第16話


 ブルーは先週怪人の攻撃を受けた小学生の病室の前で腰掛けてます。
小学生の御家族からしたらブルーは面識が無い人なので、「ちょっと何アレ」と思われているかも知れません。


 恐竜やで食事をするブルー以外のメンバー。
メガネ女子高生は「恐竜や特製恐竜納豆」をイエローに出します。
いつものカレー用の器に納豆がびっしり入っています。納豆だけで満腹になりそうです。
というか、「恐竜や特製」ってことは、自分で大豆に藁とか入れて発酵させたのでしょか。
メガネ女子高生恐るべしです。


 病室の前で座っているブルーの前にレッドが現れます。
レッドはブルーのカウンセリングに来たようです。
ブルーはレッドに過去を語ります。
子供の頃から英才教育を受けたり、中学の時に彼女と別れさせられたりした事で父親が嫌いになったようです。
1日10時間程度の勉強なら、実際にこなしている子供も多いのでは。
ていうか、小学校には通っていたのでしょうか。
中学の数学が分かるのに、周りと一緒に分数の足し算をしたりとか台形の面積を求めたりとかは時間の無駄です。
あと、中学生相手に手切れ金が多過ぎです。
パパさん無駄金を使いたがらない割には羽振りがいいです。

子供でも出来ていたのでは?


あと、中学生時分から手の甲に血管が浮いているブルーは老化が早いタイプでしょうか。
髪の毛の白い所も、染めたのではなく地毛かも知れません。

父親に金を返したのに鬼の幻覚が現れた事を「何故だ」と理解できないブルー。


 ブルーの話を聞いたレッドはティラノに乗って、ブルーの父親の居るビルに突入。社長室のガラスをコンコンと叩いてます。
ティラノ全高38メートル。社長室は10階とかそのへんの半端な階にあるみたいです。


 そんな折、港に怪人が出現。
新しい能力で津波を起こし、町を沈めるつもりです。
イエローとブラックの2名が怪人の前に駆け付けますが、怪人のパワーアップした力(単なる放水攻撃)の前に苦戦します。
アバレンジャーは二手に分かれて攻撃するといいと思います。

手遅れみたいですけど。


 ブルーのダイノブレスにブラックから呼び出しの通信が入りますが、ブルーは今行っても再び幻覚に惑わされると見込んで出動しません。
そのときレッドがアタッシュケースを持ってブルーの所に駆け寄ります。
レッドはブルーが父親に渡した金を返してもらってきたそうです。
レッドはブルーの父親と面識が無い筈なので、「ちょっと何アレ」と思われたに違いありません。
でもティラノ付きなので逆らえません。

アタッシュケースをブルーに返すレッド。
アタッシュケースが軽そうなのが気になります。
高級和紙で出来ている札がびっしり詰まっていたら、それなりに重くなりますが、どうなのでしょうか。
ちなみに一万円札一枚は1グラムだそうですので、一億円なら10キログラムです。


 イエローとブラックは怪人のキライビームを再び受けてしまいます。
キライビームは花占いの結果がスキになりそうな場合は、裏技2枚同時千切りで発動するみたいです。
占う必要が今一つ分からない恐ろしい攻撃です。
あと一つ言える事は、怪人はスキビームを用意していないみたいです。

ブラックはいつもの地下道での女幹部の幻覚を、イエローはダンススタジオでのダンスの先生(オカマさん風)の幻覚を見ます。


 一方レッドによるブルーのカウンセリングは続きます。
レッドによれば、ブルーの幻覚の鬼は父親ではないそうです。
ブルーが金で父親と縁を切ろうとした行為は、父親が彼女にした事と同じであると指摘。
ブルーはレッドに指摘されて初めて気付いたみたいです。

幻覚の正体に気付いたブルーは、戦闘の現場に向かいます。
(勿論アタッシュケースは手放しません。)


 ブラックは女幹部の幻覚を打ち破ったようです。
もしかしたら敵チビッコ幹部によく似た少女の力のお陰かもしれませんが、それだと気の毒なので黙っています。
イエローも自力で納豆とダンスの振り付けを克服した為、幻覚から解放されます。

そこにレッドとブルー登場。
ブルー手ぶらです。
アタッシュケースはコインロッカーにでも入れたのでしょうか。
変身して怪人に攻撃するレッドとブルー。
レッドは相変わらずキライビームが無効です。
一方ブルーは
「お前の幻覚、破ってみせる」
と、わざわざキライビームに当たりに行きます。

ブルーは幻覚の中で、鬼の正体が自分自身である事を認識し、幻覚を破ります。
父親と和解しようとか全く考えないのがいっそ清清しいです。


そして怪人を必殺ダイノボンバーで倒すレッド・ブルー・イエロー。
ブラックは多分横で見ているだけです。
怪人を倒し「よっしゃ〜」みたいな所で、横からフレームに入るブラック。

ブラック、時々可哀相な気がします。
来週あたり改善されそうですけど。


 怪人が倒された事で、襲われた人々の青い斑点も消滅。
小学生も回復し、お母さんが(お役に立っていなかった)お医者さんにお礼を言っている間に、爆竜カプセルをアバレンジャーの元に持っていきます。


 しかし、いつも通り怪人は巨大化します。
アバレンジャーはアバレンオーで立ち向かいますが、敵の放水攻撃でアバレンオーから放り出されてしまいます。
怪人は再び津波を起こそうとします。
しかし、海での戦いはアバレンオーに不利なのだそうです。
アバレンオー、飛べないわ、水ダメだわ、どうしようもありません。

そんなとき、小学生が爆竜カプセルを持って来ました。
中から爆竜ステゴスライドンが現れます。
カプセルから出たステゴスライドンはみるみる巨大化。
今の所、公式サイトに大きさのデータが載っていないのですが、重さはどの位なのでしょうか。
小学生が片手で持てる重さである事は間違いありません。(質量保存の法則)

ブラックがこの爆竜を探知できなかった理由は、爆竜カプセルの中にヒダマが無かったからだそうです。
ステゴスライドンは栄養源無しだったみたいです。
そんなので巨大化して大丈夫なのでしょうか。


 何だか平べったく変形したステゴスライドンの上にアバレンオーが乗る形で爆竜コンバイン。
アバレンオースライドンになります。
アバレンオースライドンは海の上に浮くようです。
ステゴスライドンが小学生が片手で持てる重さであるにも拘らず、体積が巨大メカとして十分にある為、浮力は抜群です。
アバレンオースライドンはサーフィンの要領で怪人に近付き、ステゴアタックで倒しました。
結局ドリルで殺っている気がしないでもないですが。


 恐竜やでお茶を飲みながら、ダベっているアバレンジャー。
いつもメガネ女子高生に給仕をさせているような気がします。
爆竜カプセルを拾った小学生は普通の子よりダイノガッツが強いので、未来のアバレンジャーかもしれないそうです。
アバレンジャーは予備軍だけで1チームできそうです。

そういえば未来のゴーグルファイブであるコンピューターボーイズアンドガールズが活躍したと言う話を聞きませんが、奴等そろそろ30過ぎていそうです。
未来のナントカは忘れられる事があるみたいですので、気を付けたいものです。

レッドがキライビーム無効だったのは、やはり嫌いな物が無かったからだそうです。
チビッコの分析ですが。
他人のカウンセリングが出来るレッドの気付かなかった点をあっさり指摘するチビッコ、あなどれません。