第30話


 タコ焼き屋の兄ちゃんは怪人に向かっていこうとするブレイドの足に
しがみついたりしてかなり邪魔。
しかしブレイドが本気で走っていたらキックが4.8トンとかの人ですから、
人間の力では多分押さえたり出来ないと思います。
当然良い子は真似をしてはいけません。怪我します。
もっともタコ焼き屋の兄ちゃんはブレイド初見な気がしますので、スペックが分からなくても仕方が無いです。怪我が無かったのはラッキーです。

そうこうしている間に、海蛇怪人がタコ焼き屋の兄ちゃんがジョーカーでない事に気付き
さくっと帰ってしまいます。
2人掛りで攻撃してきてそれはないと思います。間違えましたソーリーぐらい言って欲しいです。


 祝言の席から戦闘を察知して飛び出してきた始さん。
タコ焼き屋の兄ちゃんの恋人やらタコ焼き屋の関係者やらも始さんのスピードに負けじと追いかけてきてます。
彼らは演芸ホールから出て来る鯛焼き屋一行の間を通り抜けていく形になりますが、
タコ焼き屋チームは鯛焼き屋に気づいていないようですが、
鯛焼き屋チームはタコ焼き屋に娘さんが白無垢で参加しているのに気付き、
タコ焼き屋チームを追いかけていきます。

オープニングの入るタイミングが今回かなり笑えたポイントだったのは内緒です。


 戦闘のあった場所まで到着する始さんですが、既に撤収した後のようで、
しかももう夕方になっていて大分時間が過ぎてしまったようです。
それにしてもタコ焼き屋チームも鯛焼き屋チームもよく付いて来れます。
相当な距離を走らされたような感じがします。

そして鯛焼き屋の娘の嫁入りでタコ焼き屋と鯛焼き屋が喧嘩状態になりますが、
鯛焼き屋の娘が結婚する意志が固いので鯛焼き屋のオヤジサンは失神、その場は鯛焼き屋の撤退で収まります。

始さんがやや蚊帳の外です。


 何処かの喫茶店では虎太郎がタコ焼き屋の兄ちゃんを連れて反省会を催しています。
タコ焼き屋の兄ちゃんが戦わなかいで逃げたので軽く説教しています。
その時隣のテーブルにタコ焼き屋の兄ちゃんの彼女と始さんが。

店の人は似た人が別々に来てもスルーです。プロです。

タコ焼き屋の兄ちゃんの彼女は、始さんが祝言の席から飛び出した為傷ついた模様。
タコ焼き屋の兄ちゃんは隣のテーブルの状況に気付き、自分の存在を悟られないように上手くフォロー。
しかし隣のテーブルの方に気を取られすぎ、虎太郎からは話を聞いていないと思われてちょっと怒られてしまいます。
「とにかく君はアンデッドだろ、戦う時は戦った方がいいと思うな。」と虎太郎。
誰が聞いているかも分からない場所で随分他人のプライバシーに関わることを平気で漏らします。

ところでタコ焼き屋の兄ちゃん、始さんが人間でない事を聞いてそのまま素直に信じていますが、
何か別の意味で言っている可能性とか考えないのでしょうか。

とにかく虎太郎の家に戻って皆に本当の事を打ち明けるタコ焼き屋の兄ちゃんですが、
剣崎君達は全然信じてくれませんでした。
更に悪い事に始さんがアンデッドに狙われている事も知ったタコ焼き屋の兄ちゃん。
そのまま倒れてしまいます。
あと、タコ焼き屋の兄ちゃんはハカランダより広瀬さんのいる虎太郎の家に入り浸っているようで、
始さんよりストライクゾーンが正常に近いことがうかがえます。


 タコ焼き屋の兄ちゃんの彼女に連れられて屋台の視察に行く始さん。
屋台を人通りの少ない場所に出している為か、売上は今ひとつらしいです。
久しぶりにタコ焼きのテクニックを見せて欲しいと屋台のスタッフ達に言われる始さん。
ところで屋台に人が3人もいるのですが、明らかに多すぎです。
売れていないなら呼び込みにでも行くべきです。

始さんは皆の前でタコ焼きを作る事に。
不思議そうに差し出された道具を見る始さんですが、何故か出来てしまうタコ焼き。
屋台のスタッフが作るよりは上手に出来てしまったようで、味も良いようです。
しかしタコ焼き屋の兄ちゃんの彼女は、始さんの作るタコ焼きに違和感を覚えています。
それにしても始さんのタコ焼きが上手と言うより屋台のスタッフの腕前がヤバイのではないかと言う気がしてなりません。

