第31話


 何処かの研究施設のような所で、部屋に閉じ込められている怪人に
剣崎君の写真を見せて何か吹き込んでいる男性。
多分広瀬パパです。
ところで見た感じ広い施設のようですが、他に人の気配が無いので男性1人と怪人だけで住んでいるか
職員がお盆休みのようです。
光熱費とか無駄にかかりそうです。


 繁華街でアベックを揶揄しながら携帯で写真に取る少年。
アベックの男性の方は腹を立てて少年を追いますが、少年の策にはまって誘導され
車に轢かれてしまいます。
その様子をまた撮影して楽しむ少年。
他に撮影している人が居なかったのが不思議です。

別の場所で、そう言えば家出状態の睦月、ついに職務質問を受けています。
しかしエースアンデッドに乗っ取られている睦月、学生証の代わりにチェンジのカードを出して
レンゲルに変身、警察官を攻撃しだします。
警棒で応戦する警察官ですが、どうにも敵わないようです。
相手が未成年なのでか警察官が発砲しないのがステキです。

その様子を見て撮影する先程の少年。
それに気付き、少年に向けてパトカーを押し転がすレンゲル。
レンゲルも勝手に写真を撮られると怒るタイプでしょうか。
少年は車を手でとめると、争う気は無いと言って浮揚して逃げていってしまいました。
どうやら少年も怪人のようです。
携帯電話はちょっとヤバイ代物なのか、通話は出来ないかどちらかでしょう。
普通に契約していたらちょっと嫌です。


 どうやらちゃんと住家があったらしい橘さん。
朝早いそうですが剣崎君が訪問して来ています。
剣崎君、人の家の冷蔵庫のチェックは行儀が悪いです。
もっとも賞味期限切れの物とか発見できそうなので興味が湧く気持ちは分かります。

剣崎君は睦月捜索の協力を始さんに依頼しようと橘さんに提案しています。
橘さんは乗り気で無さそうですが、剣崎君は橘さんがQのカードを貰った事を引き合いに出し
橘さんを自分の作戦に引きずり込みます。
カードのお礼より、橋から蹴り落としたお詫びの方が先だと思います。


 虎太郎に差出人不明のメールが送られてきました。
別に不明にしなくても、適当なアカウントで送っても良さそうです。
「仮面ライダー」という件名のメールにかなり警戒している虎太郎。
ウイルスだと嫌みたいで本文中のリンクを押さないようにしています。

ウイルスだったら本文プレビュー状態な時点でアウトです。

ところで広瀬さん、冷蔵庫から牛乳と某ドリンク剤を出していますが、
飲まれるのですかそれ。牛乳じゃない方。
うら若いお嬢さんが召し上がるものでもない気がします。

メールに興味を持った広瀬さん、虎太郎が止めるのも聞かずリンクをクリック。
以前壊されたパソコンを直していた広瀬さん、
OS再インストールすればいいや位の勢いで怖いもの無しです。
しかし広瀬さん、もしかしてブラクラ踏みなれていませんか。

リンク先にはレンゲルが警察官を襲っている画像がアップされていました。
添付ファイルでなくサイトへのリンクが優しいです。メールボックスが小さくても安心です。


 ハカランダへ行き、始さんに睦月探しの協力を頼む剣崎君。橘さんは後ろで見ています。
始さんは剣崎君の話に乗ってくれません。

雑貨屋男が封印された後に睦月が姿を消した事から、
雑貨屋男の力が負けていてエースアンデッドが睦月と一体化しているとし、
次に会えばエースを倒すと言って部屋のドアを閉める始さん。
しかし剣崎君は0.5秒ぐらいでドアを開け、部屋の中に入ってきてしまいます。
鍵をかける暇もありませんでした。

橘さんは話を変えて、始さんの戦いの目的を聞き始めました。
始さんの戦いは人間を助ける為ではないと指摘した上で、
全てのアンデッドを封印したら始さんがどうなるのか質問しています。
とりあえず御礼言ったり謝ったりとかはしなさそうな口調です。

始さんはその質問を聞いて何故かその辺が廃墟になって
ハカランダの母子も犠牲になっている様子を想像して動揺しだします。

「答えられないようだな、本当の目的を明かさない奴と手は組めない。」
と言って帰ってしまう橘さん。

自分の予想が正しかったら、明かしたところでやっぱり引かれると思います。
親狙いだったらまだ良いのですが。


 橘さんが階段を上がってハカランダのフロアに来ると、
睦月の彼女が睦月の手がかりを探しに来ていました。
剣崎君や橘さんと違って、ちゃんとオーダーを入れてくれるのが有り難いです。

