第24話


 夜の町に出現する狼怪人。
狼怪人は高いところから飛び降りて通行人の一般市民に攻撃。
一般市民はA4用紙十数枚をばら撒きながらダウン。
何で鞄持っているのにそんなに沢山の紙を剥き出しで持っていたのか謎です。
ビラ配りにしては少ない分量なのですが、街頭アンケートにしては時間帯が遅そうです。

ところで通勤電車でごくたまに「社外秘」とか描かれたドキュメントに目を通しているオッサンを見かけますが、
あれはセキュリティ上どうなのでしょうか。

今回ばら撒いてしまった紙が大事な書類だったら死んでも死にきれません。
と思ったらこの被害者、倒れてしばらくしたら顔と手が着ぐるみ状態になって別の人を襲いはじめました。
狼怪人の攻撃はゾンビとかバンパイヤとかそっち系統な感じの効果があるようです。
狼怪人の子分になっているっぽい被害者ですが、人間がベースな為か顔が激しくサルっぽいのが難点です。


 遊園地でデートをしている睦月と彼女。
最近彼女をほったらかしていた睦月、挽回しておかないとそろそろヤバかったのでかなり張り切っています。
以前は駄目だったらしい絶叫マシンのハシゴをしていますが、ちょっと タイムリー
しかし彼女からの評価が上がったようで、嬉しそうな睦月。
そんな中、客らから悲鳴が上がります。
顔がサルっぽいような人達が客らを襲い始めています。
場所が遊園地なだけに夏休み限定イベントお化け屋敷屋外版と思ってしまいそうですが、
サルっぽい人達の服装がかなり普通なので異常事態だと分かるのでしょう。


 虎太郎の家ではランチタイムのようです。
スプーンを冷蔵庫の下に落として困っている虎太郎。
広瀬さんはパソコンに向かいながら先に食事をとっていますが、虎太郎の料理の味が通常レベルになった事から
美女の件から立ち直った事に気付きます。
新しい恋をするといいとアドバイスする広瀬さんに対し、初恋もまだの人に言われたくないと返す虎太郎。

少し失礼な発言をする虎太郎の為に、冷蔵庫を軽く持ち上げてやる広瀬さん。
とても親切ですが、冷蔵庫は動かしたら冷却材が安定するまで数時間電源を入れない方が良いそうです。


 睦月は彼女を逃がしてからレンゲルに変身。サルっぽいのを軽く倒します。
そしていざ封印しようとカードを投げますが、カードがヨーヨーのように手元に戻ってくる為封印が出来ません。
戸惑っている睦月の前に美女登場。
これまでの美女の出現ポイントは植物園、動物園、遊園地。
もう少し長生きしたら海水浴場とか期待できます。

美女は睦月に手を貸す事を申し出ます。
美女もサルっぽいのが嫌いみたいです。

そこに謎の部隊到着。遊園地ですが車とかバイクとかで到着。
遊園地のスタッフはさぞ驚いた事でしょう。
そして多分日本ですが所持している拳銃でサルっぽいのを撃ちます。
そしてこの謎の部隊、襟元の手榴弾がオシャレです。
何だか物騒ですが、ここまで来ると仮装とかの類に思われて、かえって怪しまれないのでしょう。


 どうやら虎太郎の家の中なのですが、剣崎君と橘さんが始さんについて話し合っています。
橘さん、もしかして住み着いていますか。
橘さんは始さんがアンデッドなのでいつ敵になるか分からないと警戒しているようです。
蹴って橋から落とした事もあって敵になる要素が多いので仕方がありません。
剣崎君はフレンドリーに接して来ているので、始さんを信じたいと考えています。
部屋に入りかかっていた虎太郎は剣崎君の言葉を反芻しています。
ところで何の用で来たのでしょうか虎太郎。もしかして時間差ランチでしょうか。
橘さんのテーブルマナーに多少問題があるので仕方ありません。


