第49話


 アレ達をキングフォームになって倒しているブレイド。
外は多分アレ達が多くて危険な状態ですが何故か出ている虎太郎。

アレを倒し変身解除した剣崎君は
駆け寄って来た虎太郎に、眠いから殴るように言ったりしていますが
虎太郎が殴った所で剣崎君的には痛くも痒くもなさそうです。

そしてキングフォーム乱用によるジョーカー化を心配する虎太郎に
「始との決着は付ける。信じてくれ。」と返答する剣崎君。
微妙に会話がずれている気がしますがまあいいです。


 入院している睦月。
呼吸器付きなので結構本格的にダメージを食らっていたようですが
命には別状無いそうです。
ところで睦月の病室を彼女と広瀬さんが外から覗き込んでいる訳ですが、
ご両親どうされましたか。


「始、お前に世界を滅ぼさせたりはしない。お前だってそんな事は望んでいない筈だ!」
と叫びながらバイクを走らせている剣崎君。
周りに聞こえないと思って一人で喋っています。
赤信号の時に急に恥ずかしくなったりしないか心配です。

海岸では封印の石の横で立っている始さん。
予備知識無しに見るとバスがなかなか来なくて困っている人っぽいです。
始さんはバスが遅れて待ちくたびれガックリポーズを取って苦しみ出し、ジョーカーの姿になってしまいます。
それと同時に封印の石から生まれ出るアレ達。
もしかしたら始さんが人間態の時はアレ達が出てこないのかも知れません。
そして最悪な事に、飛んでどこかに行ってしまうアレ達。
アレ本当飛ぶの止めて欲しいです。


 バイクを走らせている剣崎君の前にアレ達が着地。
もう犬も歩けばアレに当たる状態です。
もしアレが死んだ時に消えるのでなければ、
多分高速とか潰れたアレだらけで阿鼻叫喚です。

剣崎君はブルースペイダーを降り、ブレイドに変身してアレ達に斬りかかります。
無数のアレ達に押しくら饅頭されるという極限状態に陥るものの、キングフォームになる事で脱出。
そして戦闘のさなか、他の人がアレに襲われそうになっているのを発見し助けに入ります。

襲われかけているのは所長でした。
助けなければ良かったような気もしますが手遅れです。

いつチベットから帰ってきたのかと聞かれた所長。
帰国時期に関しては全く触れず、偉そうなお方に命を狙われていた事を話します。

そんな事は聞いていません。

あと、ボードストーンについて全く触れないのは
命を狙われて研究どころではなくなっていたのでしょう。
アブゾーバー作った達成感で当初の目的忘れたとかそんな事はありません。

しかしこのオッサンを消すためにチベットくんだりまで出張させられた方がいらっしゃるかも知れないと思うと同情を禁じ得ません。
現地スタッフが居た事を祈ります。

そしてこの所長との会話中に再びアレ達が所長に襲い掛かります。
所長を倒すのは何となく平和のためにはプラスな気もしますが
ブレイドは所長を庇います。
その衝撃で落とされてしまうキングラウザー。

キングフォームのブレイドですが、疲れているのか3体のアレに取り囲まれ、身動きが取れません。
その時何者かがキングラウザーを拾い、アレ達を斬り捨てます。

剣崎君を救ったのは何と橘さん。しかも変身していません。
橘さんは所長に助けられて生き延びたようです。
しかし橘さんがプカプカしていそうなポイントに所長がいるのも不自然な気がします。
まさか所長、チベットから泳いで帰ってる時に橘さんを拾ったのでしょうか。


 虎太郎の家のリビングでニュースを見ている一同。
勿論橘さんや所長も当たり前のように来ています。
これがBOARD精神です。
あと、橘さんが生きてて良かったねパーティーとか開きません。
ニュースではアレ達の事が報じられており、全国で非常事態宣言が発令されているそうです。

