第30話



 黄金の剣に付きまとわれて落ち着かない様子のレッド。
他のメンバーも黄金の剣が何を言っているのか分からず困っています。
ちなみにシルバーは「あの剣からどうやったらこうなるんだ。」と
剣にもう一回変形して見せるように声を掛けたりしています。

シルバー、もしかしてロボットアニメの合体シーンとか録画して
無限に見返すタイプですか。

その様子を察知して通信を入れてくるアイスクリームコーン。
サージェスでは黄金の剣の対応を考慮中だそうで、それまで世話を頼むとの事。
外出しがちな部署に世話が適任とは思えませんが、他に人が居ないのでしょうか。

そんな中、メカニックからも通信が入り「幻獣」がまた現れるかも知れないと知らされます。
そのためメカニックの部屋に話を聞きに行くレッド。
ちなみに黄金の剣はついてこないように命じられ、ガッカリしていました。
こちらの言っている事は分かるようです。

レッドはメカニックからレムリアのタマゴが破壊されていないと聞かされます。
現地で何も見つからなかったそうで、メカニックは敵がタマゴを持ち去ったのではないかと危惧しています。


タマゴを拾っていた白い衣装の人は
周囲に誰もいませんがタマゴの機能と今後の作戦を説明。
何でもタマゴは細胞を複雑にクローニングして次々と「幻獣」を作る事が出来、
それにゴードムエンジンを積む事で自分のしもべにできるそうです。

そのゴードムエンジンとやらを搭載してあるにも関わらず
全然勝手に生きている連中がいたような覚えがありますが
多分気のせいでしょう。


レッドに置いてけぼりを食らった黄金の剣は
部屋のベンチに座っていじけております。
残りのボウケンジャー達は剣について話し合いを始めています。
ピンクはいざとなったら剣を回収ボックスに仕舞うつもりです。
それに対してブラックは剣の使い方を考えようと提案。
剣の使用に慎重な姿勢を見せるピンクに、
剣がレッドに懐いているから気に入らないのだろうと呟くブラック。

それを聞いたピンクは何故かかなりキレ出します。
そしてピンクとブラックは口論に。

それを見ながら剣を仲間にすればいいと笑うシルバーに
今度はブルーが慎重な姿勢を見せ
シルバーはブルーを疑い深いとして仲間の事も信じていないのではないかと言ってしまい
ブルーを怒らせてしまいます。

シルバー、今まで仲間とか作らなかったりしていた訳ですが
凄い勢いで仲良しコヨシ派になっています。

口論が止まらなくなっている周囲を見て
止めるようにと声を上げるイエローですが、
黄金の剣が暴れて彼らを止めてくれたようで
レッドが部屋に戻ってきた時には
約4名が血やアオタンがついた状態でその辺に突っ伏していました。

そして「恐れていた事態のようだね。」と通信を入れてくるアイスクリームコーン。
基地内で事件が有ったのにレッドが戻るまでコメント無しです。
アイスクリームコーンは仮説として、意思を持つプレシャスが人間に使われるうちに
人間に反発を覚え反抗しだしたのではないかと言います。

そしてどうやら壁を破って基地の外にまで出てしまったらしい黄金の剣を探しに行くボウケンジャー達。
ボウケンジャーでも歯が立たなかったので誰にも止められなかったのでしょう。
ところでミュージアムの方には被害が無いのか気になります。


すれ違った子供達が「面白いんだ金ピカで」と言いながら
どこかへ向かっているのに気付くレッドとピンク。
2人が子供達の向かった方へ到着すると
大勢の子供達が黄金の剣を取り囲んで喜んでいました。
黄金の剣も妙に楽しそうにしています。
着ぐるみみたいなのを見て
蹴飛ばしたりする子供とかは運良く来ていないようです。

レッドとピンクは黄金の剣が危険だとして
子供達から引き離そうとします。
ちなみに他のボウケンジャー達もレッド達から連絡が来ていたのか
その場に集まり、黄金の剣と子供達から離す作業に参加。

