてしまった事で
メンバーに責められています。
買い直そうとしたが最後の1個だったといって謝るレッドですが
リクエストとは違う店でもう一台買っても良かった気がします。
無いよりはマシです。
まさか所持金がギリギリでしたか。



 プレゼントを配り終えたらしいサンタの女の子。
打ち上げで盛り上がるかとか言っているところで、お願いの声が聞こえてきます。

女の子が声を辿って行くと、
どこかの民家で「カッコいいロボットの玩具を下さい。」と言っている子供がいました。

今年のトレンドはWiiとDSとリッチならPS3でロボットの需要は少なかったらしく、
女の子の持つプレゼントの在庫にカッコいいロボは無かったようです。
「ま、大丈夫だろう、これがあれば。」と、何か策が有るらしい女の子。

しかし女の子の置いてったプレゼントは
黒いダチョウの卵に顔や手足の生えたような形状の人形で
「何だこりゃ、だせっ。」と子供は落胆しています。
こっちの方がマシかも知れません。


公園のベンチのような所で目を覚ます女の子。
打ち上げがあったのか、周囲にはパーティー帽とか転がっています。

この打ち上げがサンタさんたちによる物でしたら
女の子を野宿状態にしてゴミ放置でちょっと感じ悪いです。

そこに白い衣装の人が出現してプレゼントが欲しいと言って
プレシャスを要求。

ちょっと前まで女の子は寝ていましたから、その時に荷物を持って行けば良い訳で
なぜあと五分早く来れなかったという所です。


ボウケンジャーの基地ではメカニックがケーキを買って帰ってきます。
売れ残りのセールでゲットしたそうですが、一同大喜び。
そんな中、アイスクリームコーンが白い衣装の人の出現が確認されたとして
調査命令を出します。

ケーキに未練のあるイエローもピンクとレッドが連行。
ブラックはさり気なくケーキに乗っている苺をつまみ食いしていきます。
イエローの嗜好は基本的にブラックの影響な感じです。

ちなみにアイスクリームコーンや背景がクリスマス仕様なのですが
プログラムとか無料じゃないと思います。
変な所で経費をかけないで下さい。



 白い戦闘員達追われ助けを求める女の子。
昨日子供の願いを聞きに行った時に見せたような大ジャンプは披露せず
普通に走っている為に取り囲まれてしまったようです。

そこにボウケンジャーが到着。
「あれは昨夜の。」と言うレッドの発言に
シルバーは「えっあの子がミニスカサンタ!」
ブルーは「可愛いじゃないですか。」
とやたら食いついてきます。

あと、ブラックはイエロー一筋なのかノーコメント。
下手をすると脳内でイエローのミニスカサンタ姿とか思い描いていそうです。

ボウケンジャー達は変身して戦闘員達と戦い始め、
女の子はその場を離脱。
レッドは皆に戦闘を任せて女の子を追いかけます。

女の子は安全圏に到着したと思い休みますが、
背後から現れた白い衣装の人にプレゼントの入った袋とペンダントを奪われてしまいます。
レッドが追いついたところで、もうプレシャスは貰ったよと言って姿を消す白い衣装の人。

敵が何を持って行ったのか聞くレッドに
ゴーレムは無事だから大丈夫だと答える女の子。

ゴーレムというプレシャスを持っているので女の子が本当にサンタなのかと考えるレッド。
サンタがゴーレムを持ち歩く必要性については考えません。



 道を歩きながら女の子からプレシャスに付いて情報を貰っているレッド。
昼間にミニスカサンタと歩くのはかなり勇気要ります。

ゴーレムは目覚めたら国を壊滅させるそうです。
しかし制御装置であるペンダントしか取られておらず。
ゴーレムは昨夜男の子にあげたので大丈夫と言う女の子。

レッドが子供の安全を考えていないと女の子を批難すると
女の子が泣き出してしまい
今度は通行人が口々にレッドを批難。

どちらかと言うと見ないフリをしたい光景ですが
皆さん結構人情溢れてる感じです。



 白い衣装の人はどこかのアジトで猫系の人達の死を悼み、
すぐに「泣き真似じゃ」とか言い出し、
世界を手に入れるのは自分だと主張しだします。
ちなみに周囲には戦闘員すら居ません。
激しい独り言です。

ところでクリスマスを地獄に変えるとか言っていますが
サンタやクリスマスの知識をいつ頃得たのでしょうか。
ゴードム文明の頃はまだ無かった筈です。
勉強熱心です。



 レッドは女の子に焼き芋を与えて機嫌を取っています。
地味なチョイスです。しかも半分に割っています。ケチですか。
女の子に「サトリン大好き」と言われて、顔を背けて嫌な表情をしてみせるレッド。
サトリン呼ばわりが嫌なのか、女の子の能天気な態度が嫌なのかは不明です。

