第12話


 蜘蛛怪人と戦っているギャレン。
ギャレンがカードを取り出そうとすると、蜘蛛怪人は先端に鉤爪の付いた紐のような物をヨーヨーのように伸縮させ、
ギャレンが手にしたカードを弾き落とす頭脳プレイ。
蜘蛛怪人、ライダーの攻撃手順を熟知しています。

広瀬さんの誘導でギャレンと蜘蛛怪人の戦闘に駆け付けるブレイド。
ギャレンの援護をしようとするブレイドですが、ギャレンは
「邪魔するな!カテゴリーAは俺が封印する!」とブレイドに小攻撃。
あと、自分の力の証明の為にブレイドも倒す予定だそうです。

倒すのはいいのですが証拠とか残ると警察にショッ引かれそうですが、
その辺の対策はしてあるのでしょうか。


 始さんとミュージシャン風の男は船の手入れをしています。
「後少しだな兄貴、もうすぐ出航だ。」とミュージシャン風の男はペンキ塗り中の始さんに話し掛けます。
あんまりすぐに出航するとペンキ塗りたてで船が揺れたりして凄い危険です。


 蜘蛛怪人は普通のパンチなんかも強いらしくて、ギャレンもブレイドも歯が立ちません。
しかもカードを持とうとすると凄い反射神経で例の鉤爪で弾いてきます。
ブレイドがブレイラウザーの攻撃に切り替え、蜘蛛怪人ともみ合っている隙に
ギャレンがカードをラウズして蜘蛛怪人を射撃。

ちなみにブレイドにも攻撃が当たっている感じですが、蜘蛛怪人は逃走。
ギャレンはその場に残ったブレイドを攻撃しようとしますが、
サングラスの男のテレパシー指令により蜘蛛怪人を追っていきました。

ところでギャレン、蜘蛛怪人にカードを何枚か落とされたと思うのですが、
ちゃんと拾ってから行ったのでしょうか。


 ハカランダでは、虎太郎の姉が始さんを探しに出た娘を心配しています。
虎太郎も姪を探しに出かけました。
「天音にもしものことがあったら、絶対にただじゃおかない。」と虎太郎、自転車をコギコギ独り言。
これは始さんに対してのセリフでしょうか。
虎太郎の戦闘力でどう始さんに対抗するのかちょっと見物です。

広場で路上ライブを見かける虎太郎の姪。
しかし始さんの姿はありません。
観客に以前この場所で歌っていた人を知らないか聞いて回る虎太郎の姪。
今路上ライブやっている人的には早くどっか行けって感じです。


 最初緑色だったけど今やすっかり茶色っぽくなった溶液の前で喋っているサングラスの男と研究員。
水を替える気配はありません。
サングラスの男としては、橘さんには究極のライダーを作る為の人柱になってもらうそうです。
どうやらただ強くなるだけではなく、何らかの副作用がありそうなこの溶液。
とりあえずレジオネラ菌とかが危なそうな感じです。

噂の橘さんですが、蜘蛛怪人をしっかり見失ったようで、
バイクを路肩に寄せてそれに寄っ掛かって
「俺は俺の力を証明するために戦う。」
と呟いてサボっていました。


 広瀬さんにカテゴリーAの事を話す剣崎君。
広瀬さんはその話を聞いて、蜘蛛怪人の反応がこれまでと違う事に合点が行きます。
ライダーはブレイドもギャレンもカテゴリーAから作られた事から推測を始める広瀬さん。

「そうか、あいつももう1人のライダーを作り出そうとしている。それで狙ってきたって訳か!
広瀬さん凄い!さすが先輩!」
と剣崎君、広瀬さんを先輩呼ばわり。
最近橘さんがアレなんで代わりに広瀬さんに頼る事に決めたようです。
広瀬さんも困っています。


 始さんとミュージシャン風の男はまだ船の手入れをしています。
始さん、ずっと同じ場所のレタリングを続けていますが、結構凝り性のようです。
あと、服とか軍手とか全然汚さないのが凄いです。
ミュージシャン風の男は食事の買出しに行きます。
始さんも手元ばかりを見て目が疲れたのか、横を向いてちょっと遠くを見てみたりします。
そこには仲睦まじい母子の姿が。
始さんはハカランダの母子の事やら思い出して帰りたい気分になってしまいますが、
アンデッドに狙われたりする事を考えると帰るに帰れないので我慢します。

