第5話


 カリスに囮に使われたのでちょっと切れたブレイド、カリスと戦闘に入ります。
ですが普通に戦っても強い上に、カリスは身軽なようで木の上とかにジャンプして、
遠距離攻撃がサンダーぐらいしかないブレイドでは相手になら無さそうな感じです。
「俺には敵わない、そう言ったろ。大体お前達人間が存在する事自体おかしいんだ。」
とカリス、脈絡も無くムダに問題になりそうな発言をしてみます。

そしてカリスとブレイドの元に、虎太郎の駆る黒鳥号が爆炎と共に到着。
排気ガスの代わりに炎が出る自動車の安全性はどうなのでしょう。
あと、車検大丈夫なんでしょうか。

虎太郎の登場で、
「邪魔が入ったな。」と言ってカリスは帰ってしまいます。
爆発の巻き添えを恐れたのかも知れません。


 所長が燃えていた現場で体育座りをしている広瀬さん。
まだ煙が燻っているようですが、延焼は免れたようです。
そこに橘さん登場。
橘さんは、所長が燃えて消えたという広瀬さんの話を聞いて、
所長が横たわっていた寝台を調べ、所長はトリックで消えたのだと見破ります。
何でもマグネシウムがあったそうです。

確かに白っぽい炎を上げていました。
本当にマグネシウムだとしたら、水をぶっ掛けなくて正解でした。
(水が酸素と水素に別れて無茶無茶燃えるそうです)

しかし燃えカスを見ただけでマグネシウムである事を見破るとは、
橘さんは流石研究員と言った所です。
ですが更に上を行くのは所長です。
ちょっと前まで生命維持装置(電極のみ)で生きていた割に、
自分のホログラムとマグネシウムを調達し、
誰か来たら装置を作動させるトリックを仕掛けていった訳です。

そのフットワークとネットワークは凄いと思います。


「何でそんな手の込んだ事を!」
と広瀬さん。
確かに、「探さないで下さい」と書き残して出て行っても
結果は同じだったと思います。

橘さんは、所長がアンデッドの封印を解いた責任を追及されたくないからだと毒づいて見せます。
広瀬さんは自分の父親の事に言及しようとしましたが、橘さんに遮られて言えずじまいでした。

橘さん、自分の世界に入っちゃっていて、しばらくコミュニケーションが取り辛そうです。

出て行く橘さんと出くわす剣崎君と虎太郎。
剣崎君は無視して行こうとする橘さんを捕まえ、
「アンタなのか、アンタが烏丸所長を!」と剣崎君、
いつものお決まりで何か決め付けようとしていますが、
橘さんは機嫌が悪いとかで無視してました。
ちゃんと聞いてたら絶対怒られる内容の事を言ってますので、
橘さんがコミュニケーション不能状態でかえって助かりました。


 広瀬さんに合流した剣崎君達。
剣崎君は広瀬さんに、何故所長の場所がわかった時に
話してくれなかったのか聞きます。
多分絶対取り乱してウルサイからだなんて口が裂けても言えない事でしょう。


 始さんは自室のベッドでうつ伏せで左手をベッドから降ろした状態で寝ています。
血の滴る音で目覚める始さん。
傷口は心臓より上に上げると止血しやすいです。
輸血とか出来なさそうなので、怪我には注意して欲しい物です。
て言うか、緑の血もシミになるのかちょっと気になりました。
ルミノール反応は多分出ません。


 虎太郎の姪は、母親に「呼子の洞窟」と言う亡くなった人の声が聞こえる心霊スポットに行きたいとダダをこねています。
小学生はこういうの大好きです。
インターネットでも評判らしいのですが、
小学生が監督無しにネットに繋いでいるのは危険だと思います。
先生が居る状態で心霊スポットのサイトを回っていたら、それはそれで問題です。

父親の声を聞きたいという姪ですが、母親に却下され、家を出て行ってしまいます。
一部始終を見ていた始さんが虎太郎の姪の様子を見に行く事を申し出ます。
母親は店が営業中なのか、娘を追いかけていかないようです。
客が居ないから行っても良いのでは、と言ったら多分気を悪くされます。


 虎太郎の姪は虎太郎に洞窟に連れて行ってもらおうとしているようです。
渋る虎太郎ですが、1人で行くと言い出す姪に折れます。
その代わり洞窟の話はまやかしであるとした上で、
一回行ったらもうその話はしないと約束をさせます。