 一方遊園地のほうでは、謎の部隊が美女を車で轢こうとしています。
美女は蘭怪人に変身して車を押し返します。
横に避けるとかしないあたり律儀です。

部隊の人達は蘭怪人に自分達の持っている装備がアンデッドに有効である事を説明。
別に言わなくても良さそうですが、情報開示とか昨今の流れです。


 説明を受けた美女は逃走。
残念、海水浴場の前にプールに来てしまいました。
プールでもいいのですが、衣装が普段どおりです。
アンデッドなので服装をあまり変えないのかも知れませんが、
始さんすら衣替えしていますので何卒宜しくお願いいたします。

そして狼怪人が登場、美女に襲い掛かります。
すると少し先から拍手の音が聞こえます。
「さあ、遠慮しないで、続けて続けて。」と拍手の主。ロンゲです。
どうもロンゲも怪人のようです。

「待ってくれ。」
「あなたのテリトリーを侵すつもりは無かったの。」
と弁明する狼怪人と美女。
どうやら拍手の主の怪人の持つプールのようです。
むかつくほど金持ちですこのロンゲ。

そこにグリンクローバーに乗って睦月到着。
バイク進入OKの場所には見えないですが、追って剣崎君と橘さんもバイクで到着。
3人並んで変身し、戦闘状態になります。
蘭怪人と狼怪人はとっとと離脱し、残るはロンゲのみです。
「お前も正体を見せたらどうなんだ。」というレンゲルのリクエストに、
「めんどくせえなあ。」と言いながらも答えてやるロンゲ、象怪人に変身。
プールの水を跳ねさせて多分強烈な塩素でライダー達に目潰しを食らわせて姿を消しました。

何ですかロンゲ、金持ち喧嘩せずですか。


 剣崎君達はお寺みたいな所に移動。
睦月は彼女はちゃんと家まで送ったのでしょうか。
睦月は封印できないサルっぽいのの話や、対アンデッド用の武器を持つ部隊の話をしています。
さらに今日会った上級アンデッドについても封印すると言っていますが、
橘さんにカードが欲しいだけだろうと言われて無言で帰りました。

アンデッドと戦う仲間が他に居ると喜ぶ剣崎君に対し、普通の人間には危険だと言う橘さん。
ライダーだったら危険じゃなって訳でもないので、気にしすぎです。


 剣崎君はアンデッドを探しながらバイクで流しています。
先ほど取り逃がした連中を追っているのでしょう。
特に広瀬さんあたりと通信している様子も無く、長時間探しているようなので
でたらめに動いている感じがしなくもないです。
しかし運良く狼怪人が人を襲っている場面に遭遇。
剣崎君は襲われた人の方へ駆け寄りますが、少々遅かったようで被害者は助からなかったようです。
ところで狼怪人、剣崎君が来た時にそそくさと逃げていったのですが、剣崎君に勝てないと思っているのでしょうか。
なんとも不甲斐ない怪人です。
改めて狼怪人を追おうとする剣崎君の背後から、今しがた死んだ人がサルっぽくなって襲ってきます。

死んだ人の方が怪人よりガッツがある感じです。

サルっぽいのに驚く剣崎君。
そこに謎の部隊登場、サルっぽいのを蜂の巣にします。
サルっぽいのは炎上。

剣崎君に話し掛ける部隊の人。
部隊の人はサルっぽいのがアンデッドではなく、死体をアンデッドに操られた犠牲者だと説明。
この部隊はアンデッドハンターと言う組織だそうです。
ナリは物騒ですが説明大好き教えたがり集団です。


 始さんは暗室で、雪山で貰った写真を眺めながら
「俺はこのまま人間になってしまうのか。」と口に出して考えています。
考え事をしていて口が動いている時は大抵疲れています。
始さん、こき使われていますか。虎太郎の姪の機嫌を直す為に無理していませんか。