そして始さんとはかなり関係無さそうなその母子も何か巻貝怪人に襲われました。
始さんは巻貝怪人に飛び蹴りを食らわせ水中に叩き込み、母子を避難させます。
始さんは全然ペンキだらけになってないので、母子の服も汚れずに済みました。
そして始さんはカリスに変身、ちょっと欽ちゃんみたいなジャンプキックを怪人に食らわせたりします。

広瀬さんのアンデッドサーチャーも巻貝アンデッドとカリスに反応。
遠くて場所が特定できないのですが、方角だけ分かるのでとりあえず剣崎君出動。
そろそろ橘さんみたいにモバイルっぽいアンデッドサーチャーとか作った方が良さそうです。


 船着場に戻ろうとしているミュージシャン風の男は、怪人から逃げている人達とすれ違います。
怪人の居る方向を指差して気をつけろよとか言っている逃げている人達、
逃げろよとは言わないのが不親切です。

カリスに押されていた巻貝怪人は再び水中に逃亡。
カリスは避難させた母子の元に戻り、「もう大丈夫だ。」と子供の方に手を差し伸べますが
母親がカリスの手を払いのけ、悲鳴を上げて子供を連れて逃げて行きます。
拒絶された自分の手を見つめるカリス。
ドンマイ変身解き忘れ。

カリスはスピリットのカードをラウズし、四角くて透明に近い光の壁をくぐって人間の姿になります。
その様子をミュージシャン風の男が見ておりました。
「兄貴が仮面ライダー!」
前回気付いて欲しかったです。


 巻貝怪人の出現場所に向かっている剣崎君に広瀬さんから連絡が入ります。
「何、消えた!?」と剣崎君が目上の人に対してやや乱暴な言葉遣いをするので、広瀬さんは
「そうなのよ。ごめん、後輩。」と
剣崎君に向かって後輩である事の自覚を促します。
あと、別に広瀬さんの所為でアンデッドが消えたわけではないので、謝る必要はありません。


 サボり終わった橘さん、その辺を適当に流していると、女性医師に見つかって呼び止められます。
「一体今迄何処に…。そんな事より私あなたに聞きたい事があるの、ハイ。」
と橘さんにコーヒーを渡す女性医師。
多分女性医師の奢りです。

コーヒーを受け取る橘さん、女性医師の手の包帯に気付きます。
しかし女性医師はアンデッドに襲われた事を隠し、逆に橘さんの体を気遣う発言。
橘さんは以前より調子がいい位だと言うと、女性医師はあの植物のせいかと聞きます。
橘さん、ちょっとビックリしたようで、
きっと本当は風呂に入るとか髪を整えるかして女性医師を食事に誘ったつもりが
うっかり忘れていた事に今気付かされたのでしょう。
剣崎君達も橘さんの事を心配していたと言い、一緒に行こうと説得を試みる女性医師。
橘さんは渋っています。
でも奢って貰ったであろうコーヒーは手放しません。


 船を眺めている始さん。
ミュージシャン風の男が始さんの姿を見つけ、そちらに向かおうとすると、
始さんの前に一台の車が止まります。
慌てて身を隠すミュージシャン風の男。
車はミュージシャン風の男の父親とお付きの人で、始さんに用があるみたいです。

それにしても父親、息子や始さんの居場所とかよく見つけます。
かなり監視しているのではないでしょうか。
始さんがカリスに変身する所とか実はジャンジャン見ているかもしれません。

父親、息子が自分を知る事から逃げており、群れて独り立ちを恐れているとし、
家に戻った方が良いと考えているようです。
始さんに白紙の小切手という懐かしのアイテムを渡し、息子と取り戻したいと言う父親。
「分からないな、人間って物が。やはり俺には理解できない。」と始さん。
白紙小切手攻撃は普通の人間でも「ハァ?」って感じなので理解できなくて良いです。


 巻貝怪人が消えて帰るだけだった剣崎君に、広瀬さんから今度はカテゴリーAの出現が知らされます。
剣崎君も結構忙しいです。
その蜘蛛怪人は、今度は建設中の建物内で作業員を襲っています。
そして橘さんの所にサングラスの男のテレパ指令が。
橘さんは制止する女性医師に
「君には、君にだけは分かって欲しい。そう思った事もあった。だがもう…。」と
意味不明のセリフを残してバイクに乗って行ってしまいました。