しかし黄金の剣は自分を取り押さえていたボウケンジャーを投げ飛ばしてしまいます。
懐いていたと思われるレッドも振り払って小走りで何処かへ行ってしまいました。
「ズバーン、何処行くのー?」と声を合わせて喋る子供達。
その辺にカンペ持った人でもいるのでしょうか。



 二手に分かれて黄金の剣を探しに行くボウケンジャー達。
レッドとシルバーとピンクのチームが黄金の剣を探していると
白い衣装の人が出現し、「ズバーンを扱いきれなかったようだな。」と声を掛けてきます。
黄金の剣の名前を知っているようです。
そして人間サイズの「幻獣」を呼び出し、ゴードムエンジンを加えて誕生させたと
タマゴを見せびらかしながら話す白い衣装の人。
タマゴ持って来る必要があるのかは不明です。

とりあえず敵の手の内が分かり仕事の目標が出来て変身するボウケンジャー達。
しかし人間サイズとは言え、「幻獣」相手に苦戦を強いられています。

ブルー、ブラック、イエローのチームは黄金の剣の捜索を続行していました。
レッド達からは連絡が来なかったようです。
するとどこかへ小走りに移動している黄金の剣とすれ違います。
黄金の剣を追いかけていくと、レッド達が戦っている現場に到着。

白い衣装の人は黄金の剣を見て
「何だその金ピカは。」と、ズバーンという名称は知っていたものの
変形についてはご存じなかった模様です。

レッドは黄金の剣に何故逃げたのかとか人間を恨んでいるかとか聞き始めます。
その辺でボウケンジャーが敵と戦っていますが、
言葉が通じるか微妙な相手にカウンセリングです。
しょげた感じで剣に戻る黄金の剣。

レッドは黄金の剣で幻獣を斬りに行きますが
前回の刃渡りを無視した攻撃力は得られません。
鉛筆も削れなさそうな勢いです。

敵の反撃を食らい、黄金の剣を手放してしまうレッド。
そして黄金の剣は上手い事白い衣装の人の方に飛び、
敵の手に渡ってしまいます。

白い衣装の人は早速ボウケンジャー達を攻撃しようと
黄金の剣を振り回しますが、
やはりウンともスンとも言いません。

ていうか白い衣装の人、まだ建物の屋根みたいな所にいて
ボウケンジャー達からかなり離れた場所に居るのですが
何をいきなりビーム出そうとしていますか。
剣ですので基本的に相手に近付いて斬りに行くべきです。

正しい魂を持たないので使いこなせないとボウケンジャー達に指摘された白い衣装の人は
黄金の剣を破壊すると言って幻獣とともに撤退。
そう言えば幻獣が言う事を聞いているようですので
黄金の剣が無くても大して問題ありません。
あと、破壊した後も黄金の部分とか売り払ったり出来て
ゴミもあんまり出ません。



 基地に戻っているボウケンジャー達。
ブラックは危険なプレシャスが壊されるなら心配は一つ減るとして
物は考え様だと言います。
それを聞いてさっきと言っている事が違うと指摘するピンク。
ピンク、結構根に持っています。

そして黄金の剣が何故自分に力を貸さなかったのか気にしているレッド。
またピンクが黄金の剣を敵視しそうです。
レッドの疑問に答えを出すブルー。
ブルーはイエローに言われて検証したそうですが
黄金の剣は普段は胸の宝石が緑と赤に光っていますが
ボウケンジャー達が喧嘩したり子供達が泣くと黒くなり
パワーが無くなるようです。

