第32話


 アノマロガリスII世から出てきた暴走連結生命体バルギゲニアは道路を走ってアバレンオーに向かいます。
アバレンオーはバルギゲニアをキャッチしてブン投げ、原野に飛ばします。

アバレンオーは飛べないのでバルギゲニアを追って原野まで道路を歩くか何かして行ったのだと思います。
段々道幅が狭くなっていったと思いますが、爪先立ちで頑張ったに違い有りません。


 バルギゲニアは隠れていたみたいで、急に現れてアバレンオーに体当たりをします。
当たってちょっと弾かれるアバレンオー。
「いきなりやってくれるな!」とレッド、ちょっと腹立ちモードですが、
バルギゲニアは続いてアバレンオーにビーム攻撃。
体当たりはむしろ攻撃予告ぐらいな感じで、親切だったようです。


 アノマロガリスII世を操って、ブラックが出てくるのを待つ女幹部の前に、チビッコ幹部そっくりの少女が出現、
「本当にいいの?」と聞く少女。
女幹部は何故か苦しみ出します。
少女に剣を振るい退散させた女幹部ですが、鎧は解除されてます。
鎧は「倒されないと脱げない」という話ですが、「倒れる」の定義が曖昧なようで、
女幹部の場合は物理的に倒れた姿勢になっただけでも脱ぐ事が可能なようです。

話がそれますが、仮面ライダー龍騎のTVゲームはコケるとカードの効果が無くなります。
ソードベントでドラグセイバーを持った状態にしても、転ぶと手ぶらに戻っている訳です。
龍騎はともかく王蛇とかもそんな感じで、そこはかとなく笑えるゲームでした。

女幹部もそんなシステムなのかも知れません。


 女幹部のコケると色々無効化システムのお陰で、アノマロガリスII世とバルギゲニアは退散。
アバレンジャーはする事が無くなります。

その辺で観戦してたブラックの前に、チビッコ幹部そっくりの少女が出現、
女幹部がアノマロガリスII世内にいる事を伝達した上で、ブラックに女幹部について何か訴えようとしながら倒れて消えます。

この少女は現れたり消えたり物体の通り抜けとかをするので、実体が無いように思えますが、女幹部の攻撃が効いたようです。
女幹部の攻撃が物理攻撃でない可能性があります。


 女幹部も少女のお陰でだいぶ凹んだようです。
ブラックに対する恨みで自分を再度奮い立たせようとしています。
女幹部は敵基地に潜入した時の事を思い出しています。
後から来るはずのブラックは来ず、敵の首領に捕まる昔の女幹部(マホロ)。
敵の首領はマホロにブラックの現状の映像を見せます。
その映像のブラックはマホロの事は死んだと諦めていて、更に別の女性とイチャイチャしだしています。

こんな映像が作れると言う事は、映像が真実にしろ虚偽にしろ敵の首領には情報が筒抜けであると言う事になり、潜入作戦など成功する筈もありません。
しかも恐ろしい事に敵の首領、敵である部族の個体をいちいちどれが誰だか覚えている訳です。
敵幹部が男女の見分けもイマイチなので油断していましたが、恐ろしい首領です。

あと女幹部、見た所浮気の方を重点的に怒っている様子。


 女幹部の様子がおかしい事に気付く敵基地の面々。
白い人によれば、女幹部は誰かに無理やり見せられた幻覚が切れかかっているのだそうです。
それにしても白い人、いつまで敵基地にいるのでしょうか。
多分ワニが寂しがっています。


 恐竜やに戻っているアバレンジャー一同。
イエローがメガネ女子高生にキズの手当てをしてもらっていますが、レッドとブルーはカレーを食べ始めています。
どうやら傷の手当てが済んだ順に食事に入っているようですが、レッドやブルーの怪我がイエローに比べて重傷とかそんな感じでもないので、
こういう時はレディーファーストが紳士の鉄則です。

アノマロガリスの位置が分かったと、昔の衣装に着替えて出てくるブラック。
そろそろナフタリンくさそうです。
ブラックはアノマロガリスに潜入し、伝説の鎧を永遠に封印するそうです。
封印とかヌルい事を言っているから後々面倒な事になるのですが、
この部族は進歩がありません。