そんな中物陰から始さんを手招きするタコ焼き屋の兄ちゃん。
始さんを呼び出したタコ焼き屋の兄ちゃんは始さん代わりが務まらないと訴えてきます。
始さんは自分が死神とか53番とか言われて忌み嫌われてきた事を思い出したりしていますが、
お互い潰し合うのが原則のアンデッドで好かれている奴もどうかしていると思います。
もっともアンデッド内での話ではないかも知れません。
もしアンデッドから死神とか呼ばれていたら、死なないアンデッドを死なす能力があると言う事でしょうか。
単なる言葉のアヤでしょうか、それこそ「タコ」とかその位のノリの。


 とにかく生活を元に戻そうとするタコ焼き屋の兄ちゃん。
そこに付けて来たタコ焼き屋の兄ちゃんの彼女、タコ焼き屋の兄ちゃんを叱ると
始さんの方が素敵だからと始さんを連れて帰ってしまいます。

タコ焼き屋のオヤジサンの前に戻る始さん達。タコ焼き屋の兄ちゃんも一緒に来ています。
タコ焼き屋のオヤジサンは息子が2人になっていて驚いていますが、どちらが本当の息子か目を見れば分かると言って始さんをチョイス。
オヤジサン、息子に夢を持っていたのでしょう。

そこにタコ焼き屋のスタッフが手紙を持って入室。
鯛焼き屋から果たし状が来たそうです。
よく見たら切手とかあて先とか書いていないので郵便受けに直接入れたか矢文でしょう。
あと、更によく見たら文面に「戦の地はいつもの場所」とか書いてあるので、
割と頻繁にバトルがあるっぽいです、タコ焼き屋と鯛焼き屋。
何だかんだで余程儲かっているのでしょう。余裕のある仕事振りが伺えます。

あと、タコ焼き屋の兄ちゃんは自分が息子である事をアピールしつつも摘み出されていました。
ちゃんと靴も持っていってやっているのが結構親切です。


 チベットの所長から虎太郎の家にギャレンのラウズアブゾーバーが小包で送られてきます。
橘さんはやはり虎太郎の家に厄介になっているか本気で住所不定のどちらかなのでしょう。
アブゾーバーを受け取って嬉しそうな橘さん。
あと、折角外国からの小包ですので、他にお土産とか詰めてくれると尚嬉しいです。
しかし橘さん、睦月が何処に行ったか分からない事を思い出し、またちょっと沈んだりしました。
そろそろ補導されていると思います。


 海浜地区で屋台の勝負を始めるタコ焼き屋と鯛焼き屋。
一日の売上で勝負をするそうです。
どう考えても鯛焼きよりタコ焼きの方が単価が高いのが気になります。
あと他に屋台などが無いので、サイドメニューで冷たいドリンクとか売ったら儲かりそうです。

タコ焼き屋の屋台は始さんが担当。
始さんが新しい技「タコ焼き」を習得してしまった感じです。
ハカランダに新メニューが登場しそうです。

対する鯛焼き屋はタコ焼き屋の兄ちゃんが被り物をしている
「鯛焼き名人アルティメットフォーム」です。
いつの間に作成したのか不思議でなりません。ハカランダか虎太郎の家あたりでしょうか。
その格好で来たのがまず凄い勇気です。

そして勝負に外部の人を使うのはどうなのでしょう。腕が悪かったらどうするのでしょうか。
もっとも鯛焼き養成ギブスの件を考えれば、多分被り物具合が鯛焼き屋のオヤジサンのハートを
ガッチリ捕らえたのだと思います。
また、客寄せとしては面白い趣向かも知れません。

て言うか、今年の秋頃、各地の学祭でこんな格好で鯛焼きの屋台を出すサークルが続出する予感すらします。
ダンボールとかで作る場合は火の気に注意してください。


 事前に勝負の告知をしていたようで、周囲にあまり物が無い場所ですが、お客さんは勝負の開始を待っています。
もしかしたら頻繁に勝負をしているのも普段より儲かるからなのでしょう。
タコ焼き屋の兄ちゃんは最初鯛焼きを作るスピードが遅く客を逃していましたが、
被り物のスイッチを入れてスペシャルターボ状態にすると何故か作業スピードアップ。
恐らくパフォーマンスの一環でしょう。
スタッフの持つ紙皿に鯛焼きを飛ばすパフォーマンスも魅せます。
しかし鯛焼きは皿ではなくて小さい紙袋の方が食べやすいと思います。


 対する始さんはスペシャルターボ状態のタコ焼き屋の兄ちゃんに遅れを取っているようですが、
どう考えても経験が少ないはずなのに普通にちゃんときれいにタコ焼きを作っていて、
本気で才能がありそうで怖いです。
あと始さんは勝負前にオヤジサンに切り札とか言われたのでちょっと記憶が戻りそうな感じです。