「何だか、俺も死んだオヤジやお袋の声が聞きたくなった。」
剣崎君、小学生に人気の心霊スポットに興味津津です同レベルです。

虎太郎、こいつにも何か約束させた方が良さそうです。


 洞窟に行く為に車を出す虎太郎。
白鳥号は修理中との事で、帰ってきたらバルカン砲ぐらい積んでいそうで期待したいです。
そこに始さん到着。
小学生の足にバイクで追い付けなかったという事は無いと思いますので、
きっと他の所から探していたのでしょう。

虎太郎の姪に、帰るよう言う始さんですが、虎太郎は姉の許可を取っていると始さんに伝えます。
「良かったら一緒に行くか君も。」と剣崎君。
「好きじゃないんです、人とつるむのが。」とちょっと下を向いて答える始さん。
何が悲しゅうてこのムッサイ+ジャリ面子でドライブですかという所でしょう。

「ああ、そう!悪かったね俺たちはつるんでばっかりで!」
剣崎君、本日も切れました。
余程始さんと一緒に行きたかったのでしょう。
珍しくとんとん拍子に友達が増えて、3人目ゲットとか思っていたのでしょうか。
甘いです。

そして始さんは戻る途中で、変な声を聞いています。
「人間になりすましたつもりか、カリス。いつから貴様はそこまで堕落した。」
とか言われてます。
もしかしたら、近くに止まっている車から始さんの事を窺っているメガネの男性のセリフかも知れませんが、
だとしたら、自分も相当人間の振りしてるような感じで、他人に口出しできる立場とは思えません。


 その頃、呼子の洞窟とやらでは、心霊スポットデートを楽しんでいたカップルがムカデ怪人に襲われていました。
インターネットで評判だと言う割には、
他にお客さんが居ないって言うか洞窟の前に屋台の一つも出ていないで、
ブームが過ぎているのか早すぎなのかって感じです。

洞窟に向かう車中で、剣崎君が虎太郎の姪に親と何を話すか聞かれています。
助けられなかった事を謝ると話す剣崎君。
それから皆を助ける事に欲張りになったそうです。
小学生相手に語ります剣崎君。
自分と同レベルの聞き手を求めていたのでしょう。


 診療所で寝ている橘さん。
勝手に入って寝ていたそうで、合鍵を渡されているのでしょうか。
そして帰ってくる女性医師。
女性医師のデスクに、呼子の洞窟に行って謎の高熱を発した症例の問い合わせFAXが回ってきていました。
最近こんな事が多いとの事で、今迄対策がなされていなかったとは考えにくいです。
今さっき立ち入り禁止の札を立てていた映像が入りましたが、時系列的にちょっと前かも知れません。


 虎太郎達が洞窟につくと、洞窟周辺は既に封鎖されていました。
「怖くなんか無いもん。だって仮面ライダーが一緒だから。」と姪。
案の定ベラベラ喋っていた虎太郎に珍しく正当な理由でお説教をする剣崎君。
切れていい時には割と落ち着い口調です剣崎君。
その間に姪が立ち入り禁止区内に入ってしまいます。


 結局洞窟に入る事になってしまった3人。
洞窟は海岸沿いの切り立った地形にあり、なかなか面白そうです。
地層が斜めっててワクワクします。
しかし洞窟の中は所々水溜りがあり、満潮時に水が入ってくるのではと不安になります。

懐中電灯の明かりを頼りに、中に進む3人。
「何だか気持ち悪いなあ、ねえやっぱ帰ろうよ。」
と言う虎太郎に
「臆病だなあ、だからお前は天音ちゃんに虎太郎って呼び捨てにされるんだよ。」
と剣崎君、小学生との連帯感を高めています。

虎太郎の姪はお父さんの声が聞こえると言って、1人で走り出して先に進んでしまいます。
しかしものの5秒ぐらいで、向こうから悲鳴が聞こえ、
虎太郎と剣崎君は一瞬固まってから慌てて追います。
そこには倒れている姪とムカデ怪人。
そいつの声はお父さんそっくりですか。


 剣崎君がムカデ怪人を引き付けて、虎太郎が姪を連れて逃げる作戦開始。
剣崎君、何故か変身せずにムカデ怪人に向かいますが、
どうやら変身時の方形の光で怪人を攻撃するのが狙いのようです。
いつまでコレが最強必殺技なのでしょうか。

姪を助け起こそうとした虎太郎が見たものは、姪の頬についているスライムみたいな何か。
そういえばバ〇ダイさんは一昨年辺りにツ〇ダオリジナルを買収か何かしていたような気がします。
これで売上げが上がると良いですね、スライム。

