第39話


 恐竜やではメガネ女子高生の父親が、ラフレシアにされたメガネ女子高生に水をやっています。
家は引越しの準備中の筈なので、下手に物を置くと紛失の可能性があるのでしょう。

メガネ女子高生の親が悲しんでいる時に、ブラキオが突然伝説の鎧の解説を開始し出します。

 1.伝説の鎧は誰かに倒されない限り脱ぐ事は出来ない
 2.倒した相手が鎧を引き継ぐ
 3.善の心を失う
 4.破壊の限りを尽くす

と言う事らしいです。
かなりエンガチョ的です。

そして記憶の戻ったマホロさんによれば、ブラックはマホロさんを助ける為に
「これから爆発炎上墜落します」みたいなアノマロガリスII世の中でマホロさんを攻撃して
鎧の呪いを自分に向けたのだそうです。

墜落前にマホロさんを攻撃したブラック、その辺の作業を墜落後のタイミングでしなかった理由を考えてみますと、

 ×死亡ルート: 通常アバレブラック・鎧付きマホロさん
 〇生存ルート: 鎧付きアバレブラック・通常マホロさん

と言う計算だったのでしょうか。すると耐久力としては

 通常マホロさん>通常アバレブラック

という図式が成立してしまいかねません。


 鎧に魅入られてしまったブラックに、改めてショックを受けるアバレンジャー。
するとメガネ女子高生の父親が、「うちの娘一人助けられなくて何が正義のヒーローだ」
とアバレンジャーをなじり出します。
特にレッドに向けて「娘を元に戻せ」だの
「お前みたいな若僧に親の気持ちが判ってたまるか」だの
テレビの前の良い子からの突っ込み待ち的発言連発。
芸人の血でしょうか。


 そこに次元の扉反応。
元チビッコ幹部によってパワーアップした怪人が行動開始。
パワーを花火のように打ち上げ、上空から撒布し、野外にいる女性を一斉にラフレシアに変化させます。

そこにアバレンジャー登場。
怪人がアバレンジャーと戦おうとしますが、
何時の間にか白い人が何処かへ行ってしまった為、
元チビッコ幹部がその腹いせにアバレンジャーを攻撃。
かなり強い元チビッコ幹部のお陰でアバレンジャーはピンチです。
でも怪人はちょっと楽で良いです。

怪人は邪魔が入らない為、日本中にパワーを撒布。
しかし隣の国とかは上手く避けています。
難しいご時世なので国際問題の発生は回避したいのでしょう。


 白い人は、伝説の鎧を得ようとブラックの所に向かっていました。
伝説の鎧を着ると善の心を失うそうですが、
白い人の場合はその辺影響が少なくて良さそうです。


 恐竜やではメガネ女子高生の父親が、
モニターでピンチのアバレンジャーを見ながら悪態をついてます。
チビッコが遂にメガネ女子高生の父親に抗議。
それをきっかけに、ティラノやらからレッドがチビッコの父親代わりだと知らされ、
「親である事」でレッドに対し己の優位性を示していたその論拠を根底から否定されます。
メガネ女子高生の父親に残された優位性はピンクのマフラーのみです。


 アバレンジャーを攻撃していた元チビッコ幹部、ワインが飲みたくなったので帰るそうです。
アルコールが切れると手が震えるのでしょうか。
アバレンジャーは車に挟まれて気絶している状態で、助かったのかどうか微妙です。
しかしレッドのブレスを通して、チビッコから「しっかりして」と声が掛けられると、
レッドは目を覚まし、変身してませんが自分たちを挟んでいる車を押しのけて復活します。

「頑張れ凌駕君!お父さんは強いんだぞって所を見せてやりましょう!」
とメガネ女子高生の父親、手のひらを返しつつ、
自分とレッドを「父親」で同じグループ化することにより
のんびりと喫茶店に居ながらにして、自分すらも「父親」以外のグループより強力であると位置付けます。

不快な精神状態のコントロールに長けた人です。

アバレンジャーの復活に感激し涙するメガネ女子高生の父親。
それに対し母親は
「笑里はあんな人達と一緒に頑張っているのですね」ともらい泣き。

メガネ女子高生、こんな両親の許で頑張れるので、アバレンジャーと一緒に頑張るのは
た易い筈です。


 完全に恐竜やに居着いているチビッコ幹部そっくりの少女から、
ブラックの元に行くよう助言を受けたマホロさん。
マホロさんがブラックの近くに来た時には、すでに白い戦士がブラックと戦闘に入っていました。
「どうやら鎧の力を持て余しているみたいだな」
と白い戦士、ブラックに向けて
むしろ自分が気にしている事を言ってみたりしてます。



 元チビッコ幹部は帰ったので、復帰したアバレンジャーは怪人に反撃です。
アバレモードになったりアバレマックスになったりで、サクサク倒しました。
巨大化した怪人はマックスリュウオーで倒します。
アンキロベイルスはアバレンオーの時だけやる気が無いそうですが、
マックスオージャが出てきてからは、アバレンオーそのものもやる気を維持するのが大変そうです。


 巨大化した怪人が倒されたタイミングで、メガネ女子高生を始め、ラフレシアにされた女性達は元に戻ります。
怪人の能力の効果が解除されるタイミングが、
最初にやられた時だったり巨大化戦後だったりとそれぞれ違うのは
何故か気になります。


 白い戦士にやられているブラック。
マホロさんがブラックに声を掛けると、ブラックは凄いビームを出して突然白い戦士より強くなります。
「愛の力とか言うんじゃねえだろうな。歯が浮くぜ」
と捨て台詞を残して去る白い人。
乳児とワニに好かれている人が言うと、別の負け惜しみ感が漂います。

ブラックはマホロさんを目の前にして、落ち着きそうになったのですが
ウワーと逃げ出して、再びバーサク状態。
ブラックは後を追ってきたマホロさんを切りつけ消えてしまいました。
その攻撃で壊れてしまった腕輪は地面に落ちて泥にまみれます。
でも草製の腕輪なので、そろそろ壊れる頃だったと思います。
新しくちゃんと作って工芸展で佳作に入った腕輪も有るので安心です。


 恐竜やにメガネ女子高生を預ける事にした両親。
マホロさんが居ない事に気付くイエローですが、チビッコが
「あのお姉ちゃんが知っているよ」とチビッコ幹部そっくりの少女を指差して言います。

人口密度がどんどん上がっている恐竜やですが、
この少女はあんまり経費がかからなさそうなので、大した負担にはならなさそうです。