全国と言う事は、トンネルや橋で繋がっている北海道、四国はおろか
船だとちょっと辛い沖縄地方までアレ達の勢力が伸びているのでしょうか。

もしアレにそれだけの移動能力があるとすると、海を隔てた近隣諸国も被害に遭いそうです。
そして日本の気候であの大きさだとすると、暖かい所では10メートル超えるかも知れません。
地球は終わりです。

そして報道陣の前にもアレ達が映ろうとして出現。
何処にでも馬鹿はいます。
そんな映像がライブで流され、屋根裏部屋にいた虎太郎の姪は
近頃の若者はなっとらんって感じでテレビを消してしまいます。

ソファで寝ていた剣崎君はTVを見て出動しようとしますが、虎太郎の姉に止められていました。
しかしここの屋根裏部屋は出入り口がハシゴ状なのですが、
ダメージを食らっている時は部屋の出入りもしんどそうです。
剣崎君はリビングまで降りて、ブレイバックルを持って出動しようとする橘さんから
バックルを取り上げます。

剣崎君は考えがあってアレ達と戦っていたと言っています。
「もしも失敗したら、その時はお願いします。」
と橘さんに頭を下げる剣崎君。
失敗の可能性もある作戦のようです。
もし橘さんが死んでいたら保険なしでやるつもりだったのでしょうか。

あと、橘さんがブレイバックルで何に変身するつもりだったのか
ちょっと気になります。


「来い、最早時間が無い。」と廃屋で1人で喋っている始さん。
やはり封印の石の横で突っ立っているのは厳しかったのでしょうか。
しっかり一斗缶で火も焚いています。
そこに入ってくる剣崎君。
待ち合わせでもしていたかのような鋭さです。

2人ともこの場所を懐かしがっています。
多分カリスがギャレンに蹴落とされたあたりの薬屋まで20キロな廃屋でしょう。
剣崎君は始さんが世界を滅ぼしたがっていない事を確認していますが
始さんはどうしようもないそうで、それを裏付けるかのようにジョーカーに変身したりしています。
しかもその拍子に始さんジョーカーの胸部が緑に光ってその辺が多分爆発。
過疎地域でよかったです。


 気絶している剣崎君と始さんですが、ほぼ同時に復活。
家が粉々になっていますが、特に剣崎君のノーダメージ振りが光ります。
そしてブレイドとカリスに変身し戦い始める両者。
カリスの方はワイルドカリスに変身、ブレイドが3枚コンボを仕掛ける中
ワイルドカリスはワイルドのカードを取り出し、ワイルドサイクロンを出しそうな感じです。
しかしワイルドカリスは技を出さずに、蹴りかかって来たブレイドを叩き落とすに留まります。

叩き落とされ変身が解けた剣崎君。
剣崎君はワイルドカリスにワイルドカードを使わなかったことを指摘し
本気で戦うつもりが無いと見破ります。
それを言ったら素で叩き落とされるようなキックを出しているブレイドも
相当手を抜いていたと思います。

始さんは剣崎君に故意に封印されようとしていた事を認めます。
自分が攻撃を受けると戦う事しか考えられない獣に戻るので、封印されるほかに方法が無いそうです。

「始…アンデッドは全て封印した、お前が最後だ、ジョーカー!」
「俺とお前は戦う事でしか分かり合えない!」
と映画チックな台詞を吐き、再び変身する両者。
始さんは今度はジョーカーに変身した為、アレも発生。

ブレイドはアレをなぎ倒しつつ、
「本気で来い、ジョーカーの力を全て俺にぶつけろ!」と
始さんジョーカーに戦うよう促します。


 虎太郎の家では、所長が剣崎君の作戦の予想を語っています。
剣崎君は自分もジョーカーになるつもりらしいです。
もしアンデッド2体になればバトルファイトの勝利者はジョーカーではなくなり
世界は滅びないという筋書きです。
どっちもジョーカーな気もしますが。
その話を聞いて居ても立っても居られなくなった橘さんが出動。