頭に変な草をつけていた理由を分かれと言っているのだとしたら、ちょっと難しい注文です。


 広場で聞き込みをしている姪を見つける虎太郎。
姉も心配しているとして姪をたしなめようとする虎太郎ですが、
始さんの居場所がわかったと言う姪の発言でお説教は不発に。

始さんは船を前に、そろそろ潮時かと言って小切手を破っています。
「兄貴、飯にしようぜ」とミュージシャン風の男、何事も無かった風に話し掛けてきます。
始さんは自分が人間ではないとして、これ以上一緒に行けないとミュージシャン風の男に告げます。
仮面ライダーの事は口外しないとして、始さんを引きとめようとするミュージシャン風の男。
でも歌にしそうで怖いです。


 建設中の建物の様ですが、バイクで室内に入ってくる剣崎君。
きっと現場が1階で大した段差もないのでしょう。
蜘蛛怪人を前にブレイドに変身。
しかしビルの何階かにアンデッドが出た場合、バイクとか持ち込むの大変そうです。


 始さんたちの前にまたまた巻貝怪人登場。
巻貝怪人が爆弾みたいな物を投げ、船から火が上がります。
「あいつ、最初から兄貴を狙って。」とミュージシャン風の男。
そして火に気付いて、始さんの制止を振り切り、上着で扇いで炎を消し止めようとします。
どうしても海に出て自分を試したいそうです。

巻貝怪人が襲ってくるので始さんはカリスに変身。
上着で火を扇ぎながら、ミュージシャン風の男はカリスの戦闘を見ています。

結構片手間消火活動です。燃料に火が入ったらヤバイとは思いません。
て言うか、カリスの戦闘を追って、大分船から離れた所まで見物に来ている
ミュージシャン風の男。
そしてミュージシャン風の男は、敵の攻撃を受けたカリスの腕から
緑色の液体が噴出すのを見、驚きます。
カリス達の後ろの海の色も絶妙に緑ですので、ミュージシャン風の男はメガネですが結構目が良いです。


 巻貝怪人を封印し、船の前に居るミュージシャン風の男の元に戻る始さん。
船、何と鎮火してます。
フィクションです。
上着で扇いだだけで火が消えるとは限りませんので、良い子は真似をしないで下さい。
「来るな!」とミュージシャン風の男。
「本当だったのか、人間じゃないって。お前の所為で船が…俺の夢が!消えろ、消えてくれ!」
と始さんを拒絶するミュージシャン風の男。
先程母子に拒絶された事もちょっと思い出しながら、無言で去る始さん。
始さんと入れ違いにミュージシャン風の男の側に移動する父親。
父親、鋭いタイミングで登場です。
間違いなく24時間体制で見張っています。

「もう気が済んだろ。」と父親。
「まだまだ、これからだ、一人になっても!」とミュージシャン風の男。
とりあえず火事とか出したので、その話題を上手く使えば一発ぐらいは当てられるかも知れません。


 バイクで走っている始さん。
「もう俺からは逃げない、俺は俺だけで生きる。俺だけで戦う!」
とか思っています。
ホームレス宣言です。

始さんを探していた虎太郎と姪ですが、船着場まで辿り着いたのは始さんが出た後でした。
火事の痕跡のある船に気付く二人。
そう言えばですが、火事なのに野次馬が居ないのが不気味です。


 女性医師は何かの連絡を受けています。
慌てて橘さんに電話を掛ける女性医師ですが、生憎留守番電話。
そう言えばギャレンは蜘蛛怪人と戦ったりブレイドを邪魔にしたりで大忙しで、
携帯の電源を切っているかしているようです。
仕方なくメッセージを吹き込む女性医師。
変な植物について大変な事が分かったそうです。

しかし外にはサングラスの男がいつものように浮かんでおり、女性医師に攻撃をし始めます。
ギャレンは一瞬何かを感じ取ったような風でした。
多分サングラスの男のテレパシー経由で女性医師の悲鳴がちょろっと入ったのでしょう。
が、すぐに蜘蛛怪人との戦闘に集中。

女性医師の生命のピンチと、
いつも外に人が浮かんでいる噂がそろそろ立っているピンチのままで次回に続きます。