剣崎君はまだ始さんの部屋に留まっていました。
て言うか剣崎君、何故か始さんより部屋の奥側に座っているのですが、
始さんに一回どいてもらってから奥の場所に腰を下ろしたのでしょうか。
それともベッドの上を歩いて後ろを回って行ったのでしょうか。
他にルートが無さそうです。
どちらにしても落ち着きの無い男です剣崎君。

始さんに秘密を聞く剣崎君。
始さんは逆に剣崎君にも秘密があるだろうと言って、回答を拒否しますが
剣崎君は特に無いらしいです。
ここで一発秘密を暴露しないといけない時に持ちネタが無かった剣崎君、
また話を変えて、自分が始さんと一緒に戦いたいと考えている事を伝えます。

自分はとりあえずパソコンの中身が誰かに見られたら泣くぐらい秘密です。


 橘さんに睦月の居場所を尋ねる睦月の彼女。
橘さんも知らないので睦月の彼女は凹んでしまいました。
それにしてもまだ朝早いのでしょうが、モーニングなどはやらないのでしょうかこの喫茶店。
他に客がいません。

その時橘さんの携帯に広瀬さんから睦月が見つかったと連絡が入ります。
剣崎君には入ってきていないかもしれません。

虎太郎の家に戻り、メールのリンク先の画像を見させられる二人。
睦月の心配をしていますが、広瀬さん達はその他にサイトの存在を問題視しています。
仮面ライダーが悪者だと思われると危惧していますが、
それ以前に仮面ライダーの認知が「都市伝説」レベルなので、画像を見てネタかと思う人も多いと思います。

それより襲われていた警察が何も発表しない方が情報操作として怖いです。

そしてそのサイトが都内のネットカフェからアップロードされているらしいとまで既に突き止めている広瀬さん。
プリントアウトした店舗リストを皆に渡し、手分けして突き止めるよう指示を出します。

ところでサイトがどこからアップされたかどうやって調べたのでしょうか。
先程来たメールのヘッダを見たのでしょうか。
サーバー管理者に問い合わせたのでしょうか。
IP表示型の掲示板でも設置してあるのでしょうか。
最後のだったらサイト内容の割にフレンドリーです。


 聞き込みを続ける一同。
しかし店員がいちいち客の接続記録とか把握しているのでしょうか。
あと、ネットカフェと書かれた店ばかり当たっていますが
多分漫画喫茶には入りません。

広瀬さんと虎太郎のチームが一軒のネットカフェで店員の指す方を見ると
そこにはアップ用の画像を弄っている少年がいました。
この店員、凄いです、客の事を良く見ています。
しかしこの少年、多分アンデッドなのですが、入店の際どんな身分証明を使ったのか気になります。

ところでPCは持込でしょうか。
ネットカフェでファイルを作成せず、予め作っておいた物をアップロードした方が良いと思います。

それともまさか備え付けPC利用ですか。イチイチ設定しているのでしょうか。
非常に手間がかかります。
そういえばホームページのスペースですが、どうやって手に入れたのでしょうか。
広告が無いので有料サーバーっぽいのですが、クレジットカードで決済ですか。
それとも酔狂な個人の無料広告無しレンタルサーバーでしょうか。

もっともサラ金や出会い系や内職の広告で前後左右アンド別窓囲まれたサイトを運営する
アンデッドも何か悲しいです。
自分も時々悲しい気分です。


 少年にホームページの事を聞く広瀬さん。少年は「いいですよ。」と言って
広瀬さんと虎太郎の写真が貼られたページを見せます。
携帯とPCを繋ぐケーブルを引き抜き、少年を止める広瀬さん。
しかし画像は既にPCにコピーされているので、その気になればアップできそうです。
「ごめんなさい、ぶたないでお願いします。」と広瀬さんに懇願する少年。
たしかに食らったらヒトタマリも有りません。

広瀬さんを油断させた少年、広瀬さんを椅子に座らせて椅子ごと上空に浮かばせ、
距離を稼ぐ事に成功。
それを見て虎太郎が少年に対して「君!」と怒って腕を掴んだりします。
虎太郎、ちょっと考えれば相手が軽く超能力を持っている事ぐらい分かりそうなものですが
普段から超人(主に広瀬さん)に接している所為で感覚がズレてきています。