ギャレンバックルは焦げていますが、レッドランバスにカードをラウズすれば
アレぐらいなら何とかなるという計算でしょうか。
変身前状態でそれ出来るのか知りませんが。

「神様…。」と祈る広瀬さん。
剣崎君の心配 4 : 橘さんの心配 6
ぐらいの割合でしょう。

あと所長、バトルファイトのシステムが生物の闘争本能から生まれたとかどうとか
今そんな考察している場合じゃない気がします。


 橘さんの行く手には何故か100匹ぐらいのアレが集団で待ち構えています。
凄い密集具合で、プラカードとか持たせたいです。
橘さんはバイクを加速させ、アレ達の頭上をジャンプしてやり過ごし、
飛距離の足りない部分はひき逃げでカバーして先に進もうとしますが、
相手が多すぎてついに転倒。
仕方なく素手で応戦する橘さん。かなり無駄にピンチです。

そして病室から出てくる睦月。まだダメージが残っているようで足取りがおかしいです。
追いかけようとする彼女を止める睦月。
睦月の居た病院にもまたアレ達が侵攻してきていたようです。
睦月良く気付きました。
アレ達に襲われる睦月を心配する彼女、しかし彼女の周りにもアレ達が出現。
ところで他の患者さん達は大丈夫なのでしょうか。

そして虎太郎の家からも悲鳴、虎太郎の姉と姪がアレ達から逃れてリビングまで来ていました。
外に逃げずにリビングに来たのは恐らく最強の戦士がいるからでしょう。


 始さんジョーカーと戦っているブレイドはキングフォームにチェンジ。
変身中攻撃の手を休めてくれる始さんジョーカーも義理堅いです。
ブレイドは始さんジョーカーにロイヤルストレートフラッシュをかましますが
始さんジョーカーもこれを受け止め、両者とも弾き飛ばされる格好になります。
そして技とか出すのが面倒になったのか、普通に殴り合いになる2人。
お互いの渾身のパンチが決まったあたりで、異常な苦しみ方をするブレイド。

キングフォームのアンデッドのレリーフの部分が妙にうようよしだし、
それと時を同じくして、各地のアレ達が消滅します。
ついでに普通サイズのアレも消滅してくれると凄い助かります。

広瀬さんがアンデッドサーチャーを確認すると、確かにアレの反応が次々に消えていっており、
代わりにジョーカーの反応が2体分検出されます。


「今だ剣崎、俺を封印しろ。」と始さんジョーカー。
しかしブレイドは変身解除。
剣崎君の顔には赤い傷跡がありますが、袖口から滴ってきたのは白っぽい緑の血。
始さんジョーカーもビックリ。
そしてブレイバックルの下からは緑色のジョーカーのバックルが出現しています。
剣崎君の今後の使用スートがスペードなのかハートなのか分かりません。

「剣崎、お前は…お前はアンデッドになってしまったと言うのか。最初からそのつもりで…。」
と変身を解いて聞いてみる始さん。
預金残高27円なので世を儚んだ剣崎君は人間を辞めてしまったようです。

そこに封印の石到着。
「統制者が言っている。アンデッドを2体確認。バトルファイトを再開しろ、と。」
始さんの通訳で状況がわかります。
どっちもジョーカーですが、統制者とやらが気づかなかったようでラッキーです。
あともしかしたら、タランチュラとスパイダーが別カウントだったように
どう違うのか良く分からないぐらいでも統制者からすれば全然違う生き物なのかも知れません。

それにしても、普通のアンデッドが他のアンデッドを倒した時に出現してくれなかったり、
ケルベロスを認めたりとどうもいい加減な所がある石です。
それに助けられてもいる訳ですが、こうやって石に偉そうにされると腹が立ちます。

「最後の一体になるまで、か。」と言って封印の石を打ち砕く剣崎君、
「俺は戦わない。」と宣言。
ちなみに封印の石はすぐ近くで再構成され、飛んでいきました。
偉そうなお方がこの石をどうやって保持していたのか調べておいた方が良さそうです。

