第4話


 橘さんから聞いた話を虎太郎や広瀬さんにしている剣崎君。
広瀬さんは橘さんより所長を信頼すると言う立場を示し、剣崎君と怒鳴りあいの末、1人で所長を探すと言って広瀬さんは出て行ってしまいました。
人の家で喧嘩するのがBOARD流。

虎太郎は収まりがつかなさそうな剣崎君に対し、広瀬さんをフォローしつつ宥めていました。
ルポライターなので、こういう喧嘩は後にネタとして美味しいので、
本人同士の喧嘩は止めずに、自分に矛先が来そうになるとスピーディーに止めるのが見事です。


 人込みを歩く広瀬さん、時間を止めて剣崎君の話を思い出して困惑しています。
所長に良くしてもらっていたようで、アンデッドの封印を解いたのが所長だと信じたくないようです。
それにしても広瀬さん、BOARDに入っていきなり上司から握手をされてますが、
下手をするとこれセクハラです。
よいお父さんは真似をしないで下さい。


 虎太郎のもとに、姪から写真立てが溶けたと連絡が入ります。
虎太郎の姉の家に行き、実況検分と聞き込みゴッコをしている剣崎君と虎太郎。
溶けた写真立てが高温になっていた事を示しているそうですが、
その割には写真立ての乗っている家具とかは平気です。
熱伝導率が低い家具だったのでしょうか。

火事と言えば、先日秋葉原のヤマギワが丸焼けになっていましたが、
あれは凄かったみたいです。
自分は被災はしておりませんが、気分が悪くなる系の臭いは遠くからバッチリ嗅ぎました。
そういう訳で、この写真立てが金属だったらまだいいのですが、
プラスチック製品だったら飲食店にあるまじき臭いがしたと思います。

ところで今リアルタイムで自分のパソコンが焦げ臭いのですが。
そろそろ分解掃除でしょうか。

不気味がるお姉さんを安心させる為か、
「何とかします俺が。」と始さんが口を開きます。
それを聞いた剣崎君、
「あんまり安請け合いするなよ、気休めにもならない!」と早くもキレ気味に絡みます。
「君達のようにただ驚いているだけよりマシだろう。」と始さんも釣られてキレ気味。
人の家で喧嘩するのがライダー流。

今回は虎太郎が仲裁をしますが、始さんがライダーだと知ったら多分止めてくれないと思います。

始さんが部屋を出て行くと、
「何だあいつ。」と剣崎君。
「自分の部屋でこんな変な事が起きたので責任を感じているのよ。虎太郎達よりましよ。」
と姪。
どうやら剣崎君も姪に即行で下のランクに分類されたようです。


 広瀬さんは、心当たりのある施設を訪ねています。
広瀬さんのお父さんが勤めていた場所のようで、BOARD関連の施設だと考えたようです。
あと、橘さんが何故か広瀬さんの後ろに立っています。
施設内を歩いている広瀬さんは、所長の身分証明書を拾います。
「そうだ、烏丸は此処に居る。」と橘さんが広瀬さんに声を掛けます。
広瀬さんを所長の居る部屋にあっさりと通す橘さん。
ところで橘さん、いままで何度も施設を出入りしたのでしょうに、
所長の身分証明書が落ちているのを拾わなかったのでしょうか。
あんまり掃除とかしないタイプかも知れません。

所長は生命維持装置で辛うじて生きているとの事で、
連れてくる時に何トンのパンチで殴ったのか是非聞いてみたい所です。

橘さんは、所長を恨んではいたのですが、アンデッドを操っていた訳ではなく、
倒したはずだったが一部取り逃がした分のアンデッドが研究所を襲ったのだそうです。
そして所長を逃がそうとした所、所長がアンデッドと戦おうとしたので
(凄いパンチで殴って)気絶させて助け出したのだそうです。