ブラックと一緒に行こうとするアバレンジャーですが、ブラックに連結生命体の方を任されます。


 橋のような所まで来て変身するブラック。
ブラックのバックルからライドラプターが出現、それに乗って行きます。
アバレキラーのバックルもヤツデンワニを捕らえたりしていましたが、アバレンジャーにも同じ事ができる様です。
しかし戦闘に全然役立てないので、一匹しか入らないのかも知れません。


 一方、女幹部はまだ昔の事を思い出しています。
女幹部は敵の首領の子供を産んだようです。
敵幹部2名は女幹部に赤ん坊を見るように勧めたりしますが、女幹部は興味なさそうです。
と言うか、敵幹部2名が産婆さん代わりだったのでしょうか。
敵組織がアットホーム感溢れる理由が垣間見えた気がします。
そしてこの時、女幹部は本格的に敵組織の一員になったようです。

そして初心を思い出した女幹部は再び鎧を身に纏います。


 広い所に出たアバレンジャーはブラキオを呼び出しますが、爆竜達を出動させる前にバルギゲニアがブラキオに体当たり。
更にバルギゲニアは細かく分離して飛んでビームとか出してきてアバレンジャー達を攻撃。
ブラックは爆発の衝撃と熱を凄い捻りジャンプで満遍なく受けてます。
そしてブラックは上空のアノマロガリス目掛けて普通にジャンプして乗り込みます。
ブラック、下手なアバレンオーより飛べるようです。

そして細かいバルギゲニアの攻撃に横倒しになるブラキオ。
アバレンジャーはレッドをアバレマックス化して敵に対抗。
アバレマックスはバルギゲニアに普通にジャンプして向かいますが、
相手にベシッと跳ね返されたりして、このままでは戦えそうに有りません。
しかも今回もイエローとブルーは変身が解けています。
イエローとブルーの活躍の場も段々と狭まって参りました。

バルギゲニアの攻撃を受け、炎に包まれるアバレマックス。
そのとき手にした盾が光り、何か鬼が島みたいなところから見知らぬ爆竜登場。
ティラノによれば伝説の爆竜、スタコラサッサスティラコサウスルだそうです。
この爆竜、いままでアバレマックス用変な空間に居たのでしょうか。
餌とかどうしていたのか気になります。


 一方、アノマロガリスに乗り込んだブラックは女幹部と戦闘。
お互いの攻撃でブラックは変身解除、女幹部もコケて鎧が解除されます。
女幹部の衣装の手首部分も破損、かつてブラックがマホロに送った婚約ブレスレット(見た目が草製)が露出します。

枯れない草です。

それを見たブラック、女幹部がマホロのままである可能性に気付きます。
ブラックはマホロを忘れた事は無いと、ロケットの写真を女幹部に見せます。
ロケットの蓋部分を指で覆っているので、何か別のものが隠れているかも知れません。


 その頃アバレマックスはスティラコサウルスと融合。
スティラコサウルスとは意思の疎通は出来るのですが、喋らないので物足りないです。
スティラコサウルスはファイヤーボールクラッシュでさっさと片を付けます。
あと、スティラコサウルスの後ろに何か荷台みたいなのが付いているので、他の爆竜とか乗せられるかも知れません。
ステゴスライドンが不要になりそうですが。

 そしてバルギゲニア撃破で浮かれる恐竜や待機チームとアバレンジャー。
「そう言えばアスカさんは?」とイエロー。
アッ!て感じの残り2名。
思いっきりブラックの事を忘れていたようです。


 ブラックはマホロとヨリを戻したかに見えましたが、マホロの額の紋様が光り出すと、女幹部モードに戻り鎧を纏ってブラックを攻撃。
その攻撃はアノマロガリスの操作盤にヒットし、それだけの為にアノマロガリスは何故か爆発し出します。

安全とは程遠い乗り物です。

「マホロ、さよならだ」と変身して剣を構えるブラック。
アバレスーツの性能なら、爆発とか結構大丈夫です。
そしてブラックが女幹部に攻撃したところでアノマロガリスは大爆発。

ブラックを乗せたまま爆発するアノマロガリスに衝撃を受けるアバレンジャーで次回に続きます。

しかし此処でブラックや女幹部が死んでたら、チビッコ幹部そっくりの少女はやる事が無くなりそうです。