剣崎君は近寄って来る始さんに「来るな!」と制止。
正式なバトルファイトでなくても相手を封印する術を持つジョーカー。
剣崎君もジョーカー扱いなので、始さんから離れた所に移動して戦闘を回避するそうです。

いくら離れても統制者に戦いを求められ、本能に従い戦うのがアンデッドの運命だと話す始さんですが、
剣崎君は運命と戦って勝つつもりだそうです。

剣崎君は始さんに人間達の中で生きていくように言って、自分は何処かへ行ってしまいました。
始さんは剣崎君を追いかけてみますが、どこをどう間違えたのか崖の上に来てしまいます。
下が海なのですがまさか剣崎君が泳いでどっか行ったとでも言うのでしょうか。

BOARD泳ぎ大好き。


 始さんのもとに何をヒントに来たのか不明ですが到着した橘さん。
橘さんが剣崎君の事を聞いても、始さんは首を振るだけです。
遅れてこちらもノーヒントでやって来た睦月(怪我人)も剣崎君をどこにやったのかと
始さんに掴みかかってきたりして橘さんに止められたりしてます。

そして剣崎君の行方がわからず、「剣崎ー!」と海に向かって叫ぶ橘さん。
やはり海なのですか。


 
 スピリットを除いたカードをアタッシュケースに詰めている所長。
他のカード無しで始さんがジョーカー化しないか微妙です。
ちなみにスペードのカードも有りました。
剣崎君はブレイバックル落としたまま行ったのでしょうか。
あと誰かが回収したのでしょうが行動が冷静です。
ついでに所長がカードを持っているので平和が続かなさそうな気がします。

虎太郎の家のリビングでは剣崎君が姿を消したせいで広瀬さんや虎太郎が寂しそうにしています。
橘さんは何故か剣崎君が使っていた部屋のガサ入れ。
皆の集合写真などを見て剣崎君を偲んでいます。
橘さんのナレーションに拠れば剣崎君は本格的に行方不明らしいです。

剣崎君が残高27円でどんな暮らしをするのかちょっと気になります。
再就職するにも血が緑になっているので健康診断が受けられず、正社員の道は閉ざされていると思います。
ジョーカーになっているので生命保険は解約しても大丈夫ですが、
ブルースペイダーで移動する限り自賠責は切れません。


 高校生活を取り戻している睦月、シュートの練習をしていると
いつものように笑顔でお弁当を持ってくる彼女。
ただし睦月が体育館で1人なのとユニフォーム姿じゃないため
バスケ部に復帰しているのか不明です。

一方いつもと違って客で賑わっているハカランダ。
多分非常時にも始さんが死守していたお陰で他の店が壊滅的ダメージを受けている中、
1店だけ営業再開できたのでしょう。
店内では常連さんと思われる妙に体格の良い人たちが
虎太郎の姪に「可愛いね。」とか声を掛けています。

外でプランターにパンジーを植えている始さんが聞き耳を立てていそうです。


 そんな始さんは虎太郎の姉にお遣いを頼まれてしまいます。
色々心配でしょうが笑顔で引き受ける始さん。

始さんが銀杏並木を花束を持って帰っています。
お遣いの内容はそれですか。軽く罰ゲームです。
お遣いの帰り道にベンチで腰掛ける剣崎君を見かける始さん。
思わず駆け寄りますが、その剣崎君は幻覚で始さんも寂しそうです。
ちなみに連絡をしようにも携帯電話は料金滞納で多分止められてます。

しかしよく考えたら剣崎君はアンデッドサーチャーで見つけられるので、
その気になったらコンタクト出来そうな気がします。


 始さんに人間達と生きるように言いながら、自分は知人の前から姿を消してしまった剣崎君。
訳の分からない所を適当にバイクを走らせて過ごしているっぽいです。
本気で誰にも会わないで生活をしたら日本語忘れそうです。



もしこの先、剣崎君が再び皆と会う事が出来たら ―――

今よりもカミカミなのかと思うと涙が出ます。