黄金の剣は人間を恨んでおらず、むしろ好きなので、
それが喧嘩したり泣いたりするのに耐えられずに怒り出すと結論付けるボウケンジャー達。

戦闘とか要は喧嘩ですし、人間の敵もいますから
黄金の剣の使えるシーンがかなり限られそうです。

黄金の剣を破壊させてはいけないと考えたボウケンジャー達。
白い衣装の人の居所を早く見つけたいとした所で
シルバーから白い衣装の人を見つけたとの連絡が入ります。

シルバー、サボり魔なのか働き者なのか良く分かりません。


シルバーの見つけた場所に集まるボウケンジャー達。
ちなみにサガスナイパーで見つけたのではなく、
子供達が黄金の剣の声が聞こえると教えてくれたのだそうです。

子供達、知らないおじさんに話し掛けないで下さい。

ボウケンジャー達は子供達に黄金の剣をすぐに助け出すと約束し
子供達を退避させます。

それにしても、黄金の剣は子供に人気があるようで
ミュージアム内で放し飼いにすれば入場者が増えると思われます。



 変身して建物内に侵入するボウケンジャー達。
黄金の剣は鎖で吊り下げられており、部屋はマイナス200度に下げられていました。
そこに白い衣装人が登場。
黄金の剣を零下200度で冷凍し一気に押しつぶすそうです。

冷やすとかえって固くなる気がしますが
潰す機械も固くなるので良いのでしょう。
ただマイナス200度で寒くないですか白い衣装の人。

そして幻獣も出てきますが、シルバーがその相手を引き受けます。
レッドはピンクとブルーに冷却装置の破壊を指示、
ブラックとイエローを連れて黄金の剣の救出に向かいます。
ちなみに戦闘員達も出てきてピンクとブルーの邪魔をしますが、
戦闘員達は凍らないのでしょうか。


ブラックとイエローがプレス機を押さえ、
レッドが黄金の剣を掴みますが
謎のビリビリが発生し倒れてしまいます。

ピンクも冷却装置までたどり着きますが、こちらも触るとビリビリします。

ブラックとイエローの方はとくにビリビリは来ないのですが
機械を押さえつけるのに苦労しているようで
お互い励ましあっています。

そして立ち直ったレッドが再び黄金の剣の前に立ち
「ズバーン、済まなかった。だがもう二度と離さない、お前は危険なプレシャスなんかじゃない。俺たちの仲間だ!」と語りかけます。
レッドが喋っている間もブラックとイエローは機械を押さえていて大変そうな気もしますが
2人ともレッドの言葉に同意して一際機械を押し戻す力を強めます。
ピンクも冷凍装置をサバイブレードで破壊し、ブルーも戦闘員達を倒しきります。

黄金の剣も力を取り戻したようで、光を放って鎖を破り、レッドの手に収まります。
それを見て白い衣装の人は慌てて奥の方に引っ込んでしまいます。

レッドは黄金の剣を人型にし、他のボウケンジャー達も黄金の剣の周りに集まります。
自分達の友情が黄金の剣に力を与えたと喜んでいると、
シルバーが幻獣の攻撃を食らい転がってきました。
シルバーに対する思いやりも欲しかったです。



 ボウケンジャー達は幻獣に一斉射撃をし、
建物の外まで吹き飛ばします。
ボウケンジャー達が名乗を上げていると、
黄金の剣も飛び込んできてポーズを取ります。
それ義務じゃないですから別にやらなくて問題ありません。

ちなみに黄金の剣はいつのまにかタマゴを奪い返してきていました。
タマゴと剣が保護色なので持っているのが分かりづらく、
気付いたブラックは偉いです。
あと白い衣装の人、逃げ方が足りなかったようです。

幻獣に攻撃を仕掛けるボウケンジャー達ですが、
逆に次々に反撃され転がってしまいます。
幻獣がボウケンジャー達に黒い煙のような攻撃を吐き出したところで
黄金の剣が出てきて攻撃をブロック。

黄金の剣は剣なのですが殴ったり蹴ったりで敵を圧倒。
敵が転がった際に、ピンクが敵の弱点はゴードムエンジンなので狙うようにと
黄金の剣にアドバイスをしています。

ゴードムエンジンが入っていると喋らない方がいいです敵。

黄金の剣は構えを取り、連続でキックを出して敵を攻撃。
敵との距離は少し離れていますが、刃渡り以上先まで斬れる剣ですので
キックも遠くまで攻撃できます。
あと、キックを出す前フリのポーズが主に手を動かしているあたりの
フェイントも見逃せません。


