第7話


 サングラスの男の放つ炎の弾に当たってしまい、変身が解けた橘さん。
ゆっくり近付いてくるサングラスの男に気圧されした橘さん、後ずさりをするしかありません、が、
丁度通りがかった黄色い救急車タンクローリーに上手くしがみ付いて、
サングラスの男の視界から消えました。

サングラスの男と橘さんの戦いを陰から見ていた始さん。
始さんはサングラスの男と戦おうと思ったようで、ベルトが浮き上がります。
ですがサングラスの男は始さんと手を組みたいようです。
サングラスの男は、始さんに封印される可能性があると脅した上で、
「一緒に調べてみないか、モルモットを。」とサングラスの男は始さんを勧誘。
モルモット怪人とか居たら、間違いなく敵視されそうな発言です。


 夜も明けて、減速したタンクローリーから離れる橘さん。
どうやら一晩中タンクローリーに張り付いていたようです。
運転手が気付かなかったのは居眠り運転だったからでしょう。
後続車はきっと必死でクラクションを鳴らしたと思います。

そして疲れからか、いつもの破滅のイメージ(使いまわし映像)を見てしまう橘さん。
地面に座って、道路脇まで尻で後ずさりしてます。
犬の落し物の出現率が高いポイントですので、
進行方向を確認してから後ずさりしたほうが良いと思います。


 広瀬さんも港湾地帯で柵を背に体育すわりしていました。
最近の若い人は平気で地べたに座りますが、
その前の世代の電車のつり革も不潔がって触らない潔癖症よりはマシです。
そこに虎太郎が走って帰ってきます。
「広瀬さーん、どうだった?」
「居ない。」
どうやら剣崎君をランダムで探していたみたいですが、見つからなかったようです。
所長の方も音信不通らしいのですが、広瀬さんの携帯に橘さんから連絡が入ります。
広瀬さん、所長の他に橘さんにも自分の携帯の番号を教えてあったみたいです。
剣崎君には番号を教えてあるのかちょっと気になります。
何となく自分から掛けるだけで、しかも非通知設定とかしていそうです。


 橘さんも所長とニアミスをした為、広瀬さん達も所長と接触したと考えたようです。
ところで虎太郎、広瀬さんの携帯に耳を近づけて話を聞こうとしていますが、
海も近いことですし、そんなに聞こえる物でしょうか。
広瀬さんの携帯の音量設定が気になります。


 サングラスの男と始さんは研究所みたいな所に着きます。
サングラスの男は研究員らしき男に、剣崎君の検査結果を尋ねています。

「やはり、体細胞のヘイフリック限界(聞き取れませんでした)が、通常では考えられない数値を示しています。」
「あとは戦闘時に、カテゴリーAとの融合係数がどの位変動するかだ。」

まず聞き取れなかったので話の意味がサッパリ分からないのですが、
とにかく剣崎君はどこか普通と違うようです。


 検査が終わって別室に連れられていく感じの剣崎君。
上半身は拘束されているのですが自分を捕らえている人達を体当たりとかで攻撃。
高そうな検査機器はあっても、麻酔注射とか持ってない研究所です。
もしかしたら、医師が居ないのかもしれません。


 何だかつまらないので帰ろうとした始さんですが、
サングラスの男にとある映像を見させられます。

珍しく客の入っている「JACARANDA」。
公式見たらハカランダと書かれていましたが、お客さんも多分ジャカランダって読むと思います。

そのハカランダに客を装って入り、不審な紙袋を置く男。

「止めさせろ!」とサングラスの男に掴みかかる始さん。
「いいのか、そんな態度を取って。俺がスイッチを入れれば全てが吹っ飛ぶんだぞ。」
とサングラスの男、小さなキーを起爆装置に差し、始さんを脅します。

でもキーも何の変哲も無いロッカーの鍵みたいなキーですし、
起爆装置もカバーも何も無く普通にそこにあるので、
サングラスの男でなくても爆破させられそうです。

て言うか、キーでなくてポチっと押せるスイッチの方が爆発物っぽくて好きです。


 剣崎君はガラス戸と鉄格子戸の二重扉の部屋に閉じ込められました。
隣の部屋ではアンデッドが出せーみたいなジェスチャーをしているので、
脱出は無理そうです。
て言うか、アンデッドよりも剣崎君の方が拘束具がプラスされていて、より逃げそうだと
思われているようです。
剣崎君、買いかぶられています。


 橘さんは広瀬さんたちと合流して、情報交換をしています。
虎太郎の見立てでは、橘さんを襲った男は人間じゃないようです。
ルポライターを目指しているだけあって、推測とか得意です。
空を飛んでファイヤーボールを撃つのは人間としてはアウトなようです。

剣崎君救出の為に、橘さんに助力を求める広瀬さんと虎太郎ですが、橘さんは断ります。
「怖いんだ!」と広瀬さん。
「怖いもんだから、そうやっていつも逃げ出す」と見てきたかのように指摘する広瀬さんに、
「ふざけるな!」と否定する橘さん。

雲行きが怪しくなってきた事を察知した虎太郎は口を挟みます。

「わっかんないなー何で突っ張るのさ。」

「怖いものなんてあって当然なのに。俺なんて一杯あるよ。ゴキブリ、蟷螂、雷、ミミズ、
それと、お饅頭!饅頭コワーイ!」
広瀬さん、の一言はグッと我慢です。
あと、お子様と一緒にテレビを見ている親御さん方は
落語「饅頭怖い」の説明とかしてやんなきゃならないので面倒です。