虎太郎の背後にコガネムシ怪人が出現し虎太郎を攻撃。
怪人の出現でネットカフェの他の客は逃げ出します。
皆さん広瀬さんが椅子ごと飛ばされているのは特に何とも思わなかったようで
ネットばっかりしていると現実と非現実の見分けが付かなくなるのかと恐ろしくなります。


 虎太郎は剣崎君を携帯で呼び出します。
剣崎君、バイクに乗っていましたが着信に気付いたようで、停車して電話に出てくれます。
でも虎太郎、自分の場所まで言えなかった感じが物凄い漂ってます。

しかしちゃんと目的地に着いた剣崎君。
剣崎君は静止している広瀬さんと虎太郎を見てその場に駆け寄りますが、
見えない壁にはじき返されてしまいます。

「無理無理、そこから先は入れない。その空間の時は止まっている。」
と少年が剣崎君に解説。
少年の前のPCの画面を見て彼がホームページの管理人だと思った剣崎君、
マウスに手を伸ばしますが少年に投げ飛ばされて阻止されます。

相手がアンデッドだと気付いた剣崎君は変身しようとしますが
少年がコガネムシ怪人を呼び出し時間を止めさせ、バックルとカードを奪って行ってしまいます。

ところでどう考えてもコガネムシ怪人の能力が便利すぎるのですが、
この怪人は何故少年に良いように使われているのでしょうか。

あと、ネットカフェの店員が広瀬さんと虎太郎を指差して
駆けつけた警察官に「あの2人です。」とか言っていますが、
何が「あの2人です。」なのかは現在不明です。


 恐らくネットカフェ巡りをしているであろう橘さん、バイクを走らせながら
得意の動体視力でカナリアが居る事に気付きます。
カナリアに導かれてあるビルに入る橘さん。

そこはバーかなんかっぽくて、とにかく18歳未満は摘み出されそうな店です。
そしてガラのわるい男性が3名ほど出てきて橘さんを取り囲みますが、
お客さんだから良い、と睦月が彼らを止めます。

店の奥にはサングラスやら帽子やら被った睦月が。
どうも服装の趣味までアンデッドに支配されてしまたようです。
挨拶したら店を明け渡して貰ったと言う睦月。
先程の柄の悪い男達は睦月の言葉に合わせて口の端から血を垂らしたりとかしています。
今まで我慢していたのですかそれ。
それとも台詞にあわせて血を出すように睦月と打ち合わせしていましたか。
乗りの良いオッサンどもです。


 川を歩く少年を追う剣崎君。
アンデッドは浅い川が好きです。
アンデッド同士の戦いに興味は無いが、人間の味方をする気も無く皆滅茶苦茶にしたい
と言う少年。
その割にはやる事が小規模です今の所。

その時始さんが登場。
自分をジョーカーと呼ぶ少年に不快感を持った始さんは、川に飛び降りながら変身。
しかし少年の命令でコガネムシ怪人が始さんの時間をストップさせてしまいます。
始さんの着地地点に先回りしたコガネムシ怪人、少年の命令で再び時間を動かし
カリスとなった始さんに先制攻撃。

そして始さんを心配する剣崎君、コガネムシ怪人に「やめろ!」と命令しますが、
当然こっちは聞いてもらえません。

「邪魔しないで。」と少年は剣崎君の胸に手を当てエネルギーを打ち込み、
剣崎君は変身していませんが後方に10メートルぐらい吹っ飛ばされてしまいます。
ただ、剣崎君の場合このぐらいでダメージを受けた前例がないのでその辺は安心です。
どっちかって言うとポケットに入っている携帯の水没の方が心配です。


 橘さんを相手に7並べをする睦月。
睦月は7並べをしながら、全てのアンデッドの姿になれるジョーカーの存在を説明、
それが始さんだと橘さんに悟らせます。
あと、睦月7並べするとか言いながら橘さんが全然乗ってくれなくて一人でカードを並べています。
ちょっと寂しいです。


 劣勢のままコガネムシ怪人に連れ去られるカリス。
剣崎君、やっぱり服が汚れた程度でノーダメージ。
まだその場に残っている少年、剣崎君に「ジョーカーは貰ったよ。」と声を掛けています。
剣崎君がジョーカーについて知らなかったので説明する少年。
バトルファイトを影で支配する残酷な殺し屋なのだそうで、
アンデッドに死神とか殺し屋とか言われるのが何か意味があるのか気になります。