ゴーレムをあげた子供の家を教えてもらおうとするレッド。
女の子はうろ覚えなようですが、該当の民家に辿り着きます。
家は留守でしたが、レッドは子供が近くの公園でプレゼントを自慢しているだろうと考えます。

しかし喉が渇いたと訴えだす女の子にレッドは切れかけながら
変な笑顔でジュースを買ってやると約束。

レッド、ブルーに代わってもらった方が良いのではないでしょうか。


他のボウケンジャー達は戦闘員達を無事に倒し、
基地に戻ってレッドを待ちながら先にケーキを食べています。
レッド、パシリにされたり先にケーキ食べられたりで妙に不幸です。
女の子と一緒に行動しているのも
救いだか駄目押しだか分からない状況です。

そんな中、メカニックがケーキ片手にゴーレムの情報を見つけ出します。
16世紀にサンタクロースから送られたゴーレムは
突然暴走し一夜にして王国を滅ぼしたそうです。

サンタクロースの株が大暴落しそうな話ですが
良いのでしょうか。


一方白い衣装の人はサンタの袋に入っていた人形に
ペンダントに書かれている呪文をかけていましたが
何の反応も見られず、それがゴーレムで無い事に気付きます。
ゴーレムは一体どこにあるのだ、と人形に向かって言っている白い衣装の人。
寂しいのですか。



 公園でプレゼントを見せ合っている子供達。
ゴーレムを貰った子はプレゼントがダサいと言って地面に投げつけて見せています。
要らない物でもネタとして利用しているようです。

白い衣装の人の唱えた呪文の影響で、ゴーレムは動き出したようです。
他の子の持って来たラジコンカーの上に乗り、走り出すゴーレム。
子供達は怖がって逃げてしまいます。


レッドと女の子の横を通り過ぎるゴーレム。
女の子はゴーレムが起動している為、さすがに焦ったようです。
ところで女の子、この寒いのに飲み物がジュースで良かったのですか。



 ゴーレムを探して歩いている白い衣装の人。
ペンダントの反応を見て場所を探っているようです。

そのゴーレムが白い衣装の人の前に到着し、
ラジコンカーから降ります。

探し歩く必要は無かったようです。


白い衣装の人はゴーレムの額のくぼみに気付き
呪文を唱えてペンダントをくぼみにはめさせます。
ゴーレムは人間大のサイズになり、目からビームを出して周囲の建物を爆破。
昔のサンタは何を思ってこれをプレゼントしたのか気になります。

レッドは変身してゴーレムと戦いますが、
締め上げたり殴り飛ばされたりです。
女の子もレッドの巻き添えで倒れたクリスマスツリーを心配。

レッドは黄金の剣を起動させゴーレムと戦わせますが
黄金の剣もすぐにダウン。
在庫処分する気無しです。

レッドは合流してきたボウケンジャー達とデュアルクラッシャーミキサーヘッドで
ゴーレムを固めるものの、
ゴーレムはコンクリートを破り巨大化して
目からビームを出し街を破壊します。

自分の所為でクリスマスが台無しになったと泣き出す女の子に
レッドはゴーレムを止める方法を聞いています。
女の子はペンダントに書かれている文字を1つ消すと
死という意味になる事を思い出します。

それを聞いてダイボイジャーとサイレンビルダーを呼び出すボウケンジャー達。
ゴーレムの頭についているペンダントの一文字目を消すのだそうです。
全部壊さないのが奥ゆかしいです。


ダイボイジャーとサイレンビルダーはまとめて投げ飛ばされて
ビームを食らっててかなり駄目な感じです。
シルバーはビルダーを囮にするので
字を消すのに集中するようレッドに言います。

ダイボイジャーの手は一点攻撃に向いていないと指摘するブラック。
そう言えばローラー型です。
レッドは考えがあるとしてショベルとドリルを呼び出し
ダイボイジャーの腕に付けます。
ローラーにインクつけて字を消すとかじゃなかったようです。

シルバーに合図を送り、敵から離させて
ショベルで敵を殴り、怯んだ所でドリルでペンダント部分の一文字を破壊。
ゴーレムは崩壊しました。
外から見える所に弱点を配置してあるのが
そもそも設計ミスと言えるでしょう。



 女の子が居なくなってしまった様で、皆にからかわれながらも
少し残念だと認めるレッド。
そんな中、そりで空を移動している女の子が通りかかり、
レッドにまた来年もデートしようと声をかけます。

ピンクは任務のフリをしてデートをしていたのかとレッドに詰問。
皆はレッドを変に応援しておりますがピンクはご立腹な様子。
レッドはその場を走って逃げてしまいます。
雪が降って来ているので転倒が期待されます。


ゴーレムと間違えて貰った人形を
白い衣装の人がまだ持っているような気がしつつ
次回に続きます。