そしてブレイドに変身した剣崎君はブレイラウザーでムカデ怪人を攻撃していましたが、
相手は煙のように消えてしまいました。
もう細かい大量の虫にはならないようで、ホッとしたような残念なようなです。


 様子が変な姪、凄い熱だそうで
「病院だ!病院!」と剣崎君。
当たり前の行動ですが、何か新鮮です。


 病院には虎太郎の姉と始さんも駆けつけます。
姉はタクシー、始さんはバイクで何か効率が悪いです。

始さんの前で、虎太郎と剣崎君は反省会。
「立ち入り禁止の看板を見た時、止めればよかったんだ。
アンデッドだって気付いていれば。」
と剣崎君、虎太郎の事を怒れないぐらい口が滑ってます。

アンデッドの言葉が出て、反応をする始さん。
虎太郎はアンデッドの説明を始さんにし出し、秘密にする気は無さそうです。
アンデッドの毒が姪に掛かった事を話すと、
始さんは「抗体が必要だ」と血相を変えて走って病院の外に向かいます。
何か始さんも秘密とか持つの苦手そうです。

始さんを追っていく剣崎君。
時間が無いと焦っている始さんに、剣崎君は説明を求めて足止めをします。
始さんは揉めた方が時間のロスと判断したのか、
アンデッドの毒は、毒の持ち主のアンデッドの持つ抗体から取り出した
中和剤から取り出すしかないと説明。
どうしてそんな事を知っているのか聞こうとする剣崎君ですが、
始さんは剣崎君をビンタして先に行ってしまいました。

それにしても、自分の抗体まで用意してくれているアンデッドは親切設計ですが、
自分の組織に自分で抗体を持つのがちょっと切ないです。
疲れてたりで抵抗力が低下したら自分の毒で死ぬかもです。
あと、中和剤は誰が作るのか良く分かりません。
病院の人に頼むなら根回ししておかないと時間がかかりそうです。

置いてかれモードの剣崎君ですが、虎太郎からアンデッド出現の知らせを受けます。
ギャレンが戦闘を開始しているとの追加情報で、
一緒に話を聞いていた始さんは「まずい。」とますます急いで行ってしまいます。

バイクに跨って出ようとする始さんに、なぜまずいのか聞きに行く剣崎君。
始さんは質問ウザイと思っているのでしょうが、ここでも時間のロスを最小限に食い止める為、
抗体は生きたアンデッドからしか取れないと説明。

始さん、切れやすい奴をあしらうのが段々上手になってきました。


 ギャレンがムカデ怪人に銃口を向けたところで、カリスがバイクでギャレンに軽く体当たり。
始さんはバイクに乗りながら変身できるので便利です。
ギャレンに手を出さないよう言うカリス。
しかしカリスはアンデッドを封印して元気になりたいので言う事聞きません。


 とりあえず邪魔なのでカリスに蹴られるギャレン。
そこに剣崎君が追い付いてきて、ギャレンを助け起こします。
「いいな、そいつに手を出させるな。抗体を見つけるのが先だ。」とカリスは剣崎君に指示。
「誰だアイツは!」とギャレン、剣崎君の襟ぐりを掴み強い調子で聞いてきます。
「まさかアイツが?」な剣崎君、どうやら始さんは剣崎君が見ていない時に変身したようです。

剣崎君、まさか脇見運転しましたか。


 カリスがアンデッドを攻めあぐねているのに業を煮やしたギャレン、
「まだるっこしい戦いしやがって!」と参戦しようと走り始めますが、
剣崎君(生身)に止められます。
「あんたにあのアンデッドを倒してもらっちゃ困るんだ!」と剣崎君ここで変身。
一応相手を倒すための戦闘ではないので、変身時の光(最強必殺技)はギャレンに当てません。
そしてギャレンに体当たりをしたり、追い掛けてホールドを試みたりと、
なんだか地味な戦闘開始。

「違うんだ橘さん!どうして分かってくれないんだ!」とブレイド、
一回もマトモに説明していないのを忘れているようです。

「俺の体はボロボロだ!俺の体を直すには、アンデッドを封印するしかないんだ!」と
ギャレン。
「どうして分かってくれないんだ」と聞かれて
「体がボロボロ」と言う答えはかっとんでいます。
春らしい回答です。


 まだ抗体の場所を見つけられないカリス。
段々と姪の容態は悪化してます。

先生!大変です!
無脊椎動物って抗体持ってないそうです!
(かなり下のほう参照)

相手はムカデの祖です。
そりゃ見つかりません。