敵は爆発し、皆は黄金の剣の周りに集まり働きを誉めていますが
まだ時間が有るので敵は巨大化。

先程逃げたわりにタマゴを取られてしまった白い衣装の人が現れ、
ゴードムエンジンで幻獣の成長を抑制していたと話し、
もはや暴れるだけで自分でもどうにもならないとコメントをしてくれます。

ついさっき結構酷い目に有っている筈なのに
状況を説明しに戻ってきてくれるあたり親切です。



 敵は巨大化しましたが、黄金の剣はエネルギーが切れて倒れてしまいました。
レッドは次は自分達の番だとして巨大ロボを呼び出します。
スーパーダイボウケンとサイレンビルダーで戦い始めるボウケンジャー達。
しかし敵はバリヤを張れる様で、トリプルリキッドボンバーを防がれてしまいます。
そしてスーパーダイボウケンのダブルアームクラッシュも殆ど効きません。

スーパーダイボウケンをアルティメットダイボウケンにして
上空からアルティメットブラスターを放つボウケンジャー達。
しかし敵も飛び上がって突進、
ブラスターも効かなかったようでアルティメットダイボウケンに体当たりを食らわせます。

攻撃が効かず焦るボウケンジャー達にレッドは笑うように指示。
それがパワーになると黄金の剣が教えたのだそうです。

しかしヘルメット被っていて笑ってもちょっと分かりにくいです。


ちなみに黄金の剣の周りには子供達が集まって剣に声を掛けていました。
白い衣装の人同様、あんまりちゃんと逃げていなかったようです。
黄金の剣はボウケンジャー達の笑顔の幻覚と子供達の気遣いで
エネルギーが戻ったようで、
再び立ち上がって子供達から少し離れて巨大化。

巨大化時にちょっと体を削って
小さくなった時に必要な分だけ戻していったら
差分の金が採取できるのでしょうか、試してみたいです。

そして空を飛んでボウケンジャー達のところへ向かう黄金の剣。
かなりの距離を飛んでいるように見えますが、
もしかしてわざわざ市街地に戦いの場を移しましたかボウケンジャー達。

大きくなってやって来た黄金の剣に驚くボウケンジャー達。

黄金の剣は3回ほど敵に飛び蹴りを食らわし、
さらに足元を蹴ってやり転ばせます。

転んだ敵を引っ張り上げてパンチを出す黄金の剣。
ダウン取ったのに何か勿体無い気もしますが
ちゃんと効いているようです。

敵が少し離れた場所に吹っ飛んだので
剣に戻ってアルティメットダイボウケンの頭上に浮かびます。
アルティメットダイボウケンは剣の下に両手を添えて
大聖剣斬りという技で剣を振り下ろす仕草をします。
実際には剣に触っていないようですが、剣は敵を切り裂き勝利を収めます。

サイレンビルダーが次に役に立つのはクリスマス前でしょうか。



 戦っている間はどこにあったか不明ですが、タマゴを無事基地に持ち帰ったボウケンジャー達。
黄金の剣のお手柄という事で、黄金の剣はこれからもボウケンジャーとともに戦う事に。
シルバーは黄金の剣が後輩なので面倒を見てやらないと、と喜んでいます。
今まで自分が一番の後輩だと言う意識でいたのでしょうかシルバー。

あと、野菜とか与える気でしょうか。

その時黄金の剣がレッドを抱かかえて部屋に入ってきます。
レッドを椅子に座らせて肩を叩き始める黄金の剣。
かなり痛いらしくレッドは嫌がっている様子です。
ところで、古代レムリアの人達も肩叩きとかしていたのでしょうか。


「チーフと一緒に居たいんだよね?ズバーン。」とブルーが声を掛けると
「ズンズン。」と答える黄金の剣。
シルバーは黄金の剣の台詞がイエスの意ではないかと気付きます。

黄金の剣とコミュニケーションが取れそうになってきたボウケンジャー達。
黄金の剣は剣の形になり、レッドの手に収まります。
ところで今後ずっとレッドに付いていくのでしょうか黄金の剣。
銃刀法とかあるので、外では人型でいて欲しいと思います。