そんな始さんはアンデッドの気配をキャッチ。
外に出た始さんは美女を見つけ出します。
美女は始さんに会いたがっている人が居るといって走って行きます。
ヒールが結構高めの多分ミュールとかいう靴を履いてますが走ります。
転ばないか心配です。
「(付いて来い、そして…。)」と美女。
しかし美女、ミュールで走っている訳ですが、
始さんがもしバイクで来てたらどうするつもりだったのでしょうか。
走ってバイクの先導ですか、もっと走りやすい靴をチョイスすべきです。


 多分三重県のサーキット。
お土産は赤福がいいです。
そこでテスト走行するらしい一台のバイク。
何か黒くて夏は触ると熱そうな感じです。
そこに剣崎君と橘さんも到着。
どうやらこのバイクはアンデッドハンターのもののようで、剣崎君と橘さんはお呼ばれしたようです。
橘さんに拠ればこの黒いバイクはブラックファングと言って、
BOARDで作ろうとしていた最高のマシンなのだそうです。
アンデッドハンターの人もBOARDのOBみたいです。

剣崎君のブルースペイダーと一緒に走らせて見て、ずいぶん速い事が見て取れるブラックファング。
ブラックファングにラウズシステムを組み込みたいと言うアンデッドハンターに協力する剣崎君たち。
なにやらバイク同士配線を繋げてみたり、色々いじってみたりしています。
橘さんは最初やや渋っていましたが、元々研究員な為かいつしか剣崎君よりよっぽどノリノリで戦力に。
剣崎君は楽しんでいるだけで、作業面では見学に回ったりしています。


 剣崎君達が楽しくバイク弄りしている間かどうかは分かりませんが、
始さんが美女を追っていった先に居たのは金持ちロンゲ。
もうすっかり日が暮れているのに、ロンゲはプールサイドで雑誌だか新聞だかで顔を覆って居眠りしています。
絶妙に蚊に刺されそうです。

始さんはロンゲの顔の上の雑誌だか新聞だかを取り払って、ロンゲがアンデッドである事を本人に確認します。
ロンゲは戦うのが嫌みたいですが、自分がロンゲに呼び出されたと思っている始さんはカリスに変身。
ロンゲの変身した象怪人とカリスの戦いを影から隠れて見ている美女。
2人とも傷ついたところで両方の力を奪おうと思っているようです。
美女も考えを口に出して喋るモードにはいっているあたり、走り疲れているようです。

カリスに仲間はどうしたと聞かれ、象怪人はカリスを呼び出したのが美女だと気付き、
ハンマーみたいなのでカリスを叩いて転がして、美女の方を見ます。
慌てて逃げる美女、走りっぱなしです。
あとカリス、長時間の無断外出で虎太郎の姪から怒られそうです。


 作業疲れで寝ていたらしい橘さんと剣崎君。
剣崎君の方が先に眠ってしまったらしく、橘さんにブラックファングがどうなったか聞いています。
バイクの様子を見に出る二人が見たものは倒れているアンデッドハンターの皆さま。
ちょっとだけ息があった人から、ファングがどうとかいう言葉を聞いて、整備室へ向かいます。
ここでもやっぱり皆さん倒れていらっしゃいます。

アンデッドハンター全滅でしょうか。
何者の仕業かは大人の配慮で「わかりません」と言っておきますが、
剣崎君と橘さんを鋭く残しておいてあるあたり、遊び心満点です。

そしてブラックファングに乗った狼怪人登場。
狼怪人はバイクに手を突き刺して自分のパワーをバイクに読み取らせ、
バイクを怪人仕様のデザインに変形させます。ごつごつな上にとげとげです。

カリスがバイクに乗ったまま変身するとバイクが変わるのと同じ原理でしょうか。

バイクを剣崎君達に向かって走らせる怪人。
ノーヘルは感心しませんが公道で無いから良いのでしょう。

そしてよく考えたら広瀬さんを怒らせたままかも知れない状況で
2人っきりで一晩家に残る形になった虎太郎が怖い目にあっていない事を祈ります。