その話を聞いても始さんを返す様言ってくる剣崎君に、
「取り戻してみる?」と少年はバックルとカードを地面に捨てて返却。

カードが水を吸わないうちに拾った方が良さそうです。


 剣崎君はブレイドに変身、少年に切りかかりますが、少年の周囲には防御シールドがあるらしく
攻撃がはじき返されてしまいます。
少年は手から光弾を出してブレイドを攻撃、
「僕を傷つけられるものは居ない。」と言って姿を消します。
ところで少年の右手には包帯チックな布が巻かれているのですが、別に怪我じゃないようで、
単なるオシャレかキーボードの打ちすぎによる腱鞘炎みたいです。


 睦月の説明で、ジョーカーが全てのアンデッドの力を手に入れ
最悪の敵になる可能性を知った橘さん。
その前に俺が倒しますから、と言って立ち去ろうとする睦月を引き止める橘さんですが、
睦月にドツかれて30センチぐらい吹っ飛ばされて痛がってしまいました。
得意の動体視力は発動しなかったようです。
あと、剣崎君だったらノーダメージなのですが、橘さんにはテキメンに効いてしまいます。


 広い部屋の床で目を覚ます始さん。
見覚えがある部屋ですが、多分部長さんがラッキークローバーに捕まったときもこの辺に居たと思います。
見張りをしているらしいコガネムシ怪人の近くに肘掛つきの椅子があり、
コガネムシ怪人の待遇が思ったより良い事が分かります。

そこに少年が登場、「まず一枚、貰ったよ。」と手にしたチェンジのカードを見せます。
他のは取らなかったと言う事でしょうか。
まさか始さん、カードを分散して持ち歩いているのでしょうか。
毎日海外旅行状態ですか。


 虎太郎の家に戻ってくる剣崎君。
広瀬さんと虎太郎はまだ帰っていないようで、仕方なく自分でアンデッドサーチャーを立ち上げます。
扱い方を知っていたとは意外です。
始さんを探そうとする剣崎君ですが、サーチャーには何の反応も現れません。

その時変な光が部屋に差し込み、異常を感じて立ち上がる剣崎君。
剣崎君の死角から謎の怪人が剣崎君に攻撃をしかけます。
とりあえず物音とかしなかったのですが、待ち伏せをしていたのでしょうか。
睦月にバックルを盗まれた事もありましたし、この家セ●ムとか入った方が良さそうです。

この謎の怪人はサーチャーには反応が出ないようです。
剣崎君はブレイドに変身、怪人を殴り飛ばして窓から外に追い出します。
ところで怪人の剣崎君に対する攻撃では家の中が壊されたりしなかったのですが、
ブレイドの怪人に対する攻撃ではいきなり窓ガラスを破ったりの有様です。

怪人の方が配慮していませんか。ブレイド、居候としての自覚が足りません。
次から先に窓を開けて怪人を投げ飛ばしてください。


 ブレイドを前に「ケンザキカズマ…」と音声を発する怪人。
ブレイドは名前を知られていたので驚いています。
て言うか今まで軒並み知られていた気がしなくも無いですが、毎回いちいち驚かないと気がすまないのでしょう。
ブレイドはカード3枚コンボのキックを出し、怪人のバックルを開かせます。
ちなみにバックルは潰れた六角形で、アンデッドとは違うタイプです。
ていうかBOARDのロゴの背景の六角形と同じ感じの潰れ具合です。

ブレイドが怪人を封印する為に投げたカードは、怪人の腹の中に潜り込んでしまい
しかも怪人が顔を取り替えてもらったア●パ●マンのように復活。
「そんな!」と流石にあせるブレイド。

「オマエハユルサレナイ。」とブレイドを指差して言う怪人。
怪人は再びブレイドに攻撃をしてきます。

ブレイドを狙う異質な怪人、
ネットカフェで足止めを食らっていたならともかく、
もしかしたら家で怪人と鉢合わせしたかも知れない広瀬さんと虎太郎、
そして路駐のまま放置されていると思しき始さんのバイクが気になる状態で次回に続きます。

睦月にドツかれた橘さんは今ごろカナリアに助けられているかも知れません。