橘さんは所長に死なれると困るそうです。
「本当なの、本当に体が!?
いいえ、そんな事より、アンデッドの封印を解いたのは誰か教えて!」
と広瀬さん、ちょっと不適切な表現を交えつつ、橘さんに問い掛けます。

橘さんは比較的大人なので、広瀬さんの失言を指摘する事はせず、
質問に対して、「烏丸とその研究仲間達だ。こいつが目覚めたら詳しい事情を質すつもりだ。」と回答。
「そう言えば、お前の父親もBOARDに居たんだよな。」
そう言われたら広瀬さん、
お父さんが病気か何かのお母さんに「助けてやる」とか言っているのを思い出し、
アンデッドが不死に関係するので、お父さんが動機バッチリなのに気付いてしまいます。
でも橘さんには何も知らないと言っておきます。
腹殴られたら堪りません。

そして橘さんは唐突に
「俺も本当は夢を持っていたんだ、剣崎のように。
人類と地球のために戦う。そう信じていた。
でも俺の体は!」
と発言。
先程広瀬さんに体の事について豪快に軽視されたので、
ちょっとタイミングをずらして自己主張。
比較的大人です。

そして橘さん、主張が終わったら広瀬さんに所長の部屋の鍵を渡し、
戸締りをしておく様に言いつけて、自分は外出してしまいます。
橘さん、合鍵を作っておくとは用意がいいです。
ウッカリ1個しかない鍵を渡して、後で帰ってきた時に困り果てるなんて事は
比較的大人の橘さんですので心配しないで良いと思います。


 広瀬さんが虎太郎の家に戻ったのは夜になってから。
虎太郎は広瀬さんの事を心配していたらしいです。
しかしゴメンの一言も無く、「剣崎君は?」と小声で広瀬さん。
すると剣崎君、一秒も置かずに奥の部屋から「何だ、何か用か。」と広瀬さんの方に近付いてきます。

剣崎君、玄関先まで迎えには行きませんでしたが、
どうやらすぐ側まで来て様子を窺っていたようです。
こっそり心配していたのでしょうか。

しかし広瀬さん、剣崎君が来たら「別に。」と自室に行ってしまいました。
様子がおかしいので何か有ったのかと心配する虎太郎。

剣崎君は今日二度目の「何だあいつ。」


 診療所では女性医師がジグソーパズルに興じています。
どうやらオリジナルのパズルらしく、図柄が女性医師と橘さんの大学の卒業式の写真のようです。
後一息で完成と言う所で、ピースが一つ不足している事に気付く女性医師。
そこに橘さん登場。
橘さん、パズルのピースを飲み込んでしまったようです。
繊維質が不足していたのでしょうか。
でも、紙なので喉に張り付いて大変だったと思います。
それとも本人は「飲み込んだ」と言っていますが、
よく噛んでから飲んだのかもしれません。

「怖くてさ、完成させちまうのが。完成されたら終わりのような。」
と橘さん。
女性医師も特に咎めないので良かったです。
そして橘さんは、診療所には寝に来たようで、また椅子に座って寝てしまいました。
どうやら、研究所跡にはロクな寝場所が残っていないようです。
(一つは所長が占領しています。)


 始さんは剣崎君と喧嘩して家を出てから、
日も暮れたと言うのにまだアンデッドを探しつづけています。
結構ムキになる男です。


 その頃剣崎君は外でボケッと座っていました。そこに虎太郎が声を掛けに来ます。
虎太郎が言うには、昼間の事件にはアンデッドが関係していると思ったが
反応が無いとの事。
「もしさ、もしって考えたんだ。
もし、ライダーシステムをこのまま装備して、橘さんが言うように、
体がボロボロになったらどうしようって。」
と剣崎君。
「でもそれってメッチャカッコよくないか!?
正義の為に戦って、人類と地球の為に戦って滅びていくヒーロー!」
と急にハイテンション気味に言ってみせる剣崎君。
虎太郎は剣崎君に「馬鹿な事言うなよ、そんな事無いって。」
と心配してその話は信じないと言っています。