足元に転がっていた手の平大の石を拾い上げ、もてあそびながら語る虎太郎。
橘さんが話を聞きながら「あの石は飲み込めるかな」とか思っていないか心配です。

「人をおちょくっているとぶっ飛ばすぞ!」と橘さん、大丈夫でした。多分。

恐怖心や不安を持っているから、人間は良いんだと説く虎太郎。
橘さんは忙しいとか言って立ち去ってしまいました。
職安に行く日だったのでしょうか。


 バイクで走りながら、虎太郎の演説を思い出す橘さん。
思い直したらしく、帰途に着いている広瀬さん達に合流、
所長が剣崎君を攫った組織に居るかも知れないとして、協力してくれます。
でも虎太郎のセリフで考えが変わったのは内緒なようです。


 研究所内で、広い部屋に移された剣崎君。
お隣だったアンデッドと戦わせられます。
剣崎君、まだ上半身拘束されているのですが、ハンデですか。
何者ですか剣崎君。
もしかしたら相手の三葉虫怪人の方が内心ビビっていて、
部屋には毛筆の遺書が置いてあるかも知れません。

サングラスの男の言いなりに戦うのは嫌なのですが、
相手が襲い掛かってくるので戦わざるを得ない剣崎君。
三葉虫怪人の攻撃が拘束を解いてくれたので、ブレイドに変身、
いつもの光の壁で相手に大ダメージを与えます。

戦闘時の剣崎君のデータを解析しているらしい研究員。
「テロメア配列修復を始めました。融合係数は516EH。」
テロメアについてはこの辺りが分かりやすかったのでご参考まで。
長寿の秘訣がライダーバトルとかそんなオチになりそうで嫌なので、
厳密に意味を考えるのは放棄したい所です。


 家に戻って、橘さんの指示通りアンデッドの位置を探る広瀬さん。
橘さんの指示通りお祈りを始める虎太郎にアンテナを持ってこさせます。
橘さんに戦力外通告を受けた虎太郎に対するフォローでしょう。
広瀬さん、段々気が回るようになってきました。


戦闘中に始さんの姿を認めた剣崎君。
「あの野郎ふざけやがって、この組織の人間だったのか!」とご立腹。

自分と同じように攫われて来た可能性は思いつかないようです。
ですがそのお陰で、融合係数とやらが上昇し、何かパワーアップしてきました。

「あいつは怒りを力にする。俺への憎しみが、あいつの数値を上げているんだ。」
と始さんが解説。
以前、人を守る時に力が全開するとか言ってましたが、あれは別にブレイドの事ではなかったのでしょうか。
内容が微妙に違います。
でも気分次第で戦闘力が変わるという点では同じです。


 剣崎君の融合係数が倍ぐらいに増加した辺りで、始さんも震え出して何か変身して戦闘に乱入。
乗りやすい男です。

ついでにカリスの計測を命じるサングラスの男。
「この瞬間を待っていた。争い、もろともに倒れてしまうがいい。
この世にライダーは要らない。私が作る、究極の一体だけでいいんだ。」
一体だけだったら究極も底辺もないと思います。


 サーチの結果、ブレイドとアンデッドが戦っている事が分かり、剣崎君の生存を喜ぶ広瀬さんと虎太郎。
橘さんに位置を知らせて、救出を依頼します。
しかしブレドの周りにアンデッドが3体居る事が分かり、
「どういうこと…?」と愕然とする広瀬さんたち。
別に一体ずつ出てくる約束になっているわけではないので、こういう事もあります。


 現場に向かう橘さんは、バイクに乗りながら変身。
色々決意とか固めている感じですが、変身した事で、
サングラスの男の組織に存在を察知されたようです。
あと、公道なので、他の一般車両からも察知されたと思います。
あと、広瀬さんの携帯に所長から
「ギャレンをこっちに向かわせるな。」というメールが入ります。
所長にも察知されています。
て言うか所長、最近メールにハマっているのでしょうか。


 ハカランダのカウンターの端には、爆弾の入った紙袋が置かれ、組織の男は出て行ってしまいます。
紙袋は別に隠していないので、忘れ物として届けられたら仕掛けた人も危なさそうです。
普通は椅子の裏とかに貼り付けると思います。


 三葉虫怪人よりカリス相手に戦っている感じのブレイド。
カリスの方も融合係数が釣られて上がっているらしいです。

「これがバトルファイトだよ。一万年前の再現だ!」と嬉しそうなサングラスの男。
一万年前の事を覚えているのが凄いです。
あと、自分は参加しないです。


 そこにギャレンがバイクで扉を破って参加。
いままでその辺で暇していた三葉虫怪人がギャレンに
「パパ〜お帰り〜ダッコ〜」みたいな感じで襲い掛かります。

三葉虫怪人と戦っているギャレンは、融合係数がガンガンに下がっていってるらしいです。
「これが烏丸の言っていたライダーシステムの弊害か。
もろい人間の恐怖心がきっかけとなって、エースアンデットとの融合に不具合が起き
戦う力をダウンさせる。」
とサングラスの男。
徹夜でタンクローリーに張り付いていた事も考慮に入れてあげてください。

ギャレンは敵の攻撃でついに変身解除。
三葉虫怪人は橘さんにさらに攻撃しようと近付いてきます。
建物の外で1人偵察をしていた所長にもその悲鳴は聞こえたんじゃないでしょうか。


虎太郎は剣崎君や所長よりむしろ橘さんの身の安全を祈っていた方がいいと思います。