そんな中、笑い上戸なお客さんが屋台の前に来ます。
「いつからタコ焼き屋になったの、ジョーカー。」
ちなみに後ろには列に並んでいる一般のお客さんがいて、特に普通にしているあたり
海蛇怪人のこの女性、ちゃんと順番を守って並んだと思われます。
ちょっと可愛いところが有ります、この人。


 女性は海蛇怪人の姿になり、始さんの首を掴んで屋台から放り出します

スタッフやお客さんは驚いてちょっと遠巻きになっていますが、タコ焼き屋の兄ちゃんの彼女は
海蛇怪人に文句を言いながらかかっていきます。
しかし海蛇怪人のビンタをくらい倒れる彼女。
それを見たタコ焼き屋の兄ちゃん、すかさず彼女の元に駆け寄りますが、彼女は気絶してしまったようです。
しかし特に外傷がなさそうで、彼女もまた女性写真家と同じようにヒットポイントが高い気配がします。


 海蛇怪人の攻撃を受ける始さんですが、以前記憶を失った時もこの怪人相手に戦っていた事もあって、
この戦闘が記憶を取り戻すきっかけになったようです。
「そうだ、俺は53番目の存在。」と始さん。
海蛇怪人を蹴飛ばすと、
「俺は何をやっていたんだ今まで。」
その間に虎太郎の姪の事を思い出していますが、その辺は流石に口にしません。

始さんはカリスに変身し海蛇怪人と本格的に戦闘に入ります。

戦闘を察知して出動するブレイドとギャレン。
しかし亀怪人が行く手を遮ります。
どうやら甲羅のせいで防御力が高い感じのする亀怪人、ブレイドやギャレンのパンチは効かなさそうです。
それにしても攻撃が地味ですブレイドもギャレンも。バイクで轢いたりとかはしないです。


 海蛇怪人相手に気が付いたら攻撃を食らっていたりするカリス。
入れ替わりをしていた間にちょっと鈍ったのか、屋台勝負が意外に負担だったかしたようです。
恋人がまだ目を覚まさないタコ焼き屋の兄ちゃん、海蛇怪人への怒りが爆発。
海蛇怪人に駆け寄り鯛焼きの型を押し当てて攻撃、それがモロに決まり
顔を真っ赤にして熱がる海蛇怪人。

一昨年はラーメンで足止めを食らったモンスターが居ましたが、
我々の生活の身近な所に危険がいっぱいです。

意識を取り戻した彼女はタコ焼き屋の兄ちゃんの勇姿に感激。
タコ焼き屋や鯛焼き屋のスタッフもタコ焼き屋の兄ちゃんを誉めてます。

それにしてもお客さんとかかなり逃げてますが、屋台のスタッフはあまり屋台から離れないので
その辺はプロ根性です。

屋台チームが和気藹々している中、反撃を開始しているカリス。
カード枚コンボを出して海蛇怪人を封印します。
怪人の封印に屋台チームは拍手。何か和やかなギャラリーです。


 一方亀怪人に地味な攻撃ばかりしていて苦戦しているブレイドとギャレン。
そこに始さんが屋台で着ていた法被もそのままに駆けつけ、ギャレンに先程封印したカードを渡します。
ギャレンはジャックフォームに変身、カード3枚コンボで上空に飛び上がりギャレンラウザーの連射で亀怪人を攻撃し封印。
何かガ●ダムの一種みたいな感じがしましたが気のせいかも知れません。

「そうだ、お前達が強くなれば、お前達と戦う事で俺はもっと強くなれる。」
と戦闘を見学しながら始さんが独り言。
しかし大変まどろっこしいです、始さんの強くなる方法。


 ハカランダでパソコンを開いて作業している虎太郎。
姪に追い出しにかかられていますが、もう少しで作業が終わるとの事で粘っています。
家で出来ない作業なのでしょうか。皆腹をすかせて待っていそうです。

そこに始さん帰宅。
肩を揉んで欲しいと抜かす虎太郎に「断る、自分で揉め。」と言い捨てる始さん。

虎太郎の姪は始さんが帰って不貞腐れてましたが、始さんのキャラが元に戻った為
再び始さんに懐きました。
虎太郎の姪の趣味は暗い系の人らしいです。チビッコの癖にマニアックです。


 祝言を挙げているタコ焼き屋の兄ちゃんと彼女。
参加メンバーがオヤジサンズとスタッフ3名ずつなのが寂しいですが、2人とも幸せそうです。
そこにバイクで通りかかる始さん、建物の前でバイクを止め、家のほうに目をやると
すぐにまたバイクを走らせます。
ちょっと気になっていたのでしょう。
しかし参加すると面倒そうですし、遠くから見守るのに留めて正解です。
あと始さん、ちゃんといつものバイクに乗っている所を見ると、始さん不在の間も特にパクられたりしなかったようです。
日本もまだまだ安全です、捨てたものではありません。