虎太郎が心配なのは剣崎君の脳かも知れません。
しかし剣崎君は虎太郎に心配されて喜んでいました。

大部分の視聴者が色んな意味で剣崎君を心配している気がします。
剣崎君は心配してくれるのが友達とか考えているようですので、
テレビの前のお友達はかなりの確率で剣崎君のお友達になります。


 夜が明けても、まだ始さんはアンデッドを探しています。
突然アンデッドの攻撃を食らう始さん。
探していた割には気付きませんでした。
始さんはアンデッドの出現を察知できるようですが、アンデッドも気配を消せるようです。
そして始さんの腰にベルトが浮かび上がり、カードを差してカリスに変身。
バイクから降りての変身ですが、バイクの方は変身しているかちょっと確認したいです。

そしてその戦闘で虎太郎の家のレーダーでもアンデッドの反応がでます。
出動しようとする剣崎君。
その時広瀬さんが剣崎君を制止。
「君に関係の無い人間が封印を解いたのよ、そのために君が犠牲になることは無い。
もっと自分を大切に」
と広瀬さんが発言しているのを遮るかのように、
「心配してくれるのか?」
と剣崎君。
「二人目だ、友達。サンキュー!」と行ってしまいました。

剣崎君、女性に向かって自分から友達宣言をするスットコドッコイです。


 カリスが蛾怪人相手に手間取っている感じです。
攻撃は当たっていますが、あんまりダメージを与えられてない感じです。
そこに剣崎君到着。ブレイドに変身して戦闘に介入します。
ブレイラウザーで蛾怪人に攻撃を仕掛けるブレイドですが、
何故か攻撃は当たる前に跳ね返されてしまいます。

それを見て、「奴と戦え。」とカリスはブレイドに命令。
ブレイドはカリスの言う通りにしたのか、蛾怪人と戦闘続行。
しかしサンダーの攻撃も跳ね返されて、しかもうまい事ブレイドに当たってしまいます。

そして戦闘を観察していたカリス、蛾怪人はバリアを張っているが、
弱点が口から何か出す時だと睨んでトルネードで攻撃。
アンデッドを封印します。


「あんた、俺を囮に使ったのか、黙ってないで何とか言えよウワー。」
ブレイド、またカリスに攻撃されました。
お約束コントになる日も近いです。
黙って武器で突っ込むスタイルのカリスは、多分関西より関東で受けると思います。

「そうだよな、アンタ言ってたよな。全ては自分の敵だって。
じゃあ、俺もアンタを敵と思うことにする!」とブレイド、
敵を作らない努力とかはしません。

「お前達人間が、俺に勝てるかな。」とカリス。
そのセリフに引っ掛かるブレイド。
しかし考える間もなく、カリスからの攻撃が始まります。
カリス、徹夜明けですがブレイドより強そうです。


 一方、虎太郎を連れて所長の居る施設に訪れる広瀬さん。
橘さんが戻る前に所長を連れ出すのだそうで、
生命維持装置とかどうなるか知ったこっちゃありません。

所長の部屋へ辿り着く2人。
横たわる所長に虎太郎が近付こうとした瞬間、所長の体から白い炎が上がります。
珍しい人です。
自分も四半世紀ぐらい前までは寝ながらにして一部水浸しになった事がありますが、
火だるまになる人は初めて見ました。

半狂乱で所長に近付こうとする広瀬さんを止める虎太郎。
でももうちょっと早く来て所長を家に連れて帰ったら、家が丸焼けになったので、
コンクリートで出来ている施設に居るうちに燃えてくれて助かりました。

あと、橘さんも他所で寝ていて助かった感じです。
火事は怖いです。
そしてカリス、今はブレイド相手に優勢ですが、
無断外泊をしているので帰ってからが大変そうです。